SpaceX、陸上でのFalcon 9ロケット着陸・回収に再び成功 4
これだけチャンスがあるというのもすごい 部門より
SpaceXは18日、Falcon 9ロケット第1段の陸上への着陸・回収に再び成功した(Ars Technica、The Verge、The Vergeの続報、SpaceXのツイート、動画)。
今回のミッションは民間機による国際宇宙ステーション(ISS)への9回目の補給ミッション(CRS-9)で、Dragon宇宙船を搭載したFalcon 9ロケットは米国・フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から打ち上げられた。打ち上げは成功し、およそ8分後にケープカナベラルへ戻ってきたロケット第1段はSpaceXのLanding Complex 1に無事着陸している。
Dragon宇宙船は日本時間20日夜、ISSにドッキングする。今回輸送する資材の中には、将来の民間機によるクルー輸送ミッションで重要な役割を果たす「International Docking Adapter (IDA)」が含まれる。IDAは宇宙船とのランデブーおよびドッキングを自動で行えるようにするためのシステムを備えたドッキングアダプターだ。なお、日本時間19日にはロシアのISS Progress 64補給船もISSにドッキングしている。
SpaceXがFalcon 9ロケットの陸上への着陸・回収を試行するのは昨年12月に続いて2回目で、2回とも成功している。今回の成功により、回収されたFalcon 9ロケットは合計5機となる。回収の目的であるロケットの再利用は、早ければ5月か6月に実施する計画とされていたが、まだ実現していない。ただし、最初に再利用するのは4月に打ち上げられ、ドローン船上での回収に初めて成功したロケットに決まっているようで、9月か10月に打ち上げる計画をイーロン・マスク氏が明らかにしている(The Vergeの記事)。
また、SpaceXでは今後打ち上げるFalcon Heavyロケットの回収に備え、フロリダに着陸場所を追加で2か所建設する計画の承認を米政府当局に申請しているそうだ。Falcon Heavyはメインのロケットと2機の補助ロケットで構成され、3機は数分の差で着陸するという。ただし、当初はドローン船上への着陸・回収を試行することになるようだ(The Verge、Orland Sentinel)。
陸上だと安定してる印象 (スコア:0)
映像みましたけど、ここ最近の洋上着陸と比べると、着陸直前の速度も姿勢も穏やかな気がして、陸上はやはり難易度としてはだいぶ低いのかなという印象でした。
これなら、洋上着陸が不要な軽い衛星の打ち上げについては、早々に再利用が安定するかもしれません。期待。
Re: (スコア:0)
年内打上げ予定のFalcon Heavyだと、一段ロケット3本とも陸上への着地をめざすんでしょ
しかも外側2本の着地はほぼ同時とか..
成功の映像みたら感動でちびりそう
2段目の回収は? (スコア:0)
まだしないのかな?
早く再利用しないと、ガレージが一杯になりそう。
雨ざらしでも大丈夫?
Re: (スコア:0)
2段目の回収はやる気あるんですかね?
一応計画はあるようだけど、難易度及びコストパフォーマンスから見て、やる意義がほとんど無いように思うけど。
ファルコン9は2段式なので、2段目は周回軌道に上がります。
ってことは、軌道上からわざわざ再突入させなきゃいけない…。
1段目と比べて速度が桁違いなので耐熱の難易度も桁違い、燃料も必要、着陸脚も必要。
その分の質量増はペイロードの減少となる。
回収しないなら、耐熱シールドも余分の燃料も着陸脚も不要、軌道投入のためのコース選択も自由。
再突入に耐える必要が無いので構造も特化できる。
上段は高性能化して軽くするのがセオリーですから、2段目回収ってのは紙上計画だけで実行するつもり無いんじゃないのかな。
特にペイロードの減少はかなり大きいと思うので、コストパフォーマンスが悪すぎると思う。