パスワードを忘れた? アカウント作成
12757123 story
バイオテック

遺伝子組み換え作物ではない遺伝子「編集」作物は米国では規制対象外 43

ストーリー by hylom
遺伝子操作という点では同じだが 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

多くの国で遺伝子組み換え作物(GMO)には一定の制約がかけられている。そのGMOが「遺伝子編集」という技術のおかげで変わるかもしれない(TechCrunch)。

遺伝子組み換えは、生物の遺伝子内に他の生物の遺伝子を組み込む技術だ。それに対し遺伝子編集は、その生物の遺伝子の一部を並べ替えるというもので、他の生物の遺伝子は一切利用しない点が異なる。

最新の例はペンシルヴェニア州立大学の植物病理学者Yinong Yang博士が生み出したCRISPRを利用して遺伝子を編集した白いボタンマシュルーム。‘編集’とは生物のDNAのパーツを切って並べ替えること。シュルームに他の生物のDNAをいっさい加えていない。

それでもYang博士はこのマッシュルームが農務省の認可を必要とするのではないかと危惧していた。そこで農務省の動植物健康検査サービス(Animal and Plant Health Inspection Service、APHIS)に確認したところ、ペンシルヴェニア州立大学宛の4月13日付けの書簡で、マシュルームは確実に規制検討の対象外だ、と確認することができたとしている(ハフィントンポスト)。過去5年間で30件の遺伝子編集技術が関わった作物が登場したがすべて対象外だと判定されたという。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 外部の遺伝子が入って来ないゲノム編集の場合、
    それが人為的に行われたものか、突然変異によるものなのか
    区別が付かないのではないでしょうか。

    とすると、そもそも規制の方法がなさそうに見えますが。
    • by Anonymous Coward

      区別する方法を知らないだけという可能性はありそう.

    • by Anonymous Coward

      遺伝子って高々4種の塩基の並び方でしかないので、なんでも"編集だ"と言い張ることは出来てしまうでしょうね。

    • by Anonymous Coward

      ふむ、猫がタイプしたコメントとの区別がつかないにゃあ

  • この疑問に科学的に答えられない限り、遺伝子組み換えの規制は宗教的忌避でしかない。
    宗教的な忌避である以上、何が良くて何がダメなのかは論理では語れない。

    手段と結果に因果関係があればまだ意味があるだろうけど、遺伝子改造系の技術は得られる結果は手段とは基本何の因果関係もないからね……。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • 品種改良 有史以前から人類が行ってきた行為。確率は低いが自然界でも起こりえる現象なので悪質な遺伝子が自然界に放たれても仕方ないとしている。

      遺伝子組換 自然界で起こりえない遺伝子なので自然界に放たれないよう管理が必要としている。

      遺伝子編集 自然界で起こりえない遺伝子。法律やコンセンサスが追いついてない。

      遺伝子から見分けつかないという意見もあるけど、現状はそれなりに制作設備が違うから嘘はつけないはず。
      のびた君が大根の足を作ったように簡単に編集できるようになれば、根本的に考え方を変える必要があるのだろう。
      遺伝子組換も他生物の遺伝子取り込みという現象があるようなので、遺伝子編集は更に管理が必要な気がする。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      いくらγ線当てても発生しないようなものは品種改良と同じと判断できませんし
      γ線当てて発生するなら、数億年の実績があるその方式を使わないでも安全と言える化学的根拠は何なのでしょうか?

      • by Anonymous Coward

        数億年の実績がある方法で毒がある生物が沢山できているのですがそれは・・・

    • by Anonymous Coward

      同じだという科学的根拠を先に示すべきでは?

    • by Anonymous Coward

      遺伝子組み換え人間

    • by Anonymous Coward

      規制の理由は遺伝子組み換えは生態系に激烈な影響のある変異を起こし易いからだろ。なんで宗教の話が出てきた。

      • by Anonymous Coward

        突然変異体が生態系に激烈な影響を与えたことはなかったのか。
        進化とは何だったのか。

        …うん、まあ、「激烈」が時間的な意味ならばそうだったのかもしれない。
        ただ外来種のように、今までより少し環境適応力や繁殖力が強かっただけで在来種を短期間で駆逐してしまう例もあるわけで、
        もうちょっとこう、違う基準があるような気がする。

        • by Anonymous Coward

          どう考えても元コメは時間的な意味でしょう。

    • by Anonymous Coward

      慎重派は結果に線引きをすべきだけど、やりそこねてるっちゅうだけでしょう。

      さすがにあらゆる品種改良を禁止するのは無理があるし、品種改良程度なら影響も緩やかだから大丈夫だろう、と手段の方に線引きをしちゃった。

      ただ、大丈夫だろうと思っていたら、今時の「品種改良」は、放射線を当てるなどして、
      「ランダムに組み変わっただけで狙って組み替えたわけじゃないから、これは昔ながらの品種改良なのでセーフ」と言いつつ、
      「遺伝子を読み取って好ましい組み代わり方をしている個体を取捨選択する」という方法で、
      遺伝子組み換えよりは効率で劣るけど結果は大差ない抜け

