
大阪市、大気中のCO2等から生成する合成燃料を支援 110
ストーリー by nagazou
支援 部門より
支援 部門より
大阪市などで構成される実証事業推進チーム大阪は10日、サステイナブルエネルギーが進めている水と大気中のCO2等から生成する人工石油(合成燃料)実証実験を支援する方針を決めた。実証実験では、生成した合成燃料を用いて発電機を稼働させ、電気自動車へ充電をおこなうという。発電時の排出状況等も検証する(大阪市)。
合成燃料の生成に関しては、特殊な光触媒を用いて、水と大気中のCO2から化学反応を起こしやすい活性化水を生成する。これに大気中のCO2と軽油、重油、灯油などを反応させ合成燃料を連続的に生成するという。
合成燃料の生成に関しては、特殊な光触媒を用いて、水と大気中のCO2から化学反応を起こしやすい活性化水を生成する。これに大気中のCO2と軽油、重油、灯油などを反応させ合成燃料を連続的に生成するという。
「水からガソリン」詐欺 (スコア:4, 参考になる)
ニュース動画があった
https://www.youtube.com/watch?v=FOJEUmiZSao&ab_channel=%E3%83%86%E... [youtube.com]
水と二酸化炭素から石油(このニュースだと軽油らしいが)を作るには
その石油が燃えるときに出るエネルギー以上のエネルギーを投入しないといけない
エネルギーを入れなくても石油ができるならそれは永久機関になっちゃいますな
やっぱ大阪って維新が牛耳ってるせいで科学のわかる人は役所にはもういないんじゃない?
こないだのイソジンが効くって会見も「どうしてそのような意思決定がされたのか」を検証してないので何一つ役所内の問題点は解決されてないし、今後もこういう詐欺に引っかかり続けるよ。
Re:「水からガソリン」詐欺 (スコア:2, 参考になる)
>エネルギーを入れなくても石油ができるならそれは永久機関になっちゃいますな
そんな基本的なことは言わなくても誰でも分かることで、問題は効率なんだよね。
太陽光発電で水と二酸化炭素から石油が出来てそれを夜間の発電に回せるなら、もう一つの蓄電方法になり得るんだよなあ。
現状ではそれが出来ないだろうから、出来るほど効率をあげられるかどうかなんだが難しいだろう。
Re:「水からガソリン」詐欺 (スコア:1)
短期的な電気備蓄なら将来的にも2次電池になるんじゃないかな。
太陽光発電で昼に発電した分を夜に使う位なら、多分効率だけ見れば現状頭一つ抜けてる。
再エネ中心にしたとき問題なのは中長期のエネルギー備蓄なんだよね。
天候が悪い、風速が適切でないから十分な発電ができないといった場合の補充。
エネルギー密度が薄くワット当たりの単価が高いし自然放電するし、
劣化するから定期的に入れ替えなければならない電池は現状だとわりとアレ。
そんなわけで中長期の備蓄としての形を模索中。
現状最有力は水素だけど、これも備蓄として生産するにはまだ高い。電池が競争できてしまえるくらいには。
本来これもそれ方面のネタの一つなんだろうが、水+CO2は技術的にいまいち信用に足る資料が見つからないという…。
まあそれを市の機関が基礎研究的な意味でやるのを全否定はしないが、まだ大学の実験室への資金援助という形位のものではという感想。
Re:「水からガソリン」詐欺 (スコア:1)
たしか産業技術総合研究所が
「太陽光発電で水素を製造&貯蔵し、その水素を使って郡山市地方卸売市場の電力を賄う」という実証運用をしていて、それなりの成果をあげていたはず。
水素の製造と貯蓄はTOYOTAの燃料電池自動車MIRAIなどでも実績があるし、有力候補の一つでしょうね。
Re: (スコア:0)
なるほどそういうことですか。ナットク。
人工光合成じゃなくっても、効率が良くて、かつ自然エネルギーと相性が良い蓄電方法を開発されれば、ノーベル賞あげたいですね…
Re: (スコア:0)
>そんな基本的なことは言わなくても誰でも分かることで、問題は効率なんだよね。
いや、大阪市と維新の連中はわかってないんだよ・・・
Re: (スコア:0)
水で発電は、維新が生まれる以前だったんじゃないかな。
でもその研究をしてた会社が補助金使い尽くした後は「ダメでした~」って言ってWebデザイン会社になってたのはズッコケた。
その会社ももうないみたいだけど。
維新の政治が非科学的で壊れてるのは確か。
だからコロナで大阪府はダントツで死亡者が多かった。
空飛ぶタクシーもどうなるんだか。
Re: (スコア:0)
別に怪しくはないんじゃない?
