火星探査機による火星の写真は地球そっくり 37
ストーリー by hylom
この写真を見ると火星に住めそうな気がしてくる 部門より
この写真を見ると火星に住めそうな気がしてくる 部門より
taraiok 曰く、
8月6日、火星に着陸した探査機「Curiosity」から、火星地表面の写真が送られてきた。この写真はWIREDの記事やNASAのWebサイトで見ることができ、火星の「赤い大地」がパノラマ写真で閲覧できる(本家/.)。
しかし、WIREDの記事で紹介されている写真が地球のように見えてしまった人はいないだろうか。Curiosityを担当しているJPLの科学者たちも、米国の南西部の砂漠地帯の風景に似ていると指定している。NASAのWebサイトにも、この写真の色彩は人間が実際に見た場合の色彩とは異なる可能性があると記されている。
火星の大気中には塵が存在し、これによってCuriosityが撮影した写真は本来の色よりも赤っぽいものになっているという。WIREDに掲載されている写真はこれを考慮し、ホワイトバランスを調整しているため地球の写真のように見えてしまう、ということのようだ。
実態 (スコア:5, おもしろおかしい)
http://i.imgur.com/qU932.jpg [imgur.com]
Re: (スコア:0)
人類が植民してくるまで待つのはしんどかろうてw
バランス調整してないのをはよ (スコア:3)
なんでバランス調整したのだけを公開してるんだろ。両方比較してみたい。
それにしても赤い塵を地表に沈殿させられれば地球の様に青くなるのだろうか?
気体層の厚さと成分で、移住後に塵除去したときの予想図とかも見てみたい。
まぁ地球の1%も無いから赤いままか・・・
Re:バランス調整してないのをはよ (スコア:4, 参考になる)
例えば、
補正前 [nasa.gov]
補正後 [nasa.gov]
あたりですね。
(NASA - Destination Mount Sharp [nasa.gov]より)
Re:バランス調整してないのをはよ (スコア:2, 参考になる)
タレコミにあるNASAのサイトには、補正ありとなしの画像があります。
Re:バランス調整してないのをはよ (スコア:1)
校正用のカラーチャートも積んでいけば良かったのに、と思う。
Re:バランス調整してないのをはよ (スコア:5, 参考になる)
カラーチャート積んでますよ。
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/multimedia/pia16040.html [nasa.gov]
これは白黒写真ですが、(><)みたいなマークがいっぱい描いてありますね。
http://www.nasa.gov/mission_pages/msl/multimedia/pia16054-color.html [nasa.gov]
この写真はカラーなので、グレー濃淡色なのが分かると思います。
これはグレーチャートで、外光を考慮したホワイトバランスの調整が可能になります。
デジタル一眼レフでグレーチャート使ってマニュアルでホワイトバランスを合わせるのと同じですね。
グレーチャートがきちんと灰色に表示されている状態が、適切なホワイトバランスになります。
カラーチャートも、どこかにあるはずです。他の探査機には乗っていました。探査機のロゴなどで代用することもあるかも。
ところで、ホワイトバランス無調整は無意味です。それは何を基準としての無調整なのか。地球の晴天なのか、曇天日陰なのか、蛍光灯なのか。
たとえ人間が火星に行ったとしても、数分で慣れてその環境での「白」は白く見えることでしょう。
電球色蛍光灯も慣れると白い紙が白く見えるごとく。
だから、その環境光に合わせたホワイトバランスに合わせる必要があるんです。
