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宇宙

SpaceX、Falcon 9ロケット着陸試行時の動画を公開 31

ストーリー by headless
公開 部門より
本家/.「SpaceX Landing Attempt Video Released」より

SpaceXでは10日、ISSへの補給ミッションを行うDragon宇宙船の打ち上げに成功後、打ち上げに使用したFalcon 9ロケットの海上プラットフォームへの着陸を試行した。着陸は成功しなかったが、イーロン・マスク氏はあと少しで成功だったと述べている。そして16日、海上プラットフォームのオンボードカメラから回収された、「あと少し」がどれぐらいなのかを確認可能な動画を公開した。ロケットは傾いて下降しているところでプラットフォームに接触し、破壊されている。マスク氏は数日前、何が問題なのかがわかっているだけでなく、問題は既に解決されていると述べている。ロケットのガイド用フィンは液圧制御用の液体を必要とする。液体は4分間の運転に十分な量が積載されていたが、着陸直前に使い切ってしまったのだという。次回の打ち上げでは液体の積載量を50%増やすため、再び問題になることはないとのことだ。

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  • by tmiura (6268) on 2015年01月17日 17時57分 (#2745153) 日記

    hydroulicとしか書いてないから油かどうかわかんないので液圧って訳してるんだろうけど、その作動流体が使い捨てなんですねえ。びっくり。

    重量制限のためこのデザインになってるって書いてありますが、ポンプ積むより与圧ガス押し使い捨てのほうが制御は弁だけだし軽いからか。 で、足りなかったので積載量5割増しでもポンプ積むよりまだ軽いってことですか。あるいはポンプ積むのは設計変更の規模として許されなかったのかな。

  • by jizou (5538) on 2015年01月17日 13時22分 (#2745022) 日記

    ある程度の勢いがあってもいいように、地上に着陸用の衝撃吸収施設でもつくれないのかな?
    高い塔を作って網で受け止めるとか、トンネルを掘ってその中で受け止めるとか。

    海水でロケットが傷むのなら、真水の池を作ってそこに落とせばいいような.... (^_^;

    • by 90 (35300) on 2015年01月17日 15時46分 (#2745094) 日記

      最初の案はSpaceXの工場に近い荒れ地を整備して降ろすという内容でした。遠すぎるんじゃないかと思いますが、それよりも東海岸から砂漠地帯までロケットを飛ばすことの法的問題があったようです。また、NASAは事故が起きても被害が出にくいようになるべく海岸から海上を飛ばすので、第一段の落下範囲に適当な陸地もありません。そこで急遽はしけを購入しプラットフォームへ仕立てたということのようでした。

      中国やロシアは過疎地とか無人地帯とかに落としているので、陸地の上を飛ぶような射場を作れば簡単? :p

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    • by tmiura (6268) on 2015年01月17日 18時03分 (#2745155) 日記

      斜めに落ちて爆発してるのはつまり斜めに落ちるとタンクと機体の構造がもたないってことだと思われるので、衝撃吸収しても壊れるのでは。

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    • by vax730 (32985) on 2015年01月17日 19時22分 (#2745178)

       キスラーのK-1は,パラシュートで降りてきて、エアバックで回収する予定でした。
      http://en.wikipedia.org/wiki/K-1_(rocket) [wikipedia.org]

       エンジンの再始動さえ順調できれば、SpaceXの方法での着陸は可能になると思います。小形ですが、日本でも実験しています。
      https://www.youtube.com/watch?v=7P7KRqSPJBU [youtube.com]

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    • by Anonymous Coward

      結局そこまで精密に誘導できるなら、そのまま垂直着陸してしまってた方がよいということなのかもしれません。
      ロケットの垂直着陸の技術自体は、1990年代のDC-X以来、割と蓄積があるものなので(実用化は今回のファルコン9が初ですが)。
      パラシュートなどを用いると、結局海上に落とすしかないみたいな話になってしまいますからね。
      (翼を用いるという手もありますが、それはそれでデメリットも大きいし。)

      しかし、映像見ると、本当に近くまでは寄せていたのに、そこで姿勢制御用の燃料が切れてしまった、という感じに見えます。
      予想していたより、細かい制御に燃料が必要だった、ということでしょうか?いずれにせよ、次回に期待です。

    • by Anonymous Coward

      空母に着艦するときのあのゴムみたいなやつとか・・・・

    • by Anonymous Coward

      塩分の問題じゃないよ。
      落下速度が早いと水自体がコンクリ並みの硬さになる。
      木っ端微塵だよ。
      不時着するなら砂漠。

  • by Anonymous Coward on 2015年01月17日 13時39分 (#2745032)

    何が「あと少し」なのか全然わからないね
    激突時の速度もわからないし

    • by Anonymous Coward on 2015年01月17日 17時54分 (#2745151)

      映像見た限り、直前までは垂直に順調に降りてますね。
      だいたい3~5秒前までは正常に見える。本当に直前まで正常ですね。
      その後機体が斜めになって、そのまま降りてエンジン破損で爆発している。

      駆動用液体が枯渇したのが失敗の原因で、直前に切れたというのだから、液体さえ足せば成功するよね。

      以上をもって、「あと少し」と言えるんだけどどうかな。

      速度はかなりゆっくりと思います。映像がリアルタイムならば。
      飛行機なら下手くそと言われる程度で、事故にはなってないでしょう。

      着陸位置も、甲板の中央に誘導できてるし、9割9分まで成功って感じじゃないかなコレ。

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      • by Anonymous Coward

        まあ,あえてイヤゴトを言うなら......
        外乱への応答性や挙動のコントロールに失敗しているとも言えなくはない
        単に足りなかったってのはあるのだろうか?

