恐竜の絶滅と同時期にほ乳類も93%が死滅していた、という説 90
ストーリー by hylom
そう都合良く恐竜だけが死ぬはずがないわけで 部門より
そう都合良く恐竜だけが死ぬはずがないわけで 部門より
taraiok曰く、
恐竜が絶滅した原因は不明だが、その仮説の1つとして、約6600万年前にメキシコのユカタン半島に落ちた隕石が原因という説がある。恐竜の絶滅によってほ乳類が栄え、その後の人類の繁栄に繋がったわけだが、哺乳類もまた恐竜と同じ時期にその93%が死滅していたという研究結果が発表された(THE WEEK、MailOnline、Slashdot)。
これは研究者が北米の化石記録を分析したところ分かったという。さらに、哺乳類はその後失われた多様性を迅速に回復し、その数は以前の約2倍に及ぶことが分かったそうだ。
「恐竜の絶滅の原因が隕石にある」という説では、地球は隕石の落下後に灼熱の環境となり、その後、大気中に舞った塵や埃などによる太陽光が遮られ地球が寒冷化し、環境の変化によって食料が激減したとされる。このとき生存者は死んだ植物や動物を大きな順番に食べていき、その結果小さな生物が生き残った可能性があるという。
また、哺乳類は地下に穴を掘るか、水辺の近くに住むことにより、生き残った可能性があるという別の研究もあるという。
論文 (スコア:5, 興味深い)
論文はこれ。
http://dx.doi.org/10.1111/jeb.12882 [doi.org]
まだ自宅なので読めない・・・。
ちなみに、2年前に「日本生態学会誌」にて白亜紀末の絶滅特集があったので紹介しておく。
http://ci.nii.ac.jp/vol_issue/nels/AN00193852/ISS0000503176_ja.html [nii.ac.jp]
比較的最近の成果を日本語の総説で誰でも読める。
影響のシナリオ (スコア:2)
・隕石落下の前から恐竜の衰退が始まっていたが、そこに隕石が落ちた。その場所も悪かった。
・ユカタン半島地下の石灰岩や石膏が蒸発してSO3(三酸化硫黄)になり、大量の酸性雨を地球全土に降らせ、プランクトン大絶滅が起きた(6500万年前に落ちた隕石の奇跡 [livedoor.com])。
・以下略
Re:影響のシナリオ (スコア:2)
いや、どの話も学説の一つなのかなと。
超大陸分裂が大量絶滅につながるという話もありますね。長期的な影響だけど。
その頃日本語があったかどうかは知らん (スコア:1)
穴があったら入りたい、という言葉はこの教訓から来ていたんですね
Re:その頃日本語があったかどうかは知らん (スコア:3)
高校生男子だと、「穴があったら入れてみたい」ってのが…
Re: (スコア:0)
最近の子はもっぱら草食だとか
Re:その頃日本語があったかどうかは知らん (スコア:3)
いやあ、我々のころでも、木の洞でもよいという草食…
#全然違う。
Re: (スコア:0)
そもそもその当時はまだ日本列島が形成されていない件について。
Re: (スコア:0)
not know where to put oneself
# その頃はグレートブリテン島もEUの一部だったんですがね
Re: (スコア:0)
…どのへんに引っ掛かってるの?
Re: (スコア:0)
寒さに耐えかねての行動って処、かな?
あーまた隕石落っこちてこねーかな (スコア:0)
したら、もう会社行かなくていいし。
#自分だけ脱落するのはなんか嫌だけど
#みんなで一緒に絶滅するなら苦じゃない むしろ楽しみですらあるAC
Re: (スコア:0)
寝てる間に頼みたい
Re: (スコア:0)
こういう手合いがいよいよ行き詰まると秋葉原で一花咲かせるわけですね。
Re:あーまた隕石落っこちてこねーかな (スコア:4, おもしろおかしい)
おっと秋元康の悪口はそこまでだ
Re: (スコア:0)
「小さい」動物は生き残るそうですけど。
Re: (スコア:0)
小日本万歳
Re: (スコア:0)
大英帝国...
Re:あーまた隕石落っこちてこねーかな (スコア:1)
小惑星の集団下校
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
よくわからん (スコア:0)
>また、哺乳類は地下に穴を掘るか、水辺の近くに住むことにより、生き残った可能性があるという別の研究もあるという。
爬虫類だって穴を掘ったり水辺の近くに住んだりするだろう。
恐竜に分類されるような巨大な物が生き残れなかったんで、体の大きさの違いじゃないんかな?
>このとき生存者は死んだ植物や動物を大きな順番に食べていき、その結果小さな生物が生き残った可能性があるという。
ここが意味分からない。
食糧が少なくて済む小さな生き物が生き残るのに有利という解釈でいい?
