海洋ドローンでハリケーン内部の撮影に成功。米海洋大気局公開 26
ストーリー by nagazou
妙に映画感のある映像だ 部門より
妙に映画感のある映像だ 部門より
米国の研究者がカメラ付き海洋ドローンによるハリケーン内部の撮影に世界で初めて成功したそうだ。このドローンはサーフボードに帆を付けた形となっていて「Saildrone Explorer SD 1045」という名称だという。全長7メートルほどあり、風速や風向き、気圧、温度、塩分濃度、湿度などを計測できる。プロジェクトは米海洋大気局(NOAA)と共同で行われたもので、Saildrone Explorerは、大西洋で発生したカテゴリー4ハリケーン「Sam」の内部を撮影することに成功した。この撮影では5台のSaildrone Explorerが投入されたとしている(Saildroneリリース、AFPBB News)。
あるAnonymous Coward 曰く、
あるAnonymous Coward 曰く、
日本の気象庁は、台風内部の気圧すら観測できていないので、この手の類を大量導入すれば、コースが合えば幾らかでもマシな観測が出来る様になる(海保・海自担当かも)。
但し日本の場合は特に太平洋側の潮流が厳しいので、回収・輸送・再投入が必要となるかも。
台風内部の気圧計ってなかったっけと思ったら、 (スコア:4, 興味深い)
https://www.asahi.com/articles/ASKCG7JYNKCGOIPE046.html [asahi.com]
気象庁じゃなくて名古屋大学でした。
当時のこの研究でも気象庁の予測と実態がずれてたのがわかってるので、内部の計測はやった方がより正確な予報を出せるようになるのかな。
Re:台風内部の気圧計ってなかったっけと思ったら、 (スコア:5, 興味深い)
航空機による日本近傍での台風観測は1950年代からやっている [trafficnews.jp]。でも、コストが膨大で1963年には終了。
名大の坪木教授もこのコスト問題については十分承知で、将来的には成層圏滞留型のドローン(というか無人航空機)を使うことをめざしている [news24.jp]。
Re:台風内部の気圧計ってなかったっけと思ったら、 (スコア:1)
台風の予想進路にはけっこう幅があるし船で追いかけるのは難しい速さなので、名古屋大学のもサーフボードドローンの方も単発プロジェクトとして成功しただけ。
記事中のAC氏が言ってるような継続的な観測体制を実現するには越えなきゃいけないハードルがいろいろありそう。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
そもそもハリケーンハンターやっているのは米軍だけという時点でタレコミ者はどこか勘違いしているのでは?
富士山レーダーや気象衛星が稼働している状況で、予算と人員そこまでかける必要があるのかしら?
Re:台風内部の気圧計ってなかったっけと思ったら、 (スコア:1)
まあ気圧というのは遠隔観測では得られないデータだろうから、取れるものなら取りたいだろうと思う。
だから定点観測も続けられている。
でも台風なんかだとピンポイントかつアクティブな観測が必要で、今までは実現に必要なリソースが割に合わないからあまりやってなかった。
サーフボードドローンはそれを現実的な予算で実行できる可能性を狙っての取り組みでもあるんじゃないかな。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
龍巻きの観測ができるのだから台風の観測もできるだろう。
Re:台風内部の気圧計ってなかったっけと思ったら、 (スコア:1)
「竜巻を観測してデータ取ったりしてる」程度は聞いたことあって具体的なことは知らないんだけど、
#4127335で言ったのは「内部からの直接的な観測」「発生するたびにいちいち観測できる継続的な態勢」という話なので、
生存期間が格段に短い竜巻でそんなことが可能なんでしょうか?
発生件数は台風やハリケーンより多いので、発生しやすい特定エリアに網を張ってそのエリア内のものだけ観測、ならできるのかな?