でも電球色は黄色っぽいと知識として知っているので、デジカメではわざわざ「電球色残し」みたいなホワイトバランス設定を行いますね。
火星の映像を赤っぽくするのも、火星は赤いという知識に合わせての見栄えの調整ってことになります。
Re:バランス調整してないのをはよ (スコア:1)
おおなるほど、ちゃんとこいつで校正してるんですね(><)
Re: (スコア:0)
バランス調整したというのは、つまり、火星環境下でカラーチャートを撮影して、
それが地球環境の通常の光の下だとこんなふうに見えるはずだから、といって
調整する(のと同じ効果を得られる操作を行う)ということでしょう。
実際にカラーチャートを積んでいったかどうかは分からないけど。
(火星環境下でカラーチャートがどう見えるかは過去の探査で分かってるから
省略した、という可能性もあると思います)。
Re:バランス調整してないのをはよ (スコア:1)
カラーチャートを同時に撮影して調整するというのは「火星の風景を地球の太陽光線下に持ってきたらこう見える」ってのと同じで、「現地でどう見えるのか」を示してるわけではないので、無意味といえば無意味かもしれんね。
人類が火星の地表に立てば、「カラーチャートも」変な色に見えるはずで。「カラーチャートがちゃんと真正に見えるような調整」はむしろ「捏造」に近い。
カラーチャート補正を行う「意味」は「火星で風景を見たらどう見えるのか」ではなく「表面の鉱物種を地球上の鉱物と比較し推測し、地表探索の方向性参考にするため」でしょうね。
ついでにいえば、火星に人類が降り立って見える風景は、カラーチャートも変に見える「赤っぽい」風景ですが、ずっとそこで活動していると数時間で馴化して「ふつうに」見えるようになります。宇宙船に戻ると、全てが青っぽく見えることでしょう。彼にとっては「青っぽい宇宙船内」は「本当」です。
つまり、こういうときについ我々が求めてしまう感覚的な「現地の本当の色」なんてものは、ないんです。
Re: (スコア:0)
地球と火星は同じ太陽のまわりをまわる兄弟星だと思ってましたが、火星の太陽は地球の太陽とは違う太陽だったんですね。知りませんでした。
Re: (スコア:0)
違う太陽ですよ?知りませんでしたか??
もっともここでいう違いは朝日と夕日みたいなもんですがね。
#夕焼けの風景を補正したら昼間の風景と変わらなくなっちゃったという話かと(?)
Re: (スコア:0)
同じ太陽でも,大気が違えば,色は違って見えますよ.知らなかったんですね.
Re: (スコア:0)
もし本当にカラーチャートを積んで行ったとしても、
紫外線の強い火星ではすぐに退色してしまうと思われ。
Re: (スコア:0)
カラーチャートだけでなく、黒体光源が必要でしょ。
そもそも大気の吸収スペクトルが違うんだから、
Re: (スコア:0)
光源もカラーチャートも人工物を使うなら、火星で調整する意味がないので、
地球で調整済みのカメラを持って行けばいいだけ。
そして実際そうやって撮影したのが、調整前の生の写真。
Re: (スコア:0)
とは言っても画像処理が入っていると、その処理内で「自然」な物に変換されている可能性がる。
先日古いフィルムをフィルムスキャナで取り込んだんだが、見事に南国の青い空が出ていた。
…夕暮れの写真だったのに。
Re: (スコア:0)
バイキングが公開した画像は確か最初青い空の写真が公表されて、あれは画像処理前のものが公表されてしまった間違いだったとか何とかで赤い空のものに差し替えられて、隠ぺいだとか陰謀だとかごく一部で騒がれたんじゃなかったっけ。
今回の写真のことはどう説明するのだろう。「火星の空は画像処理前の本来の状態では赤いかのような印象操作のための陰謀」とか何とか言い出すんだろうな。
Re: (スコア:0)
何言ってるの?
今世紀に入ってから、割と青っぽい写真はたびたび出てますよ?
