電波望遠鏡と無線通信などの共存を図る Radio Dynamic Zones 7
ストーリー by nagazou
実験 部門より
実験 部門より
headless 曰く、
ブロードバンド接続サービスを提供する衛星コンステレーションは光学的な天文観測を妨げるだけでなく、電波天文学の帯域と隣接した帯域を使用する通信の影響も懸念される。そのため、天文学者やコンピューター科学者などのチームが共存の道を探るため、実験プラットフォームとして Radio Dynamic Zones (RDZ) の設置を提案している (The Conversation の記事、 論文アブストラクト)。
現在は地上ベースの無線通信が電波望遠鏡の妨げとなることを防ぐため、電波望遠鏡を使用する天文台付近には電波の送信を制限する Radio Quiet Zone (RQZ、不感地帯) が設けられている。RDZ は区域内から送信施設を排除する RQZ と異なり、実験的な送信施設を区域内に配置し、動的に周波数帯域を割り当てて異なる利害関係者の共存を図るための大規模な研究を行う。RDZ はまだ存在しないが、チームでは 3 つの利害関係者、コンシューマー向けブロードバンドサービスと、マイクロ波によるリモートセンシング、電波天文学それぞれの代表が参加した実験を考えているとのことだ。
手遅れや (スコア:0)
立ち退き期限は過ぎてしまった...
Re: (スコア:0)
これは立ち退いてもらうことはもう無理だから、それはあきらめた上で何とかしようって話だと思う。
Re:手遅れや (スコア:2)
つまりTD4…
俺たちが先に手を付けたのだからお前らはよそ行け (スコア:0)
ジコチュー
光学的な天文観測を妨げるのは放置? (スコア:0)
光学的な天文観測を妨げるのは、もう解消を諦めたかな?
今なら宇宙空間にある望遠鏡で地上式の何万倍(?)の成果をあげるから、そもそも解消する必要がないのか。
Re:光学的な天文観測を妨げるのは放置? (スコア:1)
「宇宙空間にある望遠鏡」は使用できる権威と、長大な順番待ちが必要なんですよ。
ときにはアマチュアが重要な発見をすることもあり、個人所有も含めた地上の設備は重要です。
光害やノイズに埋もれてしまったらそれだけ宇宙から知識を得る機会が失われるのです。
影響を受けるのは避けられないでしょうけど、できるだけ影響を小さくすることはできるはず。
しかしそれらを理解しない、知らないでプロジェクトが往々にして進んでしまうことがありますから
ある程度大きな声でアナウンスすることは重要だと思います。
Re: (スコア:0)
1990年打ち上げのハッブル宇宙望遠鏡が立派な実績を積んだ後でも、世界各国で大型望遠鏡が作られています [wikipedia.org]。
人為的な灯りだけでなく気象的な外乱を避ける目的もあって、標高の高い山奥に置かれることが多いです。