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地球

モントリオール議定書から30年、オゾン層破壊防止に重要な役割 19

ストーリー by hylom
次は温暖化 部門より

今から30年前の1987年、オゾン層破壊に繋がる物質の規制を目指したモントリオール議定書がカナダで採択された。この議定書により、世界各国で特定フロンなどの規制が行われたことは知られているが、この議定書が発効していなければ地球のオゾン層破壊は進行し、たった5分の外出だけで紫外線によって皮膚がダメージを受ける世界になっていたかもしれない、という研究結果が報告されているそうだ(ナショナルジオグラフィック)。

米国環境保護庁(EPA)は、もしこの議定書が発効していなかった場合、米国において皮膚がんの発生は2億8000万件、それによる死者は150万人、白内障は4500万件増えたと推定している。さらにほかの研究では気候変動の悪化によるハリケーンやサイクロンの被害拡大の可能性も推定されているそうだ。

いっぽうで、代替フロンに関する問題も残っているという。フロンの代わりに導入されたハイドロフルオロカーボン(HFC)やハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)は温室効果が高いため、今後使用を削減する必要がある。さらにHCFCはフロンと比べてオゾン層破係数が低いものの、オゾン層への影響があるという。特にHCFCは開発途上国では廃止に段階的至っていないという。

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  • 米国がん協会の2015年のがん発症・死亡推計によると、全米で58万9430人ががんで死亡 [health-station.com]となっており
    食事の改善などのよってがんによる死亡は減少傾向としている。死亡原因のトップは心臓病でがんは2位。
    10年前のデータ [radiology.jp]だが米国の部位別がん罹患数、死亡数では皮膚がんは上位7番以内には入っていない。

    オゾンで皮膚がんの死者はがん全体の死者より多くなるはずだったのか?
    • by Anonymous Coward

      > (1890年から2100年に生まれる米国人についての推定)

      210年間の累積ね.

      • by Anonymous Coward

        ただまあオゾン層の破壊が進めば進むほど皮膚がんが増えると予測されるので2100年ころには上位に入りそうではある。
        2100人までに生まれるアメリカ人についての推計なので2100年に生まれて2200年に皮膚がんで死ぬ人も数に入ってるはず。

        • by Anonymous Coward

          2100年までに生まれるアメリカ人についての推計なのでの間違いです。
          何故見落としたのだろう…

  • by Anonymous Coward on 2017年10月06日 12時38分 (#3291739)

    とくに窒素はどこからわいてくるんだ?
    酸素だって、異常に多いぞ。
    オゾン層で電離層のプロトンと反応しない理由がわからない。

    • by Anonymous Coward

      タイタンとかにも窒素はあるから全然おかしくない
      宇宙に普通にある

  • 庶民向けロンドン高層住宅で火を噴きました。

    後年「意識の高い」と呼ばれる様になる識者が絶賛した、オゾン層破壊防止の為の、欧州での冷蔵庫冷媒のフロンから炭化水素化は、当時の日本家電メーカーの警告通り、火災となって現れた事は、今日の「意識の高い識者」は黙りであった。

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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