2017年のノーベル物理学賞は重力波の検出に大きく貢献したLIGOの研究者3氏が受賞 43
ストーリー by hylom
最近色々と話題もありました 部門より
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headless曰く、
2017年のノーベル物理学賞は、LIGO/VIRGOコラボレーションのRainer Weiss氏とBarry C. Barish氏、Kip S. Thorne氏が受賞した。賞は半分をWeiss氏が受賞し、もう半分はBarish氏とThorne氏の共同受賞となる。授賞理由はLIGO検出器と重力波検出への決定的な貢献(プレスリリース、LIGOのプレスリリース)。
2015年9月15日、100年前にアインシュタインが予想した重力波をLIGOが世界で初めて検出した。2015年12月26日には2度目の検出、2017年1月4日には3度目の検出(PDF)に成功している。
Weiss氏は1970年代初めにLIGO(Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory)の元になる仕組みを考案。1975年に出会ったThorne氏とともに実現を目指したが、米国立科学財団の承認を受けてLIGOの建設が始まったのは1994年のことだった。同年、Barish氏がプロジェクトに加わり、大規模な観測プロジェクトを構築するのに大きく貢献することになる。3氏は20か国以上の研究者1,000人以上による共同研究プロジェクトとなったLIGOを20年以上にわたって率い、重力波観測の成功に導いた。
LIGOのプレスリリースでは、重力波の観測から2年で(通常は発見から何年も経ってから授与される)ノーベル賞が授与されるのは外部から見れば驚くべきことかもしれないが、研究は45年近く前から始まっていたのだと述べている。
スウェーデン王立科学アカデミー「乗るしかない! このビッグウェーブに」 (スコア:4, 興味深い)
重力波イベントが、こんなにもぽんぽんLIGOに引っかかることが意外でした。巨大ブラックホールの融合とか、もっと頻度が低いと思ってました。
この宇宙は重力波のさざ波に満ちており、年に何度かは大きな波もやってきていたのですね。これまで人類が気づかなかっただけで。
Re:スウェーデン王立科学アカデミー「乗るしかない! このビッグウェーブに」 (スコア:3)
パルサーの衝突の方が多いと考えられてたんですよね。
でも、観測された3回ともブラックホール。
銀河中心のブラックホールは、やはり、小さなブラックホールがムッチャたくさん集まったものなのか。
Re: (スコア:0)
ワープ航法への夢が広がりますね。?
Re: (スコア:0)
ちゃんと女性の服が透けますか?
Re:スウェーデン王立科学アカデミー「乗るしかない! このビッグウェーブに」 (スコア:3)
「さざ波」のエネルギー。太陽数個分の質量…
Re: (スコア:0)
どんだけ時空が「硬いか」っつーことやね。
誰の目から見ても正統 (スコア:1)
これに賞出さなかったらなにに出すの?というくらいのインパクトありましたから
続く宇宙の構造に関する研究でインパクトあるものって何でしょうか
超ひもの実証とか
飛んで並行宇宙?
Re:誰の目から見ても正統 (スコア:1)
平行?並行?
いわゆるIFの世界はどうしようもないでしょう。
宇宙というクラスの別インスタンスならワンチャン。
ヒモ以外だとブラックホールかダークマター辺りですかね?
Re: (スコア:0)
ダークマターの招待確定させたなら確実に貰えるな。
このカシオ r)
Re: (スコア:0)
ダークマターさん「まさか呼ばれるとは思わなかった」
Re:誰の目から見ても正統 (スコア:2)
ダークエネルギーさん「ハブられた…」
Re: (スコア:0)
そして間違えて呼ばれるコナンの犯人
Re: (スコア:0)
> いわゆるIFの世界はどうしようもないでしょう。
それが実在して観測できるなら意義は有るかと。
計算系に対し複数の分岐結果を検索できれば量子コンピュータになるし、
シミュレータみたいな使い方ができるかもしれない。
「分岐した世界もそれぞれ存在するという仮定」は「分岐した世界同士が互いに干渉も観測も出来ない」事を意味しないはず。
Re: (スコア:0)
IFの世界は量子論的な考えがあってこそかと思いますが、
その世界があったとして、観測(確定)しちゃって(されちゃって)大丈夫なんですかね?
観測出来ちゃうこと(何かあることになる)も、
E=mc2 的にヤバい気がします。
# 門外漢なので具体的にどうヤバいかはまったく自分でも分からない
Re: (スコア:0)
量子コンピュータの計算が速いのはIFの世界の計算資源も利用しているからだ・・・という説?理論?を
聞いたことがあるような気がしますが、どうなんでしょうねぇ?
