二つの惑星が同じ軌道を公転する「トロヤ惑星」とみられる天体を発見 29
ストーリー by nagazou
発見 部門より
発見 部門より
スペイン宇宙生物学センター(CAB)の学生Olga Balsalobre-Ruza氏を筆頭とする研究チームは、チリの砂漠にあるアルマ望遠鏡を用いて、太陽系外惑星「PDS 70 b」と公転軌道を共有する別の系外惑星の存在を示す証拠を見つけたと発表した。こうした同じ軌道上を公転する2つの惑星を「トロヤ惑星(trojan planet)」と呼ぶそうで今回、太陽系外で初めて「トロヤ惑星」の証拠が発見されたことになるそうだ(Astronomy & Astrophysics、GIZMODO、ガラパイア、sorae)。
PDS 70 bは、「ケンタウルス座」の方向、約370光年先にある若い星「PDS 70」を公転しており、その周囲には広い空洞が生じた原始惑星系円盤に取り囲まれているという。空洞の中には、二つの系外惑星(PDS 70 cも含む)が見つかっており、形成過程にある惑星系の一例として研究対象対象となっているという。
今回、研究チームはPDS 70とPDS 70 bのラグランジュ点の一つ「L5」付近で、微弱な信号が検出されたことを明らかにした。これを分析したところ、PDS 70 bのL5点付近には地球の月の0.03~2倍に相当する総質量のデブリの雲が存在することが判明。このデブリの雲について研究チームは、これから形成される惑星の材料もしくは、すでに形成された惑星の残余物ではないかとみている。つまり、PDS 70 bと同じ軌道を公転しているもう一つの惑星が存在する可能性が示唆されたとしている。
PDS 70 bは、「ケンタウルス座」の方向、約370光年先にある若い星「PDS 70」を公転しており、その周囲には広い空洞が生じた原始惑星系円盤に取り囲まれているという。空洞の中には、二つの系外惑星(PDS 70 cも含む)が見つかっており、形成過程にある惑星系の一例として研究対象対象となっているという。
今回、研究チームはPDS 70とPDS 70 bのラグランジュ点の一つ「L5」付近で、微弱な信号が検出されたことを明らかにした。これを分析したところ、PDS 70 bのL5点付近には地球の月の0.03~2倍に相当する総質量のデブリの雲が存在することが判明。このデブリの雲について研究チームは、これから形成される惑星の材料もしくは、すでに形成された惑星の残余物ではないかとみている。つまり、PDS 70 bと同じ軌道を公転しているもう一つの惑星が存在する可能性が示唆されたとしている。
山手線は (スコア:1)
トロヤ電車かな
Re: (スコア:0)
トロい電車じゃない?
冥王星 (スコア:1)
ワイは準惑星に格下げになったのになんでこいつらは惑星を名乗ってるの?
Re:冥王星 (スコア:1)
惑星の定義『「太陽の周りを回り」「十分大きな質量を持つために自己重力が固体としての力よりも勝る結果、重力平衡形状(ほぼ球状)を持ち」「その軌道近くから他の天体を排除した」天体』
とすると、同じ軌道に他のヤツがいたら3番目の条件を満たさないだろってことかな
自由浮遊惑星 [srad.jp]ってのも、字義の上ではむしろこっちの方が「惑星」っぽいけど、上の定義の惑星には当てはまらない
Re: (スコア:0)
その定義は太陽系(地球のある星系)専用で、他の星系には適用されないのです。
Re: (スコア:0)
冥王星を格下げにした惑星の定義はあくまで太陽系の惑星の定義で、系外惑星については棚上げになったとはっきり言っている
アリトスカじゃないのか…… (スコア:0)
トロヤの名前になった由来はなんだろう
Re:アリトスカじゃないのか…… (スコア:4, 参考になる)
太陽系にはトロヤ群 [wikipedia.org]と呼ばれる小惑星グループがある。
トロヤ群の惑星版だからトロヤ惑星ってこと。
でなんでトロヤ群って名前なのかは
トロヤ群の名前は、1906年、この群に属する小惑星で最初に発見されたものがトロイア戦争の勇士であるアキレウスにちなみ「アキレス」と命名されていたことに由来する。
Re: (スコア:0)
トロイア戦争の勇士であるアキレウスにちなみ「アキレス」と命名されていたことに由来する。
つまり公転軌道を共有していてもアキレスと亀
# 後に内部に潜り込んでいたトロイア発覚
Re: (スコア:0)
トロヤの名前になった由来はなんだろう
ケンタウルスの中に調査班を隠していたのですよ(ヾノ・∀・`)ナイナイ
Re: (スコア:0)
最初に名付けられてた小惑星がトロヤ戦争にまつわる人名だったからだそうですな。
トロヤ群のwikipe [wikipedia.org]
その名はアキレス [wikipedia.org]。アキレス腱のアキレウスだな。
人名っていうか神話の人だけど。
Re: (スコア:0)
「ラ」と「レ」ですね、懐かしい。
でもあれは、恒星を中心に同一軌道を回ってるんじゃなくて、惑星の周りを二つの可住衛星が回ってるって設定だったような記憶が……
アリトスカじゃないのか…… (スコア:0)
恒星を挟んで正反対というわけではないみたいだから、アリトスカじゃなくてもまあいいか。
トロヤの名前になった由来はなんだろう
ガミラス星とイスカンダル星 (スコア:0)
みたいなものですか?
