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ポリビニルアルコールを使って造血幹細胞を培養する手法が開発される 50
ストーリー by hylom
これはすごい 部門より
これはすごい 部門より
東京大学などの研究チームが、ポリビニルアルコール(PVA)を使って造血幹細胞を培養する手法を開発したと発表した(朝日新聞、Nature誌掲載論文)。
造血幹細胞は、白血球や赤血球、リンパ球、血小板といった血液に含まれる細胞に分化できる幹細胞。造血幹細胞を活用することで白血病や悪性リンパ腫といった疾病を治療できると期待されている。
今まで造血幹細胞の培養にはアルブミンなどのタンパク質を加えた培養液が使われていたが、これらタンパク質に含まれている微量の混入物や造血幹細胞の安定的な未分化性を阻害し、またタンパク質の酸化反応が細胞の老化を誘導してしまうことが分かったという。今回使用されたPVAは安価で容易に調達できるという特徴があり、タンパク質を加えることなく利用でき造血幹細胞の未分化性を阻害しないという利点があるという。研究チームによると、1ヶ月間以上も造血幹細胞を未分化な状態で増幅培養できる報告は世界で初めてだという。
献血程度の負荷でドナーになれるとな (スコア:3)
何とも培養率が高いので、今までは骨髄移植が必要だったケースで
ドナーが提供するのが子続居ではなく血液で済むようになりそうだとか
それなら気軽に登録できて素晴らしいことですね
Re:献血程度の負荷でドナーになれるとな (スコア:2)
「骨髄」の奇妙な変換ミスで申し訳ない…
Re:献血程度の負荷でドナーになれるとな (スコア:1)
私の知らない民法用語だと思いました・・・。
Re:献血程度の負荷でドナーになれるとな (スコア:2)
自分のミスだと言ってるのにIMEのせいにしたことにされて怒られるのか
早とちりとは迷惑なチコちゃんやなぁ
Re: (スコア:0)
「こつずい」を「こつづい」とミスタイプしていなければありえない間違いなのに「変換」のミスにしか言及してない。IMEはむしろ「こつづい」でも骨髄を候補に出すよう気を利かせてくれているのに
Re:献血程度の負荷でドナーになれるとな (スコア:2)
そこにこだわってんすか
私としてはそこまで含めて変換ミスと言ってるんですけどね
何故か何回もコツヅイと打っちゃうんですなぁ
そして今アンドロイドだと確かにこれでも骨髄が出ますね
昨日のPCだと出なかったなぁ
延々と探せば出たのかな
打ち直して安心して次も同じ間違いをやって今度は気付かなかったんだよな
Re: (スコア:0)
幹細胞が一個でも取れればOKとは言うけど、血液中から安定して幹細胞を採取できるんだろうか?
というか培養が安定して可能ならば、
一度採取した幹細胞を培養と冷凍で維持して必要な株を全種維持してしまうというのもアリなのでは。
冷凍すると生存率が下がるそうだが、生存した個体を培養することができれば支障はあるまい。
ただまぁ細胞単独で増やしすぎるとエラー抱えたのが出てきかねんし、
変異の有無を確認するのは必須だろうけど。
青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:2)
ありふれた思わぬものが、医療の助けになったりするところが。
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:2)
私は、「スコッチテープ」
グラフェン薄膜とか。
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:1)
PVAを使ったテープでの追試結果が期待されますね!
Re: (スコア:0)
STMやってた人はほとんど経験あるので、受賞のときは不思議な気持ちでした。
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:2)
青色一号の薬効は、遮断したいATP受容体に似た構造の分子を探すという攻め方での発見だが、こちらはどうやったのだろう。
未分化の造血幹細胞が血球などに分化してしまう原因として血液中のたんぱく質であるアルブミンやその不純物を疑うのは何となく解るけれど、PVAを代用に選んだのはやっぱり凄い研究者の第六感のようなものなのだろうか?
