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国際宇宙ステーション

冷却材流失のソユーズ MS-22 は無人で帰還、乗員は次のソユーズで帰還へ 30

ストーリー by headless
帰還 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

冷却材の漏れたソユーズ MS-22 は無人で地球に帰還し、来月 MS-23 を無人で打ち上げ、MS-22 で帰る予定だった乗員は MS-23 で帰還という計画になるという。また MS-22 の機体に製造時の損傷などは確認できなかったことと、穴の形状から、当初発表どおり微小隕石の衝突が原因の可能性が高いとのこと (鳥嶋真也氏のツイート産経ニュースの記事SpaceNews の記事)。

ロスコスモスのエンジニアによれば、ソユーズ MS-22 は 国際宇宙ステーション (ISS) からの緊急避難に使用することは可能だが、通常の帰還に使用できる状態ではないという。代替のソユーズ MS-23 は 2 月 10 日に無人で打ち上げ予定で、ロスコスモスのセルゲイ・プロコピエフ宇宙飛行士とドミトリー・ペテリン宇宙飛行士、NASA のフランク・ルビオ宇宙飛行士は数か月長く ISS に滞在したのち MS-23 で帰還する。これに伴い、ルビオ宇宙飛行士のシートライナーは緊急避難に備えて MS-22 から Dragon Enduance へ移動しており、MS-23 が到着したら再び移動するとのことだ(NASA のブログ記事 [1][2])。

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  • いろいろ言われる可能性はあろうとも、リカバリプランを持つのは大事だなあ

    --
    M-FalconSky (暑いか寒い)
    • by Anonymous Coward

      少し先にあるかもしれないロシアの政変・内乱・内戦・歳出削減・経済破綻等でソユーズを飛ばせなくなることも想定してリカバリブランを持つ必要があるね
      #ロシアがダメなら中国があるさ

      • by Anonymous Coward

        既にシグナスで起動維持できるから
        ロシア無しでも何とかなるんじゃないの?

        • by 90 (35300) on 2023年01月15日 2時29分 (#4394492) 日記

          実はISSの"コアモジュール"はアルマース計画のTKS補給船GRAU分類11F77型"機能性貨物部(FGB)"、"ロシア側区画の第一モジュール"はサリュート8号そのものなんです。ISSの米国側軌道区画というのは、TKS補給船のVA有人カプセルが来る場所、プログレス補給船で言えば丸いところの代わりにダミーの氷結が繋がっているようなものなので、単独では飛行できないんですよ。FGBを介して繋がっているサリュート8号が離脱した場合、単にリブーストだけではなくINSやらなんやら……自力で姿勢を維持できる、サリュート宇宙ステーションの代替になる貨物船またはコアモジュールを新規に設計して、なんと常設しなければならないんです。

          実際にやるとすればあちらの官僚さんがLMに試作発注とBoeingに本番を頼んで5年で1.5兆円くらいの絵を描いて、そこにSpXが2年2000億でできるとか言い出して揉める流れになるでしょうけど、今すぐに解結されるとすっ転んでしまうはず。

          親コメント
          • by Anonymous Coward

            ザーリャはアメリカがロシアに金払って作らせたアメリカの資産だから、ちゃんと使えるように分離してね?
            まあ実際起こるとしたら機能停止とロシア人撤退止まりで、物理的に分離するわけではないだろうけど
            アメリカ側に影響(≒損害)を与えずに分離なんて無理だからね
            安全のためにアメリカ人には1年以上地球に降りてもらう必要があり、その間アメリカ側モジュールが使えなくなることによる損害賠償をロシアは払えない
            そもそも、ロスコスモスの不可抗力による早期離脱の可能性はゼロではないけど、ロスコスモスには離脱の意思はない
            離脱の正規の手続きでは数年前に発表しておく必

  • by Anonymous Coward on 2023年01月14日 18時19分 (#4394390)

    飛行機も自動運転でいいんじゃね?