Re:よくわからん (スコア:2, 参考になる)
>>このとき生存者は死んだ植物や動物を大きな順番に食べていき、その結果小さな生物が生き残った可能性があるという。
>
>ここが意味分からない。
ソースのこのへんかしら。タレコミと全然ちがうけど。
>One classic approach is that early mammals were small enough to survive on insects and dying plants, while large dinosaurs and reptiles required a vast diet of leafy greens and healthy prey that simply weren't available in the lean years, post-impact.
(初期の哺乳類は昆虫や死んだ植物で生き延びられるほど十分に小型だったが、巨大な恐竜や爬虫類は隕石落下後の痩せた土地からは入手不可能な大量の葉や健康な餌を必要とした。)
>食糧が少なくて済む小さな生き物が生き残るのに有利という解釈でいい?
ソースが言ってるのはそういう意味だne
Re:よくわからん (スコア:1)
体の小さい恐竜は鳥類として生き残ってるし
Re:よくわからん (スコア:1)
ていうか、それ、同じこと言ってるんですけど。
ある種の恐竜が鳥につながる系統だったとして、
全く種分化することなく鳥まで直系だけでつながっているわけではなかろうし、
どっかで他の恐竜種と分かれたところを「共通祖先」って呼ぶだけのことでしょう。
Re:よくわからん (スコア:1)
少なくとも鳥類が分岐したのは獣脚類からということになっているので、
分かれたところが恐竜だということについては一応合意が取れてると思います。
Re:よくわからん (スコア:1)
オレは猿じゃねえ派
Re:よくわからん (スコア:1)
>恐竜に分類されるような巨大な物が生き残れなかったんで、体の大きさの違いじゃないんかな?
わかってはりますやん。
大型の種が環境激変に対応しきれずに滅びたってことですよね。
亀とか蛇とか蜥蜴とか鰐とか (スコア:0)
よく滅びなかったものだ。
Re:亀とか蛇とか蜥蜴とか鰐とか (スコア:3, 参考になる)
淡水性の生物は生き延びた率が高いようですよ。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009810892 [nii.ac.jp]
この論文がコンパクトにまとまっててとてもわかりやすい。
両生類の絶滅率が0%というのが説得力ありました。
まず、隕石の衝突により、地球どこでも、地表面が少なくとも260度Cにはなったとのこと。
水中、あるいは洞穴や隙間などに生息/休息する小動物はその熱波をやり過ごせた。
次に猛烈な酸性雨が来ますが、数時間後には中和作用のある粒が降ってくる。これは衝突で巻き上げられた岩盤が元で、浅い淡水は中和された。
けれど、深い海洋では粒は沈んでしまい、海洋表面は酸性のまま。プランクトンは死滅し、この影響が50~300万年続く。
深海に生息域が無い種は全滅したかもしれません。海竜の類いが全滅したのはこれが理由でしょう。
地上では、植物は一時的に壊滅。中和作用のある粒も水が無いとダメらしいので、回復にはかなりの年数がかかったでしょう。
その間に、新鮮な植物を食べていた生物と、それを食していた捕食生物が絶滅。
腐食性の小型の生物のみが生き延びた。
…ってことだそうです。
Re:亀とか蛇とか蜥蜴とか鰐とか (スコア:2)
> また、哺乳類は地下に穴を掘るか、水辺の近くに住むことにより、生き残った可能性があるという
これが爬虫類にも適用できるのでは。
Re: (スコア:0)
たまには僕の事も思い出して。(ワニ)
Re: (スコア:0)
ヒント 鰐
Re:亀とか蛇とか蜥蜴とか鰐とか (スコア:2)
そいつは鮫のことだって因幡の白兎が言ってた(ウソTM)。
Re: (スコア:0)
あっ!だからネッシーは生き残れたのか!!
Re: (スコア:0)
恐竜恒温説 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%90%E7%AB%9C%E6%81%92%E6%B8%A9%E8%AA%AC [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
冬眠できるかどうか、では?
ワニだって冬眠するし、亀なんて水中で酸素呼吸止めてまで冬眠するからね…。
冬眠できなかった生物種が絶滅したってことはあり得ると思う。
※鳥の無駄に発達した渡り能力も、環境変化に対応して長躯移動できる種のみ生き延びた結果かもね?
Re:亀とか蛇とか蜥蜴とか鰐とか (スコア:1)
もともと冬眠していた、と言うことではなく、寒さが厳しくなったから、冬眠するようになった、って話だよね。
身体の大きい爬虫類は、なぜ冬眠できなかったのかな?
Re:亀とか蛇とか蜥蜴とか鰐とか (スコア:1)
冬眠する必要が無い時代が長く、冬眠する能力を失っていたんでしょう。
というと、もともと冬眠する能力を持っていた?
