OSIRIS-REx の収集したデータにより、小惑星ベンヌの軌道と地球衝突リスクが高精度化される 18
ストーリー by headless
精度 部門より
精度 部門より
NASA などの研究グループが探査機 OSIRIS-REx の収集したデータを用い、小惑星ベンヌの 2300 年までの予想軌道と地球衝突リスクを高精度に計算した (プレスリリース、 論文、 The Register の記事)。
ベンヌの軌道は熱放射により推力が発生するヤルコフスキー効果に影響されるほか、2135年の地球最接近時には地球重力の影響を受ける。OSIRIS-REx は地球に持ち帰る岩石サンプルを採取しただけでなく 2 年以上にわたってベンヌを近くで観測しており、ベンヌの大きさや形状、質量、軌道、自転に関する詳細なデータを取得している。
研究グループは NASA の Deep Space Network と最新のコンピューターモデルを使用することで、ベンヌの軌道に関する不確実性を大幅に低下させることに成功した。小惑星の軌道がここまで高精度に計算されるのは過去に例がないという。
計算結果によれば 2300 年までにベンヌが地球に衝突する確率は 1,750分 の 1 (0.057 %)、最も地球に衝突する確率の高い 2182 年 9 月 24 日の衝突確率は 2,700 分の 1 (0.037 %)となる。ベンヌが地球に衝突する可能性はほとんどないものの、小惑星 1950 DA と並ぶ最も危険な小惑星であることに変わりはないとのことだ。
ベンヌの軌道は熱放射により推力が発生するヤルコフスキー効果に影響されるほか、2135年の地球最接近時には地球重力の影響を受ける。OSIRIS-REx は地球に持ち帰る岩石サンプルを採取しただけでなく 2 年以上にわたってベンヌを近くで観測しており、ベンヌの大きさや形状、質量、軌道、自転に関する詳細なデータを取得している。
研究グループは NASA の Deep Space Network と最新のコンピューターモデルを使用することで、ベンヌの軌道に関する不確実性を大幅に低下させることに成功した。小惑星の軌道がここまで高精度に計算されるのは過去に例がないという。
計算結果によれば 2300 年までにベンヌが地球に衝突する確率は 1,750分 の 1 (0.057 %)、最も地球に衝突する確率の高い 2182 年 9 月 24 日の衝突確率は 2,700 分の 1 (0.037 %)となる。ベンヌが地球に衝突する可能性はほとんどないものの、小惑星 1950 DA と並ぶ最も危険な小惑星であることに変わりはないとのことだ。
宝くじ (スコア:0)
ラッキー賞とかミニ賞の当選率ぐらいだと考えれば、結構当たる気がしないでもない
お尻だけにベンヌって (スコア:0)
狙って付けたような名前だなぁ
開いた口がふさがらない (スコア:0)
結局、どうなったん?
Re: (スコア:0)
あなたは口を開けたまま喋れるのですか?
確率 (スコア:0)
軌道計算における確率ってどう言う意味なんでしょう?
三体問題が近似解しか出ないってのは分かるのですが、
量子力学でもあるましい、確率ってどうやって計算しているんだろうか。。
Re: (スコア:0)
重さとか変わったりすると引力も変わるんじゃない?知らんけど。
Re: (スコア:0)
そりゃ単純に言って重さって引力だから……
Re: (スコア:0)
誤差が見積もれるから後は大きさで決めてるんじゃない?知らんけど。
Re: (スコア:0)
現在の位置、運動量には観測誤差がある。
記事にあるヤルコフスキー効果にも誤差があるだろうし、惑星の質量、軌道にも誤差があるから軌道予測には誤差が積み上がっているはず。
それで確率的に表された軌道のうち、地球に衝突する事象の発生確率を計算しているのでは?
Re: (スコア:0)
誤差の範囲でちょっとずつ条件変えて1億回シミュレーションしたら5700回は衝突しました、みたいな?
Re: (スコア:0)
たぶん、ちがう。
Re: (スコア:0)
言うほど間違ってるとは思わんけどな。
複雑な確率モデルの計算をするのに、モンテカルロ法をベースとしたアルゴリズムを避ける理由がない。
勿論単純なモンテカルロ法だと、パラメータ空間が広すぎて、
こういう低確率事象(確率分布の裾)の計算は苦手だが。
Re:確率 (スコア:1)
"Then, we performed a statistical Monte Carlo impact analysis by generating 10 million samples from the mapped state covariance, propagating each sample through 2300 (100 years beyond the horizon considered by Chesley et al., 2014), and counting the number of impacts. "
「そして、マッピングされた状態共分散から1,000万個のサンプルを生成し、それぞれのサンプルを2300年(Chesley et al, 2014が考慮した地平線よりも100年先)まで伝播させ、インパクトの数をカウントすることで、統計的モンテカルロインパクト解析を行いました。」
(DeepL翻訳)
と論文に書いてあるです。
Re: (スコア:0)
宇宙には宇宙なりの難しさがあることは想像に難くないが
「たった」1,000万個のサンプルだけで300年先の状態が
有意なレベルで計算できるって宇宙って別世界だなと実感する。
Re: (スコア:0)
台風予報みたいに予報円(3次元だから球)ができるんじゃないかな?
Re: (スコア:0)
途中まではそれで上手く行くだろうけど、
地球(や他の惑星)の重力の影響を強く受けた段階からモードが分裂すると思う。
放射脳=ゼロリスク脳にとっての、2300 年までにベンヌが地球に衝突する確率0.057 % (スコア:0, フレームのもと)
当然無視できまい。
だから熱核爆弾及び現地への輸送手段大量生産の必要性には同意頂けるであろう。