米小型ロケットベンチャーのAstra、初の商業打ち上げには失敗 6
ストーリー by nagazou
残念 部門より
残念 部門より
AC0x01 曰く、
昨年11月に4回目にして初の軌道投入に成功したことが報じられたばかりの米小型ロケットベンチャーのAstra社だが、2月10日に行われたRocket3.3の初の商業打ち上げにおいて再び打ち上げに失敗してしまったようだ(TechCrunchの記事)。
打ち上げの動画が公開されているが(動画と解説ツイート)、5回目となるこの打ち上げでは1段目は正常に上がったものの、フェアリングが分離しないまま2段目が点火して、そのまま制御を失ってしまったという。
Astraの初の商業ペイロードとしては、NASAと小型衛星チームの機体が搭載されていたとのこと。Astraは打ち上げ成功前の2021年2月にも早々にNASDAQ上場を果たしているが、初成功からすぐの失敗により同社の株価は40%以上の急落となっている。
レオは助けてくれなかったのか (スコア:1)
レオが危機の時にはアストラは助けに来てくれるのに。
〇〇えもん (スコア:0)
OK~OK!
名前が悪い (スコア:0)
宇宙に出た途端に遭難しそう
Astra (スコア:0)
そもそもラテン語で「星」って意味やで
なにが起きたか (スコア:0)
一般的なフェアリングは2段目の上に乗っていて衛星のみを覆うが、Astraのフェアリングは衛星と2段目を丸ごと覆う、大型の方式になっている
普通は、2段目の外筒の下端で1段目に乗り、上端にフェアリングと衛星が乗るという方式
Astraのは延長されたフェアリングが1段目に乗って、2段目を包み込むから、2段目は空気抵抗やフェアリングの重量を考慮する必要がなくなり、通常キックモーターと呼ばれる軽量簡素な構造を採用することができた
1段目エンジン停止、フェアリング固定解除、フェアリング投棄、2段目固定解除、2段目エンジン点火、というのがAstraの正常な手順
ところが今回はフェアリング固定解除が不完全だったせいで投棄できないままシーケンス通り2段目固定解除、フェアリングに包まれたままエンジン点火、フェアリングは吹っ飛ばせたが2段目は激しく回転してエンジン停止、ということに
推測だけど、1段目エンジンの停止が不完全でわずかに推力が残っていて、慣性飛行状態を前提としたフェアリング固定機構が動作不良になったのかも
分離はロケットの鬼門なので、重量や衝撃の増加を甘受して確実に動作する保守的な設計をする価値がある
Astraは小型ロケットなのでマージンが少なく、設計の自由度はどうしても制限される
同じ失敗を防ぐ改造は技術的には簡単だけど、小さな新興企業の体力が持つかどうか…
Re: (スコア:0)
一段目残存推力かぁ…ありそうな話
新規参入はみんなやらかすね