有人宇宙飛行ができるのは火星まで? 98
ストーリー by hylom
火星に行けてから考えよう 部門より
火星に行けてから考えよう 部門より
taraiok 曰く、
惑星協会のエクゼクティブ・ディレクターであるLouis Friedman氏が、火星探査機Curiosityの火星着陸に伴って談話を出した。氏は「火星は人間が次に到達できる可能性が高いというだけでなく、人間が到達できる最後の星だ」と述べたという(USA TODAY、examiner、本家/.)。
氏によると、温度の高い金星や寒くて放射線だらけの木星に人間が生身で到着するのは、現在の我々の能力を超えているという。SFの世界ではその先の太陽系を超えて旅をする人間がたくさん登場するが、それは反重力ドライブやワープなど手に入れることの不可能な推進機関が前提だ。我々の航行システムや生命維持システムは数十年経過しても、マーキュリー、ジェミニ、アポロ時代と変わらないレベルだろう。しかし、Curiosityの火星着陸は生身では無理でも、ロボット技術が発達すれば新しい世界に行ける可能性を示した。我々は、超高速、超軽量のロボットボディに人間の脳を詰め込むことが、人類が火星を超えて探求する方法としてあるとしている。
この談話に対し、ヒューストンの宇宙記者Mark Whittington氏は否定的だ。氏は今の宇宙技術の進歩は確かに止まっているが、それは有効な投資が行われていないからだと主張、原子力で宇宙船を推進させるような「Project Orion」のような計画が続いていれば、アメリカは大型宇宙戦艦を構築し、木星や土星まで往復時間2年~3年で行くことができるだろうとしている。
大型宇宙戦艦? (スコア:2)
原文では "spacecraft a large as battleships" なので、「戦艦サイズの大型宇宙船」と思うのだが。
それとも、すでにガミラスが攻めて来る兆候があるので、戦艦でないといけないのか。
#年齢バレバレ
Re:大型宇宙戦艦? (スコア:3)
原文では "spacecraft a large as battleships" なので、「戦艦サイズの大型宇宙船」と思うのだが。
それとも、すでにガミラスが攻めて来る兆候があるので、戦艦でないといけないのか。
すでに真田さんが「こんなこともあろうかと」と言うために作っていますよ:-)
Re:大型宇宙戦艦? (スコア:2)
宇宙空間の平和利用の原則があるから,宇宙戦艦はまぁ建前としては配備できませんよね.
ガミラスが攻めてきたとしても,大気圏外迎撃に意味があるのかどうかは疑問ですがw
Re: (スコア:0)
>大気圏外迎撃に意味があるのかどうかは疑問ですがw
逆です。
可能なら太陽系外での迎撃が原則で、最悪でも地球近傍に近づけてはダメです。
恒星間航行が可能な戦闘艦の有効射程圏内に地球が入った時点でお手上げですから。
#だからガミラスでの本土決戦は何考えてんだか...>総統
Re:大型宇宙戦艦? (スコア:1)
きっとそういう趣味だったんだよ。
Re: (スコア:0)
相手がたった一隻だったから
Re: (スコア:0)
平和宇宙戦艦でもダメですか?
Re:大型宇宙戦艦? (スコア:1)
一人乗りカプセル型宇宙船だって「宇宙戦艦」ですよ。
大型だから、ソユーズくらいかな。
Re:大型宇宙戦艦? (スコア:1)
何しろ戦闘用装備として宇宙斧を積んでいますから.
# 本当の使い道は非常時のハッチ破壊用だけど
Re:大型宇宙戦艦? (スコア:1)
でもハリボテですよ。
ちょー巨大なので、大型宇宙戦艦なのは確実ですが。
Re: (スコア:0)
ボール……。
Re: (スコア:0)
そのためには別の文明系から技術供与を受けないと。
#今1stをリメイクしているので若年層でも大丈夫です。多分。
Re: (スコア:0)
>そのためには別の文明系から技術供与を受けないと。
ぱっと見でマクロスを連想したけど、あっちは『供与』ではなかったか(汗)
木星の放射線ハンパねぇ! (スコア:2, 参考になる)
>木星は地球のおよそ1万倍以上の強い磁力をもっているため、木星の放射線帯の方がずっと激しく危険な影響を及ぼします。
>もし、うかつにも放射線帯への対策を行わずに木星を訪れた宇宙旅行者がいたとしたら、その人は命を失ってしまうでしょう。
http://shnet1.stelab.nagoya-u.ac.jp/ste-www1/naze/planet/pla36.html [nagoya-u.ac.jp]
#まともなソースを見つけられなかった。
宇宙服着て外に出るとか絶対無理。
>表面で10000Sv/h↑、内部だと10000000Sv/hくらいだとされています
http://news.2chblog.jp/archives/51640708.html [2chblog.jp]
磁力、大気、太陽からの距離だけで考えても地球はキセキのホシということが
改めて分かるなあ。
Re: (スコア:0)
>地球はキセキのホシ
人間から見たらね
その環境に高度に適合してる我々の存在がキセキであって
都合の良い環境がキセキ的に用意されたわけではない
Re: (スコア:0)
いや違う
少なくとも地球型の生命が誕生するには液体の水が要る
そうでないとしても生命が生まれるためには何らかの媒質が必要
この時点で惑星表面のの環境は制限される
その上でその生命は何らかの方法で遺伝情報を保持しないといけない
強力な放射線の中ではDNAのような高分子は変質を免れないから
その面で恒星や他の惑星との位置関係も無視できない。
だから、奇跡的にできた生命の誕生に適してできた環境に、奇跡的な確率で生命が誕生したと考えるのが妥当
Re: (スコア:0)
さぁ人間原理の登場です。
Re: (スコア:0)
>磁力、大気、太陽からの距離だけで考えても地球はキセキのホシということが
>改めて分かるなあ。
地球の生物にとってはね。
Re: (スコア:0)
木星の「表面」ってどこ?
