科学と技術の間に「・」を、首相に法改正を勧告 75
ストーリー by hylom
人文・社会科学にも金寄こせ 部門より
人文・社会科学にも金寄こせ 部門より
papa-pahoo 曰く、
日本学術会議は、科学技術基本法を改正して「科学技術」を「科学・技術」と表記するように求める勧告を菅直人首相にした。勧告は「要望」「提言」「声明」など同会議が行う意思表示のなかでもっとも重いものだそうだ(朝日新聞の記事、日本学術会議の勧告[PDF])。
勧告によると、「科学技術」は「科学に基礎付けられた技術」の意味で使われがちで、技術重視になると指摘。短期的に結果を求める成果主義に偏り、将来につながる科学の基礎研究が軽視されることを懸念している。また、科学技術基本法には「人文科学のみに係るものを除く」との規定があるが、人文・社会科学も含め学問全体を施策の対象にするべきだとして削除を求めている。
科学×技術にしよう (スコア:5, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
どうせなら 科学×学習 で。
Re:科学×技術にしよう (スコア:3, おもしろおかしい)
科学が己れの付録で学習攻めまくる図柄を想像してしまったことを、妻には話せません。
Re: (スコア:0)
技術×科学の誘い攻めのほうがいいヨ!
Re: (スコア:0)
男性向けは、科学☆技術ですかね。
かが☆ぎじ、位にしないとだめか?
Re:科学×技術にしよう (スコア:1)
とある科学の....
どっちが黒子で、どっちが美坂なのだろう?
Re:科学×技術にしよう (スコア:1)
それは「科学×魔術」でしょ。
Re: (スコア:0)
そうですねぇ。
つのだ☆ひろ [wikipedia.org]さんは男性ですもんねぇ(違)。
Re: (スコア:0)
科学と技術 (スコア:0)
ボディビル!
# 魔が差した
このストーリを見て最初に思い出したこと (スコア:3, おもしろおかしい)
方広寺鐘銘事件 [wikipedia.org]
// 言霊信仰的な考え方を、この国の中枢から排除することが
// 先決かもしれません
Re:このストーリを見て最初に思い出したこと (スコア:5, すばらしい洞察)
どんなにあいまいな感情や、概念、あるいはモノでも、言葉にした瞬間に一定の意味を持ってしまいますし、解釈のされ方にも幅がでてくる。本人の意思とは無関係に言葉が独り歩きして、勝手に意味が膨らんだり、意味づけされなおしたりしているさまは、まるで言葉自体になんらかの力が宿っているようで、言霊とはよく言ったものだと思うことがあります。だから別に言霊信仰を持ち出す必要は無いのですが、言葉に慎重になるべきという考えには賛成です。むしろ政治家には言葉に気をつけてほしいです(「女は子供を産む機械」発言問題なんてのもありましたね)。だから「・」をつけるというと些細なことかもしれませんが、私は意思の表明としては重要なことだと思いますよ。
「言葉が大事」は同意なのです (スコア:2, 参考になる)
意思の疎通、政策の表明等で、誤解が生じぬよう、
練り上げた言葉を用いる、というのも賛成です。
ですが、それらは、
「事実に対して、言葉をマッチさせる」
という方向性の行為だと思うのです。
対して、今回の施策は、
「言葉をいじることで、現実をなんとかする」
という方向性を持っているように見えます。
理由や根拠は、多々あるのだろうと思います。
ですが「科学技術」を「科学・技術」と
言い換えることで、なにごとかの改善を図る、
というのは、ナンセンスか、
出来の悪いジョークとしか思えないのです。
Re:「言葉が大事」は同意なのです (スコア:2)
中黒をつけてはっきりさせておきたいのは、 科学と技術は別なんだという「意図」でしょうね。
さすがに法律の題名が何になろうとそれで直接現実が変わるとは思っていないと思いますが、誤解は生じうるから、それを防ぎたいということなんだと思いますよ。
「言葉をいじることで、現実をなんとかする」
上のACさんもおっしゃっていますが、これは現実に起こりえることだと思います。だからこそ言葉を重視するのですよね。
Re:「言葉が大事」は同意なのです (スコア:2, 興味深い)
本文からすれば「科学と技術は別」という話ではなくて
「科学技術」だと「技術」カテゴリの中の「科学技術」というサブカテゴリに捉えられがち、という話。(科学かつ技術)
本来直行する概念(科学っぽくない技術もあれば技術っぽくない科学もある)のであって、その上でその両方を兼ねた広い概念(科学あるいは技術)という定義にしましょうよ、ということかと。
Re:「言葉が大事」は同意なのです (スコア:2)
Re:「言葉が大事」は同意なのです (スコア:1)
技術科学にしたら、聞いたときに頭の中で勝手に分離されるから良いのでは。
と思ったけど、これだと「技術偏重だ」とか言われかねない?