  • by Anonymous Coward on 2016年04月20日 21時05分 (#3001009)

    「だって同じプロジェクトのコードからコピペしたんスよ?」

  • by the.ACount (31144) on 2016年04月21日 12時44分 (#3001286)

    遺伝子組み換えでも既存のDNAに影響を与えて寝た子を起こすような間接的危険が問題じゃない?

    --
    the.ACount
  • by Anonymous Coward on 2016年04月20日 19時39分 (#3000952)

    ヤクでもやってんのか?統一しろ

  • by Anonymous Coward on 2016年04月20日 19時44分 (#3000954)

    コピペは禁止だが、リバースエンジニアリングの結果を手書きで組み込むのはOKよ、って感じでしょうか。
    さらにクリーンルーム式で組み込めば、著作権侵害にはならない的な。

    実際の遺伝子組み換えだと、コンポーネントの直接流用みたいなことになってるんでしょうかね。
    元生物由来の未解明な遺伝コードも沢山あって安心できないのかも。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月20日 20時16分 (#3000973)

    遺伝子編集ってカテゴリに入るのかしらん。

    • いつもの、「天然」と「人工」で切り分けるやつでしょうかねぇ。
      交配は(人の手かけてるけど)天然の現象で、遺伝子を人工的にいじるのとは違う!!
      的な。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        先生! 人工授精は天然ものなんでしょうか?

      • by Anonymous Coward

        安全に影響するのかどうかは別の話として、「天然」と「人工」は同じなんだろうか。
        天然の遺伝子組み替えは生存競争を経るので確率的に偏りがありそう。
        比較を人工交配にしたら偏りはなくなるんだろうか。

  • ・・塩基単位でもよろしいでしょうか?

    塩基単位でコピペして並べたらたまたまネコの遺伝子と同じでしたが・・。
    はい、たまたまです。

  • いいのかな?
    遺伝子編集を何回も行えばなんでもできちゃうよね。
    他の生物のDNAを使わないと言うと聞こえはいいけど。

    • by Anonymous Coward

      並べ替えるだけなら、全体の塩基配列の長さとか塩基の構成比率とかは変えられないだろうから限界があるのでは…?

      # 生物学の知識は高校までなので用語が正しいのかすらわからない

      • by Anonymous Coward

        実際のところ、取り除いちゃっても普通に生きられる遺伝子の残骸みたいなのはゲノム上に沢山あるし、だいたいタンパクをコードしている部分の塩基の比率は生物種間で大きな違いはないので(マラリア原虫みたいな変態的な生物は例外)、仮に塩基単位で編集できる技術があれば、特定の生物の特定の遺伝子を、他の生物のゲノムに編集だけで組み込むことはできるでしょう。

        ただCRSPRも、しょせん遺伝子を切断する部分を自由にデザインできる(制限酵素みたいな制約が無い)ってだけで、1塩基単位の編集なんてできませんよ。。。
        短い配列なら、コンピュータ上でデザインした塩基配列のDNA分子を作ることはできます。

        • by Anonymous Coward

          > ただCRSPRも、しょせん遺伝子を切断する部分を自由にデザインできる(制限酵素みたいな制約が無い)ってだけで、
          > 1塩基単位の編集なんてできませんよ。。。

          ペンシルヴェニア州立大学の植物病理学者Yinong Yang博士は、マシュルームのDNAを変えて、 [techcrunch.com]
          酸素に触れても褐変しないようにした。そのコード中の二つの文字を入れ替えただけで、キノコは褐変しにくくなった。

          この「文字」ってのは塩基配列の構成要素A,G,C,Tの4塩基のことだよね。
          「二つの文字を入れ替えただけ」ってのは、塩基単位での編集ができないと不可能なんじゃないの?

          • by Anonymous Coward

            よくしらんけど、入れ替えたというより「入れ替わった」の方が正しい気がする。

            • by Anonymous Coward

              その二つの言い回しはどう違いがあるの?

        • by Anonymous Coward

          1回の反応で1塩基単位の編集ができなくても1塩基ずつ位置をずらしながら繰り返し編集していけば結果として1塩基単位の編集はできますよね。

  • by Anonymous Coward on 2016年04月21日 14時30分 (#3001337)

    いつも馬鹿どもが馬鹿すぎるせいで人が死ぬ

typodupeerror

未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

読み込み中...