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宇宙

地球外文明の数は、銀河系で37,964個? 62

ストーリー by hylom
地球に一番近いのはどこだろう 部門より
TarZの日記 曰く

/.本家で「地球外文明の数は、銀河系で37,964個」という記事が公開されている(元ネタはPhysics arXiv Blogの「And the number of intelligent civilisations in our galaxy is…」という記事、論文「A Numerical Testbed for Hypotheses of Extraterrestrial Life and Intelligence」の要約)。

やけに細かい数字だが、どういうことなのだろうか。地球外文明の数を推測する手法としては、ご存知ドレイク方程式がある。ただし、式に設定する値によって、結果が10^-5(つまり、10万の銀河で1つの文明)から10^6(1つの銀河に100万の文明)と、かなり違いが出る。そこでスコットランドの天文学者Duncan Forganが、文明の誕生について3つのモデルを設定し、それぞれについて惑星・生命・文明の起源についての現時点の最新の推定値を使って見積もりなおした、ということらしい。

(つづく...)

それぞれの計算によると、銀河系にある地球外文明の数は次のような結果になったそうだ。
  • パンスペルミア仮説(panspermia):もし1つの惑星に生命が現れれば、それは他の太陽系にも広がっていくことができる、という説。このモデルでは、進んだ文明は、我々の天の川銀河に37,964個あるだろう、としている。
  • 「生命は稀」仮説(the rare life hypothesis):地球のような生命を育む惑星は稀であるが、いったん生命が誕生すれば進歩していくだろう、とする見方。この計算によれば、銀河系には361個の文明があるだろうという。
  • 「カメとウサギ」仮説(the tortoise and hare hypothesis):地球のような惑星は珍しくないが、文明に至るステップは難しい、とする見方。この計算による予測では、銀河系内の文明は31,573個。
だいぶ細かい数字が出てはいるが、「これでもやはり、現時点での推定値だよねえ」という見解もある。

なお、タレコミ主の個人的な見解としては、地球外文明に対してのモデルでは「カメとウサギ」仮説を支持する。でも、銀河系内に地球外文明が3万個もあるとはちょっと信じられないなあ。ドレイク方程式の後半のパラメータは、「現代の推定値」というやつも当てにならないと思えるし。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by TarZ (28055) on 2008年10月21日 16時02分 (#1441547) 日記
    銀河系の体積を 10万光年四方 * 厚み1000光年で近似して、30000の宇宙文明で均等に分割すると、その体積は333 333 333 立方光年 [google.co.jp]。
    立方光年なんて見慣れない体積ワカンネ!なので、(立方体とみなすとして)その一辺の長さを求めると約700光年 [google.co.jp]。

    隣の文明までの距離が平均700光年だとすると、だいぶSETIのハードルは上がるかも。Searchだけでなく情報をやり取りしようと思うなら、文明は1400年以上存続させないといけません。

    関連ストーリーもメモしておきます。"ファースト・コンタクトは20年以内に"、SETI研究者が仮説を発表 [slashdot.jp]

    とりあえず、バガーどもとの血みどろの生存闘争が起こる懸念は、700光年を踏破するまではダイジョブです。(?)
    • スタートレックの惑星連邦は「8000光年にわたって、150の惑星お呼び植民星が加盟」とあるので
      お隣の文明まで700光年なら(8000÷700)×(8000÷700)=約130くらいで理論値に近いなぁ。
      でも、隣の文明まで700光年じゃワープ9.999で飛ばないと、次の週の放送に間に合わないぞ。

      それはそうと、やはり銀河系中心部は放射線がきつくて人が住めないのでは?
      反対に外縁部は星の密度が低くて、文明もまばらになりそう。

      さらに星が集中している渦状腕に生存可能な惑星が集中するだろうから、隣の文明までもう少し近い気がする。

      親コメント
    • by Anonymous Coward
      なるほど,まだ宇宙にはスペースがあるんですね。
    • by Anonymous Coward
      >バガーどもとの血みどろの生存闘争が起こる懸念は、700光年を踏破するまではダイジョブです。(?)
      エミリィ星人(仮) [wikipedia.org]とのファーストコンタクトもお預けか。

