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国際宇宙ステーション

ボーイングのISSクルー輸送に向けた無人テストフライト、打ち上げ成功もISS到達は断念 46

ストーリー by headless
断念 部門より
AC0x01 曰く、

ボーイングは20日、国際宇宙ステーション(ISS) へのクルー輸送に向けて開発中の宇宙船「スターライナー」初の無人テストフライトを実施した(Space.comの記事NASASpaceflight.comの記事共同通信の記事)。

アトラスV ロケットで打ち上げられたスターライナーは低軌道に到達。当初打ち上げ成功と報じられたが、後に軌道に異常があることが発見された。具体的には、ソフトウェアの不具合でエンジンの燃焼時間を誤って判断してしまったという。復旧のために推進剤を消費してしまったことから、今回の打ち上げではISSへのドッキングは行わず、地球帰還を目指すとのこと(宇宙ライター鳥嶋氏の解説)。

ISSへのクルー輸送を巡っては、先行するSpaceXが3月に無人試験に成功しているが、その後の地上試験で火災があり、まだ有人飛行には至っていない。スターライナーが再度の無人テストフライトを強いられるのかは現時点では定かではないが、これ以上遅延が続くと、NASAにとっては頭の痛い事態になりそうである。

Starlinerは予定軌道に到達せず、ISSとのドッキングも行われなかったものの船内環境は宇宙飛行士の安全が保たれる状態を維持しており、安定した軌道上で地球帰還に十分な燃料を残しているという。今後は日本時間22日21時23分に軌道離脱のための燃焼を行い、21時57分にはクルーモジュールがニューメキシコ州のホワイトサンズへパラシュートで着陸する予定だ。着陸の模様はNASA Liveで20時45分から中継される(NASAのブログ記事NASA長官ジム・ブライデンスタイン氏の声明NASAのテレブリーフィング: MP3)。

  • 何気に米国の有人カプセル式宇宙船で、地上帰還を前提とするのはこの世代(オリオンも含む)が初めてでは?

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      無事帰還したようです。お疲れ様でした。
      トラブルが起きても安全に帰還できるのはさすが有人仕様って感じですね。

    • by Anonymous Coward

      毎回、海に着水してたんだっけ

  • by Anonymous Coward on 2019年12月21日 15時27分 (#3735204)

    なんかここの会社製のロケットは、ソフトウェアにはあまりお金を使いたがらない感じがします。
    この前の737MAXでしたっけ、お金をケチってたか、私なみにパイロットへの説明ベタな感じもしますしw。

    けど、戦略的には余裕なのでしょう(時間をかけても良いおーみたいな)。

    ここに返信
    • と言うか、何年か前にボーイングは開発体制を刷新して、オフショア開発中心 [hatenablog.com]にシフトしたんですよ。
      内部の正社員が関わる工程を極力なくして、その工程を安い会社に外注したり、安い賃金単価の臨時雇いエンジニアにやらせることで「画期的なコスト削減を実現」し、それで投資を呼び込んでいた。
      ソフトウェアに関しては、内製をやめて、インドなどの安い会社に丸投げしたりしてた。

      今回のスターライナーも、結局はソフトウェアの問題と打ち上げ管理の体制の問題なので、同じように安い会社に丸投げしてたのが仇になったんじゃないかという気がしますよ。
      経営者や主要株主達がそれを認めるかどうかはわからないにせよ。

      • by Anonymous Coward on 2019年12月22日 21時27分 (#3735525)

        オフショア中心って、今回のスターライナーの件もオフショアだって情報どこかにありますか?
        軍事と宇宙に関しては、海外に出す輸出入の手続きが結構大変だと思うのですが。
        出す国と内容によっては許可取れないですし。

        自分の経験だと、手続きが難しい順に以下の感じ。
        軍事・宇宙>>航空>>車>民生

        電子部品買っても、大抵は軍事・宇宙・航空はダメよ、使う時は相談してねって注釈書いてあると思う。
        受託開発でも再委託禁止の縛りとか、国籍条項とか色々付くことが多い。