Re: (スコア:0)
現実的に考えて、言葉を見たときに何らかの物を想像する、あるいはそれに基づいて行動するといったことは
普通に起こりうることです。
ですから、因果律から導きだされる効率的な手段が「原因を変える」ということです。
そうして、今回のように文言が変えられるのだと思いますよ。
何が問題なのでしょうか?
そもそもあなたは、最初にこの言葉以外の手法で幅広くコンセンサスを得るべきだと主張しているわけですよね。
いったいどんな方法があるのでしょうか?
Re:このストーリを見て最初に思い出したこと (スコア:1, 参考になる)
"・"も大事だけど、改行も大事だと思う。
Re: (スコア:0, フレームのもと)
本論から外れますが
> むしろ政治家には言葉に気をつけてほしいです(「女は子供を産む機械」発言問題なんてのもありましたね)
前後を読めばわかりますが、あれは非常に慎重に選ばれた言葉です。3回も前置きしている。
つまり「ここから女性の意志と言ったものはあえて捨象した話をしますよ」という宣言ですから、むしろ産む人を人扱いしている。
なぜそこまで強い表現をとったかについては、やはり現実問題として少子化対策が産めよ増やせよ的側面を持たざるを得ないことを、元大臣はよく自覚していたからだと考えるのが素直です。
「機械」という表現は特徴的ですが、文系アカデミズムに親しんでいたからではないかと。
http://nedwlt.exblog.jp/5546576/ [exblog.jp]
Re:このストーリを見て最初に思い出したこと (スコア:3, 興味深い)
当時、私自身も文脈から言ってあの発言は全く問題ないと思いましたが、周りに聞くと「女性を機械に例えるなんて!大臣としての資質が云々」という意見が実際にあったので、非常に印象的でした。
あそこまでヒステリックに非難するのは、非難する側に実際に少しは「女性は子供を生む機械である」という意識があるからか、そのような意識に実際に悩まされたかなんでしょうね。もしそういうことを全く考えたことがなければ、一笑に付すか、「取るに足らない」と相手にしないはずです。
Re: (スコア:0, オフトピック)
前置きがあろうが無かろうが、
・子供を産める人 → 機械に例える → 女性は道具(人格以前に機能としての必要性を求められる?)扱いですか?
・子供を産まない人 → 機械に例えると → 役割/義務を果たしていないと言われましたか?
・子供を産めない人 → 機械に例えると → 機能不足である(役に立たない/要らない)と言われましたか?
と受け取られても仕方のない例え話だったと思いますね。
しかも、「母数が限られているから、一人頭
Re:このストーリを見て最初に思い出したこと (スコア:1, 興味深い)
少子化対策というのはつきつめればこれ以外にはありえないわけです。
あなたのように、おためごかしに慣れきった人が多いのが現実でしょう。まさに自分にとって心地のよいことだけが耳に入る。
しかしどうあれ、人口を統計的に考える時点で個人性というものは捨象されるわけです。大臣はそのことについて謝っているわけですから、誠実さの表れと考えるのが妥当でしょう。
「機械」というのが異様な喩えであることには異論はありませんが、それはまさに「個人性を捨象して統計のみを考える少子化対策」の異様さそのものですから、元大臣はそれを明らかにし聴衆に気づいて欲しかったのだと言えるでしょう。
Re:このストーリを見て最初に思い出したこと (スコア:1)
というか、意図的に無神経に、個々人の思想信条への配慮を行わず、
実証に裏打ちされた政策を選択していくことこそ、政治だと思いますが。
「優しさ」とか「正しさ」とかのスローガンが、効果的な政策決定に資する
ことなんて、ほとんどないと思います。だからそういうのは、政治ではなく、
各々が啓蒙活動を行っていけばよい。
政治とは、100人の幸福のために1人を犠牲にする、その選択を行う行為だと
思いますよ。
Re: (スコア:0, オフトピック)
Re:このストーリを見て最初に思い出したこと (スコア:1)
>報道による印象
同感だ。
だから「・」を付ける。
どこがオフトピック?
