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2010年は観測史上最も暖かかった年 104

ストーリー by headless
華氏だとイメージしにくい 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

NASAのゴッダード宇宙学研究所(GISS:Goddard Institute for Space Studies)によると、2010年は2005年と並び観測史上最も暖かかった年だったそうだ。(NASA GISS Research News本家/.)

この結果は世界1,000か所以上の気象観測所での気象データ、衛星で観測した海面温度、南極観測基地での測定データを元に算出されたものだ。2005年と2010年の気温の差は華氏0.018度以下であり、比較できる差ではないため統計上はタイ記録として扱うとのこと。3番目に暖かかった年は同様にタイ記録で、1998年、2002年、2003年、2006年、2007年、2009年が並んでいる。

GISSのJames Hansen氏は、現在予測されている通りに温暖化の傾向が続くなら、2010年の記録もすぐに塗り替えられるだろうと述べている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 16時05分 (#1888740)
    (T/O)
  • 宛部門名 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2011年01月16日 12時50分 (#1888699)

    華氏0.018度(差)=摂氏0.01度(差)です。

    NASAでもこんなことするんだ。

    • Re:宛部門名 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2011年01月16日 14時05分 (#1888719)
      NASAの一般向けの発表は普段から温度は華氏だし距離もマイルとかですよ。 アメリカの一般人はそっちじゃないと分からないんでしょう。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        ああ、そっちじゃなくて。
        もともとサイエンス部門は摂氏で書いていたのを、広報部門がアメリカ国内向けに書き換えたときに華氏にしただろう
        というご指摘はそのとおりなんだけど、有効数字1桁を2桁にしちゃうってのが「ありゃ」ってポイント。

        「華氏0.018度以下は『比較できる差ではない』なら、華氏0.019度は『比較できる差である』のか」って話。

        よくここ(/.J)でも、逆にインチ表記をSI単位系に直すときに無意味に有効数字増やしちゃうタレコミあるでしょう。
        • Re:宛部門名 (スコア:2, おもしろおかしい)

          by Anonymous Coward on 2011年01月16日 15時57分 (#1888738)

          ンなこと言われても元のGISSのニュースリリースは基本華氏あるいは併記なんだからしょうがないし。
          該当 [nasa.gov]のニュースは0.018°Fだし、 [nasa.gov]のニュースだって0.01°C (0.018°F)表記なのだから、サイエンス部門が訂正に走らない以上0.018はよくて0.019は比較できる差と取っても問題ないんでしょ。

          親コメント
        • Re: (スコア:0, 参考になる)

          by Anonymous Coward

          そこは、有効数字を増やしたわけじゃないですよ。
          華氏温度と摂氏温度の刻み幅って一緒じゃないんです。
          わかりやすく水の融点と沸点で比べてみると、
          摂氏では0度および100度ですが、
          華氏では32度および212度です。
          つまり、摂氏0.01度で表される温度差をそのまま華氏で表現すると華氏0.018度なのです。

        • by Anonymous Coward
          >「華氏0.018度以下は『比較できる差ではない』なら、華氏0.019度は『比較できる差である』のか」って話。

          [比較できる差] > [華氏0.018度]

          と言われて、

          「なら [比較できる差] = [華氏0.019度] なのか?」

          って話なんですか?
        • by Anonymous Coward
          わかりやすい誤訳と一緒で、事情が透けて見えるほうが、いいかもしれんぞ。

          とくに摂氏と華氏の間で行ったり来たりする場合には有効桁数で単純に四捨五入すると誤差が累積してしまうし。
        • by Anonymous Coward

          「華氏0.018度以下は『比較できる差ではない』なら、華氏0.019度は『比較できる差である』のか」って話。

          測定誤差のある数字を有効数字の数ではかってもあまり意味がないのでは。

          たとえば、ある測定値の分布の標準偏差が0.006だったら、 3σ=0.018までの違いであれば、ひょっとしたら逆転しているかもしれないので差があるとは言わないが、それ以上であれば差があると判断する、というのはよくある話だと思いますが。

  • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 12時32分 (#1888694)

    最近見ないなぁ…。

  • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 12時52分 (#1888701)

