鶏の抗体研究によって根本的にアレルギーを抑える道が開かれるかも 33
ストーリー by nabeshin
進化の記録をたどる旅 部門より
進化の記録をたどる旅 部門より
鶏の抗体を調べることで、アレルギーを抑えられる方法が見つかるかもしれない。King's College Londonの研究チームは、鶏の持つ抗体IgYが、人が持つ抗体IgEと似た構造を持ちながら、白血球とはあまり反応しないものだったと発表した(論文、ScienceDailyの記事、Biotechnology and Biological Sciences Research Councilのリリース)。
解説によると、人の抗体IgEとIgGは、カモノハシに遺伝子があったことから1億6000万年前には哺乳類にあったものと考えられているが、鶏にはこの2つの抗体がなく、IgYがその役割を担っている。人のIgEは白血球に強く結合し、免疫系の過剰反応を引き起こすアレルギーの要因とされているが、今回IgYの結合は強くないことがわかったので、次のステップとして、IgYとIgEをさらに詳細に調べていくことで、IgEと白血球が結びつかない方法を開発していくとしている。これができれば、それを原因とされる喘息などのアレルギーを根本的に抑えられるかもしれない。
適切な抗原抗体反応が行われるように制御できればいいのだろうが、20年ほど付き合ってきたアトピーがタバコを吸いだしてからほぼ治ってしまった私としては(ゆえにこの定常状態は変えられない)、ちゃんとした方法が出てくることに期待したいところ。
解説? (スコア:3, 参考になる)
この構造があることで、IgEはIgGよりも強く白血球と結合することができるのですが、この構造は件のIgYにも存在する。ところがIgYの白血球への結合の強さはIgEよりも低く、IgGと同じようなものだった。
もしIgEと同じようにIgYが白血球と結合するならば、この構造の有り無しで結合の強さが変わるはずである、という仮定の下、この構造を削ったIgYとふつうのIgYの白血球への結合の強さを比較したところ、相違は無かった。
つまり、IgEとIgYは構造上よく似ているが、IgEの結合の強さの元となっている構造は、IgYでは機能していない、ということになる。
よって、IgYの構造を解析して利用できるようになれば、IgEの白血球への結合を弱くすることができるかもしれない。
こんな感じのことが書いてる気がします。
実験結果はシンプルでわかりやすいんですが、この結果から、アレルギーを抑える道が開かれるかも、っていうのは大口叩きすぎじゃないの? という感想。
解析してどう利用するのよ? IgEを阻害する手法なら、抗IgE抗体とかFceレセプターのアンタゴニストとかの方がいいんじゃないのかな。
私の近視眼的な感想を覆してほしいです。
Re:解説? (スコア:3, おもしろおかしい)
うまくいけばノーベル賞. うまくいかなければIgノーベル賞ってとこですか.
アレルギーが治った (スコア:2, 興味深い)
国道6号に近く排気ガスと、ねぎ畑、
梨がいっぱいあった土地でした。
5歳の頃、海に近い土地に引っ越したところ
小児喘息がピタッと治りました。
海風が効いたのか、国道から離れたからなのか
単に年齢の問題だったのか、わかりませんでした。
それ以降30年来、都内に通ったり、住んだりしていますが、
アレルギー的なものは出ていません。
排気ガスで鼻毛はとてもよく伸びますがw。
環境要因も多分にあるでしょうから、抗体との因果関係なども
解明してもらいたいですね。
#個人的にはねぎ喘息を信じている
私の対処法 (スコア:1)
長野県という花粉吹きまくりの木々が沢山ある土地柄の住人です。
私も小学生くらいのときはアレルギー性の鼻炎で常時鼻が詰まって時々医者に通いました。あと目がかゆかったり。ただ、中学生の頃には症状がでなくなって、今では特に問題ありません。多分抵抗力がついたんでしょうね。
4年ほど前にちょっと症状が出はじめたかな?と思ったんですが、たまたまその時新聞に載っていた鼻うがいをやるようにしてます。朝顔を洗う時と業務中、鼻がむずがゆくなったり詰まった時、あとは何か成果物が出た時とか、不具合があるんだけど、色々調べて原因が判らない時。(笑)いい気分転換になっていると思います。
vyama 「バグ取れワンワン」
誰もまだ言っていないな。 (スコア:1)
Your 金銭的 potential. Our passion - Micro$oft
Tsukitomo(月友)
う~ん (スコア:0)
ホメオパシー [wikipedia.org]の一種ですか?
// 「正直アトピー患者やら喘息患者が煙草を吸う」って意識を持てるところが信じられん。
Re:う~ん (スコア:1)
私も実家に帰って禁煙状態になるととたんにアトピーが酷くなりましたが(2日前のこと)、この場合はタバコ関係なくて実家の犬に触れるからですね、たぶん。
題名に「かも」って付いてますが、新聞の下段広告よりは信憑性あるのかな。私は一生付き合っていく病気だと思ってコントロールしてるけど、治るなら嬉しいなあ。
タバコと思ったのは (スコア:1)
Re: (スコア:0)
ので、アトピーの人の辛さが分かるから、一応わたしのとった方法というのを書いてみますね。
(ただ、かなーりトンデモに見えるので、実践する時は慎重にしてみてください。)
・皮膚を掻き破ってしまうのは、皮膚が弱いせいだと考えた。
・冬場、皮膚炎がおさまっている時期をみはからって、ごわごわしたアカスリなどで、いつも掻き破ってしまう箇所をこすっていてた。
・ある本で、亀の子たわしがいい、と書いてあったのを見て、亀の子たわしを使用するようになった
Re:う~ん (スコア:1)
理性で簡単に制御できるなら、だれも禁煙に苦労しませんて。タバコへの依存が形成されてしまえば、アトピー患者・喘息患者とて同じこと。
Re: (スコア:0)
それとも喫煙を始める前から煙草に依存しているケースが有り得るんでしょうか?
