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サイエンス

フラミンゴは力をほとんど使わずに1本脚で立っていられるという研究結果 37

ストーリー by headless
楽々 部門より
1本脚で立ったまま眠るなど、1本脚で立っていることの多いフラミンゴだが、1本脚で立っているときには筋肉をほとんど使わずに体重を支えられるという研究結果が発表された(論文)。

フラミンゴが1本脚で立つ理由としては、筋肉の疲労を減らすために片脚ずつ使っている、水辺で体温を維持するために両足を水につけないようにしている、といった仮説が立てられている。ただし、1本脚で立つのに筋肉をどの程度使っているのかは判明していなかった。

フラミンゴの死体を使用した実験では、1本脚の姿勢にすると関節が固定され、筋肉を使うことなく体重を支えられることがわかったという。一方、2本脚では筋肉の支えがなければ立つことができなかったそうだ。

生きたフラミンゴの観察実験では、1本脚で眠っているときには圧力中心の動きが非常に小さくなったとのこと。研究では筋肉の活動を直接測定してはいないが、観察の結果からほとんど筋肉を使うことなく、バランスを保って眠ることができるとみられる。

これらの結果から、筋肉の活動は1本脚で立っているときの方が2本脚で立っているときよりも小さくなることが示唆される。論文では筋肉疲労や体温の維持ではなく、フラミンゴは筋肉のエネルギー消費を減らすために1本脚で立っているという仮説を提案している。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2017年05月27日 17時52分 (#3218025)

    >1本脚の姿勢にすると関節が固定され、筋肉を使うことなく体重を支えられることがわかったという。一方、2本脚では筋肉の支えがなければ立つことができなかったそうだ。

    二本脚で立つと重心が股間の真ん中に来ちゃいますから、
    一本脚で立った方が重心が脚の真上に来るのでバランスが取りやすいのだろうことはわかります。
    でも平らな地面の上に立ってばかりいる訳ではないので、
    足首のコントロールは必要だと思いますけどね。

    • by Anonymous Coward on 2017年05月27日 19時35分 (#3218071)
      人間も立っているときに、自然と片方の脚に体重をあずけていることがありますが、
      それと似たようなものでしょうかね。
      一本脚だと、ひざカックンに弱いという弱点がありますね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2017年05月27日 20時07分 (#3218084)
      電流の向きと地場の向きに垂直な方向に力がかかるんですよね。
      フラミンゴの左足の法則でいうと。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2017年05月27日 18時19分 (#3218039)

      関節が固定され、とあるので、極端に言えばワイングラスの脚みたいに胴体部と一続きの剛体のような状態になるのでは。
      ただ地面に着く座面ははるかに小さいのでホントに剛体化したら外乱には弱そうだし、何らかのコントロールはしてるんでしょうね。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        人間の構造で想像すると
        関節の骨と骨が固定されて
        更に体重かかるとか
        べらぼうに痛そうです

        なのでむしろ
        痛覚遮断状態で接合部も頑丈なのか
        何らかの緩衝材が備わった上で安定を確保しているのか
        そこが気になります

    • by Anonymous Coward

      それは理屈に合いませんね。実際のところ、重心の真下が空洞でも安定性には全く問題ないですよ。高床式倉庫とかをイメージすると分かりやすいですが、倉庫の重心の下は空洞で、四隅の柱だけが重さを支えています。ちなみに、バランスが崩れるのは重心からの垂線の足が4つの柱の作る3角形(4C3で計4個の三角形)の外側にある時で、言い換えると、三角形の内側にある限り、どこに重心があっても安定して建っていられます。

      人間が立ってる時も一本足よりも二本足の方が安定しますし、疲れも少ないです。

      ただし、人間の場合でも肩幅くらいに足を開いている時が一番

      • by Anonymous Coward

        >それは理屈に合いませんね。
        元コメも別に安定性を問題にしているわけじゃないだろ。それに結局元コメと同じことを余計な情報追加して言ってるし。骨密度なんてこの話に何の関係があるんだ?

        >人間が立ってる時も…
        一般的に1本足より2本足の方が安定している事は誰でも直感的に分かる話で、わざわざ教えてもらうことはない。だから睡眠時に1本足で立っていられるフラミンゴの体のつくりに興味が持たれるわけで。

        • by Anonymous Coward

          話が全く理解できてないようですね。

          二本脚で立つと重心が股間の真ん中に来ちゃいますから、
          一本脚で立った方が重心が脚の真上に来るのでバランスが取りやすいのだろうことはわかります

          二本足で立つと、重心が股間の真ん中に来るから安定するので、元コメの言ってることは間違っています。

          • by Anonymous Coward

            安定することと、させやすいことでは、話が違います。
            勿論、させやすさが労力の少なさを指すのは記事の流れからして当然です。
            長々とご教示下さったところ申し訳ないのですが、
            話が全く理解できていないのはあなたのようですね。

    • by Anonymous Coward

      だめだ、タイトルをスルーできなかった…。

      日本刀で素振りをしたり、ぶら下げた紙を日本刀で切る訓練をしたり、ロウソクの炎をゆらさずに歌ったり(これは違う)、
      実話だったようですね。

      # 王シフトとか、「巨人の星」の話ですかと思うようなものもあったり。

      • by Anonymous Coward

        「に、にげないでくださ~い!」
        「にげないよ」
        でも、どきどき、くらくらしてるんだよなぁ...

