火星探査車Opportunity、ミッション終了 14
ストーリー by headless
功績 部門より
功績 部門より
NASAは米国時間13日、火星探査車Opportunityのミッション終了を宣言した(プレスリリース、
NASAジェット推進研究所のニュース記事、
動画)。
2004年に火星へ着陸したOpportunityは火星の冬を越すことはできないと考えられていたが、当初予定していた90火星日(Sol 90)を大幅に上回る14年半におよぶ探査を実現した。探査での移動距離も計画では1kmだったが、昨年2月までに45km以上移動。地球外の天体上での探査車移動距離最長記録を達成していた。ところが昨年3月から太陽がまったく見えなくなるほどの砂嵐が火星全体を覆う。その結果、太陽電池パネルからの充電ができなくなり、6月10日を最後に通信が途絶えていた。
NASAジェット推進研究所(JPL)のOpportunityチームは8か月にわたって通信の回復を試みており、砂嵐が収まってきた昨年9月以降はコマンドの送信回数を増加させていた。この2週間ほどはOpportunity復旧の最後の機会と位置付け、より幅広いシナリオを想定したコマンドを送信していた。しかし12日に送信した最後のコマンドへの応答はなく、復旧は不可能と判断された。
2004年に火星へ着陸したOpportunityは火星の冬を越すことはできないと考えられていたが、当初予定していた90火星日(Sol 90)を大幅に上回る14年半におよぶ探査を実現した。探査での移動距離も計画では1kmだったが、昨年2月までに45km以上移動。地球外の天体上での探査車移動距離最長記録を達成していた。ところが昨年3月から太陽がまったく見えなくなるほどの砂嵐が火星全体を覆う。その結果、太陽電池パネルからの充電ができなくなり、6月10日を最後に通信が途絶えていた。
NASAジェット推進研究所(JPL)のOpportunityチームは8か月にわたって通信の回復を試みており、砂嵐が収まってきた昨年9月以降はコマンドの送信回数を増加させていた。この2週間ほどはOpportunity復旧の最後の機会と位置付け、より幅広いシナリオを想定したコマンドを送信していた。しかし12日に送信した最後のコマンドへの応答はなく、復旧は不可能と判断された。
Opportunityが当初の予定を大幅に上回る長期の探査を実現できたことについて、JPLのジョン・カラス氏は2つの主な理由を挙げている。当初、90日もすれば太陽電池パネルに砂埃が積もって電源供給が経たれると考えられていたが、季節ごとに吹く強い風が砂埃を吹き飛ばし、太陽電池パネルのクリーニングが可能になることが判明したという。また、夜の間は翌朝の電源投入に必要なだけのヒーターを使用する「deep sleep」を導入し、バッテリーの寿命を大幅に伸ばすことに成功したそうだ。
Opportunityは火星にかつて液体の水が存在した証拠を発見するなど、長年にわたって火星探査のアイコンとなっていた。現在火星探査中のCuriosityや2020年打ち上げ予定のMars 2020 Roverは、Opportunityおよび双子の探査機Spiritで得た教訓を生かして設計されており、今後も火星探査の礎であり続けるとのこと。
NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏は、就任したとたんにOpportunityが通信を遮断してしまったが、歴史的に自分のような政治家はその責任を誰かに押し付けるものだ、とオープニングジョークを決めたうえで、数多くの功績を残したOpportunityのミッション終了は祝うべきことであり、その瞬間に立ち会えたことは名誉だなどと述べている。
火星の文明開化 (スコア:2, おもしろおかしい)
火星の夜の住民達は嵐の後、金属で出来た転がる箱を発見した。それは鎌首のような頭と、沢山の金属線と、大きな黒っぽい鏡を頭上に向けていた。嵐で降り積もった塵を取り除いて微に入り細に入り観察したが、彼らには理解できないものだった。それは微動だにしなかったが、嵐が明け昼になるといつのまにか居なくなっていた。
それが何回か続くと彼らもその闖入者に慣れ、嵐に消される前の線状の足跡から、それが生きているのだと確信した。
数年後彼らがこの物体を忘れかけた頃、大きな嵐が来てそれきりそれは動かなくなってしまった。
二人の若者がこのパンドラボックスの解体を進言した。首長は渋ったが、二人は強行して解体してしまった。
Not even justice, I want to get truth (スコア:0)
真実の探求者の最期か。
「鉄の腕は萎え、
鉄の脚は力を失い
埋もれた砲は 二度と火を噴く事はない。
鉄の戦士は死んだのだ。。。」
的なことなのかと想像した。
Re:Not even justice, I want to get truth (スコア:2)
「太陽の牙ダグラム」の第一話ですね。
大好きでした。
パネルだから積もるんだろ? (スコア:0)
前から思ってたんだけど
太陽電池を板状ではなく
円柱形にして並べれば
上に積もるということはなくなるのでは?
何本かポール状にして上に伸ばせば
本体が埋まっても発電可能だし
Re:パネルだから積もるんだろ? (スコア:3, すばらしい洞察)
円柱状だと、発電効率悪すぎるんじゃね。
その分だけ大きくて重くなるし、重くなった分だけ他のパーツを削ったりしなければならなくなる。
降り積もるのが問題なら、傾斜を付けるか、ワイパーを付ければなんとかなりそうだが、
それもやはりムダなウエイトが増えて、その分他の重要部品を削る必用が出てくる。
最期はコストの問題に。
#当初予定の何倍も動いてるんだから、バッテリーはボトルネックじゃないんよ。
#生存者バイアスの話で、「むしろ今回壊れなかった部分を補強した方が良い」案件
# https://togetter.com/li/1215211 [togetter.com]
Re: (スコア:0)
風車式発電機も備えてパネル清掃機の電源にする。
Re: (スコア:0)
今回の話に生存者バイアスの話を持ち出すのは全く見当違いの方向ですよね?
生存サンプル数がいくつで、非生存サンプル数がいくつで
なおかつパネルの問題という情報を得られたというのはどっちの話なのか考えてみては?
Re: (スコア:0)
遠心力で振り払う
ブラシ/ワイパー付ける
ひっくり返して落とす
etc.
まあ、素人が思いつくくらいのことは当然検討していたと思うんだ・・・
と、思いたい。
Re: (スコア:0)
今回は、本体丸ごと埋まってしまった可能性があると思いますが
Re:パネルだから積もるんだろ? (スコア:1)
そうだとすると、何かの拍子に地表に太陽電池とアンテナが出てきてメッセージ吐きはじめて、受信した地球側が大騒ぎする未来がありそう…。
Re:パネルだから積もるんだろ? (スコア:2)
Re: (スコア:0)
なんのこっちゃ??
Re:修正文 (スコア:1)
エアバスA380のストーリー [srad.jp]の真似っこでしょう