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子宮内液には精子を殺す作用が、精液には子宮内で精子を守る作用があることが判明 58
ストーリー by hylom
人体の不思議 部門より
人体の不思議 部門より
Hamo73 曰く、
子宮内液には精子を殺す作用があり、精漿(精液のうちの液性成分)には精子を守る役割があることが判明したそうだ(プレスリリースPDF、朝日新聞)。
国立成育医療研究センター生殖・細胞医療研究部の河野菜摘子研究員、宮戸健二室長らのグループがマウスによる実験で発見した。実験では精漿タンパク質SVS2が欠損したマウスを作成して交配を行ったところ、体外受精では受精率が高いのに対し、自然交配ではほとんど子どもが生まれなかったという。電子顕微鏡で解析したところ、SVS2がないマウスの精子は子宮内で細胞膜が破壊されて死滅していたことも分かり、子宮内液を取り出して体外で精子に加えると、ほとんどの精子が働かなくなったという。これらから、子宮内液には殺精子因子が含まれており、SVS2にはその因子から精子を保護する作用があることが明らかになった。
従来、精漿は精子の受精能を制御し、子宮内液はなにもしないか受精を助ける方向に働くと考えられていたが、まったく逆の結果である。ヒトにも相同タンパク質SEMG1、2があり、同様の機能を持っていると予想される。ヒトの不妊の原因究明や新たな治療法につながる可能性がある。
人工授精 (スコア:4, 興味深い)
人工授精とは、ぶっちゃけて言うと、「マスターべ-ションなどで採取した精液」を「スポイトのような器具で子宮内に直接注入する」という不妊治療ですが、感染症予防のためとか着床率アップのため、採取した精液は「遠心分離器などで濃縮」 [klc.ne.jp]してから注入するのが普通です。
濃縮の段階で精漿は取り除かれてますから、今回のストーリーが正しかったとしたら、着床率を上げるための処理が結果的に着床率を下げる結果になってしまってるのかもしれません。
などと考えながら、ちょっと調べたら、濃縮しないポリシー [kojimalc.jp]のところもあるみたいですね。
Re:人工授精 (スコア:3, おもしろおかしい)
> マスターべ-ションなどで採取した精液
「など」が気になってしかたがないのだが…
Re:人工授精 (スコア:4, 参考になる)
性癖、信仰上の理由、その他によって性交以外で射精することが難しい場合の為に、ちゃんと精液採取用のコンドームってのがあるんですよ。
Re: (スコア:0)
「性癖」でいいなら・・・
Re: (スコア:0)
当然、パートナーとするんだろう。
入れて出した後に出して取って入れ直すってワケだ。
Re:人工授精 (スコア:2)
> 「など」が気になってしかたがないのだが…
精巣に直接針を刺して採取とか
Re:人工授精 (スコア:5, おもしろおかしい)
いかに拙者といえどもそれはご褒美の域を越えているでござる
Re:人工授精 (スコア:1)
素人考えだけど、「人工精漿(SVS2)」を作ってそれで水増ししたら着床率上がるのかな。
ってそういうのとっくに考えてなにやらやってそう。
#そこでSTAP・・・
Re:人工授精 (スコア:2)
Re:人工授精 (スコア:2)
Re:人工授精 (スコア:1)
一番大元のコメの者ですが、「濃縮の段階で精漿は取り除かれてますから」とは書きましたけど、
「濃縮過程で無くなっているのは精漿である」ということを説明したかった文章でして、
「完全に取り除く」とまでは意図してませんでした。
まぎらわしくてすみません。
#「濃縮還元ジュースは、果汁水分を取り除いたものに、後でまた水を足しています」といった説明で、水分を完全の取り除くとはいってない、という感じで。
濃縮精液による人工授精は実際に行われていて実績はあるわけですから、
「子宮内液に阻まれ届くわけがない状態」にまではなってないのは確かですが、
濃縮によって精漿の比率が減ったらその分保護効果は減って、着床率が落ちちゃってるんじゃないかな、とかいうのが元コメの疑問点。
わざわざ濃縮して少量注入するぐらいなら、濃縮前の精液を全量注入すればいいやん、とか思ったりとか。でもそれだと、感染症予防の観点では問題があるので、「濃縮精液と人造精漿と混ぜる」とかしたらいいのかな、とか。
(マウスの)女性曰く (スコア:2)
行きずりの男の子供など欲しくない。
Re: (スコア:0)
このコメント読んで思ったんだけど、子宮内液の状態って一定なんだろうか。
