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テクノロジー

ボーイング747からロケットを打ち上げるVirgin Orbit初のデモミッション、ブースター着火成功後に異常が発生して中止 25

ストーリー by hylom
空中での子機発射は格好良い 部門より

headless曰く、

ボーイング747からの人工衛星打ち上げを目指すVirgin Orbitが25日、初のデモミッションを実施した(Virgin Orbitのブログ記事Virgin OrbitのツイートArs TechnicaGeekWiresorae)。

Virgin Orbitの打ち上げはボーイング747(Cosmic Girl)を上空に飛ばしてロケット(LauncherOne)を切り離し、空中でブースターに着火して宇宙を目指すというもの。今回のデモミッションではCosmic GirlからLauncherOneが正常に切り離され、ブースターの着火も成功した。しかし、ロケット第1段による飛行中に異常が検出され、ミッションは安全に中止されたとのこと。

打ち上げ自体は失敗したものの、同社初の試みとなる空中でのブースター着火に成功するなどいくつもの目標が達成されており、Virgin Orbitでは次の打ち上げに向けて確かな手ごたえを感じているようだ。

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  • 点火成功 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2020年05月29日 18時42分 (#3824197)

    この件のニュース、必ずタイトルに失敗って入ってるけれど順調そうで良かったよ。

    • by Anonymous Coward

      ホントそうおもう。
      100%成功しなければ失敗っていう風潮作ると誰も挑戦できなくなる。

      • by Anonymous Coward
      • by Anonymous Coward

        個人的には、知見を得られなかった時に初めて「失敗」と言って良い気がします。
        コストパフォーマンスが悪くなるので、予算や商業的な意味で「失敗」とかは有ると思いますが。

      • by Anonymous Coward

        年金運用「それな。それでも今の受給者は貰い過ぎ、加入者は払い過ぎなんだが」
        共済年金「賭け麻雀やった人にも満額払います。平民と違って、公務員は上級国民なので」

  • 空中投下後点火する迄は、弾道飛行で僅かに空力抵抗が働いて液体燃料は前寄り気味になる。
    一方点火後は、推力=加速度で液体燃料は後寄りになる。
    下手するとどちらかのモードで、燃料がエンジンに送れない事になる難しさがある。

    • by Anonymous Coward

      打ち上げまでの燃料や酸化剤の蒸発があるから発射時の満タンは難しいけど
      燃料が送れるか心配しなきゃならないのは飛行機が下向いてる時くらいじゃないの?

      • by Anonymous Coward

        慣性飛行中って電車内でブレーキを掛けた状態だよ。さて、中の人はどっちに動くって奴。

        普通のロケット打ち上げだと燃料の受け口はタンクに下側にあればそれだけで自重で充填されるわけですが、水平に近い状態で尚且つ減速時には逆転しちゃうって話ですよ。
        一段目にSRBでも有れば加速Gを与え続けられるのですけど。
        ロケットエンジンで燃料吸えずに加圧用ガスとか吸うとエンジン爆発しかねないよ。

        • 飛行機の慣性飛行?による無重力状態が、無重力実験になる程度には、
          空気抵抗による減速は無視できるものじゃないかな。

          ほぼ0Gからのエンジン始動って、LE-5Bの再着火とかと似たようなもんじゃないかと

          親コメント
          • 無重力になるだけでも、タンク内の液体と気体が混ざった、使いかけのアラビックヤマトをキャップを斜め上にして回したような状態になります。そのアラビックヤマトを吸い出した時、最初にぽすっ、と気泡が出てくると、ロケットエンジンの場合はタービンに吸い込まれてキャビテーションが発生、ブレードが破損、エンジンから炎が吹き戻してきて機体ごと爆発するわけですね。他にも気持ちよく浮いてた燃料が点火と同時に底に激突、というのもあります。こうした現象は"スロッシング"と呼ばれます。

            サターンVやH-IIA上段などでは"アレッジモータ"と呼ぶ別系統のエンジンが取り付けられていて、始動手順の一環で機体に加速度を与えて予め燃料を底に寄せています。機体によっては姿勢制御用のスラスタで行うものもあります。いずれも実況ではいちいち言及されないので知らない人も多いと思います。

            ちなみにソユーズでは下のブースターがまだ燃えてるうちに上段を点火する"ホット・ステージング"という強引な方法でこれを解決しています。あの1段/2段(2段/3段)のトラス剥き出し段間、かっこいいですよね。

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            あれは放物線軌道で飛行させて、空気抵抗による減速を打ち消すために少しエンジン吹かせて横方向の慣性力も発生しないように調整してます。
            簡単な説明ではエンジン停止して重力に任せるように書いてありますが、実際には精密な制御飛行で内部の見かけの重力を消してます。
            それでも大きな機体を大気の外乱に合わせるのは難しいので、0.01G以下はできないそうです。
            もっと精密な実験したかったら、落下搭を使った実験が必要です。

            航空機による無重力実験で、横方向の空気抵抗が定量的にどの程度なのかは聞いたことないので分かりません。
            無重力実験だと高度20,000m以上で行うので、今回のように12,000mだと空気抵抗もより大きくなりそう。

        • by Anonymous Coward

          仮にロケットが横向いてたとしても
          底部の燃料吸い込み口届かない程燃料が少ないって事は無いだろうに。

        • 慣性飛行中って電車内でブレーキを掛けた状態だよ

          慣性運動とは。

          諸君、やはり文系は完全排除するべきだ。

          • by Anonymous Coward

            うっかり慣性飛行と書いてしまったマヌケとエンジン点火前の空気抵抗による減速飛行中に燃料がタンクの進行方向側に偏る原理が理解できない阿呆、完全排除されるべきはどっちでしょうねw

            • by Anonymous Coward

              よし、お前らみんな消毒だ

          • by Anonymous Coward

            慣性飛行と慣性運動は違うものだろうに

            # しかし、宇宙に出てない(衛星の軌道に乗っていない)のに慣性飛行なんて言うのか?

            • by Anonymous Coward

              グライディング(滑空)とかが妥当?

          • by Anonymous Coward

            空気抵抗が無ければな。
            航空機の受ける空気抵抗って大きいぞ。

        • by Anonymous Coward

          >慣性飛行中って電車内でブレーキを掛けた状態だよ。
          電車内でブレーキってどういう状態やw
          電車にブレーキならまだしも
          それに無理して電車で例えるなら「電車でモーターを回してない惰性走行状態」やろ(電車やと発電不可も上乗せやしな)

    • by Anonymous Coward

      ブースターに点火成功してるんだから、一段目に点火する時は加速度はプラスなんじゃない?

  • by Anonymous Coward on 2020年05月29日 16時32分 (#3824086)

    ストラトローンチっていまどうなってるんだろう。
    ちょうど1年ほど前に事業停止するんじゃないかって報道があったけど、
    それ以来音沙汰がない。
    やっぱり専用機は需要がなかったのか。

  • by Anonymous Coward on 2020年05月30日 16時49分 (#3824692)

    TerraLunarから「ロケットの夏」発売されたのが2002年か……。
    齢を取ると、つい先日の様に思えてくる。

    そして「対応OS:Windows 98/98 SE/Me」と書かれているのを見て、愕然と。

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