Re: (スコア:0)
実世界側で観測しなければ、観測結果を複数取ることができれば、そのへんは問題ないと思うけれど、
今の実世界を見ずに別の実世界を見るとかどうやるのか皆目見当がつきませぬ。禅問答かな?
実際に現実の量子論的な現象と結合してなくても良い(むしろしない方が良い)とは思うのですが、
それは「そのように見える物がそれらしく得られる」って事になりなんともオカルトチックで魔法的♪
Re: (スコア:0)
関係者が多すぎて無理…という記事を読んだけど出せたんですね。
Re: (スコア:0)
「なぜ俺によこさない」
って思ってる人もいたりするんだろうな、と毎回思う。
Re:誰の目から見ても正統 (スコア:1)
賞をもらったのはみな長老級だ。彼らは今後の人生この賞にまつわるあれやこれやで人生が(いままで以上に)忙殺される。でももう枯れてるしそれでいい。どうせ賞金も自分の懐になんて入れられない。まだ若手や中堅の研究者がそういうのに絡め取られたいかというと、そういうわけではない。重要な仕事をしている人はすでにそれなりの地位に就いているし、それぞれ別の賞をもらったりして評価されている。それに検出論文に名を連ねたもの全員にBreakthrough Prizeが与えられている(賞金も)。そもそもプロジェクトに関わって働くと言うことは最初から「賞のため」に働くということとは相容れない。これにはこれの醍醐味があるのであって、それがいやなら最初から大型プロジェクトになんか参加せず、一匹狼として世界と闘えばいい。それができるのであれば。
Re: (スコア:0)
平和と経済をつぶして他の賞へ充塡すればよい。
Re: (スコア:0)
平和賞を潰したらノルウェーは何をやればいいの?
Re: (スコア:0)
宇宙関係だと系外惑星の発見かな。
Re: (スコア:0)
系外惑星はすでにそれらしいものはいくつも報告されていますが・・・・
それらを確定させる(複数の方法で確認する)にはまだまだ時間がかかりそうです。
#だからこそインパクトがでかいのかもしれませんが
Re: (スコア:0)
ダークマター・ダークエナジー本命でしょう
ノーベル賞基準のインフレ (スコア:1)
って思うんですけどどうですかね。
ここまで大勢(検出論文だけで1,000名 [ismedia.jp])の人間が長らく貢献を重ねて(論文は)ようやく3名が受賞、
別分野では賞に匹敵(すると言われる)クラスの研究者/成果がゴロゴロいる。
そのうちその一部が死亡し受賞できず受賞の栄誉は生き残った研究者にというケースもあると聞く。
素人考えですけど、もうちょっとどうにかならんのだろうか……
Re: (スコア:0)
分野ごとに受賞待ちの行列で、死んだ者負け、とは聞きますね。
複数授与ってやれば片付けられるんだろうけど、選考がさらに難しくなるな。
資金も余計に必要になるし授賞式もなんかめんどくさくなるし。
別の授与形式を作ってもそれは「いわゆるノーベル賞とは別の賞」になるから解決策にならないんだよな…(単に一番有名ってだけで他に賞は腐るほどあるし)
Re: (スコア:0)
うん、待ちに待った物理学史上の一大イベントではあるんだけど、それだけに、ノーベル賞で追加の箔が付くようなものでもないし。
ノーベル賞の使い方としてはもっと意義がある使い方がありそうに思う。
計測自体も、順調に人類の科学技術が発展する限り、相対性理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはできるだろうという話だし。
それこそ、100年後ぐらいには、天体写真を撮るついでに、スマホで重力波検出しとこうか、ぐらいになってるかもしれない。
当時はノーベル賞級の計測だった、光の速度を測る、というのが今だったら高校生の夏休みの自由研究ぐらいでそこそこできるような具合に。
それを、今の計測技術を底上げしまくってついに成し遂げたというのは凄いんだけど、
思いもよらなかった新しい知見すごいというより、とても有名なレースの一等賞おめでとうという雰囲気だし。
Re:ノーベル賞基準のインフレ (スコア:1)
>計測自体も、順調に人類の科学技術が発展する限り、相対性理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはできるだろうという話だし。
>それこそ、100年後ぐらいには、天体写真を撮るついでに、スマホで重力波検出しとこうか、ぐらいになってるかもしれない。