Re: (スコア:0)
あれは二重惑星(地球と月がもっと同じ大きさになったもの)
トロヤ惑星ってのは主惑星のラグランジュ点にも何かいる感じのやつ
Re: (スコア:0)
SFなんかだと太陽を挟んだ地球の反対側にある惑星って定番ネタですね。
あまり印象に残るものがなくてちょっと作品名がすぐ出てこないんですが。
Re:ガミラス星とイスカンダル星 (スコア:2)
Wikipedia:反地球 [wikipedia.org]
「反地球の存在を最初に主張したのは、古代ギリシャのピタゴラス学派のフィロラオス」だそうな。地動説より前。古いな。
自分が覚えてるのは「ドラえもん」の一エピソード。小学生の時にアレで反地球を刷り込まれました。
Re: (スコア:0)
リンク先の反地球のフィクションにおける例の一覧で笑ってしまった。
キン肉マンの、太陽の裏側にあるため光が当たらなく真っ暗、とか一瞬?となって、ゆでたまご世界の太陽は地球側だけ光っている、ということなのだと気づき驚愕した。
あの世界、重いほうが先に落ちる設定だしな、と納得した。
Re:ガミラス星とイスカンダル星 (スコア:2)
記憶となんか違うなあと思って調べたら、「太陽の裏側」じゃなくて、「地球の裏側」でした。
常に、太陽─地球─その惑星(バルカン)、という位置関係で、太陽の光は地球に遮られて真っ暗なのだと。
参考
http://korokobo.michikusa.jp/u_uheei/kin_vul/index.html [michikusa.jp]
Re: (スコア:0)
>太陽─地球─その惑星(バルカン)
常にその順序でも、バルカンが相当小さくかつ地球のすぐそばにないと
真っ暗=真影の中、は満たされないんだよな。
(月食は広い範囲から見られるけど日食を見られる範囲はめっちゃ小さいのと同じ理屈)
同じジャンプの聖闘士星矢(無印)の終盤でも、冥王ハーデスが起こした惑星直列で地球が
他惑星の影に入って永遠の日食になるみたいな描写があったけど、さらにラスト近くでは
その指摘を考慮したか最後に月が太陽を隠してグレイテスト・エクリップスが完成して日食になる、
という少しだけましな描写になってたな。(それでも普通の日食だから地球上で影になる範囲はちょこっと)
Re: (スコア:0)
惑星バルカンはプラネットマンの頭だからせいぜいバスケットボールサイズなんじゃ。
公転角速度が地球と一緒じゃないと影から出ちゃう。その位置関係だと反地球に該当しない気がする。
Re: (スコア:0)
中世にはキリスト教会にいろいろ退化させられたから古代ローマやギリシャのほうが進んでいたことも色々ある。
Re: (スコア:0)
決死圏SOS宇宙船 [wikipedia.org]とか?
Re: (スコア:0)
楕円軌道だから、単純に反対側だと、常に「太陽を挟んだ向こう側」には
ならなくて、地球から見えちゃったりするんですよね。「地球からは見えない
双子星」ネタとしては間違いだと知られちゃって、その用途ではもはや
使われてないと思う。
ちなみに「ケンペラーのバラ飾り」ならニーブンのリングワールドが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%83%9A%E3%... [wikipedia.org]
Re:ガミラス星とイスカンダル星 (スコア:1)
同じ楕円軌道(地球が近地点のとき、反地球は遠地点、って配置)だと、常に太陽の反対側、とはなりませんが、
互いに楕円軌道そのものが点対称(地球が近地点のとき、太陽の反対側で反地球も近地点、って配置)なら、常に反対側になりますよ。
GIZMODOが頭悪すぎる (スコア:0)
トロイの木馬惑星ってなんだよ。おおかた機械翻訳がトロイの木馬と訳したのを何も考えず採用したんだろうが…って書こうと思ったら修正されていた。さすがにおかしいと気づいたか
やがて (スコア:0)
カオス的摂動の果てに、小さい方が衛星に収まるか、小さい方が弾き飛ばされるか(大きい方も相応に軌道が変わる)、ジャイアントインパクトに至るか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)