月面着陸に失敗したispace、損害保険契約で約38億円の保険金を受領 28
ストーリー by nagazou
この保険の利用者はどれくらいいるの 部門より
この保険の利用者はどれくらいいるの 部門より
宇宙ベンチャーのispaceは18日、4月に民間月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション1で月面着陸に失敗したため、「月保険」契約に基づく保険金37億9300万円を受け取ったと発表された。ispaceは、ロケット打ち上げから月面着陸までのリスクを補償する三井住友海上火災保険との「月保険」契約を締結していた。ミッション1ランダー(月着陸船)による月面着陸が確認できなかったことに伴い、保険金が支払われた。支払われた保険金の収益科目は協議中とされ、24年3月期の業績予想への影響は明らかになった段階で公表するとしている(保険金の受領に関するお知らせ[PDF]、日本インタビュ新聞)。
あるAnonymous Coward 曰く、
あるAnonymous Coward 曰く、
こんなチャレンジングなミッションに保険をつけられるとは驚き
保険会社はどのようにリスク評価をしたのだろうか? 保険料の金額も気になる
jaxaの場合 (スコア:1)
ちなみにjaxaの場合保険はかけていません 理由は保険料が高いため ロケット本体の10%だとか
だから おなじものを10回上げれば1本分余計に発射できる
Re: (スコア:0)
ロケットの本体って100億円前後で成功率が90%前後だからコストの10%だと10億円で原価みたいなもんか
成功したら10億円が保険会社の丸儲けで支払われても原価じゃあ素朴な市民感情に照らして許されない類だな
Re: (スコア:0)
失敗率10%なら、保険料を「10%+手数料」にして、長期的統計的に手数料分は儲かるようにする、というのが保険の立ち位置なので、
JAXAに限らず、統計的に成功率がわかるレベルで同じことを繰り返す打ち上げロケットには保険の意味はありません。
成功率99%なら、保険料は1%+αになるし、成功率50%なら保険料は50%+αになるけど、
(保険料算定の想定が正しければ)、
保険をかけない場合は、打ち上げ失敗するのと同じ頻度で「保険料を払わなかった分で1本余計に発射できる」ことになる、
というのはどんな保険料(成功率)でも同じです。
少数回数で運悪く失敗したら大損、という場合に保険が意味あります
つまり、衛星本体には保険の意味がある。
Re: (スコア:0)
あと、国自体が保険金を受け取る契約は行わない原則があると聞いたことがある
保険は大きな経済主体がリスクを負うことでリスクを薄める目的があるが
国は日本の中で最も大きな経済主体だから。
Re: (スコア:0)
契約当事者が不可抗力に該当する条件を引き起こせるから、というのも理由の1つではないでしょうか。
戦争です。
Re:jaxaの場合 (スコア:2)
戦争引き起こすと保険金不払事由になって国が損するような。
Re: (スコア:0)
統計的手法には限界があります。なぜなら個別の契約者が典型的契約者とは限らないからです。
頻度が高いからいつも同じことをするわけでもありませんしね。
保険は金儲けではありませんし少数回数の試行の場合でも保険に意味はありません。失敗すると次から上がるからね。
あえていうと契約者と保険者のどっちが正しいかのギャンブル。
Re: (スコア:0)
ここでは15%って言うてますね
https://fanfun.jaxa.jp/c/townmeeting/2009/36/opinion.html [fanfun.jaxa.jp]
Re: (スコア:0)
保険は通常、保険会社の取り分があるので期待値がマイナス。
だから国とか金持ちが保険に入るのは損。
三井住友海上のiSpaceへの出資? (スコア:0)
月保険開発時のニュースリリース [ms-ins.com]を見ると、三井住友海上はiSpaceへ出資するつもりで保険を開発したようにも思える。
Re: (スコア:0)
ほんとにこの打ち上げのために用意された保険なのか
とりあえずはispace以外の会社もようこそ、とはうたってるようだけど、他社の契約実績とかあるんだろうか?