つ クラークの三法則その1 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
相対論やエネルギー保存の法則が反例になってるしー
Re: (スコア:0)
同じようなツッコミしようと思ったんだけど、「SFの世界では~」の部分はLouis Friedman氏の談話だから仕方がないよね。
#個人的には夢残しておけよ~とか思ったのは事実だw
火星でさえ (スコア:0)
月に人類が降り立ったのは、東西冷戦の一つの形でもあるし、何より、月の岩石などサンプル採取とか、月面上での各種観測や実験などを行うという意義があった。
ところが現在、無人でかなりのことができるようになっている。
ぶっちゃけ、火星に人類が降り立つ意義は、前人未到地への到達というチャレンジと、実際に人が火星を往復できるという実証くらいではないか?
しかしそれに対し必要な予算がいくらになることか。
おそらく各方面からは、その予算ならば(無人で)これこれの観測をとか、木星や土星、小惑星や系外へ無人探査機を、という声も出るだろう。
だから、火星到達でさえどうなることか。
まあ、夢はあるのだが。
Re:火星でさえ (スコア:1)
そうなったらなったで、技術があろうがなかろうがとにかくやってみるしかないわけで。この論法での実証実験の意義は、「いざとなっても逃げられる」という安心感を人々に与えることと、いざとなった後で「技術があるから大丈夫」という実績が混乱を収める使えなくもない、程度の微妙なものにしかならないか。
効率で考えると、送り込むロボットをどんどん高機能化していきつつ、サンプルリターンを目指す、ぐらいかなぁ。 サンプルリターンにしても、実験室を送り込むのとどっちが安いかというせめぎ合い・・・。
米国人と日本人の違い (スコア:0)
米国人はSFと科学と技術の違いが分かるが、日本人はそうではない
#宇宙エレベータ(軌道エレベータ) の法螺話(SF)を信じて競技会をするのは、カーボンナノチューブ製のゴルフクラブやテニス・ラケットが出来てからにしてくれ
Re:米国人と日本人の違い (スコア:1)
CNT含有の自転車とかはもう売ってるので、その論理で行くともうその手の協議会はしてもいいという話に…。個人的には炭素繊維製のケーブルで出来た吊り橋が出来てからかなあ。
Re: (スコア:0)
米国人はSFと科学と技術の違いが分かるが、日本人はそうではない
#宇宙エレベータ(軌道エレベータ) の法螺話(SF)を信じて競技会をするのは、カーボンナノチューブ製のゴルフクラブやテニス・ラケットが出来てからにしてくれ
え?別に順番にする必要ないじゃないですか。
楽しむくらい。
やってるのはわかってる人達だけでしょ。
それとも分かってない人が「軌道エレベータは直ぐに実現する」って誤解されるから止めろって言うんですか?
# その発想が日本人ってネタだったか :-)
Re: (スコア:0)
>米国人はSFと科学と技術の違いが分かるが
それは奴らを買いかぶりすぎだ……
#そりゃわかってる人も居るが、それを言ったら日本にだってわかってる人はいっぱい居る。
住めるかどうか (スコア:0)
移住まで考えたら、火星が限界のように思えます。
本当に最悪の事態になったとき、火星に移住できるぐらいにはなってほしいですね。
Re:住めるかどうか (スコア:1)
わざわざ好き好んで穴ボコに降りるとか(ry
火星は元素的なバリエーションが豊富な割に大気が薄いから実は地球より使い勝手がよかったりするかもね。
# カタパルトで軌道に荷物を上げられるかどうかで考えると。
Re:住めるかどうか (スコア:1)
>わざわざ好き好んで穴ボコに降りるとか(ry
アステロイドマイナーズの第2巻は何時出るのだろう…?
>火星は元素的なバリエーションが豊富な割に大気が薄いから実は地球より使い勝手がよかったりするかもね。
># カタパルトで軌道に荷物を上げられるかどうかで考えると。
希薄ながら一応大気があって、かなりの高速を軌条で出せる程度には大気が希薄で、ちょっと弱いながらも重力があって、穴ぼこに降りるデメリットに見合うメリットもあるかもしれませんね。
#航空宇宙軍史の火星鉄道一九が真っ先に連想されます
Re: (スコア:0)
なんで惑星に住むのが前提なん?
