海の酸素減少でマグロやサメなどが減少、海がクラゲやイカによって支配される時代が来る可能性 82
ストーリー by hylom
海も変わる 部門より
海も変わる 部門より
Anonymous Coward曰く、
国際自然保護連合(IUSN)は国連気候会議で、1960年から2010年の間に海洋に溶け込んでいる酸素の量が、水温の上昇に伴い2%減少したとの報告書を発表した。気候変動による温室効果の影響で熱が海に吸収され、そこに溶け込む酸素の量を低下させている(Guardian、Engadget日本版、Slashdot)。
このまま気候変動に十分な対策をせずに現状維持を活動を続けた場合、2100年までには酸素量がさらに3~4%減少すると予測している。酸素が実質的に存在しない「デッドゾーン」と呼ばれる領域は、1700年代に研究が行われた45か所から現在は700にも増加し、過去半世紀の間で4倍に広がっているとされる。
その結果、多くの生態系が崩壊の危険にさらされている。とくにサメ、マグロ、カジキなどの大型魚種は危険な状態にあるという。すべての魚は水中に溶けた溶存酸素を必要とするが、とくに大型種は生存するため、より多くの酸素を必要としている。その一方でクラゲ、一部のイカ、海洋微生物などの低酸素環境を許容可能な種は繁栄し、生態系のバランスを崩すという懸念が高まっているとしている。
魚介類は養殖に (スコア:2)
天候や季節に依存しないから安定した価格と品質、供給が期待できる。
Re: (スコア:0)
現在でもごく少数ですがトラフグや鯛やヒラメなど単価の高い魚を陸上で養殖しているものがある
廃校のプールや体育館を改装してたり温泉の熱を利用してたりといろいろ工夫しているようです
Re: (スコア:0)
80年後やぞ?
「1700年代に研究が行われた45か所から現在は700にも増加し」って... (スコア:2, すばらしい洞察)
酸素が実質的に存在しない「デッドゾーン」と呼ばれる領域は、
1700年代に研究が行われた45か所から現在は700にも増加し、過去半世紀の間で4倍に広がっているとされる。
そら、18世紀と今じゃ調査可能な範囲も広がっているだろう。それは本当にデッドゾーンが増えている
(以前はデッドゾーンではないと確認されていた領域がデッドゾーン化した)のか、それとも調査領域が広がった故に
新たなデッドゾーンが見つかっているだけなのか、そこの区別はしたうえでの「増加」という話なのか?
Re:「1700年代に研究が行われた45か所から現在は700にも増加し」って... (スコア:1)
世界最大のデッドゾーンの一つであるメキシコ湾は
衛星および海上でほぼ全域調査してるけどデッドゾーンの領域増えてるそうな。
2019年の予測(最新のデータ探せなかったのですまん)では自然災害の影響が大きかった2017年より
大きくなる見込みで、9,000平方マイルくらいの規模(過去5年平均の1.5倍)らしい。
ちなみに予測方法は、アメリカ地質調査所の河川流量と栄養データおよび過去の平均的な気候モデルから予測とのこと。
あとデッドゾーンの発生は人口密度が高い場所の下流で発生することが多いから人間の活動と強い関係があるらしい。
また藻を発生させる栄養源などが河川から海域へ流出しないようにすれば発生が減ることも分かってるそうな。
> 1700年代に
他の人も書いてるけどこういう内容が変わる書き換えはやめてほしい。
Re: (スコア:0)
1960年を1700年代としたのか。なかなか豪快。
Re:「1700年代に研究が行われた45か所から現在は700にも増加し」って... (スコア:1)
屁理屈
過去半世紀で4倍
読むほうもバカだけど書くほうもバカだから問題ないと言われればその通りだけど。。。
Re: (スコア:0)
水は水素原子単体だった。。。?
1700年代? (スコア:1, 興味深い)
ラボアジェが酸素を発見したのが18世紀の末も末で、アボガドロが水の分子量を求めたのが19世紀初頭だぞ。
そんな1700年代即ち18世紀にどうやって"デッドゾーン"とやらを調べたのかね?
Re:1700年代? (スコア:2, 参考になる)
Re: (スコア:0)
hylomったな
Re: (スコア:0)
>実質的に酸素が存在しない「デッドゾーン」はこの半世紀で4倍に増えた。
>酸素濃度が危険なほど低い領域は1960年代の45箇所から少なくとも700箇所に増えた。
タレコミぜんぜんちゃうやん。
Re: (スコア:0)
さすがに1970年代の間違いかと思ったら、それも違うのかよ!どっから出てきたんだよ1700って数字、スラドリテラシーいくら鍛えてもわかんないよ!
これはもう (スコア:0)
クラゲとイカを食べるしかないな。
マッコウクジラはダイオウイカを食べるしアオウミガメはクラゲを食べる (スコア:0)
海水中の酸素を使わず肺に溜めた空気を使う動物の方が有利になるなら、クジラやイルカやウミガメの愛護団体なら歓迎するかも。
Re:マッコウクジラはダイオウイカを食べるしアオウミガメはクラゲを食べる (スコア:2)
海水中の酸素を使わず肺に溜めた空気を使う動物の方が有利になるなら、クジラやイルカやウミガメの愛護団体なら歓迎するかも。
クジラやイルカのエサとなるプランクトンや魚類が減ってしまうので結局クジラやイルカも減ってしまうのだ
Re: (スコア:0)
食べたいけど、イカもクラゲも高い…
Re: (スコア:0)
旬のスルメイカとかは割と安くないですか?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
これからは安くなるってストーリーだと思った
Re: (スコア:0)
? ガラッ
? 「ジャップは賢いイカを食べるなんて、なんて残酷な奴らなんだ(イカにはうろこがない。そんなものを食うやつは邪教の信者だ!!)」
海だけでなく (スコア:0)
いずれは陸もイカに支配されるんじゃなイカ?