    • by Anonymous Coward
      JASRACの方から来ました。
  • それが気になった。

    • by Anonymous Coward

      もう片方の足を上げ続けるのは、疲れませんかね?

      • by Anonymous Coward

        羽かどっかにひっかけるフックがあったりして

  • by Anonymous Coward on 2017年05月27日 18時08分 (#3218034)

    人間の場合、膝がせいぜい反張膝くらいにしか反対側にまがらないので、そうやって抵抗をつけて楽をしているのかと思いました。
    でも一本脚で立っているときの人間の膝の部の位置にある関節足首(論文によると ankle とあるから、足首だと思います、膝だと思ってました)の関節と、歩いているときの関節の角度から、そういうものでもないのですね。文を読んでも、ちっともわかりませんが、一本の棒のように扱っていますね。

    人間だと、片足で立って片方の足の裏を膝のところに当てて、脚の力を使わなくするようなものでしょうか。そうするとスツールの上に座っているみたいになるのかもしれませんね。

  • by Anonymous Coward on 2017年05月27日 22時28分 (#3218154)

    片足を上げ続けるためのエネルギー消費は僅かなのかな?

    • by Anonymous Coward

      逆に考えるんだ。
      上げた状態が一番エネルギーを使わないようになってて、降ろすのに力がいると。

    • by Anonymous Coward

      そっちもロック機構があるのかも

  • 漫画「MAJOR」の海堂学園の二軍の訓練メニューであった大文字焼きの説明を思いだした。

    人間だって、一番力を抜いた状態で立とうと思ったら片足に重心をかけてもう片方の足には力をかけない一本足になる。

    一本足で立っていられるということは、すなわち横方向への余分な力を全く受けない状態を維持できるってことなわけで、全荷重を骨が垂直受け止めてくれている状況でしょ。

    他方、複数の足で立つと言うことは横方向の力を受けることが前提で、直立を維持するために建造物で言うところの筋交いの役目を筋肉で代用しないといけない。

    一本足の状態で安定を保つという問題をクリアできるなら、そりゃあ一本足の方が楽に決まってる。

    その当たり前が、観察なり実験で確かめられたってのが研究の成果であって、筋力を使わないことがわかった、のとはちょっと違うんじゃないかという気がする……。

    --
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    • by Anonymous Coward

      骨が剛体なら、何本の脚で立とうと横方向の力は発生しませんよ。トイレットペーパーの芯を2本立てて、その上に広辞苑を置いても倒れはしません。

      • by Anonymous Coward

        股関節があるでしょ、横方向にもフリーだよね。
        足首もフリー。
        よって、倒れうる。

        トイレットペーパーの芯で言うならば、両端にゴルフボールがある状態。
        広辞苑載せてもコケますわな…。

        ところが、フラミンゴはその関節をロックせきると分かった、ってのが今回の話のキモなんじゃね?
        そしてロック機構が1本足に特化してるので、両足で立つと逆に疲れるっていう。

        • by Anonymous Coward

          間接にいわゆるロック機構みたいな大げさな仕組みはないし、それは、なぜ一本足に特化してるかの説明にはならないよ。

          人間でも足を曲げてて立つのと足を延ばして立つのでは疲れ方が違うし、それは2本脚で共通の話だから、「2本なら横方向の力を受けるのが前提」なんてことはない。人間やニワトリが立ってる時もほぼ筋力は使ってない。

          話の要点はフラミンゴが「なぜか一本足に特化してる」ってところで、その点を抜きにすると一本足の利点はないし、二本足でも同じような構造にはなり得る。つまり、一本足になっちゃってるけど、それは力学モーメント的な問題じゃなくて、別の要請で一本足に特化してしまった結果、二本足が不利になってるわけ。

          片足を固定すると素早く曲げられなくなるから、とか、一本しか水に付けたくないとか、そういうのでしょ。フラミンゴ特有の話。

          • 元コメントの「2本なら横方向の力を受けるのが前提」ってのは、「前提として、横方向からの力を受けても倒れないように支えられる状態を維持する」って意味です。

            「通常、横方向からの力は必ずかかるので、安定して立つ状態を維持するには二本以上の足を使って筋力でささえる必要がある」
            「一本足で立てていると言うことは、他の二本足の動物が受けることを前提にしている横方向の力を受けない状態であるはず」
            という解釈です。