地球以外の惑星に移住するってそこでどう衣食住を満たすかって話になるわけで、住めるサイズの宇宙船作れば、あとはその宇宙船でどう衣食住を満たすかって話なんじゃね?
Re:住めるかどうか (スコア:1)
仮に住めるサイズの宇宙船作っても、なんらかの資源の供給が必要なわけで。
資源を得るとしたら、小惑星か、彗星か、惑星からかくらいでしょう。
宇宙空間をフヨフヨ漂いながら資源を採掘することはできんわけです。
Re:住めるかどうか (スコア:1)
個人的には惑星じゃなくても小惑星でも衛星でもなんでもいいと思うんですけど、
「宇宙船で暮らす」よりは「他天体で暮らす」方が利用可能な資源の量が大幅に違うだろうな、とは思います。
(小惑星だの彗星だのに推進器を付けて宇宙船だと言い張る、というのはまた別の話として)
スペースコロニーをいくら作っても地球からのバックアップが無ければ長期生存できそうにありませんが、他惑星だと可能性だけはあると。
……必須元素が全然足りない可能性もあるんですけどね……。
空想は自由 (スコア:0)
いままで、戦争とその道具に費やしていたリソースを宇宙開発に使っていたら、
どこまでいけたでしょうか。
軌道上に人工重力を持つステーションくらい持てたかなぁ・・・
Re:空想は自由 (スコア:1)
後は適当に妄想を膨らませて下さい。
70年代にはアメリカ単独で恒久的な宇宙ステーションの複数台は余裕だったんじゃないかなあ。
Re:空想は自由 (スコア:1)
月や宇宙に行くことが、俺たちの生活にどんなメリットをもたらすと言うんだ? という疑問がもっと早くに出ていたと予想
Re:空想は自由 (スコア:1)
戦争をしないメンタリティを人類が獲得できたとしたら、
そのリソースは一部の人間が宇宙に行く事より、多くの貧困を救うことに振り向けられるでしょうね。
その先には宇宙開発もあるかも知れませんが、その歩みは現状よりはるかにゆっくりになることでしょう。
Re: (スコア:0)
日本みたいに不況に喘いでるだけだったりして
Re:空想は自由 (スコア:2)
今の日米の不況はモノが足りないのではなく需要が足りないのが原因なのだから、大規模に宇宙開発とかして消費すると景気が回復する。
# 2221649もそうだけど、どうしてカネとモノの違いがわからんかなー。
Re: (スコア:0)
戦争に費やしていたリソースは仕分け対策に費やされるだけだったり・・・
Re:前提が間違ってないか? (スコア:1)
実際にデルタV計算すると暗澹たる気持ちになれるよ。
月に行けるなら、火星まではあとちょっとだけど、金星や木星まで行こうと思ったら、現代の化学ロケットは遠慮したいレベル。人送るとなると1トンかそこらの無人機送るのとはわけが違うから。人類の技術はまだまだ行った先の環境の心配する以前の段階。
Re:前提が間違ってないか? (スコア:1)
>ただ、燃料そのものを宇宙ステーションまで輸送して、宇宙ステーション発なら行けそうな気もする。
それじゃでかいロケットが要らないくらいで同じだよ。どのみち濃い大気のある穴ボコの底から推進剤を運び上げるんだから。
例えば大気のないもっと浅い穴ボコである月で推進剤を確保したり月にカタパルト作ってそれで初速を得るとかじゃないと。
# 船体の質量に対する最適化を考えると月軌道上で組み立てるのがいいかな。
Re:前提が間違ってないか? (スコア:1)
別の可能性は、宇宙船内で閉じた生態系の構築ですかね。
生態系維持のエネルギー確保の問題もありますが、
ちゃんとできれば一応どこまでも行けるはず……?
Re:前提が間違ってないか? (スコア:1)
コールドスリープを実現するための、非人道的な人体実験をどう進めるかの方が大きな障害かも。
電子頭脳はもちろん、リニアモーターカーに比べてもコールドスリープの進歩の遅いことと言ったら。
Re:強靭なロボットボディに人間の脳 (スコア:2)
と彼は妙にしゃがれた声で、ハサミをカチカチと鳴らしながらそう言った。
beejay_aniki
Re:強靭なロボットボディに人間の脳 (スコア:1)
脳『だけ』じゃないですか、やだー ><
# 彼らのレベルから見たら、このトピックの記事なんか「空気より重い機械が飛べるわけがない」とどっこいなんだろうなあ
Re:強靭なロボットボディに人間の脳 (スコア:1)
つメデューサとの出会い [amazon.co.jp]
# トピック自体が40年遅れのような
Re:強靭なロボットボディに人間の脳 (スコア:1)
どうせ超えられない壁なら、タイムラグなしの通信手段を検討した方が良いんでしょうかねぇ。
人間の身体が適応できない星にも行ける訳だし。
Re:強靭なロボットボディに人間の脳 (スコア:1)
SF的には「超高速通信が実現できるんなら超高速航法(ワープ)の方が簡単じゃね?」という意見もあったり。
通信は2点間の超高速状態を維持しなければならないが、航法/移動なら一瞬ですむから。
状態の持続の方が制御の難易度がたかくなりがち。