超小型衛星で熱帯低気圧を観測する NASA の TROPICS ミッション、最初の2基は打ち上げ失敗 9
残念 部門より
Astra は日本時間 13 日、NASA TROPICS-1 ミッションの Rocket 3 ロケット打ち上げをケープカナベラル宇宙基地で実施した (NASA のブログ記事、 ニュースリリース、 The Verge の記事、 The Register の記事)。
打ち上げが行われたのは日本時間 13 日 2 時 43 分。打ち上げは正常に行われたが、ロケット上段の噴射が予定よりも早く終わってしまい、ペイロードの軌道投入は失敗した。動画では打ち上げから約 7 分後に上段の噴射まで残り 1 分ほどとの説明があった直後に噴射する様子が見られ、その後中止が伝えられた。
TROPICS (Time-Resolved Observations of Precipitation structure and storm Intensity with a Constellation of Smallsats) は 3U の超小型衛星 (CubeSat) を 3 つの地球低軌道面にそれぞれ 2 基配備してコンステレーションを構成し、熱帯低気圧を調査するミッションだ。TROPICS-1 打ち上げミッションでは 2 基の TROPICS CubeSat を最初の軌道面に投入する計画だった。今回の失敗で残る CubeSat は 4 基となり、配備可能な軌道面は 2 つとなるが、それでも従来の観測手法より大幅に向上した熱帯低気圧観測が可能になるという。
Astra のロケット打ち上げは今回を含めて 7 回のうち 2 回しか成功していないが、CubeSat などの小型ペイロードは比較的高いリスクでの打ち上げが許容される。そのため、理想的なイノベーションのプラットフォームとして NASA の科学的研究と技術開発に貢献するほか、新たな打ち上げ能力獲得にも貢献するとのことだ。
アストラの株価はここ1年で15ドル→1.5ドルに (スコア:1)
期待の宇宙ベンチャーとして去年7月にNASDAQ上場して1株15ドルを付けたアストラは、2月と今回の打ち上げ失敗で、もはや1.5ドルとあっという間に十分の一に…。
最初に打ち上げ失敗が続くのは新規ロケットなら仕方ないものの、せっかく打ち上げ成功したのにそのあとが成功→失敗→成功→失敗、となっているのは品質がいつまでも安定しない印象を受けるから、ちょっとヤバそう。
これはそろそろ会社持たないんじゃね?
ロケットの名前が「ロケット3.3」ってさあ (スコア:3)
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20211125-2199381/ [mynavi.jp]
>London氏は「私たちは100%の信頼性を求めて打ち上げるわけではない」とし、
>わずかな信頼性の低下と引き換えに、大幅なコスト削減を図ることを目指すとも語っている。
「とにかく安い」が目玉のロケットなので失敗率が高いのはしゃーない、ということなのかしら
しかしロケットの名前が「ロケット」ってのはやる気なさすぎな気はする
安いといえば、がちホ (スコア:0)
もものロケットはどうなったの?
高いリスク (スコア:0)
×CubeSat などの小型ペイロードは比較的高いリスクでの打ち上げが許容される
○衛星コンステレーションの多数機・多数回打ち上げは比較的高いリスクでの打ち上げが許容される
Re:宇宙デブリを増やすな! (スコア:1)
低軌道へ投入のはずが噴射が足りなかったってことは、ほっといても落ちてくるだけでデブリにはならないよ。
というかなぜ他のコメントへの返信じゃないコメントのタイトルにわざわざ「Re:」つけてるの?
Re: (スコア:0)
無能で十分に説明できることに悪意を見出してはならない、しかし、悪意を除外してはならない。
Re: (スコア:0)
悪意ある無能ってことか。
Re: (スコア:0)
十分に発達した無能は悪意と見分けがつかない。
例の観光船の社長のように。