ロシア、1段目を垂直着陸する新型ロケット「アムール」の開発を発表 30
ストーリー by nagazou
ロケットリサイクルブーム 部門より
ロケットリサイクルブーム 部門より
AC0x01 曰く、
ロシアの国営企業ロスコスモスは10月5日、1段目の再使用によりコスト低減を図る新型ロケット「アムール」の開発を発表した(マイナビの記事)。
「アムール」は燃料に液化天然ガス(メタン)を採用する中型の二段式ロケットで、名前は中ロ国境を流れるアムール川に由来する。米SpaceX社のファルコン9ロケットと同様に1段目を垂直着陸させて再使用することを目指しており、再使用で10.5t、使い捨てで12.5tの打ち上げ能力を持つとされる。1段目機体にはファルコン9と同じく着陸脚や格子状のグリッドフィンも搭載され、1段目は最低10回、将来的には100回の再使用を行いたいとしている。
初打ち上げは2026年の予定。開発費は700億ルーブルの見込みで、機体の簡素化や打ち上げの自動化と合わせて、打ち上げ費用を2200万ドルまで削減することを目指しているとのこと。
ただし、ロシアでは現在「ソユーズ5」「アンガラ」の2系統のロケット開発が(たびたび遅延しつつも)進んでおり、さらに「ソユーズ6」の開発も検討されていることから、アムールが計画通りに開発されるかはまだ未知数とも分析されている。なお、ロシアが同種の方式を採用したことについて、SpaceXのイーロンマスクCEOは「これは正しい方向への第一歩だが、2026年なら完全再使用を目指すべきだ」との強気のツィートを行っている。
垂直着陸ねぇ... (スコア:0)
着陸用の燃料のせいでペイロード激減りしそうなんだけどどうなんですかね?
最近トレンドってことはそうでもないのかな。
Re:垂直着陸ねぇ... (スコア:3)
着陸用の燃料のせいでペイロード激減りしそうなんだけどどうなんですかね?
最近トレンドってことはそうでもないのかな。
ちゃんとタレこみ文に
「再使用で10.5t、使い捨てで12.5tの打ち上げ能力を持つとされる。」
って書いてあるじゃん。一段目を回収するために燃料が残ったまま早めに二段目に切り替えるので軌道に届けられるペイロードが2トン減るってこと。
Re: (スコア:0)
SpaceXみたいに、再利用時と使い捨て時でペイロードが大きくかわるんじゃね?
ちなみにSpaceXのペイロードは、
使い捨て>海上回収>陸上回収
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
spacexの回収時のペイロード低下をみるに、回収だと相当大きく落ち込むんだが
まあspacexは多くの顧客が1段目回収で打ち上げられるように、回収時でもペイロード多めにしてる
よって、回収しない場合かなりペイロードが上がる
Re: (スコア:0)
一方で、今回のロシアのやつは、(現時点のカタログスペック上では)再使用と使い捨てのペイロードがあんま変わんないんだよね?
ロケットのサイズ的にはファルコン9とあまり違わなそうなのに。この差は何なのか気になる。
(使い捨てによる性能上昇幅が小さいだけなので、単に抑えて発表してるのかもしれんが。)
Re: (スコア:0)
「再使用で10.5t、使い捨てで12.5tの打ち上げ能力を持つとされる。」
これであんま変わらないの?
Falcon9は洋上で15%、陸所着陸で30%ぐらい(打ち上げ可能ペイロードのロスする割合)という事なので
まあ、ロシアのビッグマウスを差し引けば大体同じぐらいじゃない?
Re: (スコア:0)
ファルコン9は…と思って英語版Wikipedia [wikipedia.org]みたら、最新型は
「再使用で16.8t、使い捨てで22.8t」
なんですね。パーセント的にはそれほど変わらなくて、一方でそもそも一回り大きかったわ。
Re: (スコア:0)
総質量550 t, 再使用16.8/使い捨て22.8 t → 74%に減少
総質量360 t, 再使用10.5/使い捨て12.5 t → 84%に減少
低軌道10tのペイロードが何を意図してるかが分からん
Re: (スコア:0)
> Falcon9は洋上で15%、陸所着陸で30%ぐらい
一方ロシアは、適当にあいてる場所に着陸させた。
なので無駄な噴射も最小限でロスが少なめ。
Re: (スコア:0)
そういやソユーズも基本、陸上だったな。
Re: (スコア:0)
使い捨て時に構造を大きく変更するかしないか程度では。
Re: (スコア:0)
海に落っことして、浮かんでくるまで待ったら駄目かな、
衝撃で壊れるか
Re: (スコア:0)
そこでパラシュートを開く!
