ネコが短い声帯で低音のゴロゴロ声を発声する仕組み、ボーカルフライなどの発声法に似ているという研究成果 9
ストーリー by nagazou
ゴロニャーン 部門より
ゴロニャーン 部門より
headless 曰く、
ネコ (イエネコ) が通常の発声と同じ仕組みでゴロゴロ声の低音を発声できるという研究成果をウィーン大学などの研究グループが発表している (ウイーン大学のプレスリリース、 Ars Technica の記事、 論文)。
ほとんどの哺乳類は筋弾性空気力学的 (MEAD) 仕組みによる喉頭の振動で発声するが、ネコのゴロゴロ声はその声帯の長さと比べて大幅に周波数が低い。同じネコ科の大型種による低音の吠え声は声帯の特殊な構造によるものだと判明しているが、ネコのゴロゴロ声は内喉頭筋の定期的 (20 ~ 30Hz) な能動的収縮で呼吸器の空気の流れが変わるためだと長らく考えられてきた。
研究はネコの喉頭が能動的筋収縮 (AMC) を必要とせずにゴロゴロ声と同じ周波数帯域の低音を発声できることを実験で示している。解剖学的調査ではネコの声帯に特殊な「パッド」が見つかっており、ネコ科の大型種が吠え声を出すのと似た仕組みでゴロゴロ声を出せることが判明した。この仕組みは人間の「きしみ声」や「ボーカルフライ」と呼ばれる発声法に似ているという。ただし、今回の研究成果はネコのゴロゴロ声における AMC の存在を否定するものではなく、AMC と MEAD が共存している可能性もあるとのことだ。
イグノーベル (スコア:0)
参加賞!
長岡鉄男 (スコア:0)
バックロードホーンじゃなくても低音を出せるな
デスボイス (スコア:0)
猫も意外とへデスメタル好きなのかもしれません。
ディスボイス=ディストーションボイス
20Hz - 30Hz (スコア:0)
最近になって初めて猫と暮らし始めたので、はっきり聞けるようになった。ゴロゴロ言ってるとき(職業的な耳で)良く聞くと、各周期のピークが結構はっきりしていて、空気をどこかで一瞬だけ遮って解放したような音が数十ミリ秒離れて連続して鳴ってる。間隔が30msとか50msとかになっていて、ずっと安定して続く。その各「グレイン」は、人間のきしみ声と同じように基音が数百Hzにあってフォルマント成分が沢山含まれていると思われるのだが、そういう上の成分は口を固く閉じることでフィルターされて、最初の安定した繰り返しが基音となって、20Hz~30Hzが聞こえる。
同じ容積・重さのサブウーファーを想像してもらえばいいと思うのだけど、普通は20Hz~30Hzなんて上のほうのオクターブで共鳴している音を聞いて類推して聞こえてるものなんだよね、サイン波に近い30Hzなんて普通この大きさの物体から聞こえない。なので、猫の小さな体でそういう本当に低い音が出るってのはすごいなあと思っていた。
空気を堰き止めて鳴っている部分は口に近いあたりの喉ではなくて、もっと気道のほうっていうか肺に近い深いところで鳴っている。だから、きしみ声に似てるのは堰き止めた空気を連続して安定して放出っていう動作の部分であって、声帯ってより気道全体を使って鳴らさないと、ああいう音にはならないと思うな。呼吸器全体をBoseの小さいシステムに入ってるダクトみたいに使ってる。
英語で憧れるとこ (スコア:0)
「(猫などが) 喉をごろごろ鳴らす」という単語「purr」という単語があるところ。
Re: (スコア:0)
a place of longing ……?
「英語『に』憧れるとこ」ですね?
猫エンジン (スコア:0)
猫のエンジン音だと思ってますよ。
直列2気筒エンジンかな?
Re: (スコア:0)
猫のエンジン音だと思ってますよ。
直列2気筒エンジンかな?
雄の三毛猫直結二鬼頭円陣とかみてみたい
属性 (スコア:0)
静電気が発生しやすいところを見ても猫は雷属性なんだろうな。