Re:三井住友海上のiSpaceへの出資? (スコア:2)
> これが今回の場合は最初の1回目なので100%だから保険会社は大幅に損した。
こんなニッチな保険ではやってないと思うけど、結構保険会社は再保険かけてるので、
損したのは保険会社じゃなくてロイズのアンダーライターかもしれない。
Re: (スコア:0)
通信衛星とかはもう何十年も営利でやってるから物によっては保険かかってるよ
月着陸船はこれだけかもしれないけど
Re:三井住友海上のiSpaceへの出資? (スコア:1)
打ち上げ自体は成功したけど静止軌道投入に失敗した通信衛星が、保険会社のものになったって話を聞いたことがありますね。
つまり保険かかってた。
その衛星は悪魔的な軌道変更と月スイングバイを利用して静止軌道投入に成功して保険会社は損失を取り戻したそうな…。
※衛星本体の燃料使ってるので寿命は短くなったとのこと。
https://ja.wikipedia.org/wiki/PAS-22 [wikipedia.org]
冒険的ではない衛星打ち上げ、つまり商業衛星の場合は失敗率は低いので保険が成り立ちますね。
冒険的なミッションに保険かけることは普通は無いと思うのだけど、今回のは保険会社の宣伝の一環だったのでしょう。
実績にもなったし。
ちなみに商業的打ち上げで多用されるFalcon9の場合、近年は失敗ゼロ(例えば去年は61回打ち上げて全部成功)なので、保険料はかなり安くなってるんじゃないかと思います。まぁ、スターリンク等保険かけてないのも多いだろうけど。
Re: (スコア:0)
ビンテージカーが貰い事故で大破。
全損だけど中古車価格としてしか評価されず、かといって修理したくとも保険支払い前に車は保険会社の所有にしなくてはならず直せないし、二束三文で捨てるしかないって話みたいだ。
Re: (スコア:0)
保険に入る時点で評価額を提示されるのでそれでも入ったのであればよほどのお馬鹿さんとしか…
#ビンテージカー向けの保険はもちろんありますが評価額が高いのし修理代も高くなるのでシュウリや買い替えを前提に保険を契約すると保険料が高くなるようです
Re: (スコア:0)
掛け金は現金の代わりに株で支払う、とかだと
失敗して株価下がるけど保険金で財務安定して株価も元に戻るなら、まぁ悪くないのかも。
でも株主見ると、2%くらいしか持ってない?
Re: (スコア:0)
株のような価値が安定しないもので保険料を払うというのはアレなので、
会計上は「三井住友海上からの出資額を全額三井住友海上への保険料として払う」みたいになると思う。
それだと株価が大幅に下がっても影響するのは「ベンチャー投資による評価損」であって「月面着陸保険の収支」とは別物になる。
Re: (スコア:0)
リスク評価を壮絶に失敗したって感じだね。
リスク評価って言葉を間違って使ってない?
コイントスで表が出る確率は50%であり、それを見込んで裏が出て損したとしても「リスク評価を失敗した」とは言わない。表が出る確率は50%であることは何も変わらない。
月保険は最初の1回目だが保険自体は大量に抱える契約のごく1つでしかない。リスク評価の係数は多少見直すかもしれないが、初物なのでもともと高額な保険料だったことも考えられるし失敗したわけでは全然ないです。
むしろ企画の時点から開発陣に入り込んで、宇宙産業のリスク算定のノウハウを他社に先んじて入手できたのは大きい。
コインのここを見れば実は48%だとわかるというノウハウを得られれば、貧乏くじを避けて得な契約を取ることができる。そのための38億円なら安いでしょ。
Re: (スコア:0)
どうせ再保険会社に投げてるから痛くも痒くもないはずだよ
Re: (スコア:0)
失敗したときのストーリー見るとispaceの瑕疵もありそうだけど満額出たのかね
Re: (スコア:0)
保険のことまるで知らないなら黙ってればいいのに
Re: (スコア:0)
出資するっていうのが「支払いありきの詐欺的目的で受けた」って意味ならNOだろうけど
営利企業が私利私欲で宇宙開発するための実証実験を兼ねてたって意味ならそりゃそうじゃないの
それが嫌ならじゃあ営利目的の宇宙開発だったら株主利益の保全を無視して無保険でやっていいとか
お遊びだから請求しないとか分かってるでしょwと笑ってなあなあにして許されるという世論はあるのかと
なかったら商品化しなきゃいけないし請求しなきゃいけないし払わなきゃいけないし
保険金が発生してもうまくこじつけて関係者みんなカネが儲かったという物語をでっち上げなきゃいけない
Re: (スコア:0)
広告宣伝費じゃね?
こんなんまともに保険設計してるわけでもないだろうし
掛け金はいくらだろうか? (スコア:0)
数億円?
ロケット詐欺が流行りそう
Re: (スコア:0)
1年後、ビッグモーターが看板をビッグムーンに賭け変えたのであった
ビッグロケットモーター (スコア:0)
びっくりしますね。