    たかが年単位で傾向が見えるのかはわかりませんが。

  • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 13時40分 (#1888711)
    みたいなことを言ってる先生がいるのでちょっとご紹介。
    北極と南極の報道否定(暖かくなると南極の氷が増える等)、常識の再確認からはじまります。
    武田邦彦 『現代のコペルニクス』 #4 [theatertv.co.jp]
    • by s-kei (16661) on 2011年01月17日 12時57分 (#1889063)

      >南極の氷

      減ってるようです。
      色んなチームが色んな方法で測定してますけど、例えば下記のような論文がNature Geoscience等に出てます。
      http://www.nature.com/ngeo/journal/v1/n2/abs/ngeo102.html [nature.com]
      http://dx.doi.org/10.1038/ngeo694 [doi.org]
      グリーンランドでも顕著に減ってます。下記のFull Report の25ページ。
      http://www.copenhagendiagnosis.org/ [copenhagendiagnosis.org]

      上記の南極もグリーンランドも、いずれも氷河の流下速度(→氷床の減少に直結)が加速しているそうです。
      一方、2007年のIPCCの報告書では海面上昇量の数字は"59cm"ぐらいまでしか書かれてませんが、そのすぐ下に”そういう加速の影響は考慮されてないよ”って書かれてます。
      http://www.ipcc.ch/publications_and_data/ar4/wg1/en/ch10s10-6-5.html#t... [www.ipcc.ch]
      ところが近年の観測結果を受けて再計算した報告では、最大1mとか、2m超とか…。下記で、natureがまとめてます。
      http://www.nature.com/climate/2010/1004/full/climate.2010.29.html [nature.com]

      日本が現実逃避してる間に、事態はどんどん悪化しているようです。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 13時58分 (#1888717)

      基本、トンデモと同じロジックを使っている(都合の悪いことは伏せる、関係ないものを強引に結びつける)ようにしか見えない
      太陽が元気だったころはもてはやされてたけど、その人の説を上げる人は今は2chですら余り見ない。
      南極の氷については、当然外縁部からは流れ出す分を考慮に入れる必要があるわけで、
      最近は流れ出ていく分のほうが多いのでは?という観測結果もでてたでしょ。

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    • by scanner (19808) on 2011年01月16日 15時11分 (#1888729) 日記

      まあ、その先生もおかしいんだけど、温暖化危惧派もトンデモ具合では似たり寄ったりでしょ
      ・長い間全地球的に観測してデータを統計的に処理してどうか、といった推移の
       はずなのに、「最近、暖かい気がする」とかいった個人的な体験や記憶を持ち出す。
      ・ツバルやベニスの例のように、「地盤沈下」と「海水面上昇」の区別がついていない。
      とくに、二番目はねぇ。
      地球上の海水は全部つながっているので、気圧、重力、海流などによって多少のバラツキは
      あっても、基本的には同一なので、太平洋の真ん中や地中海でそんなに水位が上がれば、
      東京のゼロメートル地帯やオランダでも問題になってなきゃおかしいでしょ。

      親コメント
      • Re: (スコア:0, 既出)

        >> 温暖化危惧派もトンデモ具合では似たり寄ったりでしょ ある集団の中の一部におかしい人がいるからといって、 集団全体がおかしい、とはならんでしょ。 例に挙げられたようなアホが温暖化を危惧しているから "温暖化危惧派もトンデモ具合では似たり寄ったり"だとする 思考回路のトンデモ具合を危惧した方が良いかと思いますよ。
        • by ggy (39364) on 2011年01月16日 16時22分 (#1888747)

          改行ミスってしまった、ごめんなさい。

          >> 温暖化危惧派もトンデモ具合では似たり寄ったりでしょ

          ある集団の中の一部におかしい人がいるからといって、集団全体がおかしい、
          とはならんでしょ。
          例に挙げられたようなアホが温暖化を危惧しているから
          "温暖化危惧派もトンデモ具合では似たり寄ったり"だとする
          思考回路のトンデモ具合を危惧した方が良いかと思いますよ。

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          • by Anonymous Coward

            プレビューもできない人に言われても説得力が…。

    • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 13時47分 (#1888713)
      その先生の主張で一番おもしろいのは、
      温暖化すると食料生産が増える
      っていう話だな。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 15時26分 (#1888733)