the.ACount
誹謗・中傷 (スコア:0)
概念が重ならない言葉も分離できなかったので、科学・技術も別の概念だけど難しいだろうな。
Re:世の中全員理系じゃない (スコア:1, 興味深い)
>最大の問題はこの国の自称理系の人たちが妙に文系的な思考をすることではないのか?
でも極端な話、プロジェクトの資金調達をしようとしたら、理系以外の人間と話を
しないといけないときもあるわけで、そういうあたりから文系的思考がでてくるのでは?
世の中全員理系ならプロジェクトの意義なんてもっと訴えやすいわけで、
それが難しいからそういうふうになるんじゃないですかね?
「・」の出どころ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
科学・技術の方が適切 (スコア:2, 興味深い)
随分と前から「科学・技術」とわけるのが多数派だと思います。
科学は元々、自然哲学から分かれ出たもので、ニュートンのよう
に自然を第二の聖書と見なして、神の摂理を探求した学問に由来
します。
一方、技術は経験的・実利的な知識体系です。
フランス革命で、それまでの官僚や知識人などを喪失したフラン
スが急遽官僚や技術者や軍人などを育成するために、エコール・
ポリテクニークのような教育制度を整え、それが効果を上げるよ
うになり、ドイツやアメリカがまねをするようになったあたりか
ら、科学と技術が結びつくようになりました。
産業的に初めて本格的に結びついたのは、ドイツの化学産業です
ね。で、第二次大戦のアメリカの戦時研究体制で科学と技術の一
体化が決定的になります。
日本は明治維新で、当時の欧米のトレンドを移植しただけなので
科学と技術の本質的な区別がつかないままとなっています。
現代の場合、天文学や宇宙論のように技術の進歩が理論の進歩と
密接に結びついているものもあるので、現代だけを見ると科学技
術という表現も適切だと思います。
技術は所詮手段 (スコア:2)
科学☆技術 (スコア:1)
利権が絡んでいるのでは? (スコア:1)
屁理屈としか思えない。
怪しい、これを修正するためにかかる変更費用が、
なにか大きな利権と絡んでいる様な気がする。
中点が (スコア:0)
短期的に結果を求める成果主義なのは
研究の将来的な意味を政治家が理解できない(or興味ない)から
日本の政治家は利権馬鹿ばかりでどうしようもない
ならば世論に訴えて奴等を動かざるを得ないようにさせようじゃないか
そしてついに一般人にわかりやすい渾身の提案を発表した
中点が無かってん
…全俺が泣いた
中点を入れるべきか、入れざるべきか (スコア:0)
どっちかというと科学技術なら科学が大事に見える。
うしろに回して技術科学なら、技術の為の科学って感じじゃない?
でもわからないのが成果主義に偏るってくだり。それは技術も科学も関係ないのではないかな。
もちろん現在、成果主義的な傾向が強まってきているのは理解しているつもりだけど、
いまさら世の流れをそう簡単に引き戻せるとは思えないんだけど。
いずれにせよ、中点の有る無しによって何かが変わるというならば、変えてみるのもいいかもしれないね。
Re:中点を入れるべきか、入れざるべきか (スコア:2, 参考になる)
科学においては、研究成果は広く全世界で共有すべきという理念があります。日本の税金で研究した成果も、世界でシェアすべきということです。その成果発表をどのくらい行ったかが科学者としての評価になります。
しかし産業応用を重視すると、そう簡単には行きません。大ざっぱに言うと、発表しちゃったら公知になって特許がとれないので、研究内容によっては特許や工業化の目処がついてから論文にしてね、ということもあります。すると結果的に発表の機会を逃しちゃうこともあるので、研究者にとっては、あまり歓迎したくない状況です。それに場合によっては主戦力でもある学生は数年で研究室から旅立っていくので、のんびり発表を延ばすわけにも行きません。
成果主義というと、前者の「とにかく論文の数が勝負」ということかもしれません。また後者も「経済効果はあったか、特許は何件か」みたいな成果主義とも言えます。学術会議は、こういう「とくかく○○」みたいな安直な評価をしてほしくない、だからまずは前者と後者を分けて考えてくれ、ということじゃないですかね?
