九州大学らの共同研究グループは、大規模認知症
コホート研究により、境界型糖尿病とアルツハイマー病の罹病が関連することを初めて明らかにしたという。今後も研究を進め認知症発症リスクに応じた予防・治療法の確立が期待されるとしている(
九州大学リリース)。
あるAnonymous Coward 曰く、
大規模前向きコホートデータを基盤とした認知症のゲノム・脳画像研究(JPSC-AD)は境界型糖尿病ではアルツハイマー病が1.3倍増加すると明らかにした。
糖尿病では1.7倍増えることが判っていたが、その前の境界型でも増える。(報道発表資料九州大学、糖尿病リソースガイド記事)
糖尿病患者では脳血液関門を越えて髄液に移行するインスリンが減少し、脳のインスリン作用が低下し、結果としてアルツハイマー症の発症が増えるという仮説が提案されている(横野の総説)
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境界型じゃないから大丈夫 (スコア:0)
私は完璧な糖尿病で境界型じゃないから大丈夫か、と思ったら
> 境界型糖尿病ではアルツハイマー病が1.3倍増加すると明らかにした。
> 糖尿病では1.7倍増えることが判っていたが、その前の境界型でも増える。
残念。
Re: (スコア:0)
糖尿病が引き起こす疾患(合併症)は把握しておいた方がいいですよ。
わかりやすいところだと血行が悪くなるから、禿げるとか(毛根が死ぬ)、脳血管性認知症(脳が死ぬ)、網膜症(網膜が死ぬ)、腎臓が死ぬ、など。
リスクを理解していれば万が一の時に対応しやすくなります。予防・治療を早く開始できます。
Re: (スコア:0)
手足の感覚の麻痺、傷が治りにくくなる/壊死。
さらにはそのコンボで症状が悪化して手足の切断までよりどりみどり。
普通はそうなる前に、定期的に内科に通って検査するようになるが。
医者の言うことを無視すると、遅かれ早かれそうなる。
他の化学物質 (スコア:0)
> 糖尿病患者では脳血液関門を越えて髄液に移行するインスリンが減少し、脳のインスリン作用が低下し、結果としてアルツハイマー症の発症が増えるという仮説
たとえば、認知症の症状進行を遅らせる薬として現在使用されているもののうち
メマンチンはグルタミン酸過多を減らす方向に作用して
ドネペジルはアセチルコリンを増やす方向に作用するとのこと。
アセチルコリンはどんな食物に含まれてるのかは知らないけど、グルタミン酸と言ったら旨味成分だから
旨味減らす食事すれば認知症予防・進行遅延・改善には良いのだろうか?
Re: (スコア:0)
食べたグルタミン酸は血液脳関門通らないのです。
通ってたら味の素で気が狂いますw
でも、脳関門は3歳ころまで未発達だそうなので
あ、誰か来た?