Re: (スコア:0)
同様に、相性問題ってのもあるんだろうか。
たとえば相性の良い相手の精子だと、ほとんど死なずに卵子にたどり着けるけど、
相性の悪い相手の精子は抹殺されてたどり着けないとか。
Re:(マウスの)女性曰く (スコア:1)
その場合、そこで言う「相性」をどうやって定義するのかが興味深い。
Re:(マウスの)女性曰く (スコア:2, 興味深い)
生殖関係の相性といったらMHC (Major Histocompatibility Hormone) と昔習った。
ネズミと人間でのMHCの作用は似ていて、MHCは脇の汗に多く分泌されるそうな。
汗の匂いを好いてくれる相手なら相性が良いらしい。
Re:(マウスの)女性曰く (スコア:1)
体外受精で相性確かめるためにまずは相手の着用済み下着が必要かも。
さながら昔のブルセラショップの如く真空パックの(男の)パンツが並んでる光景を妄想しつつ。
Re:(マウスの)女性曰く (スコア:2)
そこでこのセリフ
「体は嫌がっていないみたいだぜ」
Re: (スコア:0)
というか、
>子宮内液には殺精子因子が含まれており、SVS2にはその因子から精子を保護する作用があることが明らかになった。
これって、自己(個体)の体液は、それが属する個体の細胞を守ろうとしている、っていうことですよね。
至極当然の働きのような気がします。
>従来、精漿は精子の受精能を制御し、子宮内液はなにもしないか受精を助ける方向に働くと考えられていた
むしろ、どうして従来の考え方がこういう「妊娠を助ける方向に性器の分泌液は働く」と思われていたのでしょうか。
Re:(マウスの)女性曰く (スコア:3)
Re:(マウスの)女性曰く (スコア:1)
> むしろ、どうして従来の考え方がこういう「妊娠を助ける方向に性器の分泌液は働く」と思われていたのでしょうか。
いわゆる「素朴概念」というやつでしょう。
ヤったらデキるんだから、それに関わる物はどれも繁殖を助けてるんじゃないかな、という純朴な思い込み。
実際には妨げるとも助けるとも確かめられていなくて、検証してみたらそこには性的対立が起きていた、と。
Re:(マウスの)女性曰く (スコア:1)
>ヤったらデキるんだから、それに関わる物はどれも繁殖を助けてるんじゃないかな、という純朴な思い込み。
それって立場によって変わってそうで、不妊で悩んでる側からしたら逆の方向に思い込んでそうですね。
>実際には妨げるとも助けるとも確かめられていなくて、検証してみたらそこには性的対立が起きていた、と。
今回はまさにこれが検証してわかったってことでこの業界(どこだよ)が進展したってことなんだろうな。
なんだか「ほこ×たて」っぽい展開を妄想してしまいそう。
Re: (スコア:0)
番組内でヤラセが発覚しそう
Re: (スコア:0)
ヤらせが発覚し、18禁番組化
Re: (スコア:0)
種の保存=繁殖のためには邪魔になる機能だからじゃないですかね
Re: (スコア:0)
あ。
「利己的な遺伝子」って本が1990年代に革命的なイメージの逆転をもたらしたんでわからないと思うんですが。
種の保存=繁殖のためには邪魔になる機能だからじゃないですかね
これ、20世紀的には意味がわからない言論なのよね。
「利己的な遺伝子」っって、当時理系では「当たり前のこと何言っているの」って思っていて
文系の大学生は「革命だ!」って言っていて、何だこれ、と思っていたが。
面白いなぁ。
Re: (スコア:0)
初めて聞いたな。
Re: (スコア:0)
ゆとり世代なのかなあ。
おっちゃんは「面白い概念だな」程度の感想しかなかったけど。
Re: (スコア:0)
> 「利己的な遺伝子」っって、当時理系では「当たり前のこと何言っているの」って思っていて
初めて聞いたな。
え、うっそ。当時理系学部生で「遺伝子が利己的でなくて(ry」って議論は普通にしていたよ
Re: (スコア:0)
それはドーキンスの著した「利己的な遺伝子」の主旨を完全に取り違えてる議論ですね。
wikipediaで「誤解」として挙げられている典型。
まあ邦訳されてからようやく知ったレベルなら理解レベルは文系と似たようなものでも仕方ないですが。
Re: (スコア:0)
>「利己的な遺伝子」っって、当時理系では「当たり前のこと何言っているの」って思っていて
一般的な理系とは真逆の感想でワロタ
たぶん林檎が落ちても「当たり前」とか言いそうw
とりあえずぐぐる (スコア:2)
膣 酸性 アルカリ性
とかぐぐると、ボロボロと出てくるけど、それとは別の事なの?