            --
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            親コメント
    • 少なくともタレこみ本文からはそれを踏まえた研究だということは読み取れる。

      フラミンゴが1本脚で立つ理由としては、筋肉の疲労を減らすために片脚ずつ使っている、水辺で体温を維持するために両足を水につけないようにしている、といった仮説が立てられている。ただし、1本脚で立つのに筋肉をどの程度使っているのかは判明していなかった

      「1本脚で立つ理由」の仮説のうち既知の「一本足の方が楽」って仮説を数値的に証明したに過ぎない、って研究者もライターも分かってるねんで

  • by Anonymous Coward on 2017年05月28日 0時29分 (#3218182)

    文字通り立ち往生しているフラミンゴも何羽かいるのかな?

  • 人間でも居ますよね、長時間立つ時に一本足立ちする人
    道路で長話しているオバハンとかでよく見る
    皆さん逆の足裏を膝に当ててるけど
    これにより膝関節固定してフラミンゴと
    同じ効果を狙っているのだろうか?

    やっている人に直接聞いたら、楽だと言われたけど
    自分は不安定になるだけで返って疲れる

    • by Anonymous Coward on 2017年05月28日 20時17分 (#3218480)

      あれは更年期で下半身(特にひざ下から足の裏)から血液戻す体力がたりなくて
      むくんでるんで、片足だけでも足挙げていると楽に感じる、てそれでは。
      (ほかの事例: 
       寝るときに頭の枕より足を上げる枕を欲しがる
       足湯や座敷が恋しい
       洋式な接待なのに、気が付いたらテーブルの下で靴脱いでいる)

      まあ、私がそれなんですけど。

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2017年05月27日 18時22分 (#3218040)

    1本足だとほとんど力を使わないというのは子供向けの動物の本で読んだ覚えがある。より詳しい検証をした論文なんだろうな。
    #論文を読むほどの興味はない

  • by Anonymous Coward on 2017年05月27日 21時15分 (#3218116)

    死体使わなくても
    骨格模型やゴムやバネ使えば
    もっと詳しく調べられるのでは?
    観察や実験もしやすいし
    余計なものついてるとわかりにくいだろ?

    • by st1100 (45287) on 2017年05月27日 21時22分 (#3218123)

      ゴムとかバネとかを骨格模型に適用するには、もっともっと詳しく調べて、腱とかのパラメータを事前に把握しないとね。

      親コメント
    • by headless (41064) on 2017年05月29日 22時48分 (#3218987)
      もともと死んだフラミンゴを使う計画ではなく、初めから生きたフラミンゴを床反力計に乗せて測定するつもりだったそうです。しかし、アトランタ動物園に断られ [theatlantic.com]、他の動物園に問い合わせたところ、ちょうど衰弱により安楽死させた2羽のフラミンゴの死体があるということで、実験に使用したすることになったとのことです。最初に断られていなければ、ここまでのことはわからなかったかもしれませんね。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      所詮、シミュレートはシミュレート。実物確認できるのならそれに越したことはないいでしょう。
      それは兎も角、この実験に死後硬直とかは影響しなかったのかな?というのがちょっと気になる。

    • by Anonymous Coward

      >余計なものついてるとわかりにくいだろ?

      この思想は危険です。なぜなら、本物にはまさにその”余計なもの”が付いているのだから、余計なものが付いている状態を調べなきゃいけない。
      そうじゃないと「一本足でこそエネルギー消費が少ない物体」を作っておいて「ほら!一本足がエネルギー消費少ないよ!」って主張する馬鹿の穴に落ちます。

      #昔「渋谷のスクランブル交差点をシミュレートしたらどうしたって人はぶつかるのに現実ではぶつからない」というストーリーがあって
      #単にモデルのデキが悪いだけのはずなのに「現実が法則に合わない」的な解釈されても…と思ったり

  • by Anonymous Coward on 2017年05月29日 9時35分 (#3218608)

    鳥って寝る時なんか一本足で立っている奴がそこそこ居るのだけど。

  • by Anonymous Coward on 2017年05月29日 15時25分 (#3218758)

    コメントにヒザといのう記載が多いみたいですが、「かかと」に当たる部分だったかと。。。

    • by Anonymous Coward

      「『ピザ』って10回言ってみて」
      「ピザ、ピザ、…ピザ!」
      「鳥の足の真ん中あたりで後ろに曲がってる部分は?」
      「ひざ」
      「かかとだよ~」

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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