中国の月探査車「玉兎」、復旧なるか 41
ストーリー by hylom
困難は乗り越えられるか 部門より
困難は乗り越えられるか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
中国の月面探査車「玉兎」でトラブルが発生した。玉兎は1月25日に月面を100mほど移動したところでハードウェアの異常が発生。1月28日には担当者が遠隔操作で修理を試みたものの復旧には失敗し、月の夜に入ると気温が大幅に下がることから、玉兎は永久に復旧できないと報じられた。さらに今月12日には中国国営メディアが玉兎は回復させることができなかったと報じたことから、そのまま息絶えたと見られていた。
ところが、2月13日に中国月面探査プロジェクトの報道官が玉兎との通信が回復、通常の通信受信が可能な状態に戻ったことから「玉兎が生き返った」と宣言、中国のネットユーザーの間で盛り上がっている模様。ただし、ハードウェアの異状は解消されていないとも言われており、探査活動再開はいぜんとして難しい情勢であるようだ(CNN、ウォール・ストリート・ジャーナル、CNR、slashdot)。
こんな時こそ (スコア:4, おもしろおかしい)
もちつけ
Re: (スコア:0)
をを、良く見たら名前がウサギだな。
中国でも月には餅つくウサギがいるのだろうか?
Re:こんな時こそ (スコア:4, 参考になる)
「玉兎」ってのは月の異名なんですよ。もともとはインドの仏教説話の
「行き倒れていた老行者に猿、狐、兎の三匹の動物がなにか与えようとした。猿は木の実を取ってきて、狐は魚を取ってきたが兎は何も与えるものがないので火の中に自らを投じて老行者にその身を捧げた。老行者はじつは帝釈天でその兎のけなげさをたたえて月にその姿を登らせた」
とゆーお話が元になってます。
インドから中国を通じて日本にこのお話は入ってきたのでこの三国では月の模様は兎ということになっています。
で、日本では臼で餅をついてることになってるんですが中国では臼で薬を挽いているとされています。
Re: (スコア:0)
へぇ、面白いですね。
「月餅」ってあるので「やっぱ月で餅ついてるんだな」と勝手に早合点してましたが、違うんですね。
Re:こんな時こそ (スコア:1)
中国だと、ウサギは薬草をついているようです(それが日本に伝わって餅つきになったのでしょう)。
あと、カエルやカニ、桂の木(月桂)という話もあるようです。
http://moonstation.jp/ja/qanda/F101 [moonstation.jp]
Re:こんな時こそ (スコア:1)
ウサギがカエルやカニをついているのかと思った。
微グロですな。
うーん (スコア:1)
出力低下で冬眠から覚めるのに時間が掛かった、つー感じ?
次の夜は危ないかも…
失敗 (スコア:0)
何が失敗かって、中国の様な国で、月探査の様なプロジェクトをする最大の目的となる示威や国威発揚の点です。
ここまで来るともはや軍事技術への応用や派生と言える範囲を超えているし、大昔に有人着陸して石を持ってきた衛星の科学的調査の意義も低い。
当然ながらその目的は国内外への国家の威信や技術アピールなのは誰もが認める所でしょうが、技術だけなら大したことはなく、中国外では余り注目されているとは思えないし、国内でも身近な問題が山積みの状態でどこまで目を反らせられるか。
独裁国らしい合理的意義を持たない趣味的な技術開発に陥っているように見えます。
Re:失敗 (スコア:2)
「最大の目的となる示威や国威発揚」と決めつけている時点で視野狭窄に陥っているとしか見えません。「技術だけなら大したことはなく」と言いますが、第三国から見れば技術力で日本を抜かしつつある or すでに抜き去った証左の一つになるじゃないですか。
Re: (スコア:0)
>技術力で日本を抜かしつつある or すでに抜き去った
極論ですが、自力で月面から資料をサンプリングして地球に帰還してきたらそう言えるでしょうね