      • by Anonymous Coward on 2019年12月22日 16時14分 (#3735464)

        スターライナーのコードをgithubで公開して、
        世界中のボランティアに改良してもらう方式でいいよ

        たくさん採用された人には貢献度に応じて、機体に名前入れたりしとけばいい

        • by Anonymous Coward

          PRが妥当なものかどうかの判断は誰がやれるのか

      • https://jp.reuters.com/article/space-exploration-boeing-idJPKBN1YR03A [reuters.com]
        『ボーイングの宇宙部門の責任者、ジム・チルトン氏はシステム内のタイマーが11時間進んでいたため、燃料の燃焼が早くなりすぎたと説明した。 』

        オフショア拠点との時差だったりして…

      • by Anonymous Coward

        突然本社をシアトルから組合潰しの規制が弱い州に移したんだっけ
        そんでMAXも新工場で作るから古株社員がいくら団結しても意味が無いとかなんとか

      • by Anonymous Coward

        オフショアの安い所で信用性が低い所に出すのだってそれはそれで判断としてはアリなのよ。
        必要な性能保障するための検証をキッチリとやれば。

        ただまあ、開発費みたいに分かり易い金額ですらケチる奴等が、検証なんて成果が判り辛い物をまともに評価する事が出来るかには疑問も有るが。

    • by Anonymous Coward

      予定の軌道に乗せられなかったアトラスⅤの、遠い先祖アトラス1(アラビア数字)はコンベア社製、
      Ⅱ(以後はローマ数字)はコンベアを吸収したジェネラル・ダイナミクスが開発製造してロッキードに事業部が売り飛ばされ、
      Ⅲはマーティン・マリエッタを吸収した結果成立したロッキード・マーティンが開発製造し、
      Ⅴ(Ⅳは欠番)はそのままロッキード・マーティンが開発製造し、後にボーイングの合弁会社のユナイテッド・ローンチ・アライアンスが運用する様になった。
      今のところ責任の多くはロッキード・マーティン側にあるのでは?

      • by Anonymous Coward

        いや今回は、ロケット側の仕事が終わった後に、宇宙船側のエンジンが(タイマーのミスで?)噴射しなかったっぽいので、ボーイングの責任っぽい?

        しかし、この状況でもちゃんと帰って来れるらしく流石と言うべきか、タイマーのミスって何やってんのというか、感想に悩む。

        • by Anonymous Coward

          正しい軌道には乗せたって言ってますね。
          その後タイマーのミスでエンジンの燃焼が始まってしまいスターライナーの推進剤を使ってしまったのでISSとのランデブーを諦めたと。

          • by Anonymous Coward on 2019年12月22日 18時16分 (#3735500)

            ロケットは第一段で大気圏を抜け、第二段で遠地点を伸ばし、間を開けて第二段再点火か宇宙機のエンジンで近地点を上げる。
            今回は宇宙機のエンジンで軌道に投入するパターンだったので弾道軌道で宇宙機を切り離したところでロケットの仕事は終了。
            ところが上に乗っている宇宙機の時計がなぜか狂っており、切り離した後予定時刻前に宇宙機のエンジンが作動してしまった。
            狂った原因が運んだロケットに無いと断定はできないが、ロッキードとしてはうちはちゃんと運んだと主張している状況だね。

  • by Anonymous Coward on 2019年12月22日 16時14分 (#3735463)

    作ったソフトを検証するためのシミュレータってないんだろうか。
    シミュレータにもバグがあったのかもしれないけど。

    それとも、シミュレータでは完璧だったのに! なのかな。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward

      打ち上げから計時するはずのミッション時刻カウンターが実際より先を指していてマヌーバが早発したという話
      邪推だが打ち上げ前の電源投入でロケットから打ち上げを通知するリレー回路か何かにノイズでも入ったんじゃないか

      • by Anonymous Coward

        リレーって何ですか?

