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宇宙

2013年2月に地球へ小惑星「2012 DA14」が衝突する可能性はゼロ 52

ストーリー by hylom
近くて遠い 部門より
taraiok 曰く、

スペインの天文学者が発見した「2012 DA14」という小惑星が、地球にぶる狩るのではという話があるそうだ(RT.COM)。

RT.COMによるとこの小惑星のサイズは直径60メートルで、「地球と小惑星の距離は2万7000kmに縮まり、2013年2月15日前後に地球と衝突する可能性が高い」とのこと。しかしこの記事に対し天文学者であるBad Astronomy氏が、科学専門誌「Discover Magazine」のブログで「不正確で危機を煽るもの」と否定している(Bad Astronomy本家/.)。

同氏によれば、「2万7000kmという距離は天文学的には近くても現実的には遠い距離であり、2013年に地球上に落下する可能性は実質的にゼロである」とのこと。その先の2020年にも2012 DA14との衝突可能性はあるが、現在は詳細な観測をして情報を集めているところだとしている。

なお、2011年6月に地球に接近した「2011 MD」という小惑星は、約1万2000キロメートルという「2012 DA14」よりも近い距離まで地球に接近している(/.Jの過去記事)。

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  • 恥ずかしいのでAC (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2012年03月07日 8時55分 (#2112599)

    >地球にぶる狩るのではという話があるそうだ

    ぶる狩るで破廉恥な妄想を抱いた。

    • by Anonymous Coward
      現実世界では既に絶滅していますので何の問題もありませぬ。

      あぁやっぱり二次元の方がステキ・・
      • by Anonymous Coward

        そもそも2012年に人類は絶滅するんだから2013年2月15日に衝突したって何の問題もないよね。

        • by Anonymous Coward

          私は新人類なのでわりと切実。

    • by Anonymous Coward

      ま、いやらしい

  • by 335 (4199) on 2012年03月07日 9時21分 (#2112617) 日記

    >「2万7000kmという距離は天文学的には近くても現実的には遠い距離であり、2013年に地球上に落下する可能性は実質的にゼロである」

    2万7000kmという距離は、ある時点のデータに基づく予測位置の確率分布のピークでしかない。 「10%の確率でdistance=0で、90%の確率でd=30000kmを通過」しても、27000kmだし、「99%の確率でd=0で、1%の確率でd=2700000km」を通過しても、予想される予測通過距離は27000km。

    そして、今日現在で計算されている衝突確率は 2.1e-04で、それはやっぱり高い数字だよ。

    http://neo.jpl.nasa.gov/risk/2012da14.html [nasa.gov]

    • 良く読むんだ (スコア:3, 参考になる)

      by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2012年03月07日 10時40分 (#2112663) 日記

      まず,元記事が言ってるのは,「なんだか世の中のblogだなんだでは2013年に高い確率で衝突するかのように書かれてるけど,"少なくとも2013年の接近に関しては"ほぼ間違いなく衝突しないと言っても差し支えない」という点.
      実際,2013年の接近時の衝突確率はほぼゼロと確定しています.

      そして335さんが指摘してる衝突確率の2.1E-4ってのは,NASAの表を見ればわかる通りcumurativeな数値,つまり「累積での衝突確率」です.
      表に出てくる(素通りがほぼ確定した2013年の接近を含まない)各接近時での予測衝突確率の数値を単純に足せば2.1E-4になるわけでして,そもそも衝突しないことがほぼ確実に決まった2013年の接近時の衝突確率とは関係無い数値になります.

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        しかし世の中では「30年間で地震が起きる確率が70%なら毎年70%だ」という摩訶不思議な主張がされているようです。

        • by Anonymous Coward

          え?
          どのあたりが摩訶不思議?

          くだんの小惑星だって、地球近傍を通ったときの衝突確率は何回目でも2.1e-04ですよ。
          #軌道要素が変わって確率が変わるのはおいておくとして。

    • by 335 (4199) on 2012年03月07日 9時22分 (#2112618) 日記
      訂正:ピーク→平均
      親コメント
    • by nomnom (26419) on 2012年03月07日 10時27分 (#2112652) 日記

      すみません、リンク先のページのデータはどう読めばいいですか?
      「衝突確率は 2.1e-04」は「Impact Probability (cumulative)」の項目ですね。項目の説明(項目名をクリックすると飛べます)を読むと、真に受けてもしようがない数字に思えるのですが…
      ページの下にある Earth Impact Table は、2020年から2057年までの予測データが並んでて、2013年の予測はありませんし。

      と思ってたら、Earth Impact Table のタイトルにある天体名から飛べるページ JPL Small-Body Database Browser [nasa.gov] の [ show close-approach data ] を展開すれば、2013年のデータがありました。
      このページの見方もよくわかりません…

