
2014年のノーベル生理学・医学賞は、認知地図を作成する神経細胞を発見した3氏が受賞 8
ストーリー by hylom
もうそんな季節か 部門より
もうそんな季節か 部門より
headless 曰く、
2014年のノーベル生理学・医学賞は、英国・ユニバーシティカレッジロンドンのJohn O'Keefe氏と、ノルウェー科学技術大学のMay-Britt Moser氏とEdvard Moser氏の共同受賞となった。授賞理由は脳による場所認識システムを構成する神経細胞の発見(プレスリリース、読売新聞、NHKニュース、毎日新聞)。
John O'Keefe氏は1971年、ラットが部屋の特定の場所に行ったときだけ活性化する神経細胞「場所細胞(place cells)」を海馬で発見。場所によって活性化する神経細胞が異なることから、場所細胞が部屋の地図(認知地図)を作成していると結論付けた。
May-Britt Moser氏とEdvard Moser氏は2005年、場所認識システムを構成する別の神経細胞「グリッド細胞(grid cells)」を嗅内皮質で発見した。グリッド細胞は座標システムを生成し、正確な場所認識や最適な経路の発見を可能にする。また、さらなる研究により場所細胞とグリッド細胞が場所を把握し、目的地へ導く仕組みも解明した。
最近の調査では人間にも場所細胞やグリッド細胞が存在することが判明しており、アルツハイマー型認知症により空間記憶が失われる仕組みの理解につながることが期待される。これらの発見は、特化した細胞が協調して行う高度な認知機能の理解に関するパラダイムシフトを代表するものであり、記憶や思考、計画といった認知プロセスを理解するための新しい道を開いたとのことだ。
男脳・女脳 (スコア:0)
>最近の調査では人間にも場所細胞やグリッド細胞が存在することが判明しており、
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
http://www.amazon.co.jp/dp/4072352179 [amazon.co.jp]
2002年の出版だったか、これ。
場所細胞やグリッド細胞に性差はあるのかな。
それとも、そういう研究を考えること自体が性差別と思われるのかな。
Re: (スコア:0)
何の根拠もなく「女は地図が読めないから」と言えば性差別になるかも知れませんね。
男性に比べて女性の方が地図を理解出来ない傾向があることを、アンケート調査レベルの信頼性でも良いからキチンと提示して、
そこを出発点にすれば良いのではないでしょうか。
Re: (スコア:0)
もう少しバカっぽいテーマならイグノーベル賞を狙えると思いますよ?
Re: (スコア:0)
怪しい伝説で取り上げてるよ。
http://japan.discovery.com/episode/index.php?eid1=904602&eid2=000000 [discovery.com]
微妙に差がついてて女性の方が地図が読めない人が多そうになったけど、普段から車に乗っているかとかの影響が取り切れてないから性別に起因するかはわからないみたいな結論だった。
Re: (スコア:0)
いや脳の構造的に女性が男性より地図を理解しづらいってのは広く知られてることだし
Re: (スコア:0)
A型が神経質でB型がズボラで…と同レベルですね。
Re: (スコア:0)
構造?というよりは、統計学的差違(もしくは誤差)の論文に
なってるだけじゃなかったっけ。
どちらかというと 地図を理解しなくてはいけないという
必然性を感じにくい、という文化的な嗜好を反映してる
だけかもね。訓練されない能力は発揮されようがない。
性差ごとに遺伝するものだとは考えにくいし、
ましてやハードウェア的な利得があるとは。
#ミームじゃ ミームのお化けがでるぞー
Re: (スコア:0)
この場合、「人種による能力の差を発表したら専門・非専門問わず各方面から叩かれた」みたいな話のことを指してるんじゃないですかね。
真面目に調べたわけじゃないんで、その手の話のどこからどこまでが本当なのか、発表内容が糞だったから叩かれただけだったのか、は知りませんが。
科学的に(というか医学的にじゃなく心理学・統計学的に)性差や人種差について調査しようとすると、学術性が高いほど叩かれやすい印象がある。
(逆の言い方をすると、ゴシップ誌だの週刊誌だのまとめサイトだのだと言い放題)