      #元ネタが「小公女セーラ+エンダーのゲーム」にしか思えないAC。
  • by Anonymous Coward on 2008年10月21日 15時31分 (#1441517)
    銀河系なら16bit機でも大丈夫(マテ)
  • by shoji12 (14093) on 2008年10月21日 15時58分 (#1441541)
    32768個にして下さい。
  • the tortoise and hare hypothesis: Earth-like plants are common but the steps towards civilisation are hard

    「カメとウサギ仮説」(?)というのは私は初耳だし、英語圏でググってもあまりヒットしなかったのですが、これって一般的な呼び方なんでしょうか。

    イソップ寓話が元ネタかと思うのですが、どう関連するのか分からない。

    「地球に似た惑星の存在確率」(高い)=カメの歩み、「文明が興る確率」(低い)=ウサギの歩み…から、「惑星が多くても文明は少ない(ウサギがなかなかカメに追いつけない)」ってことなんですかねえ。
    • >「地球に似た惑星の存在確率」(高い)=カメの歩み、「文明が興る確率」(低い)=ウサギの歩み…から、
      >「惑星が多くても文明は少ない(ウサギがなかなかカメに追いつけない)」ってことなんですかねえ。
      「地球型の植物の発生は一般的だが、文明の発生は困難」
      から、思いつくものとしては、
      「生物が生まれ、広がり、進化を遂げていく時間(亀の歩み)に比べ、
      文明が生まれてから滅ぶまでの時間はあまりに短い(兎の駆け足)。

      だから、悠久の時の中で二つの文明が偶然同じ時代を共有する可能性は極めて低い」
      みたいな話では。

      親コメント
    • 「前にウサギが居ても(先に生命が生まれた星があっても)
      途中で居眠りして(生命から文明までは等速ではないだろうから)
      後から出発した亀が着実に進むことで(地球の人類のようなものは「順調な例」と考え)
      ウサギを追い越すこともある(地球から見ると他の星には文明が少ない)」
      という話かと思ってみました。
      ……ちょっとうがち過ぎかな。
      親コメント
  • by s02222 (20350) on 2008年10月21日 15時32分 (#1441520)
    この手のネタは、言ったもん勝ち&それらしければOK、っぽいイメージが。
  • >進んだ文明は、我々の天の川銀河に37,964個あるだろう
    >銀河系には361個の文明があるだろう
    >銀河系内の文明は31,573個

    いずれも一桁まで数字が出ていますが、概算した結果なのだから丸めた方が良いだろうと思います。そそっかしい人だとここまで細かい数字が出ている以上厳密な数なのだと誤解しそうですから。

    # その昔「身長約183cmの男」という表記を見た。翻訳ものの推理小説で。
    # "about 6-foot tall"の直訳。正確な訳というよりは間抜けな訳に思えた。
    • by Anonymous Coward
      じゃあどこで丸めればいいのでしょうか?
      有効数字の桁数は、それそのものがひとつの情報です。適当に作ってはいけません。

      身長について「約」と言う場合、常識的に考えて、おそらく目分量でしょうから、10cmくらいの誤差を
      見込むのが妥当と言えるでしょう。そうすると、身長約180cmの男、と言えばいいでしょう。
      # 実際の翻訳では、身長の数字そのものに意味があるのか、6フィートの身長といえばその国では背が
      # 高い方になるのか低い方になるのか平均的なのか、ということも考えて訳す必要があるでしょうね。
      でも、そういう常識が存在しないような分野について、どれくらいの誤差を見込めばいいのか、見当が
      つきません。
      • >じゃあどこで丸めればいいのでしょうか?
        >有効数字の桁数は、それそのものがひとつの情報です。適当に作ってはいけません。

        高校の地学(約30年前)での天文関係のテストでは「桁数(指数部)があっていればマル」と言われていましたが...
        親コメント
        • 天文学でもまだ桁の議論をしているところと精密科学になりつつあるところと両方あります。

