パスワードを忘れた? アカウント作成
14131485 story
宇宙

衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響を調べるNASAの市民科学プロジェクト 15

ストーリー by hylom
見える化 部門より

headless曰く、

ブロードバンドサービス用衛星コンステレーションが天体観測へ及ぼす影響を調べる市民科学プロジェクト「Satellite Streak Watcher」をNASAが開始した(プロジェクトページSlashGear)。

衛星コンステレーションによるブロードバンドサービスは地球低軌道に大量の小型人工衛星を配備することから、地上からの天体観測への影響が指摘されている。SpaceXでは既に数百基のStarlink衛星を配備しているが、日の出前と日没後には太陽光の反射で明るく輝いて見える。Starlinkの軌跡が縞状に映り込んだ天文写真も公開されている。

Satellite Streak Watcherはスマートフォンのカメラで人工衛星の軌跡を撮影し、長期にわたって影響を調査するというものだ。これらの人工衛星の明るさは2等~6等であり、スマートフォンのカメラで十分に撮影できる。人工衛星は1秒間に1度の速度で進むため、指定通りに露光時間10秒で撮影すれば、月の直径の20倍の軌跡を捉えることが可能だという。人工衛星が通過する時刻や方角はHeavens-Aboveで調べることができる。プロジェクトには全世界から誰でも参加可能だが、写真をアップロードするにはAnecdataのアカウントを作成する必要がある。

なお、5日に公開された衛星コンステレーションが天体観測に及ぼす影響に関するESOの調査結果によれば、ESOのVLTやELTが受ける影響はそれほど大きくない一方で、Vera C. Rubin Observatoryのような超広視野の大型望遠鏡は大きな影響を受けるという。肉眼で観測できるほど明るく輝く人工衛星の多くは水平線に近い位置と予測され、観測の対象となる範囲で目に見える星の数を人工衛星が上回ることはないとみられている(プレスリリース論文)。

  • by kcg (26566) on 2020年03月10日 13時24分 (#3776296) ホームページ 日記

    人口密集地が夜間も明るくて観測しづらいのと同じような。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2020年03月10日 14時27分 (#3776335)

      その問題は観測場所を数十~数百キロ程度ずらす程度で大体解決できるけど、空を埋め尽くす衛星の影響を回避するのはずっと難しいからね。

      Starlinkで具体的に計画されているだけで1万基超だし、将来的に他社他国が似たようなサービスを始めたら相当な数の低高度衛星が常設されることになるかもね。

    • by Anonymous Coward

      衛星コンステレーションのおかげで、地球上どこも夜間(昼間も)明るい人口密集地になったわけですよ
      人口密集地を避けようと思うと最低500kmは地球から離れなきゃならないわけで

  • by Anonymous Coward on 2020年03月10日 22時03分 (#3776653)

    PLCが電波天文学に与える影響が問題視されてたけど、普及することなく終わったのかと思ったが、今も新製品出てるんだね。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2020年03月10日 15時49分 (#3776424)

    人工衛星技術が発展するのは歓迎するけれど、その際、天体観測を行っている側に多大なコストを負担させるのは傲慢で無道だと考える。

    https://jp.techcrunch.com/2020/02/15/2020-02-14-astronomers-warn-of-wo... [techcrunch.com]

    SpaceXはStarlinkで継続的に発生するデプリとその対処もまともに答えてないし

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      既得権益層におもねるとかそんな批判が出ないのが不思議
      宇宙はみんなのものです

    • by Anonymous Coward

      デブリ対策にいちばん有効なのは軌道を低くすること
      軌道が低ければ、制御うしなった衛星は勝手に落下する

  • by Anonymous Coward on 2020年03月10日 16時41分 (#3776459)

    低軌道衛星だから夜になったら光らないのではないの?
    薄明時間帯やその近辺なら上空低軌道の衛星に太陽光あたるから反射で邪魔になるけど、例えば深夜なら衛星も地球の影に入るので光らない。
    よって影響は無いよね。

    まぁ、太陽に近い付近を捜索したい観測には邪魔だけども。具体的には彗星や地球近傍小惑星とか。
    でも明らかに挙動が異なるから判別できそうだし。

    言うほど影響無いんじゃないの、って気もする。
    一番影響ありそうなのは星景写真家だったりするかもな…。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      低い部分の話でしょ。例えば、沖縄から南十字星を見よう、とかそういう時はかなり困ると思う。

      • by Anonymous Coward

        どちらかと言うと水星・金星かな?位置的に深夜には観測できないので。
        でも、それらを地上から観測する時は人工衛星なんかよりも邪魔なものたくさんあるから、人工衛星による影響なんて誤差かね

    • by Anonymous Coward

      可視光だとその通りかもしれませんが、赤外では衛星自身の黒体輻射が問題になるのでは?

      天文月報ではその他電波(数が多くなると帯域制限を守っても影響するかも)や、
      太陽そのものの観測への懸念が取り上げられています。

      http://www.asj.or.jp/geppou/archive_open/2020_113_3/113-3_183.pdf [asj.or.jp]

  • by Anonymous Coward on 2020年03月10日 18時35分 (#3776551)

    やっぱり衛星には衛星で対抗ということで、低軌道衛星よりも高い軌道で宇宙を観測するしかないね。
    どうせ観測も肉眼で見るわけじゃないからこれで良いかと。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      賛成
      一般の天文ファンが、1日100ドルくらいで天文衛星借りれるようにして
      撮影ポイントはコンピュータであらかじめデータ渡せばその通りに撮影とか

    • by Anonymous Coward

      SpaceXに天体観測衛星を上げさせればいいんじゃないかな。
      安く上げてるんだろうし…。

typodupeerror

日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

読み込み中...