生まれた時の臍帯血を冷凍保存して置いて、将来必要になったら含まれている造血幹細胞を大量培養して自分に輸血できるなるかも知れない。少量の造血幹細胞で済むなら成人してからでも大手術をしなくても手に入るけれど、一番若い時のが簡単に手に入るなら多分その方が良い。
若いネズミの血液が老いたネズミにも循環するよう手術でつなぐと老いたネズミが若返るといったような話題もあったが、自分の造血幹細胞でそういう真似ができるかも知れない。
バイオ技術 (スコア:1)
バイオ技術って、出始めはすごく高いけど、想像外のところから新技術が開発されて、劇的に費用が下がる可能性があるんですね。
この間、保険適用になった医薬品も、何年かすればコストが劇的に下がる期待も持てそうな・・・。
Re: (スコア:0)
あれって
「適用対象となり得る患者数が少ない」
「患者あたりの接種回数が1回しかない」
って条件故に開発費等がダイレクトに価格に反映されて、
さらに
「患者本人から採取した細胞に遺伝子操作まで行う、オーダーメイドの薬」
って条件で高くなってんだよね?
オーダーメイドする作業の一部は効率化できるかも知れんけどオーダーメイドなのは変わらんし、
そのあたりの構造が大きく変わると別の薬になっちゃいそうだし。
同じ効果が見込める安い薬が新規に出る可能性はあっても、
劇的に安くなる可能性は低いと思うな……
Re: (スコア:0)
PVAは液体のりの主成分、って書き忘れてる。
実際、市販液体のりでもオッケーらしい。
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:1)
朝日新聞にはアラビックヤマトの写真が載っているけど、本当にアレそのままでも良いのかな?
市販品はイロイロ配合されている可能性も有ると思うけども。
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:3)
実際にコンビニで買ってきて試してらできた、とか言う話ですよ
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:1)
>> 通常の販売経路において液体のり『アラビックヤマト』を購入
プレスリリース貼っときます
Re: (スコア:0)
凡例としてではなく、そのものズバリだったんですね。
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:2, 興味深い)
う・ん・ち・く
ヤマトのりのヤマト㈱は、「大和」ではなく「矢的」である。
Re: (スコア:0)
18へぇ
Re: (スコア:0)
蓋に矢と的があるのは知ってたが思い至らなかった……不覚。
そういう事だったのか
Re: (スコア:0)
培養そのものは出来るでしょうが
それを実用はできないと思います
何が不純物として入っているか不明なので
実用には「医療グレード」のPVAという物があって、それを使うそうです。
# 「医療グレード」の瞬間接着剤とかもあります
Re: (スコア:0)
そもそも瞬間接着剤って戦争で傷口を速攻で塞ぐために作られたものじゃなかったっけ
Re: (スコア:0)
Wikipedia [wikipedia.org]ソースですが、 "銃の照準器に適した透明プラスチック材料の探索の副産物" だったそうです。
Re: (スコア:0)
報道でネタにしてもらいやすいようについでにやったのでは
みたいな解説を見た
Re: (スコア:0)
洗濯のりもPVAだよなー
スライム作るのにしか使ったことないけどw
Re: (スコア:0)
これ
つまりスライムとの合体で俺たち進化するんだね!
Re: (スコア:0)
「うちのメイドは不定形」で主人公が大けが(とはちょっと違うが)をした際にメイドのテケリさん(ショゴス)と融合したのを思い出した。
Re: (スコア:0)
実際、市販液体のりでもオッケーらしい。
あら、びっくり!
Re: (スコア:0)
その安価な青色1号ですが
>青色1号が非常に安価なので、臨床試験を支援する製薬会社が見つけられそうもない
こんなこともあるんです
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:1)
胃のレントゲン撮影をする時に飲む造影剤のバリウムは、実はブルーベリージュースで代用できるんだけど、
儲からないのでどこの製薬会社も認可を取ろうとせず、いつまでたっても使われないまま
という似たような話もあるな。
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:2)
ブルーベリージュースがレントゲンに映るんですか?