          今回の計算でもとにすべき数字は、銀河系内に存在する星の数ですね。
          1000億個とか2000億個とか言われていますがこれはもちろん数えたわけではなくて、
          銀河の回転から計算できる銀河系総質量と、銀河系の一部分を観測して得られる
          星の質量分布をもとにした概算に過ぎません。
          有効数字が一桁あるかどうかでしょう。つまり1000億なのか2000億なのかわかんない。

          と考えると、今回の研究ではパンスペルミア仮説/ウサギとカメ仮説で1万個、生命は稀仮説で100個
          といったところでしょうか。
          親コメント
      • # 実際の翻訳では、身長の数字そのものに意味があるのか、6フィートの身長といえばその国では背が
        # 高い方になるのか低い方になるのか平均的なのか、ということも考えて訳す必要があるでしょうね。
        無理に単位を変換して訳そうとするのが間違いなのでは?
        「百貫デブ」を「375kgデブ」と訳すが如し。
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        >そうすると、身長約180cmの男、と言えばいいでしょう。

        翻訳は改訂とは違います。
        翻訳者がテキストに「常識的に考えて、おそらく目分量でしょうから」というような勝手な根拠での改訂を行ってはいけません。
        それこそ「常識的に考えて」作者の承認が必要でしょう。
        「超訳」なら自由にすればいいと思いますが・・・。
    • by Anonymous Coward
      ># その昔「身長約183cmの男」という表記を見た。翻訳ものの推理小説で。
      ># "about 6-foot tall"の直訳。正確な訳というよりは間抜けな訳に思えた。

      それを有効数字1桁として約2メートルと書くとずいぶんデカイ奴だなって印象になるのが…

      そこで尺の出番ですよねフィートとは近いですから。

      身長約6尺の男

      #余計にわかんね。
    • by Anonymous Coward
      そもそもどんな計算式を用意したところで、最低でも1例を見付けないと根拠もクソも無い訳で。
  • 大進化と大絶滅の関係:生命がいたるところに存在して生態位置(ニッチ)に空きがない状況では、重い淘汰圧により進化は漸進的なマイナーチェンジしかできず、一時的に不利となる適応度の谷を越えて大進化することはできない。
    しかし、大絶滅によって空きができた状況では、競争相手がない場所では谷なんて関係なく大進化できる。
    ただし、根こそぎ絶滅して元の木阿弥にならないくらいの丁度良い大絶滅でなければならない。
    地球では、そのような丁度良い大絶滅が現在まで連続して何度も起きている。(「連続」が重要。「根こそぎ」が間に入ると意味がない)
    その結果、地球では大進化が何度も起きて現在の生物界ができている。

    てなわけだが、生命発生がありふれていたとしても、丁度良い大絶滅が連続して何度も起きた惑星って無茶苦茶ありふれないのでは?
    --
    the.ACount
  • by Anonymous Coward on 2008年10月21日 15時17分 (#1441504)
    イスカンダルとガミラスは一つの文明と数えるべきか?
    • Re:とりあえず (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2008年10月21日 16時17分 (#1441556)
      銀河系の外だからどっちにしろ今回は数に入らんだろ。
      親コメント
    • Re:とりあえず (スコア:2, おもしろおかしい)

      by ziqqur (30564) on 2008年10月21日 20時29分 (#1441822)
      ペリー・ローダンだと最初にアルコン人というのが出てきて、その本家筋に当たるアコンというのが出てきて、さらにテフローダーなんてものも登場、宇宙にはヒューマノイド文明がたくさんあるなあ、と思っていたら5万年前への時間旅行でそれ全部、地球の古代レムール文明の分家だと判明。
      (ここまでで300話、日本語版150巻)
      その後、20万年前への時間旅行でカピンというのが地球で遺伝子操作を行い、作り出したのが地球人の祖先である、ということに。
      (ここまでで500話、日本語版250巻)
      長いシリーズでは文明の関係も複雑です。
      親コメント
      • by backyarD (36899) on 2008年10月22日 9時12分 (#1442124) 日記
        20年ほど前、3巻だったか5巻だったかまで読んだあたりで、どこぞの惑星に
        恐竜がいらっしゃったのを読んで「ついていけねぇ..」と断念していました。
        一気に250巻分もすっ飛ばせそうで助かります。

