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恐竜の絶滅の原因は海面水位の変化が原因? 44

ストーリー by hylom
教えてエライ人 部門より

insiderman 曰く、

「恐竜を含む、地球上の生物の大量絶滅の原因は海面水位の変化が原因ではないか」という研究結果が、6月15日付でNature誌のオンライン版に掲載されています(論文要旨National Science Foundationの記事AFPBBニュースの日本語記事)。

恐竜の絶滅の原因としては巨大隕石の落下説など、さまざまな説が唱えられていますが、この論文では潮の満ち引きや海底への堆積物が地上の生物に影響を与えるとし、この変化によってゆっくりと生物が絶滅していったのではないか、と述べています。

過去5億年の絶滅の発生率を調べたところ、大量絶滅の発生と堆積岩から得られた海水位の変化は大半が一致していたと、論文著者のShanan Peters氏は述べています。

個人的には、「潮の干満」と「たい積物」がなぜ、どのように地上の生物に影響を与えるのかが非常に気になるのですが、どうなっているのでしょうか?

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • また誤読? (スコア:5, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年07月03日 20時34分 (#1376024)
    論文のabstractを読んだ限りでは
    1. 大量絶滅と海面水位の間に相関があることが知られている(必ずしも「因果関係」ではない)
    2. 最近の研究成果は大陸棚の変化が海洋動物の進化に影響したことを示唆する
    3. 私は海水環境の変化(carbonate)および化石として発見される種の変化を海底堆積物を用いて調べた(上層に積もっているものほど新しく、下層ほど古いので時間的変化を追える)
    4. その結果、大陸棚の生物相の変化が、海洋生物相における絶滅や選択の原因となったと考えて矛盾しない
    と書いてあるように見えます。
    少なくともabstractには「海面水位の変化が恐竜絶滅の原因」なんて書いてませんが。
  • モササウルス (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2008年07月03日 19時51分 (#1375995)
    リンク先には恐竜については、
    ・大陸移動や気候変化によって、海進や海退が起きる。
    ・恐竜の時代には、北アメリカの多くの土地が浅い海となり、そこにサメやモササウルスが蔓延っていた。
    ・海退により浅い海がなくなった。
    ・そこに住んでいたモササウルスなどは死に絶えた。
    としか書いてないのですが。
    #AFPBBについては知らん。
    • by Anonymous Coward
        ,,,,,,,,,,,,,,,∧,,∧   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      ~′,,,,,,,,,,ミ,,゚Д゚彡<  こんな感じの恐竜なんだな……ゴルァ!!
       UU"""" U U    \_________
  • by onmyoji (18360) on 2008年07月03日 22時59分 (#1376113) 日記
    仮にこの説が正しいとして、その海面水位の変化をもたらした原因は何なんでしょうねぇ。

    と言うか、大量絶滅と海退現象がセットで起こっていることは20年以上前から分かっている事ですし、
    海退によって干上がる大陸棚に海洋生物が集中していることも自明ですし、問題はその海退が
    どういうメカニズムで発生するのか、だと思うのですがねぇ。
    • 大陸移動とか聞いたな。
      海水が大気中の炭酸ガスを溶かし、海水中の炭酸ガスはカルシウム塩などになって沈殿し、沈殿物を含む海底はプレート運動でマントル中に飲み込まれ、マントル中の炭酸塩は火山活動で再び大気中に炭酸ガスとして放出される。
      という炭酸ガスのサイクルが存在してるが、大陸移動の際の造山運動(火山活動も起こす)や大陸の配置による風雨活動や風化侵食(海水への炭酸ガスや塩類の溶解)の変化から温室効果の大小による気象変化を起こすとか。
      ついでに言うと、地球の気候は大きく見れば温暖期(炭酸ガスの多い時期)と寒冷期(氷河期および間氷期)の2つの状態をスイッチしてて、今は寒冷期(の間氷期)だそうな。
      間氷期はすぐ(千年単位だが)終わるから、また氷河期に戻るぞー。
      --
      the.ACount
      親コメント
    • 当然、恐竜が排出する二酸化炭素なんでしょう。 こまめに電気を消していれば絶滅しなくて済んだかもしれません。 あと、古くなった車は動かなくなる前に乗り換えるとか。
      --
      -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
      親コメント
  • あたった (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年07月03日 19時18分 (#1375971)
    引き潮で現れた海底だった場所で、地上の生物の食性に影響が出たのではないでしょうか。
    言い方を換えると「いらんモン口にして食あたりを起こした」とか……。
  • by NOBAX (21937) on 2008年07月03日 19時52分 (#1375996)
    目撃者はいないし、理屈は何とでも付けられます。
    それが仮説のいいところです。
    • by Anonymous Coward
      京都の老婦人なら憶えているかも知れん…。

