東京大学などの研究グループ、海底面下を透視する技術を開発 22
ストーリー by headless
透視 部門より
透視 部門より
東京大学や JAMSTEC などの研究グループが新しいコンセプトの海底調査ツール「A-core-2000 (Acoustic coring system)」を開発し、相模湾深海での実証実験に成功したそうだ
(プレスリリース、
東京大学の記者発表、
論文)。
A-core-2000 は高周波の収束型超音波センサーと専用防水モーターを搭載する 2 軸フレームで構成され、250 mm × 250 mm の範囲に 500 kHz の超音波を連続照射しながら 2 mm 間隔でスキャンして海底下を 3 次元的に高解像度で可視化できるという。
従来、深海の堆積物中に生息する底生生物の調査にはサンプリングによる手法が用いられてきたが、A-core-2000 を使用すれば調査効率が大幅に向上するほか、その場での非接触・非破壊的な観察や空間的な分布の把握が可能になる。
研究グループでは JAMSTEC の有人潜水調査船「しんかい6500」に A-core-2000 を搭載し、静岡県初島沖の相模湾深海 (水深 851 m ~ 1,237 m) に広がるシロウリガイのコロニー周辺で実証実験を実施。殻が完全に海底下に潜った状態で生息し、光学カメラなどでの確認が困難だった幼体を含め、17 個体のシロウリガイの空間分布とサイズの可視化・定量化に成功した。
A-core-2000 を用いることで、これまで困難だった海底面下に生息する埋在性生物の分布や生態を把握できるようになる。今後は資源・エネルギー開発や気候変動が底生生物に与える影響の把握や、地球科学的な物質循環の理解、水産資源の分布調査などに応用予定とのことだ。
A-core-2000 は高周波の収束型超音波センサーと専用防水モーターを搭載する 2 軸フレームで構成され、250 mm × 250 mm の範囲に 500 kHz の超音波を連続照射しながら 2 mm 間隔でスキャンして海底下を 3 次元的に高解像度で可視化できるという。
従来、深海の堆積物中に生息する底生生物の調査にはサンプリングによる手法が用いられてきたが、A-core-2000 を使用すれば調査効率が大幅に向上するほか、その場での非接触・非破壊的な観察や空間的な分布の把握が可能になる。
研究グループでは JAMSTEC の有人潜水調査船「しんかい6500」に A-core-2000 を搭載し、静岡県初島沖の相模湾深海 (水深 851 m ~ 1,237 m) に広がるシロウリガイのコロニー周辺で実証実験を実施。殻が完全に海底下に潜った状態で生息し、光学カメラなどでの確認が困難だった幼体を含め、17 個体のシロウリガイの空間分布とサイズの可視化・定量化に成功した。
A-core-2000 を用いることで、これまで困難だった海底面下に生息する埋在性生物の分布や生態を把握できるようになる。今後は資源・エネルギー開発や気候変動が底生生物に与える影響の把握や、地球科学的な物質循環の理解、水産資源の分布調査などに応用予定とのことだ。
超音波 (スコア:2, 興味深い)
深海生物って目が退化してるし、超音波で獲物探知する未知の種が引き寄せられてきて新種発見とかされたりして
Re:超音波 (スコア:1)
うるさいと怒ったイルカが攻めてきたり
Re: (スコア:0)
深海で怒れるイルカが発見されたならそれはそれで大発見
Re: (スコア:0)
もし超音波に引き寄せられる捕食者が居るなら
超音波から逃げる被食者もいるでしょうね。
ただ実際問題としては水中と空中では全然状況が違って、水中では水の振動が容易に伝わるので超音波を使うまでもありません。
魚類なら側線、甲殻類も似た器官を持っていて、水中の生物の多くは水の振動を知覚できるようになっています。
Re: (スコア:0)
すごい騒音に聞こえてでショック死とか
潜水艦ソナーだとあるある
東大のプレスリリースでは (スコア:0)
深さ方向に150mmまで表示されていた。
生物探査には使えそうだが、資源・エネルギー開発にはどれだけ使えるだろうか。
Re: (スコア:0)
ライダーによる地上探索と同じで軟質な土壌は調べられるけど岩盤の下は無理だろう。其れでも大きな前進だろう。
Re: (スコア:0)
メタンハイドレートの上を薄く土砂が覆っていてぱっと見ではわからないってのには使えるかもね
Re: (スコア:0)
この分野は本当に素人なのですが、結構使えそうな鉱石なんかが海底にごろごろ転がってることがあるという話を聞いたことが。
Re: (スコア:0)
ゴロゴロあっても 採算があう 取り方がない 無人機を開発して取りに行きますか
Re: (スコア:0)
まだ人件費が嵩むとか規模が小さ過ぎて儲からないとかそういう話ですらないのが悲しいところ。
潮干狩りに使えそう (スコア:0)
応用を考えてみた。潮干狩りにどうかな。
足でぐりぐりやって触感で探すより効率的。多分。
Re: (スコア:0)
潮干狩りなんて漁師が事前に撒いた養殖の貝を拾ってるだけ。
潮干狩りシーズンは満潮になると船出して貝撒いてるから
たくさん取りたいならその下を掘れば良い。
Re:潮干狩りに使えそう (スコア:1)
干潮時にダンプの上から蒔いているのを見たことがあります。
場所やタイミングによってやり方変えているんでしょうね。
Re: (スコア:0)
海底の泥や砂の下にもぐっているものが探知できるって技術なのに・・・
潜水艦って泥や砂の下にもぐるのか?(苦笑)
Re:潜水艦は探知できるの? (スコア:3)
地中を進む潜水艦 [wikipedia.org]はロマンです。
Re: (スコア:0)
ベルトサンダーでかき氷を作る的な発想だな。
Re: (スコア:0)
埋設機雷探知用の低周波ソナーがすでに海自でも使われています
潜水艦は着底・沈座することはあっても埋まりません
埋設した海底ケーブルは特製のアンカーを引きずって、引掛けて吊り上げたりするそうです
Re: (スコア:0)
>>埋設機雷探知用の低周波ソナーがすでに海自でも使われています
正確には軟弱な地盤・泥に埋まった沈底機雷ですね
Re: (スコア:0)
×軍オタって本当馬鹿だな。
○非軍オタって本当馬鹿だな。