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2016年11月9日のサイエンス記事一覧(全2件)
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医療

東北大学、歯のエナメル質を人工的に作ることに成功 11

ストーリー by hylom
歯の再生ができるようになるといいなあ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

東北大学が、人工的に歯のエナメル質を形成することに成功したそうだ(東北大学の発表)。

歯は表面がエナメル質、その内側に象牙質と呼ばれるものがある。エナメル質はう蝕(いわゆる虫歯)によって欠損することがあるが、一度失われたエナメル質は再生しないため、虫歯の治療の際は樹脂や金属などを損壊したエナメル質の代わりに使用するのが一般的だった。

今回の研究成果では、遺伝子操作を行ったマウスを使った実験で通常のマウスではエナメル質を形成しない場所にエナメル質が形成されていることを確認したという。この原因を調査したところ、エピプロフィンという転写因子がエナメル質の形成に作用していることが分かったそうだ。

将来的には皮膚から得られた上皮細胞を歯原性上皮細胞に人工的に誘導し、エピプロフィンを発現させることでエナメル質の再生を行える可能性があるという。

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宇宙

ファルコン9の爆発事故、原因は固体酸素と炭素繊維の反応か 10

ストーリー by hylom
素早い調査 部門より
AC0x01 曰く、

9月に発生したファルコン9の打ち上げ前試験中の爆発事故だが、SpaceXのイーロン・マスク氏によると、事故原因はヘリウム注入過程に発生した固体酸素と炭素繊維複合材料の反応によるものだと特定されたようである(sorae.jpTHE VERGE)。

マスク氏が米CNBCに対して語ったもの。ファルコン9は20号機からFull Thrustと呼ばれる新バージョンに移行しており、変更点には液体酸素をより低温の-206℃まで冷却して密度を上げ燃料を増やす対応が含まれている。

同社は10月末にヘリウムの注入過程の温度や圧力の条件を変えることでタンクの破損を再現できたと発表(Slashdot)。最終的に、低温と圧力から燃料の液体酸素の中に固体酸素が発生、それが同一容器内にあった液体ヘリウムタンクの炭素繊維複合材料と反応、爆発に至ったとのこと。

現時点ではこれ以上の詳細や対策は発表されていないが、SpaceXではこれを受け12月中旬にも打ち上げを再開したいとの意向を示している。

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皆さんもソースを読むときに、行と行の間を読むような気持ちで見てほしい -- あるハッカー

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