      #あのあたりで「先の戦」は応仁の乱のことらしい
  • by Lurch (10536) on 2008年07月03日 19時53分 (#1375997)
    核の冬状態で寒くなって、氷河が増えて海水面が下がるのでは?
    --

    ------------
    惑星ケイロンまであと何マイル?
    • by Anonymous Coward
      寒くなると海水面は下がるんですか?
      素人考えでは水蒸気状態で漂っている水が減って海面が上がりそうなもんだが・・
      • Re:隕石でも (スコア:2, 参考になる)

        by albireo (7374) on 2008年07月03日 23時43分 (#1376140) 日記
        海よりも空の方がずっと広いですが、水蒸気がそれなりにあるのは対流圏の1万mあたりまで。そこより上はほぼ無視できます。容積としては海の数十倍ってところですかね。
        そして水蒸気は液体の水の約1700倍もの体積を持つので、もともと地球にあるH20のうち水蒸気として存在できる割合はごく一部です。
        だからその一部が寒冷化によって液体になっても影響はそれほど大きくない。

        一方で寒くなって氷が増えると長い時間陸地にとどまるため、その分だけ海の水の量は少なくなり海水面が下降します。
        --
        うじゃうじゃ
        親コメント
      • by tiamo (31312) on 2008年07月04日 0時46分 (#1376174)
        水は気体と液体だけじゃ無いんだよ。
        陸上の氷が増えると、海面が下がるんだ。
        だから、みんな南極の氷を気にするんだよ。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        陸上に降った分が海に流れ込まなくなるってことなんじゃないの?
        あとは、海で凍って海面上に突き出た分とか。
        • by Anonymous Coward
          海上に突き出ている分は凍ると増える分に等しいです。
          ですから北極のように浮いているのなら解けても海面の高さは変わりません。
          コップの氷が解けても水位が上がらないのと同じ理屈ですね。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月03日 19時30分 (#1375981)
    どんな強引な結論であろうが、と考えられるとまとめるものだ。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月03日 20時18分 (#1376012)

    個人的には、「潮の干満」と「たい積物」がなぜ、どのように地上の生物に影響を与えるのかが非常に気になるのですが、どうなっているのでしょうか?

    気にしてもはじまらない。
    どうせ「恐竜絶滅」を無理矢理「地球温暖化」にこじつけるためだから。
    • このまま行くと、太陽活動の活発化も地球温暖化が原因だってことになりかねない。
      --
      =-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
      親コメント
      • ここ10年ぐらいは太陽活動が低調だったのに気温が上がってたわけだから,
        さすがにそんなことを主張する人はいないでしょう.
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          米陸軍はそう言ってるし私もそう思うぞ<温暖化の原因は太陽だ
          • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2008年07月04日 1時22分 (#1376191) 日記
            >温暖化の原因は太陽

            太陽活動と温暖化との関連は1990年代頃の議論でよく持ち出されていたのですが,
            20世紀後半,特に1990年以降から急速に相関が悪くなり,太陽活動が横ばいである
            にもかかわらず気温が上昇していることから,二酸化炭素による温暖化説に反対する
            研究者でも現在ではこの説を推す人はかなり少なくなっています.
            とりあえず手元にいい図がなかったんで恐縮ですがSIDCおよびCRUから太陽黒点数
            (一般には太陽活動に比例するといわれる)と気温データの推移を引っ張ってきて
            ご覧ください.(実際にはこれを太陽活動周期分の移動平均で見やすくしたものが
            かつての反二酸化炭素原因説による太陽活動原因説の資料として用いられました)

            http://sidc.oma.be/ [sidc.oma.be]
            http://www.cru.uea.ac.uk/ [uea.ac.uk]

            90年代初頭までは比較的相関が良い(特に前述の移動平均をかけた場合)のですが,
            それ以降急速に相関が悪化します.これは以前に比べ温暖化の進行により太陽活動の
            高低が気温に及ぼす直接的効果の比重が少なくなっているからだろう,とみられています.

