パスワードを忘れた? アカウント作成
12389947 story
宇宙

高さ20kmのタワー上に宇宙港を設けるプラン、カナダ企業が特許を取得 41

ストーリー by hylom
とりあえず特許を取ってみた、という感じ? 部門より
maia 曰く、

カナダの宇宙・防衛企業Thoth Technologyが「space elevator(宇宙エレベータ)」の米国特許を取得した(AFPの記事公式サイトの記事)。

実際には20kmの高さの自立式タワーを建設し、屋上のプラットフォームを発射台、着陸台に利用するというもの。エレベータの詳細不明だが、とにかく電気式。ロケットは垂直離着陸式で、燃料補給で再利用を想定。この高さなので、燃料は30%節約できるという。

クラークの3001年の構想を小さくした感じだが、問題は経済的に引き合うかどうかだろう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by maia (16220) on 2015年08月20日 10時34分 (#2867261) 日記

    考えてみれば、高さ20kmのタワー建設自体に必要な技術開発(ブレイクスルー)がある。つまり、ちゃんと設計していって初めて気づく、要解決なポイントがいくつもあり、それらが多くの特許を生むのではないか。

    #今回の特許には、気密の箱を積み上げていく、みたいなアイデアが書いてあったようだが。

    あと、建設地だけど、やはり人里離れた砂漠がいい。地殻が安定していて、政治的にも安定していて、なるべく赤道に近いところ。それって、オーストラリア北部だなと、ちょっと思った。

  • そんな巨大な構造物作って維持するコストで、推進剤を30%節約しない打ち上げ機を
    いつまでも打ち上げ続けられる気がします。ものすごく。

    • 1/3しか削減できんのかいって感じです。

      この計算は当然、
      建造物の建造と維持コストを含めての数字でしょうけど、
      将来は技術革新で建造維持コストが下がるはずと見込んでの計算でしょうから。
      大きな事故も起きない計算で。

      ロケット打ち上げ方式だって技術革新してるのだから、
      巨大建造物立てて1/3削減では割に合うと思えない。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2015年08月19日 15時12分 (#2866824)
        静止軌道3万5000kmのうちわずか0.05%にすぎない20kmの塔で30%も燃料節約できる画期的な技術ということなのでは
        親コメント
        • 地球の半径は 6371 kmとすると、地表面の速度が 463.3 m/s。
          20 kmプラスで 6391 kmにすると、射点での速度は 464.7 m/s。
          なんと第一宇宙速度(7900 m/s くらい)に対して 1.4 m/sものdVが…つまり、速度的なメリットはないんですね。

          問題は大気密度のようでした。標準大気は 1013 hPaですが、高度 20 kmだとわずか 55 hPaまで落ちるようです。この大気密度で
          あれば、海面付近で打ち上げる場合に空気抵抗に遠慮して加速を抑えたり大気の圧縮に費やしたりしている燃料を省ける、という
          ことなのでしょう。

          親コメント
          • 30% しか節約できないのか、という感じですが、

            なんと第一宇宙速度(7900 m/s くらい)に対して 1.4 m/sものdVが…つまり、速度的なメリットはないんですね。

            地上からの多段式ロケットの第一段はほぼ垂直方向への加速からスタートします。第一宇宙速度に対して垂直方向の成分は無意味です。しかし大気密度が高い箇所を早く脱したほうが有利なので、あえて垂直方向に推力を向けているわけです。 しかし、これは空中発射ロケット [wikipedia.org]の母機が固定されているのと同じなので、最初からほぼ水平方向に全推力を向けることができますから、それがある種の速度的なメリットではないかと。

            欠点もおなじようになるのではないでしょうか。構築・維持コストと、需要の問題です。

            年間飛翔機数が少ないと母機の維持費がコストを押し上げ、結果として高コストになってしまう場合がある。

            # 40km ぐらいあれば第一段が省略できる?

            親コメント
            • by Anonymous Coward

              ニュースリリースでは

              と軌道まで1段で届くと主張しているみたいですよ。
              30%節約できる程度で、本当かいな。

              なんにせよ、特許というのは取得してしまったら期限があるので、独占権を主張できるのは精々20年以下ですが、
              その間に実現させて利益を生むつもりでしょうか。