    • 宇宙船と飛行機とでは、ゆりかもめと自動車自動運転くらい、とりまく環境が違うので。。。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      飛行機って、離着陸だけ人がやって、その他は自動運転(オートパイロット)じゃないの?

      • by Anonymous Coward

        だったら、パイロットは空港に地上配置して、遠隔操縦すればいいのに。

        • by Anonymous Coward

          とりあえず緊急着陸する場合は予定に無い空港に降りることだってあるし、
          もっと別の理由で不時着,或いは墜落することだってある。

          それと落雷やらがあると、さすがに電波通信が不安定になるのではないか。
          あとはハッキングや妨害電波の問題とか。

      • by Anonymous Coward

        (ここだけの話にして欲しいのですがもうずいぶん前から)離着陸も含めて自動ですよ。小さいのは知らんけど。

        • by Anonymous Coward

          https://trafficnews.jp/post/106531/2 [trafficnews.jp]
          > また『CATI』であっても視界が非常に悪い、あるいは雲が非常に低い場合、ANAでは自動着陸が推奨されています

          気象条件が悪い時は自動着陸が推奨なんか…
          しかも手動の離着陸が大半の理由が、この記事によると、操縦士の技量の維持・向上のためって。

          • しかも手動の離着陸が大半の理由が、この記事によると、操縦士の技量の維持・向上のためって。

            東海道を走行中の新幹線の運転席に入ったことがありますが、実際は完全自動運転できるんだけれど、運転士は目の前の速度をコントロールするレバーにライトで表示された速度の上限と加減の間をレバー操作で動かすようになっているのだとか。ある程度自分で操作しないと眠ってしまうからだとか。

            Boeing 737 の着陸時に機長に誘われてコックピットのオブザーバーシートに座って着陸を体験したけれど、その時は完全手動での着陸でしたね。それ以上に、最も危険だと言われている着陸の時に機長と副操縦士がジョークを話しながらゲラゲラ笑っていて緊張感ゼロだったのに驚きました。まぁ、何事も実際の現場ってそんなもんなんでしょうね。

            親コメント
          • by Anonymous Coward

            >しかも手動の離着陸が大半の理由が、この記事によると、操縦士の技量の維持・向上のためって。

            資格が必要な職種だとこうなるんだな…まぁ、万一の時は多数の人命が失われるので当たり前か。

            「誰にでも出来る作業に落とし込め」「誰にでもできるならお前らはもういらん」とか繰り返して
            素人だらけになった世界もあるんだけどね。で、万一の時は誰にもどうしようもない。

          • by Anonymous Coward

            旧聞だけどスペースシャトルの着陸、開発当初から全自動でできるけど、操縦士のプライドを守るために手動操縦で着陸させてたんだってね…。
            なにせ空軍上がりのパイロットが多かったから。

            一方ソビエトロシアはブランの打ち上げは無人で行い着陸も無人だった。
            そこらの農夫上がりの兵士でも操縦できる宇宙船、ってのがソビエトの考えだったらしい。
            専門家たるパイロットが全てを把握して自分で判断することを重視するアメリカと対照的でおもろいね。

            旅客機で言うならボーイングとエアバスみたいな違いかもしれんね。

            • by Anonymous Coward

              そりゃ無いわ。
              だったら最初の打ち上げ~着陸、無人でやってるわ。
              実際カプセル式有人仕様宇宙機の開発段階がそうだし。

              • by Anonymous Coward

                元コメは有名な話。コロリョフの死因が高名な下手の手術ミスって話くらいの知名度。

              • by Anonymous Coward

                NASAの技術陣は無人でやりたかったという話を聞いたことがあるよ。ソースがすぐには見つからないが。

                一方、宇宙飛行士や政治家から見たら、命を賭けても最初のシャトルに人を乗せたい/乗りたいものだろう。
                実際、初飛行での飛行士は二人だが、船長(操縦するのは船長の仕事)は海軍のテストパイロット上がり、パイロット(実態は副操縦士)も海軍のパイロット上がり。
                まぁいずれもベテランなので、トラブルに対処できる人材としてあてがってるのだろうから、単なる命知らずではないだろうけどね。
                軌道上でトラブルが生じた時に対処できるのは人だけなので、まぁそういう意味で人乗せてたんだろう。