# 早く千鶴さんを量産しないと大変な事に・・・
Re:海だけでなく (スコア:1)
イ(ル)カが攻めてきたぞっ!
Re: (スコア:0)
侵略イカ娘とかイカール星人@ハコダテ襲来中とか?
Re: (スコア:0)
"The Future is Wild"にそんな未来予想があった。
イカのくしゃみで、いかに寄生した生物が……とか、
Re:海だけでなく (スコア:1)
イカ高いぞ (スコア:0)
以前はよく食べた
最近高いから買わない
哺乳類は関係ないよね (スコア:0)
サメが減れば、イルカとシャチが増えて、バランスが保たれる...かもしれない
Re: (スコア:0)
サメが減れば、イルカとシャチが増えて、バランスが保たれる...かもしれない
イカをエサにするようになって水族館がイカ臭くなるんじゃない?
キ○ヤシ「イカやクラゲは異星からの侵略者だったんだよ!!!」 (スコア:0)
ヤツらは地球環境を操作して自分たちの生存しやすい星に変えているんだ!!!
地球温暖化も環境破壊も、全てイカ星人とクラゲ星人の仕組んだことだったんだ!!!
「支配」とは (スコア:0)
「海を支配」の定義ってなんだろう?
Re:「支配」とは (スコア:1)
「イカがせめてきたぞっ!」 [google.com]
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re: (スコア:0)
中国漁船に絶滅される事さー
Re: (スコア:0)
中学生になったら習うけど、今から覚えておいたほうがいいよ。
Re: (スコア:0)
よく「中学生で習う」なんて覚えていたなあ。「植物だって、呼吸は酸素を吸って二酸化炭素を吐いてる」なんて、いつの間にか身についている常識という認識だった。そうか、あれは中学で習うのか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
さすがに、「官報に載っている」⇒「国民すべからく知っている」という論理は難しいのでは。
これまでに発行された官報すべてを知っている国民なんて、存在しないだろうよ。
100歩譲って仮に居たとしても、「すべからく」は無理ありすぎだよ。
Re:なぜ酸素なのか? (スコア:1)
まあすべからくは義務教育の範囲外だしな
Re:なぜ酸素なのか? (スコア:1)
すべからく警察 [srad.jp]が来るぞっ!
# 私か
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re: (スコア:0)
きっと近所で帰化や破産した人の情報も全て知っている官報マニアなんじゃない?
Re: (スコア:0)
現実的にはそうですが、官報に載っている=国民全てに周知されている前提なので知らないでは済まされないのも現状です。
Re: (スコア:0)
という建前、ですよね
Re: (スコア:0)
とりあえず「すべからく」の意味を辞書で調べてみましょう。
Re: (スコア:0)
でも世の中には非酸素呼吸生物が普通にいるし、人類も細胞レベルでは時に嫌気状態で行われるし、地球大気が酸素に満ちる前ではこちらの方が普通で、酸素が満ちて地表付近の嫌気性生物の大量絶滅が起こった。
この辺の話を学ぶのはもう少し後かな?
Re: (スコア:0)
とはいえ、窒素を呼吸するのはエネルギー収支的にどうかと。
まあその辺も化学でやるのはもうちょっと上ですかね。
# 念のために調べてみたら「窒素を吐く」方の呼吸(硝酸塩呼吸)はあるのか…
Re:なぜ酸素なのか? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
酸素が下がるだけ?他の気体には置き換わらないの?
そこらへんとか、率だけではなく量的な話も入れないと、物語としては説得力ないなぁ
Re: (スコア:0)
説得力ないって言われても三葉虫やアンモナイト達には何の救いにもならんな
人類もちょっとは進化して気嚢のひとつくらい持たないとこのせんせいきのこれないかも
Re: (スコア:0)
海水に溶けてる酸素濃度が落ちたからといって他の気体に置き換わるわけではないよ。
海水温が上がると酸素は溶け込みにくくなり、下がると溶け込みやすくなる。
なので、酸素濃度は高緯度ほど高い
あと、海水温が上がる=プランクトンの行動が活発化して酸素消費量が上がる
また、海水温が上がると表層の海水がそこ留まりやすくなり深海水との循環が起きくくなり深海で無酸素になりやすい
といった感じ
今回のIUCNの報告だけど2年前にネイチャーに論文が掲載されている
こっちのほうでは2100年までに1~7%低下すると今回のより大きめの数字が設定されてはいる
Re: (スコア:0)
「あるいは牡蠣でいっぱいの海」は「さもなくば海は牡蠣で一杯に」に改題された。
元ネタがシャーロック・ホームズのうわ言だと知って驚いた。
大西洋のオヒョウ(カレイ目カレイ科)を調査したらどの大きさでも成長途上であることがわかって、
栄養状態がよく外敵に食われなければ大西洋の底を一匹のオヒョウが覆いつくすことも可能だ、って説を聞いたことがある。