            また,他のデータとして太陽活動周期の周期長(こちらも太陽活動の高低と相関があると
            言われており,周期が短いほど太陽活動は活発だという経験則)との相関もかつては
            挙げられていましたが,こちらもここ2-3周期では実際には活動周期が若干長めになって
            おり,20世紀中盤以前に比べると大幅に相関が悪くなっていると言われます.

            注:ただし,活動周期長に関しては(当たり前ですが,10-11年程度の長さの周期の長短を
            議論するため)本来ならば非常に長期的なタイムスケールでなければなかなか議論できない
            ものであり(たとえば数百年単位など),そもそも短期的なデータの解釈に使うこと自体に
            問題があります.この太陽活動周期長と地上の温度変化の相関を主張した論文
            S. Baliunas, W. Soon, Astronom. J., 450 (1995) 896
            も,かなりデータ処理の仕方に問題があることが指摘されており,さらにこの論文で扱って
            いるデータ以後の2回の太陽活動周期では同様に抽出される太陽活動周期の周期長が伸びて
            いるように見える(ただし前述の通り,そもそも1-2回の周期に対し分析すること自体,
            注意を要することには気をつける必要があります)にもかかわらず気温の上昇はさらに加速
            するなど,やはり最近の気候との間ではあまり相関は見られなくなっています.

            確かに現在でも二酸化炭素原因の温暖化に疑問を投げかける研究者はある程度いるのですが,
            彼らの中でも既に太陽活動原因説は過去の仮説であり,現在では他の要因を挙げているようです.
            親コメント
            • 君達、私の「が」はそういう用法ではなく現代的な用法で素直に読んでくれたまえ…
              --
              =-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
              親コメント
            • by nim (10479) on 2008年07月04日 19時04分 (#1376691)
              >>温暖化の原因は太陽

              もしも太陽がなかったら地球はたちまち凍り付くわけですから、
              明らかに温暖化の原因は太陽ですね。

              # そして、君はシベリア送りだろう!
              親コメント
            • by Anonymous Coward
              ちょうど日経サイエンス8月号に「人為的温暖化説への異論」という解説記事が載っています。
              太陽活動活発化→太陽風強まる→地球周辺の荷電粒子増→宇宙放射線の地球到達減→雲の発生減→温暖化
              こういうロジックのようです。二酸化炭素による温暖化を否定しているのではなく、二酸化炭素による
              温暖化効果を二酸化炭素原因派科学者は倍くらい過大に評価していると主張しているようです。
              記事中で、現在は太陽活動は停滞方向なので二酸化炭素原因派科学者の温度予測より実測値がここ数年下ブレしている
              という指摘があったので裏が取れないかな、と思いつつまだ手が出ておりません。
          • by Anonymous Coward
            温室効果だって、元をたどれば太陽からのエネルギーってことですよね!

            #いや、黒点運動のことだって言いたいのはわかってるけど。
    • by Anonymous Coward
      地球温暖化クラブは予算がいっぱいもらえますからね。
      • Re:考えるだけ無駄 (スコア:1, おもしろおかしい)

        by Anonymous Coward on 2008年07月04日 0時00分 (#1376148)
        地球温暖化クラブに予算を割り当ててはいけないぞ!

        割り当てるなら、ぜひ温暖化防止クラブに!
        親コメント
        • いや しかし (スコア:2, おもしろおかしい)

          by yasuchiyo (11756) on 2008年07月04日 8時39分 (#1376284) 日記
          まかり間違って防止できちゃったりしたら、
          予算をよこせって言う理由がなくなっちゃうじゃないですか。
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            その時は「地球寒冷化防止クラブ」を組織すればいいだけの話。
            あるいは「地球気温安定化クラブ」とか。
            • by Anonymous Coward
              法と混沌のバランスを取らないと世界が終わってしまうのですね
    • by Anonymous Coward
      そういうあなたこそ、この話題を「無理矢理」地球温暖化にこじつけてますよね。
  • by Anonymous Coward on 2008年07月03日 21時53分 (#1376066)
    恐竜の族としての寿命だったのです。神様の私が言っているのですから間違いありません
  • by Anonymous Coward on 2008年07月03日 22時57分 (#1376112)
    生命の発生、進化、絶滅…
    なんかいつだって言われてる要因が一緒な気がする

    #雷で絶滅した種族はいないのかな?
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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