なお、朝日の記事では「短期的に結果を求める成果主義」とありますが、学術会議の PDF には「出口志向」とはあっても「短期」はありません。
一方、科学によく使われるくせにむしろ文系学問と言われる数学では (スコア:1, 興味深い)
「代数幾何」は層や圏などを縦横無尽に扱う現代数学の最先端だが、「代数・幾何」とすると解析幾何や線型代数のミニチュア版を教える古臭い学校数学の科目の一つに成り下がってしまう。一方、「幾何代数」はクリフォード代数と呼ばれる複素数のある種の一般化を与える特殊な純代数系(の幾何学論)を意味する。
数学の本に誤訳が多いと言われるわけが少し判る気がする。
Re: (スコア:0)
ど
でもわからないのが成果主義に偏るってくだり。それは技術も科学も関係ないのではないかな。
もちろん現在、成果主義的な傾向が強まってきているのは理解しているつもりだけど、
いまさら世の流れをそう簡単に引き戻せるとは思えないんだけど。
多分勘違いしている。「アカデミックな世界での成果主義」って論文とか著書の数、被引用数って意味になる
(その意味では「技術も科学も関係ない」というAC氏の意見には同意)けど、
ここで出てきている「成果主義」って産業界からみた「成果」だから、「それって幾らお
Re:中点を入れるべきか、入れざるべきか (スコア:3, すばらしい洞察)
昔は技術立国とか言ってたし、プロジェクトXとか、最近で言えば、ハヤブサが話題になったのも、科学的意義よりも、困難に立ち向かった技術的なあれこれの方だし。
Re:中点を入れるべきか、入れざるべきか(無粋 (スコア:1)
発想を90°変えるんだ!
Re: (スコア:0)
こうしたかったの? (スコア:1, おもしろおかしい)
想
もういっちょ (スコア:0)
さらに (スコア:0)
発
理工学部は? (スコア:0)
「理工学部は科学と技術を融合させるものであり、『科学・技術』に相応しくないからダメだ(キリッ)」
とでも言いたいんだろうか。
個人的には「・」は入れても良いけれど、
>勧告によると、「科学技術」は「科学に基礎付けられた技術」の意味で使われがちで、技術重視になると指摘。
これはトンデモ理論だな。工学部出てるけど、そんな話は初耳だ。
Re: (スコア:0)
> >勧告によると、「科学技術」は「科学に基礎付けられた技術」の意味で使われがちで、技術重視になると指摘。
> これはトンデモ理論だな。工学部出てるけど、そんな話は初耳だ。
だよな。
つか、該当法の法文には明確に
| 研究開発(基礎研究、応用研究及び開発研究をいい、技術の開発を含む。
って書いてあるわけで。
法文読まずに「科学技術基本法」って名前だけで政策推進しているバカがいるようなら、
そもそも名前変える前にそのバカを何とかした方がいいと思われ。
# もちろん「独占してるから独禁法違反」って思ってる奴も同類な。
霞ヶ関文学への抵抗運動 (スコア:3, 参考になる)
勧告の1を引用すると
「科学技術」は本来「science and technology」でファイナルアンサーなんだけど、日本の霞ヶ関文学では「science based technology」の意味になっている可能性があるから何とかしよう、というのが日本学術会議の考えなんでしょう。
なぜこっちの勧告が出なかったの? (スコア:0)
化学基本法とか研究基本法とかそういう方向へ向かわせる気は全くないの?
「科学と技術」でいい (スコア:0)