国際宇宙ステーションの宇宙飛行士、クッキーを焼く 19
ストーリー by headless
実験 部門より
実験 部門より
国際宇宙ステーション(ISS)でクッキーを焼く実験が成功したようだ(クリスティーナ・コック宇宙飛行士のツイート、
The Vergeの記事、
NASAのブログ記事)。
クッキーを焼くのに使われたオーブン「NanoRacks Zero-G Oven」はISSの微小重力下で使用できるようZero G KitchenとNanoRacksが共同開発した円筒形のもので、NanoRacksのフレームに設置されている。Zero G KitchenのWebサイトには日本の実験棟「きぼう」に設置するとの記述もみられる。クッキー生地はDouble Tree by Hiltonのチョコレートチップクッキー生地だ。これらは11月の補給ミッションでISSに運ばれ、12月に入ってからテストが行われていた。
完成したクッキーについてNASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士が「サンタのために宇宙クッキーとミルクを作った」とツイートしているが、主に作業したのはISSコマンダーでESAのルーカ・パルミターノ宇宙飛行士のようだ。パルミターノ宇宙飛行士によればオーブンの使い方は非常に簡単だが、焼く時間については試行錯誤が必要だったという。そのため、最初の3回は生焼けになってしまい、あとの2回でようやくうまく焼けたそうだ。
将来の長期にわたる宇宙ミッションでは、焼きたての食品が心理学的および生理学的に良い影響をもたらすと考えられている。ただし、ちゃんと焼けているかどうか確認できないものを宇宙飛行士に食べさせるわけにはいかないので、今回焼いたクッキーはそのまま冷凍して地球に送り返され、分析が行われるとのこと。その代わりにISSの宇宙飛行士が食べられるよう、Double Treeの完成品クッキーも送られているとのことだ。
クッキーを焼くのに使われたオーブン「NanoRacks Zero-G Oven」はISSの微小重力下で使用できるようZero G KitchenとNanoRacksが共同開発した円筒形のもので、NanoRacksのフレームに設置されている。Zero G KitchenのWebサイトには日本の実験棟「きぼう」に設置するとの記述もみられる。クッキー生地はDouble Tree by Hiltonのチョコレートチップクッキー生地だ。これらは11月の補給ミッションでISSに運ばれ、12月に入ってからテストが行われていた。
完成したクッキーについてNASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士が「サンタのために宇宙クッキーとミルクを作った」とツイートしているが、主に作業したのはISSコマンダーでESAのルーカ・パルミターノ宇宙飛行士のようだ。パルミターノ宇宙飛行士によればオーブンの使い方は非常に簡単だが、焼く時間については試行錯誤が必要だったという。そのため、最初の3回は生焼けになってしまい、あとの2回でようやくうまく焼けたそうだ。
将来の長期にわたる宇宙ミッションでは、焼きたての食品が心理学的および生理学的に良い影響をもたらすと考えられている。ただし、ちゃんと焼けているかどうか確認できないものを宇宙飛行士に食べさせるわけにはいかないので、今回焼いたクッキーはそのまま冷凍して地球に送り返され、分析が行われるとのこと。その代わりにISSの宇宙飛行士が食べられるよう、Double Treeの完成品クッキーも送られているとのことだ。
粒々ゼリーを作ってきて欲しい (スコア:2)
無重力ならば,比重が水とかなり違っても均一に混ざりそうですので,様々な果物を細かく切って入れた,粒々ゼリーを作ってきて欲しいです。
果物を切るのは地球でもできるので,宇宙では温めてかき混ぜて冷やすだけと思います。
地球で楽しめる宇宙の味ということで,JAXAの応募者プレゼントには良いと思います。
Cookieを焼くときは (スコア:1)
欧州宇宙機関も参画しているのでGDPR/ePrivacy規則への対応が必要な感じでしょうか
ステラおばさんじゃねーよ (スコア:1)
ミルクの作り方 (スコア:0)
クッキーの作成方法より気になります
Re:ミルクの作り方 (スコア:1)
全粉乳とか
無重力だと何が難しい? (スコア:0)
オーブンでクッキーを焼くのに無重力だと何が違うのだろう
オーブン自体はコンベクション(強制対流)オーブンにしてしまえばよいし、
クッキー内部の熱の移動も大半は伝導のような気がする
Re:無重力だと何が難しい? (スコア:2)
対流だけでなく「鉄板に乗せて焼く」ができないことに気づくのにちょっと時間がかかった。
焼いてる時の写真がないので想像になるけど、クッキーをどうやって固定するかで熱の伝わり方が変わるため、焼く時間については現場での試行錯誤が必要だったってことじゃないかな。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
二枚の鉄板で挟んだのか、それとも粘性の高い生地を貼り付けたのか、興味は
尽きないですね。それどころか今までの加熱調理は電子レンジオンリーで,
焼くことのできる加熱調理器具自体が無かった可能性も。
同様に前述の「つぶつぶゼリーを作って」みたいな奴も、
「粉末や液体をボールに入れて混ぜ合わせる」のが難しいし、
「生クリームを泡立てる」のになるとお手上げ。
ハンバーグの空気抜きなんかどーすんだ?中に気泡があると、
破裂したときに粉末が飛び散ったりする危険もあるのかな?