この天変地異があって以降、冬眠する能力を新たに手に入れた、と考えることもできそうですが…
なんか説得力にかける気がする (スコア:0)
隕石とか地球環境の変化ではないと思うな。
シロナガスクジラ34mと比べたら、メガロドン19m、ジンベイザメ10mとかほとんど差がないと思うし。
クジラは哺乳類という違いはあるけど。
>>生存者は死んだ植物や動物を大きな順番に食べていき、その結果小さな生物が生き残った可能性があるという。
大きな動物が小さな生物を食べて食べるものが少なくなって大きい生物が自然淘汰された後に小さな生物が増えただけだと思う。
小さな生物は繁殖能力高いから。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
地上ならまだしも、海の恐竜は生き残ってもよさ気ですよね。
カメとか恐竜には遠いけどデカイのが生きてるわけだし。
海の恐竜が絶滅した理由には、何かもうひと押し必要。
と言ってもし生き残ってるとしたら、あんな目立つもの隠れようがないはずだしねえ。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
「プランクトンの大量死」って海洋全域で壊滅するような現象がどこにでもあるのですか?聞いた事ありませんよ?
またクジラクジラとおっしゃりますが、当時の状況をクジラが生き延びたという話がどこなにあるのですか?
現代のような鯨という種はその時代にはいないはずですが。
「現代の一部地域で時々起こるレベルのプランクトンの大量死」を基準に考えてるから話がおかしくなっているのでは?
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
大きな動物が小さな生物を食べて食べるものが少なくなって大きい生物が自然淘汰された後に小さな生物が増えただけだと思う。
あるいは、次の世代を生むまでの期間が短い種が、早く環境に適応したのかもしれないね。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
恐竜は、大きさも含めて当時の環境に適応し過ぎていたため、隕石落下そのものの被害を受けなかった組もその後の環境変化についていけなかったという説もあります。
一方当時の哺乳類は、恐竜の迫害受けたらすぐ場所変えて生きていけるよう特殊な適応や分化がほとんどなかった(夜行性くらいかな)ので、世紀末になったら世紀末なりの生き方でくぐり抜ける能力は、恐竜より高かったのでしょう。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
>シロナガスクジラ34mと比べたら、メガロドン19m、ジンベイザメ10mとかほとんど差がないと思うし。
発言の意図を取り違えているかもしれないけれど、その3種の登場とイベント発生順は
6600万年前 大量絶滅
6000万年前 ジンベエザメ登場
5000万年前 クジラの祖先登場
1800万年前 メガロドン登場
150万年前 メガロドン絶滅
みたいyo
3種とも隕石衝突の後に登場。
http://www.catv296.ne.jp/~whale/rekisi.html [catv296.ne.jp]
ジンベエザメ [wikipedia.org]
メガロドン [wikipedia.org]
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
海にいたのは正確には「恐竜」ではないらしく、魚みたいな形なのが「魚竜」、アシカかアザラシの首伸ばしたみたいなのが「首長竜」と分類されています。
で、魚竜はおおむね現代のイルカ程度のサイズだったみたいなので、それほど大型ばかりではありません。首長竜も、10m超えるでかいのもいれば2m程度のもいたみたいです。それから首は短くて頭がでかい、ワニの手足がヒレ状になったみたいなのもいます。
泳ぐ能力は魚体形の方が優れていそうに思われますが、魚竜は白亜紀の前半頃までに絶滅してしまっていて、件の大絶滅の犠牲になったのは首長竜の方だけでした。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1, フレームのもと)
たしかに、隕石落下の直接的な影響は数時間~数年のオーダーで来るでしょうけど、そんなスパンで適応(=生存に有利な形質を獲得)できる生物なんていませんよ。
さすがに数時間だと難しいですが、数年ならそんなことは無いって話 [wikipedia.org]らしいです。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
そいや、ロンドンの蛾の話 [wikipedia.org]もありました(こちらは数十年らしいですが)。
ライフサイクルの回転が早い生物には意外と早く環境適応できるものもいるということで、「そういう生物はいない」という主張は誤りとして取り消します。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1, フレームのもと)
当然そういう仮説は提出されてて、否定されてます(化学的誘発説 [wikipedia.org])。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
なんかすごい胡散臭い。
創造論者の批判の方が、よほど胡散臭いですけどね。
Re:なんか説得力にかける気がする (スコア:1)
適応ってのは特別な「能力」ではないですよ。
種の中で、環境が変わった時にたまたまうまく対応できる形質持ってる個体群の方が子孫を残す確率が上がる。
→その形質を持つ個体が増えることで種が(微妙に性質が変わりつつ)維持される。
ってだけのことです。
強いて言えば、多様な表現型を持ってたり性成熟が早くてすぐ次世代を産めるタイプの方が、適応できる可能性は高そうですが。
Re:ほ乳類 (スコア:1)