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ビジネス

Stoke Spaceがエアロスパイクエンジンを使ったロケット試験機の飛行に成功 12

ストーリー by headless
成功 部門より
AC0x01 曰く、

米宇宙ベンチャーの Stoke Space 社は 9 月 17 日、エアロスパイクエンジンを用いるロケット第 2 段試験機 Hopper2 の垂直離陸・垂直着陸に成功した (プレスリリース飛行動画)。

Stoke Space社は、2019年に創業された1段目2段目ともに再使用可能なロケットの開発を進める宇宙ベンチャー企業。耐熱シールドの外壁と内壁の間に推進剤を通して冷却することで、大気圏再突入に耐え得る機体を作ろうとしている (イメージ動画)。今回の試験飛行はあくまで数メートル、15 秒ほどのものだが、一般的なロケットエンジンとは異なる仕組みでありながら、離陸から着陸まで一連のプロセスを達成したことが確認できる。

ロケットの 2 段目の再使用をめぐっては、先行する SpaceX 社が性能の低下が大きいとしてファルコン 9 では断念し、性能が下がっても問題ないぐらい超大型の Starship を作るという力業で解決しようとする一方、Rocket Lab 社などは1段目側に機能の多くを持たせてシンプルな使い捨て 2 段目にする設計を提示している。しかし、今回のような技術的な解決策が取れるのであれば、一般的なロケットの延長で再使用が実現するかもしれない。

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  • by Anonymous Coward on 2023年09月18日 21時13分 (#4531149)

    フリーザ様の乗り物にしてほしい。

    そういや、あの乗り物、いつなくなったんだろう。
    最長老の家に置いてきたんだっけ?

    • by Anonymous Coward

      「してほしい」って程の執着が全く感じられない

    • by Anonymous Coward

      悟空が瞬間移動を身につけたので筋斗雲とともに用済み

  • by Anonymous Coward on 2023年09月18日 21時48分 (#4531164)

    資金を集める必要があるベンチャーの常としてマーケティング的にいろいろ話を盛ってるようなので、何が本当のメリットか良く分からない
    普通のベル型ノズルは特定の大気密度(高度)に合わせた設計しか出来ないが、エアロスパイクエンジンは大気密度(高度)が変化しても高い効率を維持できるのが特徴ではなかったのか?

    • by donadona (37711) on 2023年09月18日 22時15分 (#4531174)

      エアロスパイクエンジンの課題は中央にあるスパイク部の冷却なんだけど、課題解決のための冷却機構をそのまま大気圏突入用ヒートシールドとしても使うことを思いついちゃったよ!ということかと。
      イメージ動画12秒目を見ると、ロケット後部中央に大きな円形パーツがある。これがスパイク部。ちなみに燃焼部は、その周囲に配置された小さな輝点(計30個あるらしい)。ここからの燃焼ガスがスパイクに沿って噴射される。
      当然、スパイクは30基ものエンジンからの燃焼ガスであぶられてしまうため冷却が必要になる。
      この冷却機構をそのまま熱シールドに使うよ!というのがイメージ動画40秒目あたりで述べられている。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        サラリーマンしてた頃に海外のベンチャーのプレゼンを何度も聞いたことがあるが、連中はすごくストーリー作りがうまいと感心した
        今回の件に関しても、前途洋洋たる開発プランは分かったが本当に実用化・商用化出来るかお手並み拝見というところですね
        まあ、自社で実用化出来なくても有望な技術を別の会社に買い取ってもらってそれで上がりにしてもベンチャーとしては良いわけで....

        • by Anonymous Coward

          アブレータが必要な時に剥がれちゃってる可能性と、
          冷却路が詰まる/流れが不均衡になるリスクと、
          評価できてるのかな?

          • by Anonymous Coward

            LE-9みたいに熱交換の効率を極限まで上げようとする無謀をしない限り、再生冷却の信頼性は歴史が証明している
            一方、アブレータはエンジン燃焼室の冷却方式にも採用されたことはあったが、信頼性はお粗末だった
            なにより再使用性がない

    • by Anonymous Coward

      上昇段階ではほぼ真空で燃焼スタートだから、エアロスパイクのメリットはないw
      通常の長大な真空用ノズルと違ってかさばらないコンパクトさでヒートシールドと相まって再突入・着陸に適した機体形状をとれるのが主な採用理由だと思う

      このテストの最大の成果は、「フライトモデル」を短期間で製造して実際の飛行に即した条件でテストする企業の開発能力を実証した事だろう
      たった10秒ちょっとの飛行で、得られたデータは膨大
      伝統的な宇宙開発の手法で同量のデータを得るには莫大な費用と時間が必要なので、インパクトは大きい
      H3の2段目の失敗で改めて認識されたように、ロケットは実際に飛ばしてみないと完全なテストにはならない
      1段目に依存せずに2段目単体で繰り返しテスト可能な再使用着陸機は、特にリソースが限られているベンチャー企業にとって超強力な開発手法になる

      • by Anonymous Coward

        着陸時に再度地上付近で燃焼させるから、一応メリットは有るよ。

  • by Anonymous Coward on 2023年09月19日 0時35分 (#4531213)

    不思議惑星キン・ザ・ザに出てきた鋳鉄製としか思えない浮上する乗り物っぽい。

    #アニメ版はリベット止めなのでキュー

  • by Anonymous Coward on 2023年09月19日 8時14分 (#4531267)

    フィットネスに使う足こぎマシンでロケットの動力とか、鳥人間コンテストみたいな奴かなと

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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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