米海軍の「海水燃料」がもたらす大変革
http://www.newsweekjapan.jp/stories/us/2014/04/post-3242_1.php [newsweekjapan.jp]
原子炉の余った電力でジェット燃料を生成する。
電気から水素は簡単に作れるけど、水素で航空機を飛ばすには燃料タンクが重くなりすぎて非常に難しい。
そこで空気中の二酸化炭素と水素を反応させて、炭化水素に加工して普通の燃料を作り出す。
Re:「水からガソリン」詐欺 (スコア:3)
関連リンクにもあるけど、エネルギーを投入すればジェット燃料を合成することはできるんですよ。
https://srad.jp/story/21/10/28/1535221/ [srad.jp]
でもそれはエネルギー的には大赤字。「空を飛ぶ」という化石燃料にしかできないことのためにエネルギーを無駄にしてでも作りたいからそうしてるだけ。
でもこの大阪の事例は作った軽油で発電機回して電気作ってEVの充電に使ってるんですよ。
ならその軽油作るエネルギーで直接EV充電しなよってことですよ。
そもそも軽油も作れてるのか怪しいです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%83%E3%82%B7%E3%... [wikipedia.org]
FT法っていう現在ある人工石油の合成法でもそうとうデカイプラント使ってるんですが、この大阪市の実験はそもそも石油作れてないんじゃないかという気がしてます。
10リットルの種油を入れて11リットルの油が出てくるとかアヤシイ…
Re:「水からガソリン」詐欺 (スコア:2)
これ荒らしモデした方がいいんだろか。
・化石燃料が使いたいために電気から合成するのはアリ
・電気から合成した燃料で発電して電気に戻すのはナシ
ここからどうやって「それを言い出すとダムの水汲み上げてる電力があったらEV充電しろって揚水発電も否定することになってしまう」が導けるんです? 深夜電力とか、ただちにEVに給電できない余剰電力をプールするのが揚水発電の意義でしょ。よしんば電気→石油の効率のほうが電気→位置よりも高いことが所与ならともかく、そうでないのが前提だし……
いや、どういう頭をしてるかは分かるんですけど、言葉はよく読んでほしいなあというか……
Re: (スコア:0)
ごめん。
> 空気中の二酸化炭素と水素 ×
↓
> 空気中の二酸化炭素と水 〇
要は普通のエンジンを動かすための、ガソリンや灯油が欲しいのよ。
でも石油を地下から掘り出して、輸送して、製油して運送するコストが馬鹿にならない。
政治的にも経済的にも。
なんでエネルギーが調達できるなら、現地で燃料を作ったほうが良いんじゃない?という話。
Re: (スコア:0)
細かい理論の話もいいけど(どのみちデタラメ)、「世間・学会の常識を覆す画期的な発明をしました。これが実証装置です。というわけで月50万円で借りてね」という投資詐欺っぽさ丸出しのスキームにも着目しようよ...
一つありそうなのは、継ぎ足し用の石油が装置に仕込まれていて、それが尽きたところで故障診断を出して停止、一部部品の寿命が来たと称して回収、再充填して返す、という仕込みですが、これだとばれると詐欺の言い逃れができなくなるので違うかな。
イソジンの二の舞 (スコア:2, すばらしい洞察)
特殊な光触媒とかパチモノ感が半端ない。
またまた怪しいもの掴まされた感しかしないのだが。
Re: (スコア:0)
むしろ活性化水の方が・・・
Re: (スコア:0)
維新や大阪、怪しい連中にカモにされていませんかね。
サステイナブルエネルギー開発株式会社、本社は仙台ということですが、なぜ実証実験を仙台ではなく大阪でやるのでしょうか。
補足しましょうよ… (スコア:1)
この記事の本文だと、経緯を知らない人からはただの環境保護的な良いニュースに取られちゃいますよ。
この件が話題になってるのは、こういう話 [twitter.com]が発端の筈です。
帝国海軍が同じような詐欺に引っかかったのも有名な話ですね。
「水からガソリン」海軍を惑わしたトンデモ科学 [yomiuri.co.jp]
Re:補足しましょうよ… (スコア:2)
山本五十六「(とりあえず)見せてもらおうか」
Re: (スコア:0)
作るのがメタノールだったらまだ現実味のある話で、真面目に話してもいいんですけどねぇ
低温で二酸化炭素からメタノールを合成できる触媒を開発 [aist.go.jp]
Re: (スコア:0)
エタノールなら信じますよ。わからないでもない。
Re: (スコア:0)
維新なのか大阪人なのかしらんけど、エセ科学大好きな人たちなのか
また裏でひと儲けしようとがんばってるのか
知ってる知ってる (スコア:0)
>合成燃料の生成に関しては、特殊な光触媒を用いて、水と大気中のCO2から化学反応を起こしやすい活性化水を生成する
特殊な光触媒って、クロロフィルって言うんでしょ?