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
アメリカ各地でハンターが車に乗って追っかけているのはスーパーセルでしょう。
その周りには竜巻も発生していたと思ったけど、竜巻の中に入ったら車ごと持ち上げられて危険だから
近づいてきたら即座に逃げている。
Re:台風内部の気圧計ってなかったっけと思ったら、 (スコア:1)
なるほど、言われてみると台風の目と竜巻の中では危険度がぜんぜん違いますからね。
「直接内部を観測」の話をしていたつもりだったので勘違いしていました。
うじゃうじゃ
Re: (スコア:0)
ストームチェイサーが追っかけているのは竜巻ですよ。スーパーセルの近くに行くのはスーパーセルから竜巻が発生する可能性が高く竜巻の観測をするならスーパーセルの近くに行くのが尤も効率的だから。
ストームチェイサーの内訳としては映像作家やニュース番組に映像を提供する人、物好き、気象学者が上げられます。
内部からの直接的な観測を目指すグループもおり戦車よろしく重量を上げた車両で竜巻の中に侵入したり竜巻の予想進路に計測器を設置し竜巻内部の気圧等を計測するみたいなこともやってます。当然竜巻に接近するため死者が出ることもあります。
その点では竜巻の予想進路にセンサーを設置しておしまいの映画ツイスターの方が現実よりも安全に配慮してますね。
危険だからでやらない人ばかりなら神風攻撃も黒部ダムもコロンブスの新大陸発見もなかった。
それが犠牲に釣り合うだけの成果を上げたかは別として。
Re:台風内部の気圧計ってなかったっけと思ったら、 (スコア:1)
富士山レーダーって前世紀の話されましても。
Re: (スコア:0)
科学技術において日本は米国と対等以上であるべきって一世代前の発想だよね
日本製が世界を席巻して嫌がられてた時代の文化や実を伴わなければという発想
Re: (スコア:0)
国家プロジェクトとしてやるなら、ドローンを間違いなく回収する。または、自然分解できるドローンにする。などしないと「海洋汚染ガー」とか言われそうですね...
Re: (スコア:0)
木製骨格の布張で作れば良いんじゃね?
布も天然繊維なら生分解する訳だし
Re: (スコア:0)
電池も銅板と亜鉛板を海水に突っ込むようにすればエコだな
Re:台風内部の気圧計ってなかったっけと思ったら、 (スコア:1)
ついこの前は航空機で台風の目に突入してたような
台風16号の目に“突入”名古屋大研究グループ(2021年9月30日)
https://www.youtube.com/watch?v=Ne-p8pC-6uE [youtube.com]
Re: (スコア:0)
雨雲レーダーみたいな感じで広域の気圧ってとれないのかな
気圧が違うと電波の屈折率が変わる気がするが
Re: (スコア:0)
台風被害の甚大化で、より正確な台風情報の収集に予算を割く必要があると認識されたら研究費も出るんじゃないでしょうか。
日本の場合 (スコア:1)
> 但し日本の場合は特に太平洋側の潮流が厳しいので、回収・輸送・再投入が必要となるかも
多くの時間は日本の了解でもない太平洋にいるので、周辺各国の領海が必要になるだろう
Re: (スコア:0)
ややこしいTypoするなぁ
ツイスター (スコア:0)
竜巻は映画でやってたなと思ったら、
あれはカメラではなかったね。
Re: (スコア:0)
ドロシーですね。
真っ先に思い出したけどあれは台風じゃなくて竜巻でしたね。
撮影だけなら (スコア:0)
ドローンによる撮影ってだけで、ハリケーン・台風・サイクロンの目の撮影なら簡単なんじゃないかな。
私も台風の目の中の撮影なら何度かやったことある。
ラピュタに突入するみたいにドローンを突っ込ませたのかと思ったよ。
Re: (スコア:0)
>海洋ドローンによるハリケーン内部の撮影に世界で初めて成功
これは、
「(撮影に)世界で初めて」は「海洋ドローン」にかかっているという話ですね。
「海洋」じゃなければあったような気が・・・。
Re: (スコア:0)
そりゃ既に台風の目に突入した飛行機も船もその撮影写真・動画も数多ある。
Re: (スコア:0)
>ドローンによる撮影ってだけで、ハリケーン・台風・サイクロンの目の撮影なら簡単なんじゃないかな。
そう(台風の目の「雲の壁」)やなくて、風速30-50m/sのときの海面の様子が撮影された、ってのがポイントや。
実験室でも再現は困難で、どういう状況なのかわからず、かといって船を出航させて観測するのも困難な状況。
https://www.saildrone.com/news/saildrone-collects-live-video-inside-hu... [saildrone.com]
で下の方に動画左右に並べたのあって、左側が白いところにマークあるのあるやろ。
あれ、赤黒いほど風速が強いって色付けなんだけど、白いところ