              • by Anonymous Coward

                もしその間に「着工」する業者が現れたら特許料だけいただくのがスマートな今のビジネス。
                建造の莫大なコストと失敗のリスクは他人持ち。

                もっとも、20年や30年で、着工にこぎつけられるものやら。

              • by Anonymous Coward

                > もしその間に「着工」する業者が現れたら
                「建造の莫大なコストと失敗のリスク」に加えて、ロイヤルティーも払わなきゃならんなら、他が手を出すわけないだろ。
                20年待つわ。

      • by Anonymous Coward

        一応ビルだし、テナント料で元とりましょう。
        ただ宇宙関連のところが多く入居すると思うので、そこに対してはちと抑えてもらって、普通のテナントからがっぽりと。

      • by Anonymous Coward

        観光収入とテナント料で賄うんですよ。

        1階のお土産物屋で宇宙エレベーター鉛筆とか、宇宙エレベーターペナントとか、木刀とか売るんです。
        修学旅行生とかが買いに来るんです。

        • by Anonymous Coward

          1合登るごとに杖に焼印押していって、頂上でご来光を拝むというアニメになるんですね、わかります。

          #20kmを駆け上がり、宇宙服でダイブする新手のトライアスロン競技ができたりして。

    • by Anonymous Coward

      AFPの記事

      物資や機器をエレベーターに載せて地球に近い宇宙空間まで運ぶことで大気抵抗はほぼなくなり、
      成層圏から宇宙に打ち上げれば燃料も少なくて済むという。
      同社は、宇宙飛行の費用を3分の1削減できるとみている。

      燃料の1/3削減ではなく、「宇宙飛行の(総?)費用を3分の1削減」と書いている
      燃料の削減率は1/3よりも大きいのだろう。

      これがどうしてかタレこみではこうなった

      >この高さなので、燃料は30%節約できるという。

      • by Anonymous Coward

        公式サイトには燃料を30%以上節約できると書いてあるから。

        • by Anonymous Coward

          いや、だから「30%以上」なんですよね?

  • by wei (16323) <kitty_freak@yahoo.co.jp> on 2015年08月19日 13時42分 (#2866779)

    米9085897 [uspto.gov]

    • by Anonymous Coward

      広告と考えれば格安とか?

  • by Anonymous Coward on 2015年08月19日 14時45分 (#2866808)

    「問題は経済的に引き合うかどうかだろう」とのことだけど、
    コストの問題の前に、そもそも技術的に高さ20kmもの自立式タワーが技術的に建設可能かどうかが疑わしいと感じる
    でも特許も取れちゃうってことは、その点には疑いはないということか
    にわかには信じがたい

    • セグウェイみたいに電子制御でバランスを取るような建築物だとどうなんでしょうね。
      モーターやジェットで姿勢を制御し続けるような。

      # 電源切れたら倒れちゃうけど

      親コメント
    • 特許は実現可能性を保障しないと思います。アイデアを保護するものでしょう
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ただし、存在の確認できない事象によるものや、実現不可能な技術によるものは特許権の対象とはなりません。

        https://www.jpaa.or.jp/consultation/protect/tokkyo.html [jpaa.or.jp]

        しかし、特許法上の発明とは「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」[3]であるが、
        それは着想から、「一定の技術的課題(目的)の設定、その課題を解決するための技術的手段の採用及びその技術的手段により所期の目的を達成しうるという効果の確認という段階を経て完成される」[4][5]。
        そして、その完成段階に到達していないものは、発明として未完成であり[4]、日本の特許法上の「発明」とはいえないとされる[6][7]。
        未完成なものに特許を与えると、着想だけの段階で段階でいちはやく出願した者が、発

        • by Anonymous Coward
          米国特許では未完成かどうかは特許を認めるかどうかとは関係ない。
          日本の特許法でも未完成発明に特許を与えることは法文上は禁止されていない(ないでしょ禁明示的に止している文)。特許庁の運用でそうしているだけ。
          • by Anonymous Coward

            そりゃ、禁止する必要が無いもの。
            禁止ってのは可能だけどやってはいけないことに対して定めることで、特許を付与することは特許制度ができるまでは「可能なこと」ではない。
            だから特許制度を定めるにあたっては特許を与える条件を定めるだけでいい。
            完成発明にだけ特許を与えるよう定められているなら、未完成発明に特許が与えられるのは
            特に未完成発明に特許を与えることを禁止する法が無くても違法。