Re: (スコア:0)
これは受動喫煙によってすでに軽い依存状態であるからだそうです。
Re: (スコア:0)
そうなんですか。
喫煙可能な場所が狭められつつある昨今、その子らがどこでそんなに受動喫煙を経験しているのかちょっと知りたい気もしますね。
Re:う~ん (スコア:1)
親が家で吸ってればそんなの余裕でしょう。
親が吸ってれば子も吸うことが多いだろうし。
Re: (スコア:0)
核家族化した今より爺も同居してた昔のほうがむしろ機会が多かったはずだし。
Re: (スコア:0)
を考えると、「最近の傾向」と言ってもいいかも。
Re: (スコア:0)
両親が喫煙者であるために喫煙習慣に歯止めが掛からない家庭が出てきているのだと思われます。
片方が非喫煙者であれば、ブレーキがかかって多少なりとも分煙が行われる可能性が高いですが、
そうでなければ生活空間全てが喫煙場所と化すのは想像に難くありません。
そうなると例えば片方が喫煙者の家庭が10減るよりも、両方が喫煙者である家庭が1増える方が悪影響が大きそうです。
Re:う~ん (スコア:1, すばらしい洞察)
マジレスするとそういう時期とタバコを吸い出した時期が偶然、重なっただけですよね(´・ω・`)
# タレコミの人は禁煙すると必ず発症・悪化するんですかね?
Re: (スコア:0)
たとえば、[電車通勤するようになってから]、[自動車を運転するようになってから]
、[アルコールを嗜む~]等の交絡因子が沢山あります。
そこに目を付けたのが、アトピービジネスで、成人すれば殆どが治るんだから
害の無さそうな適当な薬なり、治療法なりを高価な値段で我が子可愛いお母さんに売りつける訳ですね。
真にタバコがアトピーに利くかを検討するためには、タバコを吸わないアトピー患者を1000人ほど集めてきて、ランダムに割り振った後に、タバコを吸う群、吸わない群に分け、統計学的な検討が必要です。
以上のような比較試験もなしに語るのは、胡散臭いTVでやってるオーラや
5人がダイエット食品を食べたら痩せた(その5人は影で運動も併用してるかも知れないのに!)といった、エセ科学となんら替わりありません。
ジョークにしても質が悪いと言えますね。
#成人しても治らないアトピー性皮膚炎の方はいてとても大変
Re:う~ん (スコア:1)
別の物に気を取られて元の反応を忘れてしまうという状態は非常に様々な状況で存在します。
ホメオバシーとは同種の症状を起こす物を使いますが、
同じリソースを使う物を別のリソースに振れば…という事も、ありうると考えられるでしょう。
#炎上の誘導スレか?(^^;
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
アレルギーのメカニズムを鑑みると (スコア:0)
なので、あながち誤った方法ではないと思われ。
Re:アレルギーのメカニズムを鑑みると (スコア:1, 興味深い)
そんなに多いわけではないってのもありますが)上に、反論も多い(Lancet
367 (2006) 1598、Am J Resp Crit Care 174 (2006) 514とか。後者は
ごく一部の種類の寄生虫は喘息のリスク低下をもたらすものの、他の種では
大幅な増加や微増などもあり、全体では寄生虫は喘息のリスクの微増を引き
起こすとしています)ので、確定事項のように言うのはまずいんじゃないかと。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:アレルギーのメカニズムを鑑みると (スコア:1)
#風俗や2D、2.5Dでもいいか
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re: (スコア:0)
ついでに本人も撲滅されますが。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
投稿子のアトピーの一事例の話をしてるだけなのに「喘息患者」まで話を広げてるのが意図的な悪意に見える。
#そりゃ喘息患者ならタバコを吸うという意識を持つのは信じられんが、喘息とアトピーを同列に信じられんと言ってることが信じられんw
Re: (スコア:0)
#もっとも、わざわざ喘息の話出したのは意図的な誤誘導とは俺も思う。
Re: (スコア:0)
気管支喘息ならともかく、アトピーならそこまで不思議でもないのではないかと。呼吸困難に苦しむ病気ではないですし。
かく言う自分はアレルギー性気管支喘息持ちなので、たばこはこの世から消えてなくなって欲しいと願っていますが。
アレルギー反応とは免疫機構の暴発であるととらえるならば、アレルギー反応による苦痛よりは
害の小さい (と本人には思えるような) 外敵を別途用意して免疫機構に仕事を与えてやることで
症状が改善することもなくはないのかもしれませんね。
ホメオパシーと呼ばれるもので状況が改善したケースというのも、案外そういうものだったりして
実際には同毒ではなく異毒で構わないのかもしれないなあと想像してみたり。
Re: (スコア:0)
(だからといってまた吸おうとは思いませんが)
因果関係はわかりませんが、鈍感だった体が正常に戻って
過敏になったのかなぁ?とか適当に考えてます。
1年の4分の3が花粉症で薬漬けなので、この研究は期待大です。
Re: (スコア:0)
ニコチンパッチ [nicotinell.jp]てのもあるよ。
人為淘汰 (スコア:0)
# 昔アレルギーがそれほど問題にならなかったのは単に死んでいたということだと思う
この研究が仮に成果を上げても、そのうち「逆耐性人間」が出現するんじゃないでしょうか。