なんて素人が考える事は普通にやってた [goo.ne.jp]
垂直着陸 (スコア:0)
ウルトラホーク2号を見て、子供ながらに「子供だましだなあ」と思ったのは良い思い出。
Re: (スコア:0)
そのコメントはあなたがご覧になったのが本放送(1967~1968年)か再放送なりビデオなりか、
いつ頃かで意味がかなり大きく変わるかと。
スペル星人見ました?←判断方法がひでえ
もっと後に、MAT・科特隊・ウルトラ警備隊のメカにそれっぽい理屈をつけて
ファンの絶賛を浴びたムック「Ultra Weapon World」では似た時期のSFロケットの
大気圏再突入方法を
「尻まくり」(逆噴射による垂直着陸、「怪獣大戦争」P1号)
「腹みせ」(これはスペースシャトル)
「飛び込み」(飛行機型宇宙船が機首から大気圏突入、「怪獣総進撃」ムーンライトSY-3)
「ふんわり」(これはその頃やってたΖガンダムで多用したバリュート)
と分類した上で、ウルトラホーク2号を(画面で見えないところで)
バリュートによる大気圏突入&格納式グライディングウイングによる滑空、
と設定してましたな。SF設定が「おおらか」から「小難しい理屈」なった時期の
設定遊びの代表格な本でした。
Re: (スコア:0)
サンダーバードの1号と3号はどう思いましたか。
3号は単段で大気圏脱出する能力がある。
1号は水平姿勢(横倒し)で垂直離発着できる。
どっちもすごいな。
スペースシャトルみたいに (スコア:0)
やってみたら使い捨てより費用が掛かりました。
なんて事にならないと良いけど。
部品数が圧倒的に少ないし、大丈夫なのかな・・・
Re: (スコア:0)
スペースシャトルってもう40年前の機体ですよ。現代の技術でやってみたら、使い捨てより安く上がりました、って実証されたからこそ各社こぞって参入しようとしてるんですよ。
Re:スペースシャトルみたいに (スコア:1)
スペースシャトルは、宇宙速度の機体を空力で減速するので、全面に耐熱パネルを貼らないといけない
この耐熱パネルのメンテナンスに巨額の費用がかかる
最近の1段目回収ロケットは、宇宙速度まで出てない1段目を、逆噴射で耐熱パネル不要な速度にまで減速して回収
宇宙速度出てる2段目は回収せず使い捨て
現代の技術っていうより、回収部分の違いが大きい
Re:スペースシャトルみたいに (スコア:1)
現代の技術でやってみました [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
でもきっとお高いんでしょう?
Re: (スコア:0)
シャトルだと活動時間は精々2週間ですが、X-37Bは2年以上のミッションをこなしています。
日割りで考えると結構お得では。
Re: (スコア:0)
無人の人工衛星として見れば特に長期間使えるってわけでも無い。
はやぶさは7年かけて帰って来たんだよな。
Re: (スコア:0)
離着陸回数を見るべきなんですかねえ
つか用途は持って帰りたい物があるとかなのか?
或いは機体が再利用出来るのが良いのか?
Re: (スコア:0)
人工衛星じゃ大規模なペイロードを上げる事も降ろす事も出来ないからなぁ。
もちろんそのために専用設計することはできるだろうけど、それこそコストが見合わんだろう。
はやぶさのサンプルコンテナ(サイズはもも缶ぐらい?)を回収するのに
どれだけ手間がかかってるか・・・
Re: (スコア:0)
2年前の報道 [mynavi.jp]だと、ロシアも昔っからやってるフライバックブースタ的な再使用ロケットを開発するって事だったんですけど、あいつはどこに消えたんですかね…?
普通に続いてるのか、それともとっくに打ち切られて今回の奴に置き換えられたのか、ロシアの宇宙開発はこの手の話題になっては続報が無い奴が多くて謎過ぎる。
Re: (スコア:0)
翼付きのゼニットはエネルギアの類の用途が無いから沙汰消えなんでないかな。