      ・かつて全地球的に結氷状態になったことがあった
      ・現代の地球は、歴史上もっとも気温が低い

      うむぅ? じゃ、現代の地球もアイスボールになってないとおかしいじゃない?
      と突っ込みたくなるようなお話でしたねえ。

      その他にも「気温が上がるのは冬(それも北海道と高山地帯)だけなので別にかまわない」とか言ってのけたりとか。
      高山の生態系が壊滅するか知れないけど、それはかまわないのか?
      冬山に雪が無くなる可能性とか、ひいては保水機能が低下する可能性は?

      論理面でもリスク評価の面でも、どうもイマイチな感じでしたね。

      親コメント
      • むしろ、歴史上と予測上をごっちゃにしちゃあマズイんでは?
        同じ発掘でも歴史と化石じゃ語れる分野が別物でしょうに。
        生態系の破壊だって人間がどうこう出来る問題じゃ無いでしょ。
        前向きに何が出来るかを検討する上でペシミズムは毒でしか無い。
        怖い怖い言うだけで何が解決するのなら、
        世界中で平和念仏でも唱えてりゃいいと思うよ。

        とりあえず、引き続き二酸化炭素を魔女裁判にかけてお茶を濁しますか。
        石油に頼り切りの現状打破として、またエコノミーとしての話としては納得するも、
        排出枠購入とかバカ言い出す辺りは実害しか無い分たまったもんじゃ無いわ。
        宇宙にデカイ鏡を設置しようぜって言ってるアメリカの方がまだ筋がええように思える。

        親コメント
    • by Anonymous Coward
      地球温暖化を主張するシミュレーションモデルも結構トンデモですからね。
      計算する人によって、初期条件の与え方が違うので、結果は見事に違うし、
      途中で、計算を止めて条件を与え直しながら計算を進めないと、どこかに行ってしまうし、
      火山の噴火(寒冷化に影響)や太平洋の10年周期振動のような
      よく分からないものは計算から排除。
      この程度のモデル計算を信じる人がいるのが不思議。
      • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 17時34分 (#1888768)

        うーんと、半分中の人なので色々ツッコミどころがあるのですが、とりあえず。

        >>計算する人によって、初期条件の与え方が違うので、結果は見事に違うし、
        そりゃもちろん初期条件の与え方が違えば結果は違いますが、、
        気候予測は初期値が非常に重要な天候予測とちがって境界値問題なので、
        数100年積分後の平均気温の変動、なんてのを見るときには初期値はあまり重要ではありません。
        どれくらい太陽からエネルギーが入るか、どれくらい地球から出ていくか、の方が重要です。

        もちろんその境界条件の与え方も人それぞれであれば、結果も人それぞれなんですが、
        現状で想定している不確定性の範囲で条件を振っても、どのモデルでも温暖化傾向を示します、
        なんで初期値と境界条件が違うので結果がバラバラ、ってのはモデルを信用しない理由にはなりません。
        温暖化の幅はけっこうバラバラで、最大のものと最小のものでは無視できない差があるのですが、
        その辺はIPCCレポートに詳しいので割愛。
        なのでむしろ積極的に条件を微妙に変えた実験をたくさんやって、その結果を統計的に評価してモデルの
        不確定性を小さくする努力をしています。

        >>火山の噴火(寒冷化に影響)や太平洋の10年周期振動のようなよく分からないものは計算から排除。

        火山に関しては、そりゃいつ噴火するかなんてわからないので、 現在のモデル予想は、
        「火山が噴火しなかったら」こうなるだろう、という前提条件付きの予想であるという点ではご指摘の通りです。
        今後100年くらいの間にボコボコ大規模噴火がおこれば当然寒冷化するでしょう。

        ただ過去に起こった火山がどの程度気候に影響するか、といことは研究されておりますし、たとえば
        ピナツボによって引き起こされた10年超にわたる低温化は現行のモデルで再現できています。
        これを踏まえれば、今後どのくらいの規模の火山がどこでどの程度の頻度で起きるか、というシナリオを与えれば
        火山が気候変動に与える影響も評価できます。
        破滅的な火山噴火が起これば寒冷化する、そりゃそうですが、だから気候モデルは信用できないとはならないでしょう。

