
NASAの科学者ら、メキシコの鉱山で6万年前の生きた微生物を発見 25
ストーリー by hylom
危険なものだったらどうしよう 部門より
危険なものだったらどうしよう 部門より
あるAnonymous Coward曰く、
NASAの科学者らが、メキシコ北部にあるナイカ鉱山で太古の昔のものと思われる生きた微生物を発見したことを明らかにした。この微生物は亜硫酸塩、マンガン、酸化銅などを摂取して生きられるという(AFP、BBC、Slashdot)。
ナイカ鉱山では鉛や亜鉛、銀などの採掘が行われており、高温かつ酸性で日も当たらない環境だという。今回発見された微生物は大半が細菌で、鉱物の結晶内に1万年から6万年の間、閉じ込められていたと見られている。これまでに約100種類が発見されており、うちの9割はこれまでに一度も観察されたことがないものだという。
また、こういった過酷な条件下でも生きられる微生物の存在が確認されたことで、宇宙船に「危険な地球外生命体」が付着して地球に到達することへの懸念が増えているという。
新種の細菌 (スコア:1)
現代の環境に新種を解き放って大丈夫なのか。
今後の展開は、Xファイルかウォーキングデッドか。
Re:新種の細菌 (スコア:2)
「実は、一般的な細菌と真核生物の中間みたいな生物で、発生したのは、一般的な細菌よりも後の時代」と云う事が判った時には、「古細菌」と云う名前が普及してた、ってアレですな
Re:新種の細菌 (スコア:2)
生命は煮えたぎる海水の中で誕生した。
地球が冷めてきて煮えた海水という環境はどんどんなくなっていく。
冷めた環境に適応するため、細胞膜の組成を変えるなどの大改造に唯一成功した生物が細菌。
細菌は地球全体に広がって、この星の覇者となった。
細菌に対する遅れを取り戻すため、他の細胞を取り込むという技を編み出し、細菌のエネルギー生産系を細菌細胞ごと獲得したのが真核生物。
細菌とは違う個性を発揮し、細菌が支配する世界に割り込んでいき、多細胞生物という新しい生命の形態をもあみだした。
細菌にもならず真核生物にもならず、あまり大きな改造もせずに、ある種の環境でなぜだかうまく行ってしまっているのが古細菌。