3Dプリンタの発展を見込んで、加熱装置から調理技術の開発まで含めた、
将来的な熱加工技術の実験という意味あいもあるのかもしれない。
Re: (スコア:0)
つぶつぶゼリーはタッパとかに材料ブチ込んでから打ち上げて、
電子レンジで温めて容器をシェイクして冷蔵庫にブチ込めばOK。
タッパじゃなくてパウチとかジップ袋でもいい。
遠心力使った睡眠棟の話はたまに聞くけど、
遠心力使った作業棟もあると便利なんだろうなぁ……
# というか睡眠棟つくったらそっちで飲食とかするやつ絶対出る。
宇宙ならではのノウハウ蓄積が遅れるけど、
無重力でやりたい作業だけにフォーカスするなら前後の工程は重力あってもよかろう。
Re: (スコア:0)
>つぶつぶゼリーはタッパとかに材料ブチ込んでから打ち上げて、
それって、つぶつぶゼリーを「宇宙で作った」ことになりますかね?
完全に加工済みで密封済みなのを、「冷やしただけ」のようにも。
違うのは無(低)重力だから均一に攪拌できることくらいか。
新素材ならそれなりにメリットあるかもしれんが、食品ならどうせ噛み砕くんだし、
そこまで均質であることに拘る必要もないと思う。
重力ブロックは作られたら便利に利用されるでしょうね。
それがたとえ1/10Gでも、あるとないじゃ大違い.
Re: (スコア:0)
いやあの……もとのコメント [srad.jp]読めばわかるけど、無重力ならではの均一な撹拌だけを手軽にやろうって話なんで……
実際上は重力下でも十分に遠心力が小さい直径・角速度条件で回転させつつ冷やせばそれなりの結果は得られるけどね。
宇宙ならでは結果を求めるなら溶かして混ぜて冷やす所だけでいい。
宇宙における工程を求めるなら他の工程を如何に無重力で熟すかが重要。
結果と工程のどちらを求めるかの話だね。
Re:無重力だと何が難しい? (スコア:1)
焼く時だけではなく、
調理完了後にオーブンが持っている高熱をどのように排熱冷却されるのかが気になります
暖房が必要であればヒーターの節約にはなりますが、ISS内の温度管理とかどうなってるんでしょう
Re: (スコア:0)
どちらかというと,ISSというリソースが限られ,ちょっとした問題が人命と
それ以外の天文学的な損失につながるような場所で,今まで想定されて
いなかった「焼き菓子を作る」という作業を行う機器の開発に手間取ったのでは
ないかと想像します.
焼き菓子でなくても,いままで経験のないことをやろうとすると,同様の苦労
がありそうです.なにしろ,今回はせっかく焼いたクッキーを食べずに回収
するそうなので.
マグロのかぶと焼き (スコア:0)
食えるようになったら起こして
クッキーだの宇宙だのいうから (スコア:0)
てっきりこっちかと
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1911/12/news084.html [itmedia.co.jp]
Re: (スコア:0)
いまだにアップデートがされていることと、いまだにプレイヤーがいたことに驚きだ。なつかしい
最後の最後で (スコア:0)
3分クッキング方式だったから笑ってしまった
> 心理学的および生理学的に良い影響
どうせなら温め直したクッキーも比較対象に入れたらどうか
クッキーだけだと特定の人種にだけ偏りそうだから、
炊飯ジャーとかピザ窯とかタンドール窯とかのパターンでも検証したら良いと思います
Re:最後の最後で (スコア:1)
タンドール窯でナンを焼く時って、内側に材料を貼り付けてから焼くので、
窯を回転させながら焼いたら無重力でもできませんかね?
-- う~ん、バッドノウハウ?
Re:最後の最後で (スコア:2)
つまりクッキーを焼く前に、クッキーを焼くための窯を高温に熱する必要がでてきます。
となると、窯を熱するために別の窯が必要なんじゃないですか?