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2019年4月 記事 / 日記 / コメント / タレコミ
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2019年4月14日のサイエンスタレコミ一覧(全14件)
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クラウド

Office 365のセキュリティ機能、組織に送られたスパムメールの25%を見逃す

タレコミ by headless
headless 曰く、
クラウドセキュリティ企業AvananのGlobal Phish Reportによると、Office 365を使用する組織に送られたスパムメールの25%がOffice 365のセキュリティ機能Exchange Online Protection(EOP)でブロックされず、受信トレイに配信されていたそうだ(プレスリリースBetaNewsの記事)。

調査対象はOffice 365に送られた5,200万通以上の電子メールとG Suiteに送られた300万通以上の電子メールで、その1.01%がフィッシングメールだったという。Office 365を使用する組織に送られたフィッシングメールのうち5.3%は組織が誤ってホワイトリストに登録していたとのことで、EOPが安全だと判断した25%に加えて合計30%以上が受信トレイに配信されている。リポートはOffice 365が中心になっており、G Suiteによるスパムメールブロック率は記載されていないが、それなりの割合がセキュリティ機能を通過しているようだ。

また、企業名で送信された電子メールの25通に1通はスパムメールであり、最も騙られることの多い企業はMicrosoft(43%)で、Amazon(38%)が続く。ただし、ホリデーシーズンのみAmazonがMicrosoftを上回るそうだ。このほか、WordPressサイトへのリンクを含む電子メールの35%、暗号通貨ワレットのアドレスを含む電子メールの98%がフィッシングメールだったとのことだ。
13886102 submission
NASA

一卵性双生児の宇宙飛行士を対象にした長期の宇宙滞在における生物学的変化の研究、論文が発表される

タレコミ by headless
headless 曰く、
一卵性双生児の宇宙飛行士、スコット・ケリー氏とマーク・ケリー氏を対象に行われた長期の宇宙滞在による生物学的変化の研究成果が論文にまとめられ、Science誌に掲載された(NASAのプレスリリース論文Twin Study特設サイト)。

スコット宇宙飛行士は2015年から2016年にかけて国際宇宙ステーション(ISS)に340日連続で滞在した。一方、マーク宇宙飛行士は2001年から2011年の間に4回のスペースシャトルミッションで合計54日間宇宙に滞在しているが、その後は地球から出ていない。今回の研究はスコット宇宙飛行士のISS滞在前後を含め、2人の生物学的変化を25か月間にわたって調査したもので、10の研究チームがチームを組んだ大規模なものだ。研究成果は今後の月や火星での有人探査ミッションに向けて重要な知見をもたらすものとなる。

スコット宇宙飛行士のテロメアの長さが宇宙滞在中にマーク宇宙飛行士よりも長くなり、地球帰還後には比較的速く元の長さに戻ったことや、腸内細菌バランスが変化する一方で多様性は変化しなかったこと、スコット宇宙飛行士の遺伝子発現の7%が変化したものの2人は一卵性双生児のままであることなどについては既にスラドでも紹介している。このほか、免疫機能は宇宙滞在中も適切に動作し、宇宙で注射したインフルエンザワクチンが地球上と同様に効果を発揮したこと、微小重力下での視力変化、バルーンアナログリスクテスト(BART)におけるスコット宇宙飛行士のリスク上昇といった認知機能変化などが示されている。
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統計

2019年第1四半期のPC出荷台数は前年割れする一方、LenovoとDellは引き続き増加

タレコミ by headless
headless 曰く、
GartnerとIDCは10日、2019年第1四半期のPC出荷台数推計値をそれぞれ発表した(GartnerのプレスリリースIDCのプレスリリース)。

ビジネス向けPCの需要が強い一方で消費者の需要は弱く、Intel CPUの品不足が続く中、両社とも全体では前年割れと推計。Gartnerの推計値は285万台減(4.6%減)の5,852万台、IDCの推計値は182万台減(3.0%減)の5,848万台となっている。推計対象はデスクトップPCとノートPCに加え、GartnerではMicrosoft Surfaceのようなプレミアムウルトラモバイルを含むが、ChromebookとiPadを除外、IDCではワークステーションを含み、タブレットとx86サーバーを除外している。

一方、LenovoとDellは前年に引き続き増加している。GartnerではLenovoが85万台増(6.9%増)の1,320万台となり、10万台増(0.8%増)の1,283万台にとどまったHPを上回って1位に上昇した。IDCでは1位のHPが11万台減(0.8%減)の1,358万台となったものの、2位のLenovoは23万台増(1.8%増)の1,343万台で順位の変動はなかった。DellはGartner/IDCともに3位で、15万台増(1.5%増)/19万台増(1.9%増)で999万台/1,039万台となっている。トップ3ベンダーの出荷台数はGartner/IDCともに全体の60%以上を占める。

Gartner/IDCともに4位はAppleで、IDCでは前年同四半期の5位から上昇している。ただし出荷台数はいずれも減少しており、2.5%減/0.5%減の398万台/406万台となった。Gartnerで6位、IDCで5位のAcer Groupは大幅に出荷台数を減らし、13.2%減/10.4%減の332万台/359万台となっている。GartnerではAsusが5位となっており、7.3%減の360万台。IDCではランキングに入っていない。