        10年周期変動、あるいはエルニーニョ/ラニーニャのサイクルといった中長期の変動は年々の各地の天候に
        極めて重要なのですが、 100年超スケールの気候変動を見るのに、それらが正確に予測されていないと
        ダメだということはないです。
        行っている予測は2111年の日本は冷夏になるかどうか、なんてことではなくて、2110年から2120年の全球平均気温は
        2000年から2010年の全球平均気温と比べてどうか、ってものなので、10年周期変動の位相がずれてても問題ないです。

        一週間後の天気は予想できないけど、半年後の日中平均気温はほぼ間違いなく今日の日中平均気温より高いと予測できますよね?
        それはなぜかというと、半年後は夏になるので日射が増えることが分かっているから、です。
        気候変動予測もそれと似たようなもんで、CO2出しつづければ100年後には温室効果が大きくなっているから、気温は高くなる、
        と予測するわけです。

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        • by Anonymous Coward
          要するに計算できるのがCO2だけなんで、CO2が大変と騒いでいるだけでしょう。
          • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 19時52分 (#1888825)

            過去100年の昇温傾向を合理的に説明できる要因が今のところCO2以外に思いつかず、
            かつCO2が原因であれば、今後一層の温暖化の加速が予想され、
            しかし一方でCO2が原因であれば排出量規制によりある程度コントロールできる、

            という事を踏まえた上で、 騒ぐ騒がないは人それぞれだと思います。
            政策決定において重要なのは、仮に温暖化が絶対悪(この仮定がすでに誤りである可能性も高い)だとして、
            人為起源CO2が原因で、それを止めれば温暖化が無くなることが確実であっても、
            かならずしもCO2の排出削減が最良だとは限らないという点です。

            たとえば自動車による交通事故死は絶対悪、自動車が原因、自動車を禁止すれば交通事故も無くなる、
            ことは確実ですが、 利便性等を考慮すれば自動車を禁止すべき、なんて結論にはならないのと同じです。

            我々の分野の科学者は「温暖化の原因がCO2で、それを抑えれば温暖化は抑制される」とは主張していますが、
            温暖化は絶対悪だ(人が死ぬほどの過度の温暖化はもちろん人間にとって悪ですが)とか,
            断固CO2排出を規制して温暖化を止めるべきだ、とかいう主張はしていないんです。

            この交通事故の原因は車のスピード出しすぎです、っと診断しているだけで、 車なんかいらないから止めろ
            と言っているわけではないんですよ。
            車のスピードを規制するとか、歩道を拡張するとか、そういう政策決定はまた別の専門家がすることで、
            CO2排出に関しても同じです。

            最も重要であるはずの政策決定のレイヤーに利権を求めて悪人が群がり、科学的成果が恣意的に
            利用されておかしなことになっているのは否定できず、温暖化をうさんくさく思っている人は
            そこに嫌悪感を抱いているのでしょうが、 それと科学とは別であることを理解してくださいね。

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  • by Anonymous Coward on 2011年01月16日 18時25分 (#1888789)
    暖かい、寒いは人間の感覚の問題であり、
    「気温が高かった」とすべきではないでしょうか?

    #「地球温暖化」という表現(誤訳!)がどれだけの日本人に
    #危機感を抱かせていないかを理解し、今直ぐにでも表現を変えるべきだ!
    • by Anonymous Coward

      #「地球温暖化」という表現(誤訳!)がどれだけの日本人に
      #危機感を抱かせていないかを理解し、今直ぐにでも表現を変えるべきだ!

      「ぐろーばる わーみんぐ(Global Warming)」って読みを普及させるべきですね!
      (世界「蟲(わーむ)」化って広めれば嫌がる人が多数(ry

      • by Anonymous Coward
        地球全体の底上げ的な温暖化、ってことでOK?
      • by Anonymous Coward

        日本語で言うんなら「Warming」は「ウォーミング」のほうが馴染んでるんじゃないかな。
        ってもウォーミングだと「(心地よく)暖まる」みたいなニュアンスが感じられるんで、
        危機感を煽りたいなら「地球高温化」とかのほうがいいかも?

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