Re: (スコア:0)
何故か話題にならないジメチルフランがだめならセルロースから木質ガス作ってそこから合成するのが良さそう。(高濃度のエタノールは試験していた記憶があり、確か効率も良かった。)
何にせよ食糧生産や木材生産と場所の取り合いにならない海上/海中での原料の生成にして欲しいところ。
#日本だと農家より漁師の方が声がデカいので厳しい?
Re: (スコア:0)
人間って深さ2mの海中で何が起きてるかも知らないから安易に海中でとはとても言えない。
磯焼けの機序が矛盾なく説明できる程度には海中環境の知見が欲しいところ。
Re: (スコア:0)
紀伊半島沖100kmの海上なら、いくら人類が頑張って何かしても環境に対して影響を及ぼせないんじゃね?という気はしますが、そういう影響の調査含めてお金出して欲しいの所です。が、そこまでの事は地方自治体に求める事ではないと言われるとその通りと思います。
Re: (スコア:0)
作った燃料は消費地まで運んでこそ意味があるので、あまり遠いと作る燃料より輸送のために消費する燃料の方が多くなるぞ。
そんなつごうのいい触媒あるん? (スコア:0)
でも結局、生成するにも電力は必要でCO2は発生する
本末転倒
それが大発明なら
バッテリーで車を走らせて車輪の回転で発電させてバッテリーに充電
あらふしぎ永久機関の誕生!
Re: (スコア:0)
太陽光発電と組み合わせればいいだけでしょ。問題は効率。
Re: (スコア:0)
レースなんかで使用されるE-Fuelなんかは既にそれで、CO2からの合成燃料生成技術&エネルギー源を再生可能電力で賄うこと自体は、このスレで言われてるほど科学的トンデモではないんですけどね。
実際国内の自動車メーカー大手で、レーシングやってるところはほぼ全てが手掛けてる。
問題は触媒の改善程度で税金注ぎ込む価値があるレベルの効率改善が望めるのか、もっと言えばこの企業にその能力があるのかって話。
Re: (スコア:0)
「合成燃料」じゃなくて「人工石油」だったり、ちょいちょい混じる聞きなれない用語が怪しさを醸し出してますな
Re: (スコア:0)
>「人工石油」
CO2からのFT反応による合成燃料生産の場合、生成物が原油のように分離精製が必要な混合物として生産されるので、実はその辺は間違ってなかったりする。
「うそみたいな本当の話で、うそみたいなまじめな話を、これからさせていただきたい」 (スコア:0)
とやるんですね。わかります。
というか、水とCO2で炭素の生成っていうけど、問題はその効率の悪い行為に必要なエネルギーをどこからどうやって
調達するかってことなんだが、まあ維新のぶち上げることだからどうせねぇ。
Re: (スコア:0)
ほんと懲りないな、こいつら。
ノーベル賞ものですね。 (スコア:0)
学会へ発表してはどうでしょうか?
世界を救えるほどの技術だと思います。
本物ならね・・・
Re:ノーベル賞ものですね。 (スコア:1)
ジャンクジャーナルに論文らしきものが載っています。内容は噴飯ものです。下にもありますが、もっとまともなジャーナルであるChem. Lett.(日本化学会発行)にうっかり一度掲載されたのですが、袋だたきになって撤回になっています。
このニュースへの反応をみると、光触媒のキーワードを適当に入れるのは効果的だなとわかります。「エネルギー保存則には違反していない」と勝手に擁護してくれる人が現れますからね。
Re:ノーベル賞ものですね。 (スコア:2, 参考になる)
撤回された方の論文はこちら [doi.org]
でアブストがちょっと変わっているけど、恐らくほとんど同じであろう論文がこちら [doi.org]
なお参考文献にwikipediaが載っているという、かなりどうなのかという内容
これによって生成されるものを「dream light oil」と名付けたらしいけど、キラキラすぎて直視できないや
Re: (スコア:0)
この会社のCEOが経営する関連企業とか、し尿処理会社とかあったりするので、糞尿からメタン生成してそれを燃料に…とか考えたりしたけど、単にM&A屋さんなだけかもしれない。
技術畑の社長ではないようだし、どういう企業集団なんだろう。
そっちにちょっと興味が向いた。
後継者がいない会社を事業継承のために安く買い取ったとかいう感じなんだろうか。
(そうだとしても悪いことではない)
Re:ノーベル賞ものですね。 (スコア:1)
サステイナブルエネルギー開発株式会社が前面に出てるけど、モノは
株式会社アイティー技研のドリーム燃料製造装置
https://ittech.co.jp/service/p1/ [ittech.co.jp]
社長は元大学教授。経歴もピカピカで詐欺とは縁がなさそう。
日本化学会に論文も出してる。ただし後に撤回。