        っていうか、そんな原始的な仕組みなんだろうか…。今どき?
        西海岸と東海岸の標準時を間違えてた、って方がよっぽどありそう。ボーイング的にw

        • by Anonymous Coward

          ビジーウェイト派とタイマ割り込み派が熾烈な戦いを繰り広げた結果、だったりして。

        • by Anonymous Coward

          > リレーって何ですか?

          駅伝でタスキを渡すだろ。あれだよ。

        • by Anonymous Coward

          Node.jsとタッチパネルで操縦して間違えて「今すぐ軌道離脱」ボタンに触れるよりマシ

        • by Anonymous Coward

          実際にリレーを使ってるかどうかは知らないけど、こういう分野では信頼できる枯れた技術が使われることって多いですよ。
          それが原始的だろうがなんだろうが。
          ロケットやフェアリングを分離するために火工品を使ったりするのもそういう話。

          • by Anonymous Coward

            ところが、SpaceXでは火工品使わないようにする方針みたいだよ。
            衝撃が減るので衛星に優しいとか、再利用しやすいとか、色々理由があるみたいだが。

            通信も、アビオニクスというか配線がものすごい量で重くて無駄、って話があるので、専用のLANを使うようになってきてる。
            イプシロンで試してるやつとかね。

            新技術にリスクはあるけど、得られるリターンも多いから、使われていくと思うよ。

            • by Anonymous Coward

              ああ、もちろん信頼性が担保できるなら火工品を使わない選択肢もあるでしょう。
              高信頼性のためには原始的な技術を使うこともある、という例なので。

              配線という話だと、ISAS(宇宙科学研究所)に衛星内のモジュール間通信・給電を無線化する研究をしている研究室がありますね。
              信頼性があがってくればこういう技術も使われるでしょうね。

              # 「火工品は原始的な技術じゃない」といわれたら、まったくもってその通り、ごめんなさい

        • by Anonymous Coward

          電力の入り切りにリレー以外で何を使うんだよ?
          ソリッドっステートリレーにする事も出来るけど、弊害アリアリだからリレーで済むならリレーにしとけよ。

          ま、やろうと思えばサーボモーターでSW動かしても良いのか。
          絵面的に圧倒的に原始的だが。

      • by Anonymous Coward

        意識高い上司の訓示に従って、5分前行動の原則を徹底しただけです。

  • by Anonymous Coward on 2019年12月22日 17時10分 (#3735480)

    Boeing社の最新の株価は、この1年間のうちで最低に近い安値圏。
    経営陣は自分の首が飛ぶ覚悟をしていることだろう。

    ここに返信
  • by Anonymous Coward on 2019年12月23日 0時30分 (#3735558)

    『軌道投入』は『打ち上げ』の範疇から外れるということなのか?

    正常な軌道に投入できて初めて打ち上げ成功だと思ってたけど。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2019年12月23日 8時14分 (#3735587)

      この場合はブースター(ロケット)のお仕事が打ち上げで、ペイロード側のお仕事は含まないかも

      ミッションの成否の軌道までの投入まで含めちゃうと、例えば静止衛星も静止軌道に入るまで打ち上げになっちゃうけど、
      普通はブースタ側の推力でどうにかする遷移軌道への投入(というかブースタ切り離し)で打ち上げは成功で拍手しておめでとうして、そこから衛星側が自分で静止軌道に数日かけたりして静止軌道にって流れになってて、衛星がぶっ壊れててもブースタ側は「知らんがな・・・」かも

    • by Anonymous Coward

      高速バスと提携タクシーを乗り継いで行くことになっていた
      客がバスから乗り換えたタクシーが事故った
      客は目的地に行けなかった

      この時バスのメーカーやバスの運転手には直接の責任が無い

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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