
NASA、宇宙で自給自足するための宇宙農場プロジェクト 33
ストーリー by hylom
宇宙移民への第一歩となるか 部門より
宇宙移民への第一歩となるか 部門より
taraiok 曰く、
NASAのHoward Levine氏によれば、国際宇宙ステーション(ISS)に食物を送るためには1ポンド(約450g)当たりおよそ10,000ドルの費用が必要になるという。そこでNASAは、宇宙で食物を生産するための技術研究としてVEGGIEと呼ばれる宇宙野菜栽培プロジェクトを開始した(Modern Farmer magazine、NASA、本家/.)。
VEGGIE向けの植物として最初に選ばれたのは、赤みの強い葉を持つレタス「Outredgeous」だという。このレタスは明るいピンクのLEDライトの下で育成され、わずか28日という短期間で収穫可能になるとされる。NASAの将来の目標は、宇宙旅行者を支えることができる農産物を栽培することにある。そのためには、宇宙ステーションや月面コロニー、火星上で継続的に生産できる仕組みが必要だ。
VEGGIEプログラムの関係者は、ISS各乗組員の平均滞在期間である6か月のタイミングで成長サイクルを最大化したいと考えているとしている。
このパターンは (スコア:3)
宇宙放射線で突然変異した植物にやられてしまうパターンっすね
Re: (スコア:0)
一定期間で収穫してしまう野菜なら、そう大きな影響はないでしょうね。
廃棄されたプラントで、
繁殖した植物がいつしかよりよい環境を求めて移動し始め、
やがてプラントの推進装置を操作する方法をみつけて、故郷の環境に「帰還」しようとする
とか。
Re:このパターンは (スコア:2)
ISSが蔦 (つた)で覆われている様子を想像した。
Re: (スコア:0)
温度が上がると致死率95%のウイルスが発生するやつですか?
// 3万人以上居住可能な宇宙船なら、ワクチンなしでも千人くらい生き残ってるだろと思ったんだが。
Re:このパターンは (スコア:1)
土(?)より上の可食部分は収穫により問題はないけど、
根っこが見えない部分からはみ出て機器にまとわりつき
放棄された宇宙船は緑の衛星として独自進化を続け
ついには機器と融合した増殖力・判断力・次元航行能力を獲得し26世紀の未来から22世紀の地球へと侵攻を開始したりするのですよ
野菜の重さ以外 (スコア:1)
地上の常識で考えた場合の、種の状態で持っていった方が効率的、とはまたちょっと違っていておもしろそう。
レタスが何もないところから質量を生み出すわけではないので、真空に種だけ持っていっても育ちようがない。育てるのに必要な有機物やらも、毎回、一緒に持っていくのであれば、その質量は必ず収穫物を超えるから意味がない。
持って行ってある限りある資源を循環させて使う事になるので、本格的になると、持っていくべき酸素の量が減るとか、生命維持装置の要件が変わってくるとか。
Re:野菜の重さ以外 (スコア:3)
「そういえば ISSの水耕栽培装置って、何から肥料作っているんですか」
「知らない方が幸せだと思うよ(ニヤリ)」
Re: (スコア:0)
「そういえば ISSの水耕栽培装置って、何から肥料作っているんですか」
「知らない方が幸せだと思うよ(ニヤリ)」
宇宙野菜栽培プロジェクトでは、有機物の結晶をタマオシコガネが塊に磨き上げます。
#
タマオシコガネが磨き上げた結晶をナベカムリ-ゾウリムシ水槽を通して肥料に加工しているに違いない。
Re: (スコア:0)
肥料を◯◯◯を含む廃棄物から作るのは当然だし抵抗感はないと思うよ。
>「知らない方が幸せだと思うよ(ニヤリ)」
これは飲料水についていうこと。
Re: (スコア:0)
ISSの中じゃリサイクルは日常茶飯事ですよね
Re: (スコア:0)
肥料はほら、現地調達できますから。
Re: (スコア:0)
密閉施設で堆肥作り、それなんて拷問よ
Re: (スコア:0)
ついでにロケット燃料 (メタン) まで作れますね。
気になること (スコア:0)