        親コメント
    • by Anonymous Coward
      それをいうならグラドスと地球を挙げるべきだろう。
      古代アトランティス人と地球人とか。
      • by vzg02111 (4390) on 2008年10月21日 18時55分 (#1441757)
        PS版のゲーム(遙かなる星イスカンダル)では、イスカンダル人は地球人の祖先(という設定)ですよ。
        そうすると、ガミラスも地球も「イスカンダル文明」の一派ということになってしまいますね。
        あれ、じゃぁ地球文明は銀河系外文明だったって事!?

        # まぁ、TV版パート3では、ガミラスの起源は銀河系中心部の核恒星系に居るガルマン民族ってことになってますが。
        # 真面目な話、隣同士に起源の異なる二つの文明がある場合、どうカウントするのでしょうね。
        # ifの話を続けるなら、その起源の異なる二つの文明が交流して、混じり合って一つの文明圏を作っちゃったりして...。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年10月21日 15時22分 (#1441510)
    http://www.roe.ac.uk/ifa/people/dhf.html [roe.ac.uk]
    例によってpeer-review journalにacceptされたわけでもないし。
  • by Anonymous Coward on 2008年10月21日 15時44分 (#1441527)
    四大文明なんて嘘っぱちです

    平賀先生
    • by Anonymous Coward
      地底人とか最低人とかノンマルトとか
    • by Anonymous Coward
      ドナウ文明ですね
    • by Anonymous Coward
      まさか四大文明はすべてその前からあった、とある半島から派生したものという説?
  • by Anonymous Coward on 2008年10月21日 15時46分 (#1441530)
    宇宙の定数 [amazon.co.jp]という本の受け売りですけど、
    まず、恒星の核融合でもって生命に必要な重い元素が合成されるまでに
    宇宙誕生から数十億年が必要、と。
    一方、ちょっと分かりにくいですけど我々人類は自分たちの歴史が宇宙の歴史から
    みるとほんのわずかなものだということを知っていて、それが特別なものでないと
    するのなら、人類の歴史、ひいては文明の歴史はそう長くはないに違いない、という。

    というのは、宇宙の膨張が加速していることがほぼ確実のようで、となると宇宙は
    永遠に続く可能性があります。そうなると、たとえば100億年の歴史を持つ文明が
    あってもおかしくないはずで、そういう歴史を持つ文明では自分たちの歴史が宇宙の
    歴史に対して有意の長さを持つと考えるはずです。また、そのように捕える文明
    の方がより多く存在するはずで、我々がいまある状態はとても特別なもの
    (初期に生まれた特別な文明)ということになってしまう、という論法です。

    自分らが見ている状況が正規分布の中央付近と考えれば文明は長続きしないだろう
    という妙な結論が導ける、と。

    後者はひとつの考え方ですけど、そういう考え方もあるということで。両方を合わせ、
    さらに光円錐を考慮するとコンタクトが取れる文明は意外に希少というかほとんどないかも、
    というお話ですな。
    • 銀河系に文明がぞこぞこ生まれたとしても私たちと同時に存在する可能性は限りなく低いということ?

      宇宙について話す時に同時とか言っちゃいけないかな。
      親コメント
      • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2008年10月21日 18時34分 (#1441734) 日記
        「我々の文明が典型的なものだとすると,文明はわりとすぐ滅びるので長期にわたって存続する文明は
        少ない.だから多数宇宙に文明が生まれたとしても,たまたま同時期にいくつもの文明がある可能性は
        少ない」というもので,まあいわゆるDoomsday argumentに基づいています.

        このDoomsday argumentってのが何物かと言いますと,「ランダムに取ってくればまあだいたい
        分布の95%ぐらい(この辺の区切りはどこでもいいんですが)に収まってんだろうから,自分らの余命は
        長くないね」とした議論です.
        #J.R. Gottあたりが有名です.ってかそもそも議論を始めた人でしたっけ?