    • by Anonymous Coward on 2015年01月17日 14時37分 (#2745064)

      着陸基地までの帰還に成功(今回の動画)
      + 打ち上げ基地での垂直離着陸に成功(過去の動画 [youtube.com])
      = 燃料を足せば成功するはず(あと少し)

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      宇宙ロケットの爆発としてみればこの程度じゃとても大爆発とはいえない。
      発射直後のような燃料満載時の爆発は射点が壊滅したり町一つ消えるレベルの大爆発なのだから。

  • by Anonymous Coward on 2015年01月17日 13時54分 (#2745046)

    腹が減っては戦が出来ぬ

  • by Anonymous Coward on 2015年01月17日 20時22分 (#2745200)

    打ち上げたロケットを垂直に降ろすと言うのがダメ。
    長年に渡る使い捨て前提の技術発展のなかでの「新しい手法」は、誰かが一度は考えて捨てたものがほとんど。
    こうやって制御のミスで大爆発してるあたり先行きが暗い。

    • by Anonymous Coward

      そうですよね。有翼型にして着陸させるとかパラシュートで回収するとか、そういう筋が悪いのが確認された技術じゃなくて、誰もが考えたけどやらなかったロケットを垂直に下ろすとか試すべきですよね!

      まあ垂直離着陸もブルーオリジンとかはしくってるけど。その失敗はファルコン9は当の昔に突破してるからね。

    • by Anonymous Coward

      制御のミスではないよ。油圧駆動用の液体の見積もり間違えただけ。
      いわば、ガス欠。

      最初の試みだから、それぐらいの失敗はあるわな。

      目的は人の帰還ではなく、ロケットの再利用なので、回収に失敗したら諦めればいいだけです。
      よって、回収率8割とかでも採算とれるんじゃないかなぁ…。

      • by Anonymous Coward

        いやいや。燃料見積もりミスは立派な制御ミスでしょ。

        この問題への対応として、燃料を増やしてなんとかするってのは根本的な対処ではない。

        燃料残量を見ながら制御するように変更するのが正しい対処。

        燃料が足りないと判断できた時点で少なくとも全損被害を回避できる次善の策
        (せめてプラットフォームへの被害は回避するとかだけでも)を採るようにするべき。

        失敗したらいきなり全損はないわ。

        • by Anonymous Coward

          燃料が足りないと判断できた時点で少なくとも全損被害を回避できる次善の策
          (せめてプラットフォームへの被害は回避するとかだけでも)を採るようにするべき。

          確かに、これはこれで入れるべきな気がしますね。
          ただ、そもそも今は「着陸に成功できるか」という正常系が使えるのかを試しているフェーズなので、そういう異常系が充実してくるのは着陸が成功した後でしょう。
          (着陸については、今はあくまで「実験」ですので。だからこそ、こういう失敗をしてもいい洋上基地を使ってるんでしょうし。)

          • by Anonymous Coward

            結局、「先行きが暗い」とか「筋が悪い」と行っているスレ元の見解は正しく無さそうってことよね。
            あとほんのちょっとで成功するように見える。

            上段を下ろすんじゃなく、1段目の回収ってところがハードル低いのだろうか。

            • by tmiura (6268) on 2015年01月18日 14時41分 (#2745444) 日記

              企業活動としてコストダウンを主たる売りとしてやってるし、ペイロードへのペナルティや回収後の再整備まで込みで見会わなかったらやめるでしょうね。それを見極めるための実験。

              細長いものを垂直に下ろすってすごいことするけど、翼に比べたら採算取れるかもしれないってことなのかな。この先の定量的議論をする余地があるってことなんでしょうね。

              すごいや。

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      • by Anonymous Coward

        頑張って再利用するより使い捨ての方が安上がりというのが今までのロケットの歴史。

        > 回収に失敗したら諦めればいいだけです。

        諦められるものに対して、回収用の燃料を積み込むという時点で無駄。
        回収用の燃料の分ペイロードも減るし、とにかく重いものを安く打ち上げたいという要求とは逆の方向。

        • by Anonymous Coward

          事前に顧客の了承取ってから実験しているし、
          ペイロード的にキャパがない場合は実験用機材を載せずに打ち上げてます。

          誰にも迷惑掛けないようにやってるのに何でこうも文句言われなきゃ成らないんでしょうか?

        • by Anonymous Coward

          再利用の方向性を間違えてただけですよ。今までの方式は。
          というか、スペースシャトルのことですけどね、アレは本当にひどい設計なので。

          シャトルが無ければ、部分再利用型のロケットなんて前世紀のうちに実用化されてたんじゃね?

    • by Anonymous Coward

      JAXAがある日本の立場からするとこういう見方になるんだろうね。
      日本からはスティーブ・ジョブズも生まれないし、イーロン・マスクも生まれない理由を見た気がする。

      • by Anonymous Coward

        まるで日本以外ならジョブズが生まれるかのような言い振り。
        そもそもアメリカでもあのジョブズは1人だけだし。

        • by Anonymous Coward

          それはジョブズを高く評価しすぎか、たとえ話というものを理解していないかどっちか

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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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