空気と水と肥料与えれば、宇宙なら太陽光はほぼ24時間無料で当たるので、
理想的な水耕農場と言えます。
しかし、CO2はISSの飛行士から出たものを使うんでしょうか。
それともドライアイスでも持ってくのかな。
Re:気になること (スコア:1)
非可食部分を燃やすのでは。
Re:気になること (スコア:2)
湿式酸化処理といって、高温高圧の水中で糞尿や生ゴミごと「燃やして」しまう方法があります。
http://kotobank.jp/word/%E6%B9%BF%E5%BC%8F%E9%85%B8%E5%8C%96%E5%87%A6%... [kotobank.jp]
Re: (スコア:0)
ああそうか、
燃やすはないにしても、
食べ残しをバクテリアなどで分解すれば自然とCO2と肥料が得られますね。
宇宙だと人間がやらなきゃならないとはいえ、地上と基本は一緒なのですね。
Re: (スコア:0)
空気と水と肥料与えれば、宇宙なら太陽光はほぼ24時間無料で当たるので、
理想的な水耕農場と言えます。
ISSは1周期90分の極軌道だから、45分毎に昼・夜が繰り返されますよ。
極付近は日射が期待できないから、有効に日射が当たりそうなのって1周90分中30分くらいですかね。
常に太陽方向向く姿勢維持装置つければ多少時間伸びるかもだけど、
たぶんその分のエネルギーをペイするほど収穫は増えないんじゃないかなぁ。
(回転させる、って宇宙空間では本当に大変)
植物が光合成始めるまでに必要な時間とかあるんですかな?(生物学は詳しくない)
Re:気になること (スコア:1)
> ISSは1周期90分の極軌道
赤道からの角度は51.6度なので、極軌道ではないんじゃないですか?
Re: (スコア:0)
おっとこれは失礼。
Re: (スコア:0)
極軌道でないことは、この論旨の上ではあまり関係ないと思うです。結局、約半分は地球の影ですから。
ちなみに向きをあわせる話は、何らかの形で栽培区画を他の部分から独立にできれば(1軸でつなげる感じ)、そこで回転させる構造にして栽培区画を(太陽中心座標系で)固定しておけばいいので、言うほど難しくありません。いざとなれば簡単なホイールでもつけておけばいいでしょう。
ただし、植物にとって90分で昼夜が切り替わる状況がどのような影響を与えるのかは、私は全く知りません。
しかし、植物の名前がなんかかっこいいですね。あうとれーじゃす?
Re: (スコア:0)
ああ、そうでした。
回転は置いておくとしても、
ISSの軌道ぐらいだとほとんど地面も同然なので、
昼と夜はほぼ半々ですね。
Re: (スコア:0)
>このレタスは明るいピンクのLEDライトの下で育成され
屋内型の野菜工場でレタス作るときも、
太陽光は当てませんからねえ。
Re: (スコア:0)
宇宙農業は Na(ナトリウム)、K (カリウム) などの物質の循環に関わる非常に緻密な設計が必要なシステムらしいですよぉ。もちろん、排泄物も循環系の一部ですねっ。(*´∀`*)
Re: (スコア:0)
大きい方を漏らしたら、業務上過失うんこ罪とかで処罰される未来がやってくる
Re: (スコア:0)
閉鎖環境なので、どこで漏らしても循環されます。問題ありません。罪にはなりません。
すなわち水草。 (スコア:0)
月から直輸入のクワイとかどうでしょう?
(低重力環境下で地震多発な環境でも栽培できる植物を探すプロジェクトになりそうですね)
Re: (スコア:0)
月で月震が多発すんの?
聞いたこと無いけど。
無いとは言わんが地球より段違いに多いってことは無いだろ
野菜だけではつらい (スコア:0)
ついでに牧場 [atwiki.jp]もやりませんか?
アストロノーカ (スコア:0)
#違う
Re: (スコア:0)
農協、月へゆく
可能性は食用だけにとどまらない (スコア:0)
地球外では酸素より二酸化炭素のほうが圧倒的に多いので、酸素の確保と炭化物を同時に確保できることは大きい。
食用だけではなく燃料や素材としても利用できるのではないだろうか?
宇宙船の内装はもちろん焼成して炭素素材にすれば外壁にも使用可能ですよね。