「徐々に真実が公開されている。」
これがトレンドですよ。
高解像度だと生々しい (スコア:2)
PIA16051: First High-Resolution Color Mosaic of Curiosity's Mastcam Images [nasa.gov]
にて 29184 x 4144 pixels の Full-Res JPEG: PIA16051.jpg (9.043 MB) をダウンロードできます。
(無圧縮TIFFだと362.8MB…)
何枚もの画像をステッチして継いであるとはいえ、そんな解像度の火星の写真は見たことないです。
でも、高解像度で見ると、石ころが普通に石ころで異世界感が無くて、むしろ拍子抜け。(笑) そりゃそうか、と思い直しましたが。
Re: (スコア:0)
普通の石ころって、地球環境で、地殻変動とか浸食作用とかある中でできてくるものだと考えると、
一般人から見れば普通の石ころでも、科学者が見ればいろいろと情報が得られるのだろうなと思います。
Re: (スコア:0)
火星から 362MB も送信するにはどれくらい時間かかるんだろうな・・・
Re: (スコア:0)
無圧縮で送信ってのはないんでは。
jpeg かどうか、可逆圧縮かもしれないし、CPU能力的に軽い圧縮方式かもしれないし、ですが。
ホワイトバランス調整についてのNASAの説明 (スコア:2, 参考になる)
ホワイトバランス調整について、NASAサイトを読んでみたところ、
もともとのカメラの映像(調整なし)
→人間が見た色と同じかどうかを言うのは難しい。
ただし、一般消費者向けカメラ(携帯電話やビデオカメラ)を火星に持って行けば、同じような
色で撮影されるはず。なぜなら、CuriosityのMastcamカメラは、一般消費者向けカメラと同じ方法で
撮影しているから。
調整あり画像
→その場面が地球にあったとしたらこのように見えるはず(地球上の光照射条件になるように調整)。
この画像を使うと、科学者が岩石を見分けやすくなるという利点がある。
というような話のようです。ところが、タレコミを読むと
> NASAのWebサイトにも、この写真の色彩は人間が実際に見た場合の色彩とは異なる可能性があると記されている。
と書いてあって、タレコミの文からは、それは調整あり画像についての話のように読めるけど(そもそも、
調整なしのオリジナル画像が公開されていることすら読み取れない)、正しくは、調整なし画像について言った話。
また、タレコミの
> Curiosityを担当しているJPLの科学者たちも、米国の南西部の砂漠地帯の風景に似ていると指定している。
は、たしかにWiredにはそんなことが書いてあるけど、NASAのサイトを見ると、調整なし画像を示しておいて
同じようなことを言っています。だから、地上の風景っぽく見えるのは調整のせいだけではなく(調整のせいで、
より地上っぽくなったとは言えるかも知れない)、調整なしのもともとの画像でさえ、地上っぽく見える(とNASAが
言っている)ということです。
そこは本当に火星ですか? (スコア:2)
あなたのご近所にある荒地で勝手に動くカメラ付きのラジコンとか目撃されないですか?
Re:そこは本当に火星ですか? (スコア:1)
ラジコンと言っても, 全長3m, 重量1t弱, 6本脚でさらに怪光線を出して岩を焼く代物ですから.
Re: (スコア:0)
東京砂漠では勝手に撮影していくカメラ付きの自動車なら見かけたことがあります。詳細はググってください。
Re: (スコア:0)
うちの近所にはアリゾナなんて地名はありません。
Re: (スコア:0)
もしかして近くに砂丘があったり鳥取という地名だったりしませんか?
以下・・・・ (スコア:1)
カプリコン・ワンねた禁止!
Re:以下・・・・ (スコア:2)
|-')っ第三の選択 [wikipedia.org]
And now for something completely different...
Re:以下・・・・ (スコア:1)
赤ければ火星 (スコア:0)
赤くなければ火星じゃない
という考えはちょっと安直というか幼稚な考え方ではないでしょうか
Re: (スコア:0)
「赤くないと火星っぽくないなあ」
「ちょっと色を調整しておこうか」
「っていうかタコ型の生物が写っていないと火星っぽくないよね」
「じゃあ描き込んでおくよ」
「ああこれなら確かに火星だと信じられる」
Re:赤ければ火星 (スコア:2)
「赤くないと火星っぽくないなあ」
「ちょっと色を調整しておこうか」
「あとさ、…地平線のここんとこ、あからさまに仕込みすぎじゃね? 顔。」
「…そっかあ、じゃあこうしてこうしてっと。──ほら、これなら各自でパノラマ合成した上で細目で見ないと顔があるとはわからないだろ?」
「OK、そのぐらいわかりにくくてちょうどいい。これでまた例の団体あたりが見つけていい感じにネタ提供してくれるだろう」
ん? (スコア:0)
指摘?
Re: (スコア:0)
安心のtaraiokクォリティ