#「こんな事もあろうかと」能力の差を実演してるように見える。いや、実際リカバーしたらそれはそれで大したものだろうと思いますが
Re:失敗 (スコア:1)
裏の意図が色々あるにせよ、工学実験としては真っ当だと思いますよ。
実地体験に勝る経験は無いわけで。
サイエンス的には得るものが少なくても、工学実験としては有意義です。
現地修理不可能な宇宙開発には高度な工業技術が必要なわけで、品質管理や設計、共通規格などにフィードバックが多大かと思いますが。
日本だって、月以遠の遠隔探査には何度も失敗してるんだし、それどころか月探査なんて着陸してませんしねぇ。
技術的にたいしたことない、ならば、米ソ以外に宇宙開発してる国なんか無くなりますよ。
Re:失敗 (スコア:1)
「合理的意義を持たない」=「アレゲ」ってことで、中国の同志を歓迎すべきじゃないのか。
Re: (スコア:0)
趣味的と言い出したら、だいたいの宇宙開発はそうなのでは…。
Re: (スコア:0)
趣味じゃなくて、月の資源という(実利を)狙っているのでは、と書いている媒体もあったね。
Re: (スコア:0)
実際、He3探査能力もあるし、ウマいこと埋蔵量の多い地域を見つけたら、将来に核融合発電が実用化・月資源開発が本格化した際に
「探査機での検出結果の追試の為です。科学的な意味で。」とかいってその地域を占有できるかもしれない。
今のうちに石を打っておくと30,40年後にはエネルギー大国になれるかも。
前にアメリカも似たようなことをやろうとしてるってストーリーもあったし、
アメリカ版は民間も絡んでるから、よりそれっぽい気がする。
っていうか、核融合発電にこれだけ金突っ込んでる日本もなんかやっとかないと不味くないか?
結局燃料は輸入です。しかも中国。なんてなったら笑えんぞ
Re: (スコア:0)
別に良いじゃないですか。
日本は核融合炉を売る、中国はヘリウム3を売る、で。
核融合の研究には確かに費用がかかりますが、
月にヘリウム3の精製プラントを作り、
それを地球に積み出す宇宙港を作るために必要な投資もまた、
莫大なものになります。
どちらも一国では担えない以上、役割分担は必要ですよ。
Re: (スコア:0)
福島で問題になっている(あるいは騒ぐ人がいる)「処理」済みの排水の放射線の主要因はトリチウム、すなわちβ崩壊後の娘核種がヘリウム3(3H+ → 3He2+ + e-)なんですけどね。
そんなにいいものだと思うなら取っておけばいいのに。
Re: (スコア:0)
取っておける(抽出できる)んなら取っておくだろ
取り出せないから困ってるんだよ
Re: (スコア:0)
自国の都合で燃料輸出を絞りそうな国に燃料依存するってのは怖いなぁ、とか(中並感
レアアースの前例持ちなお国柄ですし?
Re: (スコア:0)
南極の領有権主張などを見ても、探査・踏破したかどうか、ってのが重要になりますよね。
実際、日本だって状況次第では正当に領有できてたかもしれない。黎明期に未踏領域を探査しているので。
でも、中国は探査していなかったので、一切の権利の芽すらない。
実際の所、月探査したところで将来領土にできるとも思えませんが、いざ資源採掘とかの段階に達した時、先駆者として主張できるのは大きいですね。
例えば他国が「イトカワ」を利用しようとしたら、日本としては口出せる立場にある、ってな感じで。
Re: (スコア:0)
> え、おまいさん、気象衛星は日本政府が趣味で打ち上げてると思ってるの?
趣味だよ。ガワの衛星バスだけ三菱製だけど、要のセンサーはアメリカ製のGOESと同じもの。
これならGOESそのものを買ってきてるのと変わらない。
Re: (スコア:0)
ああ、ひまわり系しか知らないんだね。そっちはたしかにアメリカが強いわ。
MW系は日本が強いんだけどね。
Re: (スコア:0)
無理して開発せず買ってきて使ってるんならむしろ趣味じゃなくて実用なんじゃないの?