Gartnerでは米国のベンダー別ランキングも公表しているが、第1四半期はトップ5すべてが前年割れとなっている。特に2位のDell(316万台、7.1%減)と3位のLenovo(150万台、7.5%減)の減少幅が大きく、1位のHP(324万台、4.7%減)と4位のApple(144万台、3.5%減)、5位のMicrosoft(46万台、2.0%減)の減少幅を大きく上回っている。

Gartnerによると第1四半期に地域別で増加したのは日本のみだという。日本での増加は主にビジネスPCの大幅増加によるもので、前年同四半期比6.8%増加したとのことだ。
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非正規より高給だけど「やる気は低い」正社員…満足度を徹底比較

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
全体で見ると、総合評価では双方に差は無く、項目別では非正規の方が高評価のものも多くあります。その中でも特に差が大きかったのが「社員の士気」の項目です。Vorkersの過去の調査で、新入社員の「社員の士気」は最初の3年間で一気に低下することがわかっています。長期に勤める正規社員よりも、有期雇用である非正規社員の方がモチベーションをフレッシュに保ちやすいのかもしれません。また、正規社員は非正規と比較して、会社に不満がありながらも転職活動をせずに働き続ける社員の割合が高いことも影響していると考えられます。ワークライフバランスについては、残業時間と有休消化率の両方とも非正規の方が良い結果となりました。

情報元へのリンク
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政治

ジュリアン・アサンジ氏逮捕、大使館で飼われていた猫の行方は?

タレコミ by headless
headless 曰く、
英ロンドン警視庁は11日、WikiLeaks創始者のジュリアン・アサンジ氏を在英エクアドル大使館で逮捕した。逮捕容疑は保釈中の逃亡(指定期日に裁判所へ出頭しなかった)だが、米国の引渡令状により警察署到着後に再逮捕されている。これに先立つ4日、WikiLeaksはエクアドルのモレノ大統領が汚職疑惑で追及されるきっかけとなったINA Papersのリークを理由に大使館からの追放が秒読みだとツイートしていた。そのため逮捕も近いとみられていたが、実際に逮捕されたことでアサンジ氏が大使館で飼っていた猫の行方にも注目が集まっている(The Vergeの記事The New York Timesの記事The Washington Postの記事CNNの記事)。

2016年から大使館で飼われ始めたこの猫は、Embassy CatとしてTwitterInstagramにアカウントを開設し、アサンジ氏や大使館への訪問者とともに写した写真を投稿していた。WikiLeaksでも子猫の頃の写真を使用したグッズを販売している。アサンジ氏は自身の子供たちから贈られた猫だと説明していたが、PRのための作り話だとする見方もある。昨年には大使館がアサンジ氏に出したとされる大使館内での行動に関する指令書がリークしており、これにはアサンジ氏が責任を持ってペットを世話することや、世話をしない場合は動物保護センターを含む大使館外の誰かに引き渡すことを求める項目が盛り込まれていた。「ペット」はこの猫を指すとみられていたが、TwitterやInstagramのアカウントでは2017年を最後に猫の写真は投稿されていない。

逮捕後に大使館の広報担当者はSputnik Newsに対し、かなり前にアサンジ氏の仲間が猫を連れ出しており、昨年9月以降は大使館にいなかったと述べているという。昨年11月、アサンジ氏の弁護士は猫が家族の元に帰ったとツイートしていたが、以前WikiLeaksで働いていたジャーナリストは大使館が何年も前に動物保護センターに送ったとツイートしている。ただし、英国にアサンジ氏の家族はおらず、英王立動物虐待防止協会(RSPCA)では猫がロンドンのRSPCA支部に持ち込まれた記録はないとThe Vergeに回答したそうだ。そのため、The Vergeスタッフの中からは機密情報を知り過ぎた猫が消されたか、危険を察知して逃亡しているかといった説も出ていたという。

その後WikiLeaksは、昨年10月半ばにアサンジ氏が弁護士に依頼して猫を連れ帰らせて大使館の脅威から救ったとして、猫がアサンジ氏逮捕を報じるテレビ番組を観ている動画を添えてツイートしている。
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宇宙

ストラトローンチ・システムズの巨大航空機が初飛行に成功

タレコミ by AC0x01
AC0x01 曰く、

故ポール・アレン氏が立ち上げた民間宇宙企業ストラトローンチ・システムズは13日、長らく開発中であった世界最大の巨大航空機「ストラトローンチ」の初飛行に成功した(CNN, AFP通信, Sorae, Slashdot)。

この巨大飛行機は大型空中発射ロケットの母機となることを意図して開発されたもので、中古のボーイング747-400型機2機を結合した双胴型の機体となっている。製造元はスペースシップワンで知られるスケールドコンポジッツ社で、翼幅は約120m、全長約73m、重量約230tと世界最大のサイズを誇る。初飛行は2時間半に及び、予定通りの安定した飛行をみせたという。

同社では今後この機体にノースロップ・グラマンが保有する空中発射ロケット「ペガサスXL」を搭載して打ち上げを行うことを予定している。一方で、並行して開発されていた大型の空中発射ロケットは、計画が二転三転した後、ポール・アレン氏の死去後に開発が中止されており、同社の先行きは不透明になっている。

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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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