        • by Anonymous Coward
          特許には永久機関の「発明」なんかもあるそうで、それっぽければ大丈夫と聞きました。
          AmazonやらAppleやらが取るちょっと先進的っぽい特許なんかも実現可能か怪しいものが結構多いでしょう。
          特許は実際に市場に出したり、下手すると実現する前に出すものですから技術的に可能かはそもそも検証不可能ではないでしょうか。
        • by Anonymous Coward

          「高さ20kmのタワーを作ってそれを宇宙港にする」という特許です。
          「高さ20kmのタワーを作ることができると仮定して、それを宇宙港にする」じゃないんですよ。

          ”こうすれば作れる”という特許なのに、「高さ20kmの建築物を建築する技術的手段がないなら」って指摘はおかしいでしょう。

    • by Anonymous Coward on 2015年08月19日 16時37分 (#2866880)

      これ、海抜20kmなんで、8,000m級の山に建てれば残り12,000m、スカイツリー20個分くらいだよ。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2015年08月19日 16時43分 (#2866885)

        なあんだ、建設地さえ工夫すればたったの12,000mか!

        っておい
        騙されんぞ

        親コメント
        • 海抜8kmでも0.3気圧くらいまで落ちるんだし、環境保護団体にも怒られず輸送費もそこそこで機体を運べて打ち上げられれば、それだけでも費用の20%くらいは削減できる気がする…

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            シェルパ何万人用意するんだよ、ってな

            • by Anonymous Coward

              科学技術的に挑戦していいんだったら、ロープウェイとか余裕で作れるでしょ。本気出したら登山家に怒られるからやってないだけで。

              ターンAガンダムで、マニューピチュで軌道エレベーター(アデスの樹)の残骸っぽいザックトレーガー(アデスの枝)がインカの末裔っぽい人に崇められている描写があった(つまり、アデス=アンデス、マニューピチュ=マチュピチュ)けど、こういうやつを作るなら、赤道直下のアンデス山脈、つまり、コトパクシとかがいいんだよな。

              先週噴火して非常事態宣言出てるらしいけど。

    • wired.jp [wired.jp]によると膨張式のチューブを建材にするそうだ。強風対策はどうするのだろうか?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      技術的に可能でないなら特許は取れないでしょう。
      ただ「ちゃんと検証すれば計算がおかしい」としても、特許はその計算ミスまで指摘する義理はないでしょうから・・・
      しかし同じ技術に基づかず、将来別の技術で宇宙エレベータを完成させたとして、
      今の特許で特許料を請求できるかは別の話です。
      デザイン特許とかではないので、見た目が同じでも中身が違えば侵害にならない。

    • by Anonymous Coward

      タワーという言葉から細長く尖った物という印象がありますが、ブリューゲルの絵のバベルの塔のようにプリンのような形で実現しても、この場合は何ら問題ありません。鉄とコンクリートでもエベレストの三倍程度の山を作ることは技術的に可能と思われます。それゆえ特許として認められたのでしょう。

    • by Anonymous Coward

      どこかの「キールアーチ」の実現性の段階で四苦八苦していた国には無理じゃないですかね

  • 塔上で爆発するとか、塔に激突するとかで、塔が倒壊(駄洒落)するのは、バベルの塔(元ネタのシュメール神話・事件があるらしい)から、タロットの倒壊する塔を経て、「機動戦士ガンダム00」に至る、定番のモチーフだな。

  • by Anonymous Coward on 2015年08月19日 22時48分 (#2867124)

    成層圏超えなら悪天候による打ち上げ延期の可能性が激減しないかな

  • by Anonymous Coward on 2015年08月20日 15時00分 (#2867472)

    100m/s^2≒10Gの加速で、砲身指向先変更が必要な月面を目標に=第二宇宙速度で投射するとして加速距離が700km程、砲身指向先変更が不要な太陽系外を目標に=第三宇宙速度で投射するとして加速距離が1400km程必要らしい。
    無論加速が上がれば、加速長は短くて済む。
    放射性廃棄物宇宙投棄もなかなか大変だ。

typodupeerror

犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

読み込み中...