Re:とりあえずぐぐる (スコア:2)
今回のは子宮内の話だから
強酸性の膣を生き抜き子宮に到達できても、さらなる困難が待ち構えてるって事では。
Re:とりあえずぐぐる (スコア:2)
排卵 子宮 アルカリ性
ではどうだろう。
Re:とりあえずぐぐる (スコア:1)
コカコーラですか?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
最近はメントスコーラでしょ
Re: (スコア:0)
ふむ……そう考えると、より強く生きられるだけの力を持った個体を選ぼうというプログラムのようなものが、あらかじめ遺伝子に組み込まれているのでしょうね。膣にしろ子宮内液にしろ。
新鮮な精子だけが卵子に辿り着ける (スコア:1)
古い精子は死滅して、新鮮な精子だけしか卵子に辿り着けない環境なのだな。
生き残りの競争をくぐり抜ける必要のある精子ですから、 受精能力は卵子よりも長く維持され、
射精後48時間と言われています。 もちろん、48時間で全くゼロになるわけではなく、
48時間を境に徐々に受精能力が低下し、活力が落ちて行くのです。 そして、
84時間後には受精能力がほぼ失ってしまうそうです。
http://papamama.babymilk.jp/huuhu.htm [babymilk.jp]
女の子を作るX精子の寿命は2~3日で、男の子のY精子の寿命は1日、卵子の寿命を1日です。
排卵日2日前に射精された精子は、2日後に卵子が排出された時点では、寿命の短いY精子が死に、
ほぼX精子のみが生存している状態です。つまり、それだけ女の子を受胎する確率が高くなるのです。
http://taniguchiiin.jp/source/materials/joshi.html [taniguchiiin.jp]
Re:新鮮な精子だけが卵子に辿り着ける (スコア:2)
Re:新鮮な精子だけが卵子に辿り着ける (スコア:1)
生化学レベルでの性淘汰とか性的対立が起きてるってことですよね。
かくもオスは苛酷だ……
Re: (スコア:0)
むしろ精漿による防護がある前提でのコンセンサスなので
苛酷というわけではないかな
でないと絶滅しちゃうわけで
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
免疫としては当然かと。生殖という目的を離れて考えると、遺伝子が全く違う細胞を体に入れるのは幾ばくかリスキーだろう。血液型とか全部ランダムなんだから。
なるほど。それで男は女に虐げられる訳だ。 (スコア:1)
タイトルオンリー
四天王ネタを書こうと思ったが (スコア:1)
つまり (スコア:0)
中に出すと殺菌されて避妊になる?
Re:つまり (スコア:1)
でけーナニで卵巣に直接注ぎ込めれば着床率UP?
#そういうエロまんがやまほどありそう。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
学生時代に驚異の小宇宙人体ってのをガッコでみて
なんだナマでも妊娠しないんじゃないかと言い訳してカノジョに迫ったニガい過去を思い出した