マイケルソン「理論が大きく間違ってなければ、まあいつかはエーテル計測できるだろうって話だよね」
モーリー 「今は水銀のプールに浮かべた10mの干渉計を使ってるけどさ、それこそ100年後くらいには時間を測るついでに懐中時計でエーテル検出しとこうか、くらいになってるかもしれないな」
マイケルソン「はっはっは」
モーリー 「はっはっは。しかしもう6年これやってんだよな。そろそろ結果出ないかな」
Re: (スコア:0)
うん。そうなってしまうと気の毒だし。
市場に出回ってる最高の機器を組み合わせたら計測できそうなぐらいまで、待ちましょう、
それまで無理な計測は控えましょう、みたいな紳士協定はできないものか。
多分、重力波の初検出グループは限界を越えて工夫に工夫を重ねて、常識的な装置の10年とか20年とか先ぐらいを行ってるんだろうし。
もしそれで、「理論上、この設計で計測できるハズだが…」となってしまうと、
理論が間違ってるのか設計が間違ってるのか製造が間違ってるのかと延々悩むハメに陥る。
その段階で「計測できないっぽい」と発表しても、「どっか壊れてるんだろ」となか
Re: (スコア:0)
いやいやヒッグスにしても重力波にしても専用の装置を作らないと検出できないし、能動的に作ろうとしないとそっち方面の技術はよくならないよ。量子限界のレベルでの測定とか、普通は需要がないんだよ。たとえば、イメージングセンサーの精度は上がってるとはいえ、いまだに素粒子を捉えるレベルにはなってないでしょ?需要が直交してるんだよ。フェルマーの定理だってそれをナントカしようとした上に数学界の進歩があった。基礎科学って言うのはそういうもんだよ。
Re: (スコア:0)
重力波だと、距離の時間変化の計測だから、ただ単にレーザー測距技術の精度が上がれば上がるほど、小型の機器で計測できるようになりそうに思えますが。
まあ、重力波検出に必要な精度が異様すぎて、一般的な需要に基づいた測距技術の改善を待ってたんでは、いつまで経ってもそこまで上がらないんですかね。
Re: (スコア:0)
未知の超絶技術がない限り今の測距技術の延長では難しい。技術が進歩すると検出器は大型になれこそすれ小型にはならない。センサー感度について言えば、LIGOはすでに量子限界で測定している。つまり小型の装置では原理的にLIGOに勝てない(基線長・レーザー出力)。さらに、測定に使うミラー達は量子限界以下まで静かになっていないといけない。防振性能がそれだけないといけない。熱励起による雑音を下げるためミラーだって大きくないといけない。
Re: (スコア:0)
なるほど。今回の受賞で雑誌などにまた特集記事が書かれると思うので見てみます。
Re: (スコア:0)
そもそも、賞の数が足りてませんから、仕方がないのでわ。
驚くべきことではない (スコア:0)
>LIGOのプレスリリースでは、重力波の観測から2年で(通常は発見から何年も経ってから授与される)ノーベル賞が授与されるのは外部から見れば驚くべきことかもしれないが、研究は45年近く前から始まっていたのだと述べている。
重力波の観測よりも先に、重力波の存在の間接的観測でノーベル賞もらった人がいるから驚くべきことではない
Re: (スコア:0)
一回だけの観測なら「ホントに重力波だったの?って疑念もでるけどその後3回も観測してますからね。ほぼ絶対確実だよねってことで固まったのでしょう
Re: (スコア:0)
Re:驚くべきことではない (スコア:1)
ほぼ確実
ほぼ絶対確実
絶対確実
どれもニュアンスが違うし、「ほぼ確実」を選んだとしても別に何もはっきりしないし、
このケースで「ほぼ絶対確実」と表現する気持ちはとてもよくわかる。
Re: (スコア:0)
なんだ、みんな使い分けてないのか。
ほぼ確実
ほぼほぼ確実
ほぼ絶対確実
ほぼほぼ絶対確実
下に行くほどレアケースってだけで、確実さに関してはどれも一緒。
あてらのシュッツせんせーは (スコア:0)
どない [wikipedia.org] しはったん? [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
シュッツ先生は、この中では中ボスくらいの方です。。。
Re: (スコア:0)
それよかソーン先生だよ
やっと獲ったぜって感じだ
# 今回Wikipediaで来歴見て、意外にお若かったと知った
# 20数年前神戸でお会いした時点でかなり後退あそばしてた記憶が
Re:あてらのシュッツせんせーは (スコア:2)
後退というより、本人が完全に突き抜けた。