      親コメント
  • 隕石に核を埋め込んで爆破するために今のうちから穴掘り集団を養成しといたほうがいいんじゃないかね。

  • by FRAGILE (8034) on 2012年03月07日 13時55分 (#2112830)

    衝突する確率が非常に小さいことは分かりますが、多分に無責任な(日本の)マスコミはどんなに小さな確率でも「ゼロじゃない」と煽るのでしょう。

    とすれば、つとめて冷静に振る舞うには衝突したときの影響を語った方がよい気がします。

    で、直径60mの小惑星が衝突したとして起きる事象はどんな規模なのでしょうか。

    • by Anonymous Coward

      まあ2013年の接近に関してはゼロと言っても差し支えない。その後は未確定な部分が結構あるけど。

      >直径60mの小惑星が衝突したとして起きる事象

      規模としては、大雑把にツングースかクラスより小さめなぐらい。
      地上近くまで到達できるようなら衝撃波で直径数キロぐらいがやられるかもなあ、とかそんな感じ。
      もし密度の高い金属質の小惑星だったなら地上に落ちて直径1km弱ぐらいのクレーターになる可能性有り。
      ただ、このサイズで岩石質だった場合には結構上空で爆散する可能性もあって、その場合には地上での被害はほとんど無し。

    • by Anonymous Coward

      ゼロじゃないのにこのストーリーのタイトルみたいに「ゼロ」と書いちゃいけませんね。

    • by Anonymous Coward

      > 衝突する確率が非常に小さいことは分かりますが、多分に無責任な(日本の)マスコミはどんなに小さな確率でも「ゼロじゃない」と煽るのでしょう。

      正確な情報を伝える必要があるとの責任感から「ゼロじゃない」と言っているのかも。

      そういや、去年UARSの落下について報道がされましたが、煽るような報道ってありましたっけ?
      http://www.asahi.com/science/update/0910/TKY201109100155.html [asahi.com]
      こういった、「自分に当たる確率は非常に小さい」ことを示した報道が殆どだったような記憶があります。

    • by Anonymous Coward

      >で、直径60mの小惑星が衝突したとして起きる事象はどんな規模なのでしょうか。
      とりあえず俺の脳内で「盆回り」が連続再生され止まらなくなった

  • by KAMUI (3084) on 2012年03月07日 6時31分 (#2112564) 日記
    高度400kmを飛んでるISSは常時落下してるけど、地球近傍を小惑星が通過した際に
    重力が軌道に影響を及ぼす距離って実質はどれくらいなんだろうか。1000kmくらい?

    重力圏そのものがもっと大きいのは別の話として。
    • by Anonymous Coward

      たかが数百メートルの小惑星の影響なんぞ誤差程度の影響しか無いでしょう。
      ISS質量が420t、小惑星質量5万t、距離1000kmとすると、1.4x10^-9[N]くらい?

      太陽風の輻射圧による誤差と大差ないレベルなので、ドッキングしてる補給機エンジンの推進力で十分に補正可能
      惑星が強磁性だったら知らん

    • by Anonymous Coward

      一般的には地球の脱出速度より小惑星の公転速度
      のほうが大きいから、地球の引力によって落ちてくる
      ということはまずない。

      軌道に影響を与えるかというと、それは小惑星の速度
      と地球からの距離における軌道速度に依る。
      衛星でいうとISSなら地球1周9時間半、静止軌道
      の距離なら地球1周24時間。

      • by Anonymous Coward

        >衛星でいうとISSなら地球1周9時間半
        おいおい。細かい数字まで暗記していないが、ISS一周は1時間半だろ?
        90分の9と1時間半の半を脳内で合成して適当な数字をでっちあげるなよ

    • by Anonymous Coward

      軌道というのはどちらの軌道?(いやまあ両方ですが)
      距離、ってのは何と何の距離?地球と小惑星?
      実質的に影響を及ぼすって、どういうこと、どの程度のことを想定してます?

      飛来物の重量や速度も想定が必要ですし、仮定すべきパラメータが多すぎて……。

    • by Anonymous Coward

      影響というなら、約40万キロの距離に、直径で地球の1/4もの天体を補足できるぐらいありますが。
      あくまで問題は距離より地球との相対速度ですよね。

  • by tobynamaco (42397) on 2012年03月07日 6時44分 (#2112566)
    「ぶ、ぶつかる〜」
    「いいかげんなこと言うはかせは、おやつぬきです」

    さすれば、今日も地球は平和である。
  • by deleted user (45276) on 2012年03月07日 12時39分 (#2112728)