そんで飲料として売ってるのにバリウムの代用で飲むだけなのに使えないと
そんな事あるんですかね
Re: (スコア:0)
ブルーベリーにはマンガンが豊富に含まれるので、それが硫酸バリウム同様にX線を遮るんだそうですよ。
ブルーベリージュースなら下剤も飲まなくていいし、健康にもいいしメリット多いのにね。
まあ糖尿病の人やアレルギーが出る人もいるだろうから、万人に向くというわけにはいかないだろうけど。
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:2)
豊富と言っても知れてるでしょう…
レントゲン写真にまともに映るほどとは思えないんですけど
マンガンの特性から濃度を調整してMRIに使えるという研究は見つかりますね
バリウムによるX線撮影と腹部MRIはおんなじようなもんだという事での噂なのかな
Re: (スコア:0)
結局確認もなしに風聞で製薬会社disってるだけか
ノーリスクノー手間で他人を非難してしたり顔でストレス解消
いい趣味やな
Re:青色 1 号ネタを思い出した。 (スコア:1)
そこらへんは産には期待できんから学にやってもらうしかないけど
大学で治験ってできるんかな
Re: (スコア:0)
大学病院なる存在をご存じ無い?
まぁそれはそれとして、治験の問題じゃなく、
医薬品としての認可を得る為の下準備の問題では無いかと。
必要なのは医薬品グレードでの生産体制構築に始まってたくさんのイニシャルコストが必要で、
それらは通常薬価に乗せて回収するのが通常だと思うが……
既存品の場合、特許で独占して投資分を安全に回収する事ができない。
生産体制構築以外のイニシャルコストは言い出しっぺが一人で負担する羽目になるし、
それを薬価に乗せたら後発に価格で負けてしまう可能性が高い。
通常の利益から実費分だけ回収しようにも安すぎ
PVA培地に造血幹細胞はありまぁす (スコア:0)
> 世界で初めてだという
せめて追試は待ちたい
これで (スコア:0)
白血病の治療に飛躍的な進歩がもたらされたとしたら、ノーベル賞とかあるんじゃ無い?
グラム数万とかの培養液でもうまくいかなかった物がそこらのコンビニで売ってるヤマト糊でできます、とか、もの凄い発見だよね。
Re: (スコア:0)
イグノーベル賞とのダブル受賞も夢じゃない。
Re:これで (スコア:1)
ダブル受賞者は既に、いまぁーす
Re: (スコア:0)
まあ、「市販のノリみたいなありふれた材質を何で今まで見過ごしてたんだよ」
というネット的な脊髄反射を想定したらあながち間違いでもないんじゃないか?
スパコンで総当たりシミュレーションしたり合成した物質で実験する昨今
「その辺の材料を手当たり次第に試してみる」という泥臭いアプローチで
そんな画期的な発見があるなんて、そりゃ盲点といえる程度には想像しがたいだろう
挙げ足とりにしてもどっちも筋が良くないように思う
Re: (スコア:0)
日本語勉強しなおしたほうがいいんじゃない?w
Re: (スコア:0)
どう見てもツッコミの方が無理筋
Re: (スコア:0)
無血清培地にPVAを入れるのは(その他の成長因子と一緒に)一般的だと思います(http://www.naro.affrc.go.jp/org/karc/qnoken/yoshi/no75/75-p060.pdf)。細胞培養をやったことの有るものなら、誰しもが血清のロット選びに苦労したことが有ると思うので、無血清培地に流れてゆくのは当然の帰結。そこでなにげにやってみたら、想定外の結果が出て驚いているというのが、案外本音では。
Re: (スコア:0)
コロンブスの卵はあなたが言うように結果の意外性を指すものでないのだから、結局、間違いと言えないのでは?