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2016年12月5日のサイエンス記事一覧(全2件)
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国際宇宙ステーション

ロシア、プログレス補給船の打ち上げに失敗(1年ぶり3度目) 18

ストーリー by hylom
まだまだ確実ではないということか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

ロシア宇宙庁(ロスコスモス)が12月1日、「ソユーズU」ロケットの打ち上げを行った。しかしロケットはその後墜落、打ち上げは失敗に終わった(マイナビニュースSlashdotAFP朝日新聞)。

打ち上げから383秒後、高度約190kmの飛行中に第3段エンジンでトラブルが発生、大気圏に再突入して落下したという。ロケットや補給船の大部分は燃え尽きたようだが、部品の破片の一部はロシア・トゥヴァ共和国に落下したようだ。今のところこれによる被害などは確認されていないという。

プログレスはISSへの物資補給のために年4-5機が打ち上げられている。2010年までの過去30年間はシリーズ累計100機以上に渡り成功が続いていたが、2011年2015年に打ち上げに失敗するなど、近年になり事故が散発している。今回の事故は2011年の事故と発生タイミングが似ているが、テレメトリーが突然途切れるなど状況は一部異なっている。

また2015年の打ち上げ失敗は新型の「ソユーズ2.1a」ロケットとプログレスM-M型の組み合わせでのみ発生する振動によるもので、今回は旧型のソユーズUと新型のプログレスMS型ということでこれも異なっており、別の問題が発生したとみられる。

今回のプログレスには、補給物資の他、新型の宇宙服「アルラーンMKS」などが搭載されていたということだが、ISSの運用や滞在中の宇宙飛行士への影響はないとのこと。なお、12月9日には日本の「こうのとり6号機」の打ち上げが予定されている。

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医療

社会から隔絶されると不安になるのは、脳内の特定のタンパク質が活性化されるのが原因と判明 28

ストーリー by hylom
科学的な理由があった 部門より

京都大学の研究チームが、マウスを使った実験で「社会隔離によって不安が増強される脳機能メカニズム」を解明したと発表した(ギズモード・ジャパンCell Reports掲載論文)。

引きこもりの問題点の1つに、「社会から隔絶されると不安が増強される」ということがある。これによって社会復帰がより困難になる場合があるが、研究チームはこの不安が発生するメカニズムを今回マウスでの実験で調査した。その結果、社会隔離ストレスを受けると「脳内の側坐核から腹側被蓋野という部分に投射する神経伝達が抑制され不安が強くなる」ことが明らかになったという。また、この神経伝達の抑制は特定のタンパク質の活性化によってシナプス前終末の収縮が起こるために発生することも発見された。

今回不安が発生する原理が明らかになったことで、これに対処する抗不安薬や認知行動療法の開発が期待できるという。

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あつくて寝られない時はhackしろ! 386BSD(98)はそうやってつくられましたよ? -- あるハッカー

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