    先月映画館で観てきた、ラース・フォン・トリアー監督のメランコリア [melancholia.jp]を思い出しました。

    映画を観た時にも思ったのですが、衝突する計算になる惑星が現れてしまった場合、
    (例えばNASAのような)権威ある機関はその事実をそのまま発表するものでしょうかね。

    • by Anonymous Coward

      日本政府は「直ちには衝突する可能性はない(そのうち衝突するけど)」と発表して馬鹿な日本人をまるめこむでしょう。

    • by Anonymous Coward

      >権威ある機関はその事実をそのまま発表するものでしょうかね。

      トリノスケールが採択された際に、衝突の危険がある小惑星が発見された際の手順も採択されてませんでしたっけ。

      観測でトリノスケールがある値以上になったら○○の範囲で情報を共有して観測網を敷き軌道の確度を上げる、○○以上になりそうな場合は云々、っていう大まかな協定は各国の天体観測を行ってる機関の間で結ばれてた覚えが。

  • by Anonymous Coward on 2012年03月07日 6時21分 (#2112562)

    > 地球にぶる狩る

    • by SPITZ (45196) on 2012年03月07日 9時11分 (#2112610) 日記
      揚げ足は・・・って思いましたが、これは・・・ブルブル・・・
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      これでも脳内補正できちゃうんだから、ケブンッリジ大学もびっくりだな

      • by Anonymous Coward

        ケブンッリジ大学もびっくり

        最初さらっと読んじゃったけど、ちゃんと読もうと思うと「ん」をはねる(促音)のは難しい…。
        んがぐぐ。

    • by Anonymous Coward

      ヒネリがないつまんない上げ足取りすんなよ。ここでこそお前のアレゲを発揮するところだろ?
      お前こそ無能なanonymousだよ。

    • by Anonymous Coward

      原文はちゃんと読んだんですか!
      本当にぶる狩るのかもしれないじゃないですか!

    • by Anonymous Coward

      とりあえず、若本節で読んだ。

    • by Anonymous Coward

      ニュースのアレゲっぽさを増すために、わざとやったのでしょう。
      それ以外に考えられない。

  • by Anonymous Coward on 2012年03月07日 7時25分 (#2112571)

    27000kmとか12000kmとかってのは、地球の中心からの距離でしょうか、それとも表面からの距離でしょうか。
    地球の半径だけでも6400kmありますから、意味が全然違ってきますね。
    ふつう、地球から遠い天体の話をするときは、どちらで話してもほとんど関係ないのですが。

    ISSの「400km」というのは「高度」だから地球の表面からの距離ですが。
    というか地球の中心からの距離が400kmだと地球の内部だし。

  • by Anonymous Coward on 2012年03月07日 7時50分 (#2112573)
    日本語サイトで検索すると、なぜか<a href="http://www.yukawanet.com/archives/4129988.html">秒刊サンデーの記事</a>が引用されまくりで、困ったことにその記事が無茶苦茶。

    -(以下、その一部)--------
    DA14」は直径60メートルある小惑星で今年2月にスペインの天文学者によって発見されました。しかもその小惑星は11ヶ月後の2013年2月15日に地球と衝突する可能性が極めて高く、軌道計算すると地球と小惑星の距離は27,000kmに迫るという。大気圏外が100万kmなので総統近い距離まで近づき、運が悪ければそのまま地球の引力に引っ張られ衝突します。
    -(引用ここまで)--------
    全般的に非常に曖昧かついい加減な記述ではあるのですが、これをそのまま鵜呑みにしている人も少なからずいるようなのがとても残念。

    大気圏外が100万kmってことは、月は大気圏内を漂っていることになりそうです。
  • by Anonymous Coward on 2012年03月07日 8時49分 (#2112596)
    超うさん臭いんですが、、
  • by Anonymous Coward on 2012年03月07日 10時15分 (#2112648)

    隕石落っこちて、この世の中ぶっ壊れちまわないかな、と思っている人
    隕石が落ちてくるぞというデマを信じて世の中パニックにならないかな、と思っている人
    隕石の落下をネタに一稼ぎできないか、と思っている人
    そういう人は意外に多いのかも知れない。

    隕石より人間が怖いのでAC

    • by Anonymous Coward

      隕石落っこちて、この世の中ぶっ壊れちまわないかな、と思っている人
      隕石が落ちてくるぞというデマを信じて世の中パニックにならないかな、と思っている人
      隕石の落下をネタに一稼ぎできないか、と思っている人
      そういう人は意外に多いのかも知れない。

      つまり、そういう人が意外に多いと良いな、というのがあなたの願望ですね?

      • by Anonymous Coward

        自然現象で終末が来ないなら、
        人力で終末にすればいいじゃない。
        という人たちが少数でも徒党を組めば十分怖いんです。

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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