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バイオテック

長寿を実現するためのDNA修復能力の高い5つのアミノ酸が同定される 24

ストーリー by hylom
長寿の薬は実現できるか 部門より
taraiok曰く、

ロチェスター大学の研究者たちは、遺伝子「サーチュイン6(SIRT6)」が、長寿種におけるDNAの効率的な修復に関与していることを見つけた。SIRT6は、タンパク質の組織化や壊れたDNAを修復する酵素の補充に重要な役割を果たしているため、しばしば「長寿遺伝子」と呼ばれる。研究者たちは、長い寿命を持つ生物はDNA修復調節因子を進化させている可能性があるという仮説を立てた(CELLPHYS.ORGSlashdot)。

仮説を検証するために、研究者らは寿命が3年のマウスをはじめ寿命32年のビーバーなどの18種類のげっ歯類のDNA修復を分析した。結果、長寿のげっ歯類は、SIRT6遺伝子の産物である「SIRT6タンパク質」が強力であり、これにより効率的なDNA修復が行われることで長生きしていたことが分かった。

さらに、寿命の短いマウスの弱いSIRT6タンパク質と長寿のビーバーに見られる強いSIRT6タンパク質の違いを分析した。その結果、DNA修復を活性化する5つのアミノ酸を同定することに成功した。さらにビーバーとマウスのSIRT6をヒト細胞に注入した結果、ビーバーSIRT6はマウスのものよりもストレスによるDNA損傷を減らしたとしている。

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  • 胡散臭い健康食品 (スコア:3, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2019年04月27日 9時01分 (#3607038)

    適当に「長寿アミノ酸配合」を宣伝文句にするような健康食品が出てきそう。
    アミノ酸自体に権利上の問題はないだろうから簡単なはず。
    ただ食べたからって長寿になるわけではないだろうけどね。

  • by Anonymous Coward on 2019年04月27日 8時19分 (#3607028)

    ハダカテンジクネズミさん系は強いな

    • Re:ハゲ (スコア:2, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2019年04月27日 8時42分 (#3607031)

      かのネズミさんは、ハダカなんて名前がついてますが、
      体表には細かい毛があり、つまり、意図的に短くしているんです。

      ハゲとは違うんです。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        なるほど
        ウブゲネズミに改名すべきだな

      • by Anonymous Coward

        チキューケナシザルにも毛は生えてるし

    • by Spinnaker (48489) on 2019年04月27日 11時08分 (#3607068) 日記
      何か混じっていませんか。
      ビーバーはビーバー科
      ハダカデバネズミはデバネズミ科
      カピパラ(オニテンジクネズミ)はテンジクネズミ科

      # 人と混ぜると危険です。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      つまり人間もハゲは長生き?

  • by Anonymous Coward on 2019年04月27日 8時52分 (#3607035)

    長寿と繁栄を

  • by Anonymous Coward on 2019年04月27日 9時06分 (#3607040)

    燃焼系アミノ式!!!これしかない!

  • by Anonymous Coward on 2019年04月27日 10時28分 (#3607056)

    (個体ではなく)種の存続にとって有利なのだろうか? 次世代を作ったらさっさと死んだほうが餌の確保とかの観点で有利な気もするけど。カマキリなんて用済みとばかりに食べられちゃうし

    • by Spinnaker (48489) on 2019年04月27日 11時31分 (#3607074) 日記
      生存戦略の違いの問題ですのが、どちらが有利とも言えないのではないでしょうか。
      限られた数の幼生を群や家族で丁重に育てる場合から大量の幼生をばら撒いてごく一部でも生き残ることを期待する場合まで等々の違いといっていいでしょうか。
      大型で複雑な機構は生存には有利ですが、生産にコストがかかり機能の完成までにも時間が必要ですので、次世代生産後もそのフォローをするだけの寿命が必要になると考えます。

      なお、この考え方を推し進めて架空の生物を作るとノウンスペースにでてくる パク人 [wikipedia.org]になるかと・・・。
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        >この考え方を推し進めて架空の生物を作るとノウンスペースにでてくる パク人 [wikipedia.org]になるかと・・・。

        ブースタースパイスもあるので。

        ルイスウーだっけ?ブースタースパイスで200歳を超えても健康だった、「リングワールド」の主役が
        口にしてたけど、進化で重要なのは子をなすまでで、その後も何百年も健康で長生きしてる自分は、
        もはや遺伝子とか進化的には不要な存在なのだみたいな話もしてますね。

        そこまで単純ではないにせよ、子育て終わったあとの各個体の長生きは、種の存続という観点に
        おいては無用の長物なのかもしれない。

    • by Anonymous Coward on 2019年04月27日 16時13分 (#3607171)

      カマキリはそんなこと考えてません
      腹が減ってたら交尾する前に食べます

      親コメント
      • カマキリだろうが哲学的ゾンビパニックものだろうが受け側の心持ち次第で教訓を引き出せるんだよ

        • by Anonymous Coward

          意識してるかどうかはわからんけど、オスを食べる/メスに食べられるのも生存戦略として有効なんだってさ。

          https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/091100229/ [nikkeibp.co.jp]
          「雌のオオカマキリは交尾相手を食べる際に重要なアミノ酸を摂取しており、雄を食べた雌は通常の2倍の数の卵を産むという。(参考記事:「ペニスでメスの首刺すネジレバネ、壮絶な繁殖行動」)

           つまり、雄は生き延びれば何匹もの雌と交尾ができる一方で、雌に食べられてしまっても、自分のDNAを継いだ子孫が繁栄する可能性が高まるわけだ。」

          メスに食われることで、文字通り自分の子供の血となり肉となるのだ。

    • by Anonymous Coward

      長寿は結果であって、これらの遺伝子は長寿と言うより、老化抑制や回復能力の向上をもたらしていて、若者でも影響はあるはず。

    • by Anonymous Coward

      体がデカいと一般的に長寿な傾向
      体がデカいと成長コストが高いからエサの確保の観点からも「産んで育ててまた産んで」の方が有利ですから
      生存環境にあるエサの量や捕食者の数や質とか、各生物ごとに状況は異なるから一概に言えませんが

  • by Anonymous Coward on 2019年04月27日 11時02分 (#3607065)

    →施術を受けた人間が徐々にネズミ化、バケネズミと呼ばれ人権をはく奪される。

  • by Anonymous Coward on 2019年04月27日 20時16分 (#3607286)

    特定では?

    • by Anonymous Coward

      ど、ど、ど、ど、同定ちゃうわ!

    • by Anonymous Coward

      > 化学の分野で同定とは、対象としている物質の種類を決定する行為を指す。

      via 同定 - Wikipedia [wikipedia.org]

      だそうで、なくはないのかな?
      複数から決定の時は同定でよさそう?

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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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