どういう定義なんか良く分からんけどさ
Re: (スコア:0)
気象衛星は実用じゃん。
とか。
Re: (スコア:0)
はやぶさみたいに奇跡の復活をして何らかのことを成せば、映画くらいにはできるんじゃない?
Re:失敗 (スコア:1)
むしろはやぶさの事例に沿った国威発揚メソッドに思えてきますね、これw;
~パタポン教徒~
Re:失敗 (スコア:1)
Re:失敗 (スコア:1)
そこで玉兎より出でたるはまさかの先行者!だと抱腹絶倒間違いなし。
#侍魂の人まだやってんのかな。
Re: (スコア:0)
万が一復活した時のための予防線ですね。「そもそも意味ない」
何をそこまでムキになって否定するのか理解しがたい。
Re: (スコア:0)
ムキもなにもなぜアメリカがアポロ計画を打ち切ったのかを知ってれば普通に出てくる話。
Re: (スコア:0)
>普通に出てくる話。
普通、ねえ。
で、誰にとっての?
Re: (スコア:0)
普通の人々。
Re: (スコア:0)
ああ、おまえのはなしか。
そりゃ意味ないわな
Re: (スコア:0)
ネトウヨさんの歯ぎしりが聞こえてきて非常に愉快なんですがww
Re: (スコア:0)
またブサヨが勝ってしまった
たまには敗北を知りたいのぉ
Re: (スコア:0)
アポロだって国威発揚の意味が多いにあったはずですが。
実地に経験し、失敗の原因を究明するとこも大変役に立つんじゃないですかね。
Re: (スコア:0)
昨今の中国の勢いなら、じきに改良版を打ち上げて来るでしょう。
独裁制ならこういう予算の使い方に文句が出にくいですし。
しかし宇宙開発とは、巨大プロジェクトの管理能力ですから、
こういう点でも着実に力を付けている姿は、末恐ろしいものがあります。
多数の国民を劣悪な環境に放置しつつ、一部の人間や国家を潤わせて、
将来の技術競争力を得ようと邁進している、共産主義国家と、
生活保護やら年金やら国民を養う費用であっぷあっぷして、将来の
ための種籾まで食べてしまおうとしている資本主義国家と、
丁度良い中間は無いものかと思ってしまいます。
Re: (スコア:0)
> 多数の国民を劣悪な環境に放置しつつ、一部の人間や国家を潤わせて、
> 将来の技術競争力を得ようと邁進している、共産主義国家と、
> 生活保護やら年金やら国民を養う費用であっぷあっぷして、将来の
> ための種籾まで食べてしまおうとしている資本主義国家と、
> 丁度良い中間は無いものかと思ってしまいます。
え?
ごく一部の輸出トップ企業以外はアベノミクスで苦しみ、
国民は安定した正規雇用から非正規雇用へ急激にシフト、
それと共に平均収入は激減とか、
年金だけでは生存できないので生活保護を合わせてるとか、
その生活保護さえ給付額が物価上昇や消費増税よりも抑えられていて実質減額、
一方でアベノミクスで潤ってる法人の法人税は減税するという日本が
その中間ではないかと。
いや違うな。前者にほぼ近いか。
給料は安くても仕事はある、労働者は貧困だけど、単純労働だけど、
というアベノミクスによる雇用率調整は共産主義そのものだよね。
Re: (スコア:0)
> 一方でアベノミクスで潤ってる法人の法人税は減税するという日本が
アベノミクスで苦しみつつ潤うとはこれいかに。
それとも、君の頭の中では企業≠法人なのか?
Re:失敗 (スコア:1)
元コメの話の内容はさておき、国語的な話として。
「潤ってる企業」と「苦しんでる企業」があって、
アベノミクスで苦しんでる企業は法人税減税があろうとなかろうととにかく苦しんでいて、
アベノミクスで潤ってる企業(=ごく一部の輸出トップ企業)は減税でさらに潤う、
と解釈すれば文章としては理解できるかと。
正しいかは知らない。