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宇宙

初の地球サイズの太陽系外惑星発見か? 24

ストーリー by hylom
あとは水と空気と適切な太陽からの距離と……、 部門より

capra 曰く、

去年の夏発見された太陽系外惑星MOA-2007-BLG-192Lbが、当初考えられていたよりも地球に非常に近いサイズであると考えられることが最近の研究で明らかになった(NewScientist本家記事)。

発見当時この惑星の質量は地球の3.3倍とされていた。しかし最近の研究でこの惑星の親星が考えられていたより重いことが分かり、これを元にするとこの惑星の質量は地球の1.4倍であると計算されるとのこと。今後数ヶ月に渡り観測を続け、この仮説を検証していくという。実証されれば、この惑星は今まで発見された中で火星に次いで地球に近いサイズの惑星となる。

この惑星は地球から3000光年ほど離れた、小型の赤色矮星のまわりを回っている。軌道距離は0.62 AUで、これは太陽と金星との間の距離に相当する。親星の赤色矮星は小型かつ輝きも非常に鈍く、惑星の大気は低温であると予想されている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 惑星の居住可能性 [wikipedia.org]によれば、いくら地球サイズの惑星が見つかったといっても、赤色矮星は太陽よりも小さいし、赤色矮星の軌道を回る惑星が地球のような表面温度を得るには、太陽系でいえば水星の軌道上にないといけない。そうなると自転と公転が同期して、常に惑星の一方が赤色矮星に面する可能性がある。しかも赤色矮星は黒点に覆われたり数分にわたって巨大フレアが生じるなど、エネルギーの供給は非常に不安定。太陽系と同じような生命発生の条件は期待できない。

    ・・・にもかかわらず、「地球サイズ」の惑星発見にこだわる理由は何でしょうか?「地球サイズ」と表記することで、生命維持に必要な水や大気が備わっているとイメージしやすいからですか?

    --
    モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
    • 地球サイズの惑星を発見し質量を測定することは、それ自体が技術的に困難なことです。そのため、地球サイズの惑星を比較研究するために十分な観測例は集まっていません。今は観測例が一つ増えるだけで、ものすごくうれしい状況です。

      もちろん、技術的困難を克服したこと自体がすごいというのもあります。

      親コメント
    • 最終目的は、地球と同じサイズと環境の星を探すことでしょう。
      でも、いきなり、そんなのを探すのは難しいし、実際にあるのかどうかすら不明です。

      ですから、1つづつ条件をクリアしていく必要がある。
      太陽と同じタイプの恒星は存在するのか。
      恒星に惑星は存在するのか。
      地球サイズの惑星は存在するのか。
      地球と同じ環境の惑星は存在するのか。
      という感じに。

      今回の発見で、地球サイズの惑星が、太陽系以外にも存在する可能性が高まったのです。
      いままでは、地球のようなサイズの惑星が存在する可能性すら不明だったのですよ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        最終目的は、地球と同じサイズと環境の星を探すことでしょう。

        見つけてお終いですか? 移住とかしてみましょうよ。 住処としてなら、同サイズなんて小さいことは言わず、より広い星は大歓迎です。
        地球の地価を下げてやってください。

    • by Anonymous Coward on 2009年01月22日 13時50分 (#1496581)

      > 「地球サイズ」の惑星発見にこだわる理由は何でしょうか?

      アレだよ、東京ドーム何個分とか琵琶湖何個分とかと同じだよ。東京ドームと琵琶湖の大きさは知らないけどさ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年01月22日 13時59分 (#1496589)

      多くの赤色矮星でない恒星は主星が重すぎるため地球サイズの惑星重量で発生する軌道のブレを観測するのは困難だから、赤色矮星を観測してるって話。

      赤色矮星の持つ惑星構成と、通常一般的な恒星が持つ惑星恒星が大きく変わらないという仮定が成立するので有ればこれは正しいこと。
      この惑星構成に関する仮定に誤りがないか確認するには、一般的なサイズの主星をもつ恒星系の惑星構成と、赤色矮星のもつ惑星構成の比較可能なデータが必要で、前者は一番最初の理由で相当の近隣星系の観測でみんなが努力してるし、後者はこういう成果をだしてきたってわけ。

      あなたが現在の観測精度の数万倍の精度を持つ機械をポンと寄付すれば、赤色矮星をみるなんてまどろっこしい事はしないでも済むかもしれないね。

      親コメント
    • そりゃあ地球に似ているほど相手がこっちに攻めてくる確率が高くなるからでしょう。

      --
      -------- tear straight across --------
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      木星サイズの地球型惑星とか、もっと大きいほうが夢があるよねぇ。
      逆に小惑星サイズで地球型とかってのも、星の王子様っぽくていいし。さすがにこっちは無理だろうが。
    • by Anonymous Coward

      地球によく似た惑星に探査船を飛ばす

      なんとそこは猿に支配され惑星だった!

      実は(ry

      • by Anonymous Coward

        >実は(ry

        そこは惑星ベジータだった!

        • by Anonymous Coward
          巨大隕石の衝突で消滅したと聞いていたが…
    • by Anonymous Coward
      素人なので完全に憶測なんですが……。
      重力が地球環境に近い、とかないですかね?
      もしも地質が同じような物なら、大きさと重力が比例するかな、と。
      重力が同じくらいなら、だいぶ住みやすいでしょう。

      まぁどう頑張ったって3000年かかる遠方の星に住めるかどうか議論しても、狸の皮算用より空しいかも知れませんが……。
  • by GrayMecha (30326) on 2009年01月22日 13時55分 (#1496585)

    > この惑星は今まで発見された中で火星に次いで地球に近いサイズの惑星となる

    一番地球に近いサイズなのは金星だと思うのですが・・・
    「火星の次」って言ってるだけなので、火星より地球に近いサイズの惑星については
    言及してないだけなのでしょうけれど。

  • by Anonymous Coward on 2009年01月22日 14時58分 (#1496629)
    >去年の夏発見された太陽系外惑星MOA-2007-BLG-192Lb

    MOA-2007なのに、昨年?
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日々是ハック也 -- あるハードコアバイナリアン

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