        代表的な適用例を示すと,

        「人類を,過去最初に生まれたものから順番に,人類滅亡の最後の一人まで並べた仮想的な列を考える.
        この中で自分の位置を考えると,まあ自分が「人類」というものの中で特殊とは考えにくく,自分てのは
        平均的な存在であろう(コペルニクス原理)から,全体の真ん中あたりの95%の中には入っているだろう.
        とすると自分ってのが居る位置は人類の最初の2.5%と,最後の2.5%を除いた部分になるだろう.
        ここからわかることは,自分より前に生まれた人間の総数は,人類の全歴史で生まれる人数の2.5%よりは
        多く,97.5%よりは少ないと言うことだ.逆に言うと,人類の滅亡までにこれから生まれる人間は,これ
        までに生まれた人類(ここでは仮に500億人としましょうか.概算だとまあこんなもんです)の1/39から
        39倍までの間でしかない.つまり,(我々がtypicalだとするならば)どんなに多くとも人類はあと
        500億*39∼2兆人程度しか存在しない.ということは,(適当に概算で各世代が50億人,世代間の
        年齢差が30年とすれば)人類はあと12000年以内ぐらいには滅亡してるだろう」

        となります.で,きっと我々の文明自体もtypicalだから(コペルニクス原理),他の文明も短命だよね,
        だから同時期に存在する数は少ないんじゃない?とも展開可能です.
        ただこのDoomsday argumentには,自分らをtypicalとしていいのか,とか,一様確率でいいのか,
        とかまあ様々な反論があります.今でもいろいろと議論が行われたりもします.
        #我々の直感に反し,そう簡単に反論できるものでもない.

        まあ蛇足ですが,もっと昔のあの方はこんな質問をしたこともあります.時々関連した文脈で取り上げられることも.
        Life is finite. Time is infinite. The probability that I am alive today is zero.
        In spite of this, I am now alive. Now how is that?
        親コメント
      • by Anonymous Coward
        我々がこの宇宙で最初で最後の文明なんじゃね?という話じゃないかな。
        1〜ある数Xまでの数字Yをランダムに選ぶとする。Xが宇宙の寿命の中で発生するすべての文明の数、Yが我々の文明が何番目かを表すとしよう。
        宇宙の年齢と我々の文明の年齢の比較から、どうやらYはほとんど1らしいことが分かっている。
        さて、ある数Xはいくつだろう?
        • by Anonymous Coward
          >どうやらYはほとんど1らしいことが分かっている。

          いやいや、そんな観測結果はありませんぜ。
    • by s02222 (20350) on 2008年10月21日 17時57分 (#1441682)
      「自分達がごくごくありふれた状況にいる」という仮定と、 「自分達は地球上で発生した最初の科学文明である」という推測から推し進めるともっと悲惨な結論も導けますね。

      「『惑星初の科学文明』は珍しいものではない」つまり「『2番目以降の科学文明』はあまり発生しない」。 そこに「自分達は長続きしている文明と言える段階にない」を加えると、「長続きする文明はありふれていない」から「文明は長続きしない」わけで、「ある惑星上で科学文明が発生してもさっさと滅んでしまう。その後の惑星では科学文明の発生は見込めない」。

      さらに、それが普遍的な真理だとすると、何かしら理由付けが出来るはずと考えれば、「科学文明が生じた場合、以降の科学文明発生を妨げるほどの影響を残す」。思いつく影響としては、「科学文明は回復不能なまでに資源を使い尽くして滅ぶ」とか「科学文明は再進化が不可能なほどに生態系を破壊して滅ぶ」とか。

      # サンプル数1から導く統計のむなしさ・・・。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年10月21日 17時13分 (#1441614)
    決して多くはないと思いますよ。 ただいくら文明の数推定したところで、知覚できなければそれが1でも10万でも大差ないような。 というか星の数からすれば1も10万も同じオーダーって気もしますし、 時間的なスケールで見ても数万年なんてほんの一瞬だと思うので、 同じタイミングで遭遇できる確率は今の技術レベルでは天文学的に小さいと思ってます。
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コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell

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