                いずれにせよ、手動着陸のために人を乗せてたのではなことだけは断言できる。

              • by Anonymous Coward

                シャトル以外の全てのロケットを廃止するという目標があって、技術的な理由であの形になったわけではない
                理想は、技術の進歩による低コスト化による世代交代
                では理想に現実が追いついていなかったら?アメリカは、現実をねじ曲げる選択肢を選んだ
                高コストで大したメリットもない新システムを正当化するためには、他の選択肢を排除するしかない
                既存のロケットは政治工作で抹殺したが、問題は有人宇宙飛行
                カプセル宇宙船が残っているとタイタンやサターンも生き残ってしまうので、シャトルは人間が必須のシステムにする必要があった
                軍人パイロットはそういう政治の犠牲者

          • by Anonymous Coward

            飛行機はまっすぐ飛んでゆっくり降りて、前後の間隔を何キロと空けるから可能なんだよね
            車幅ギリギリの道路を時速百キロでぶっ飛ばす自動車と違って空間がメチャクチャ広くて
            自動着陸がバグっても10秒以内くらいのノンビリした応答速度で高度を上げればいいだけ
            ロケットもエンジンが爆発し始めてからコクピットが吹き飛ぶまで数十分の一秒の猶予があるし
            大型船なんかUターンするだけで半日がかり

            自動車はバグって3秒であの世行きだから、異常を待機して手動で回避するってのが不可能なんだね
            そこがロケット・飛行機・船のいずれとも異なる点

          • by Anonymous Coward

            自動着陸のための地上設備がある空港ばかりではないし、設備があっても確実に稼働しているとは限らない。
            工事で止まることもあるし、事故で破壊された広島空港のような例もあるし。
            離陸したからには着陸しなければなりません(byささら機長:全六空)。
            だから自動着陸が使えないときに備えて手動着陸できる技量を保っておくことは必要。

    • by Anonymous Coward

      使ってる金額が違いすぎる説

    • by Anonymous Coward

      自動操縦のことをオートパイロットというのは飛行機で早いうちに実用化したから。
      大韓航空機撃墜事件も本来のコースをそれたのはジャイロかなにかの設定が正しくなかったためにオートパイロットがずれた方向に向かってしまったと考えられている。

      • by Anonymous Coward

        AUTOというとゴムの滑り止めが付いたボールペンを思い出しますね。パイロットは万年筆。年がばれるかな?

  • by Anonymous Coward on 2023年01月15日 18時56分 (#4394631)

    映画「アド・アストラ」だとブラッド・ピットが衛星軌道からパラシュートで降りてきたんじゃなかったっけ。

    • by Anonymous Coward

      あれは軌道じゃなくてクソ高い鉄塔だったと思うけど
      軌道はもっと速いから普通にやったら燃える

      • by Anonymous Coward

        なので宇宙服を着れば無問題。

        …ただし江田島平八に限る

        • by Anonymous Coward

          宇宙服着てても現実には強烈な空力加熱でこんがり焼けちゃうわけだが、軌道速度を大気圏外で殺せるなら十分現実的なんだよ。
          だから人一人+宇宙服ぐらいの質量なら超小型ロケットで減速できるんじゃないのかな。
          軌道空挺降下用ロケット減速装置とか作れないだろうか。

          SpaceXのFalcon9帰還映像とか見てると、減速やフライバックの噴射ってあっという間に終わるんだよね。
          まぁあれは軌道に乗ってないからってのもあるけど、燃料無くなって軽くなった機体なら意外と減速容易なのかなって感じもする。

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一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy

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