https://www.journal.csj.jp/doi/10.1246/cl.150720 [journal.csj.jp]
今は読めないけど、当時まとめてくれている人がいた。
『炭酸ガスと水で効率的に石油を合成』:論文を読もう
http://ryo-kida.blog.jp/archives/45586758.html [ryo-kida.blog.jp]
Re:ノーベル賞ものですね。 (スコア:2)
https://ittech.co.jp/company/ [ittech.co.jp] にある、この特許 [ittech.co.jp]かなー
特許紹介
発明の名称 炭化水素の合成方法及び合成装置
特許番号 特許第6440742号
発明者 今中 忠行、竹本 正
概要 水中において二酸化炭素を還元させて炭化水素を合成する方法において、 二酸化炭素を含む水に酸素を供給することにより酸素のナノバブルを生じさせ、 光触媒の存在下において、前記酸素のナノバブルを含む水に紫外線を照射することにより 活性酸素を生成させ、前記活性酸素の存在下において、二酸化炭素を還元させる方法である。
素人ですが、なぜ高分子の炭化水素になるのか書いていないように見えます。
Re: (スコア:0)
永久機関に特許を認めた特許庁も無能すぎる
Re:ノーベル賞ものですね。 (スコア:2)
いや、紫外線照射が必要なんだから少なくとも永久機関にはあたらないでしょう。
というかひょっとして太陽光でなくて紫外線ランプ、空気でなくて酸素ボンベと二酸化炭素ボンベが要るのか?
Re: (スコア:0)
へー、FIAも騙されてるのかー、へー
FIAがF1に人工燃料を導入させてるのは「化石燃料の無駄遣い」という批判を避けるため
そのためにバイオ由来の炭素にエネルギーを投入してガソリンに近いバイオ燃料を使ってそれでカーボンフリーなF1をやろうっていう話なの
FIAの人工燃料は石油由来のガソリンよりもクッソ高い不経済な燃料ってのはみんな知ってるんだよ
でも大阪のコレはそうじゃない
水から石油の帝国海軍再び? (スコア:0)
関連情報がまとまってる
https://togetter.com/li/2062454 [togetter.com]
光触媒でCO2を燃料化って、 (スコア:0)
千葉大の光触媒(酸化ジルコニウム+ニッケル)でCO2からメタン(CH4)生成、が関係してるとか?
https://www.chiba-u.ac.jp/others/topics/info/co.html [chiba-u.ac.jp]
https://news.mynavi.jp/techplus/article/20230130-2579602/ [mynavi.jp]
カルト都市OH!SAKA (スコア:0)
マッドシティじゃないんだから。
まともな人間は声を上げた方が良いでしょう。
ちょっとトンデモの理屈が違う (スコア:0)
CO2と水から人口石油(合成燃料)を作るって書くと、Fischer-Tropsch法みたいにそれらを分解・合成して合成燃料作るみたいに読めるけど、今回の件は違うんだよね
ラジカル水なるものを種油に混ぜると、どんな種油であってもそれを増やせる(ラジカル水が同じオクタン価の燃料に変化する)って理屈らしい
ただその増えた分だけを分離することはできないから、一旦燃やして電気に変換してって手順を踏んでる
ということで、単に種油に空気を含ませて体積をかさ増ししただけとしか思えない
そういえば太陽レーザでマグネシウムを云々 (スコア:0)
ちょっと前に、太陽励起レーザでマグネシウム還元して
サイクルするというエネルギ関係のアレがありましたけど、
アレどうなったんでしょうねぇ。
消息聞かないってことは、まあ、アレだったってことでしょうけど。
エネルギ関係のアレって定期ですね定期。
# 定期言いたいだけちゃう
Re: (スコア:0)
あれは科研費とって学会発表してる普通の初期段階の研究で、産業化できてないとか他の方法より効率悪いってだけ、これと一緒にされても
水で動く車はどうなった (スコア:0)
水で動く車を作った人がいたけれど謎の死を遂げたという話がありましたね。
こういうものができると困る人がいるから、そうなってしまうのでしょうか。
https://tcct.com/news/2020/11/the-mysterious-death-of-stanley-meyer-an... [tcct.com]
植物 (スコア:0)
光と水と大気中のCO2から燃料になるものを生成する機構は現実に存在するのだから可能なのは明らか。もちろんそれはこのサステイナブル何とかが詐欺でないことを意味しないが
なんか既視感 (スコア:0)
あった
https://science.srad.jp/story/15/10/04/1352223/ [science.srad.jp]