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他者を思いやる行動を生み出すホルモン「プロゲステロン」 44

ストーリー by hylom
これを注射すればたちまち「いい人」に? 部門より

ozuma 曰く、

EurekAlert!の記事「Why dishing does you good: U-M study」によると、ミシガン大学のStephanie Brownにより、他者との親密な関係はプロゲステロン(progesterone)というホルモンの分泌を促し、これが「他者を思いやる」という行動への基礎となることが示されたという。

プロゲステロンは月経周期と深い関係があるホルモンであるが、若い女性だけでなく、閉経後の女性や男性にも低量ではあるが存在することが知られている。既に今までの研究で、プロゲステロンの量が多くなると他者との結びつきへの願望が強くなることは示されていた。今回、逆に、他者との親密な交流によってプロゲステロンが多く分泌されることが分かり、また同時に自己を犠牲にしてでも他人を助けたいという意欲が生じることが分かったという。

具体的な実験内容としては、160人の女子学生を対象としてランダムにペアを組ませ、まず感情的な親密感を伴わない作業として植物学の原稿の校正を二人に行わせた。その結果、唾液中のプロゲステロンが減少する傾向があることが確認された。そこで逆に、感情的な親密感が増すようにコンピュータ相手のカードゲームを二人の協力で行わせたところ、プロゲステロンの量は同じか増えることが確認されたという。またその量が増えると共に、自分を犠牲にしても相手を思いやるような行動が観測されたということだ。

人間の社会的行動と生物学的メカニズムの関係を結びつけることは非常に重要な研究であるが、Brownによると今回の発見は、子どもや病人に対して手をさしのべる「利他主義」に対して、ホルモン機構という観点から説明を与えることができる重要な基礎となるものであるということだ。

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