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地球

米政府、火力発電所に対する二酸化炭素排出量規制を撤廃 44

ストーリー by hylom
逆戻り 部門より

米トランプ大統領は、オバマ前大統領が地球温暖化対策として導入した火力発電所に対する二酸化炭素排出量規制を撤廃する方針を示していたが(2017年2月の産経新聞記事)、このたび米環境保護局がこの規制の撤廃を正式に発表した(朝日新聞産経新聞)。

米国においては、発電所から排出される二酸化炭素が全排出量の3分の1を占めているが、この規制はこれを2030年までに32%削減するというものだった。しかし、これによって石炭の利用が削減されることなどから産業界や石炭産業などから反発があったという。

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  • by eru (12367) on 2017年10月11日 14時48分 (#3294018) 日記

    IGCCとかだったら石炭使うんじゃ?とか思うんだけど、そんなに使わないからってことかなぁ?

    • by Anonymous Coward

      発電効率上がっちゃったら石炭の消費量減っちゃうからでは?

  • by Anonymous Coward on 2017年10月11日 14時18分 (#3294002)

    米国には、メガソーラーを建設可能な未開発地がいくらでもあるのだから、建設を促進すればいいだけなのにな。
    顧みて日本はと言われれば、東日本大震災の復興計画を白紙に戻してメガソーラーの建設をするぐらいしないと未開発地が足りないし、発電量も足りない。

    • by Anonymous Coward on 2017年10月11日 16時29分 (#3294073)

      > 顧みて日本はと言われれば、東日本大震災の復興計画を白紙に戻してメガソーラーの建設をするぐらいしないと未開発地が足りないし、発電量も足りない。

      そうでもないでしょう。
      現在、耕作放棄地だけで 38万6千ha すなわち 3860平方キロあります ( http://www.maff.go.jp/j/wpaper/w_maff/h18_h/trend/1/t1_2_2_03.html [maff.go.jp] )。
      少なめに見積もって、年間 75kWh/平方メートルの発電量が見込めるとして、
      75kWh×(3860*1000*1000)=3*10^14Wh となり、
      日本全体の年間総消費電力の 30% ぐらいまでは耕作放棄地での太陽光発電だけで賄える計算。
      これは耕作放棄地だけなので、住居や工場の屋根まで含めればもっといきます。

      まあ系統制御を相当に頑張らないとこれだけの変動電力源を安定して扱うことはできないだろうけど、
      技術的には 11米ドル/MWh 程度のコストで、30% 程度の変動には対処できるそうな。
      http://www.nedo.go.jp/content/100643823.pdf#page=12 [nedo.go.jp]

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        日本の場合、土地が細切れになっていて、メガソーラーを作るにしても建設効率が悪いのが問題。
        それこそ変電所のことまで考えると1キロ平方メートルぐらいまとまった空き地に作った方が効率は良い。

        • by Anonymous Coward

          太陽光は、他の発電方法に比べると大規模化によるコスト削減の効きが弱い方式だし、
          小規模でもちゃんと経済的になり立つ程度にコストが下がってきたので、
          推進しない理由にはならないんだけどね。

          • by Anonymous Coward

            発電量の不安定さは一カ所に固めるより多少はマシになるけど結局不安定だし、
            発電量を平滑化するための蓄電施設は結局大規模に作ることになったりして。

    • 台風の多い日本でメガソーラーって安定感あるんでしょうか
      アメリカだってハリケーンは頻繁に発生しますし

      --
      一人以外は全員敗者
      それでもあきらめるより熱くなれ
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        そっちの安定感の不安もあるけど
        発電量の安定感の方がっもっと問題

    • by Anonymous Coward

      メガソーラーには夜間発電できないという致命的弱点が。
      蓄電も大規模なのは揚水発電くらいしか手がないし。

      • by Anonymous Coward

        メガソーラーを建設したら既存発電所を廃棄しなければいけないわけじゃあるまいし、晴天の昼間はメガソーラー、夜間などは 火力/水力 発電所と役割分担すればいいのではないでしょうか。メガソーラーの眼目である化石燃料使用削減はとりあえず達成されます。

        蓄電技術が必要になるのはメガソーラーの設置がすすんで昼間の電力が余剰になったときの話です。

        • by NOBAX (21937) on 2017年10月11日 15時51分 (#3294050)
          無駄な投資でしょう。
          米国には石炭がたくさんあるのだから化石燃料使用削減という必然性はない。
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            既に石炭産業よりもソーラー産業の方が、雇用が多いって話じゃなかったっけ。
            発電コストも太陽光の方が石炭を下回るそうだし。

          • by Anonymous Coward

            > 米国には石炭がたくさんあるのだから化石燃料使用削減という必然性はない。

            えーと、バカ?
            CO2削減っていう必然的理由があるよね。

            トランプはCO2が温暖化の原因という考えに対して否定しているだけで大気汚染の
            原因ではないと言っているわけではないよ。

            中国でさえ、石炭を使うのを減らそうとしているというのに。

            石炭の埋蔵量が多いために石炭による火力発電は多いけど、もうコストは下がらない。
            原発のように、そう遠くない将来には不良資産になると言われてる。

            技術がもう少し進歩すれば発電コストも火力発電より低くなるし、蓄電技術も
            メキメキと進歩してるから夜間電力へも回せるようになる。
            だから投資は必要だよね。無駄なわけがない。

            • by Anonymous Coward
              スレの1行目をじっくり読み直せ
        • by Anonymous Coward

          在来型火力蒸気タービン発電は、起動・出力調整・停止に相応の時間と燃料を必要とします。(ガスタービン・コンバインドサイクル発電でもそれなりに)
          当然そのロスは、不安定でむらのある発電であるソーラー発電側が負うべきです。
          然るに現状は、嘆かわしい限りである。

        • by Anonymous Coward

          二酸化炭素削減、化石燃料削減を主眼にするならソーラー+原子力、出力変動対策に蓄電池または揚水発電で補助、っていう布陣が最強。ベース電力は夜間需要プラスαを原子力で確保し、昼間の需要増大時間帯をソーラーで上乗せ、需要変動は夜間等余剰電力のある時に蓄電池と揚水発電で乗り切ると。

          放射性廃棄物が問題?北米大陸は広いからなんとかなるっしょ。

          • by Anonymous Coward

            太陽光と風力だとどっちがマシかいまいち分からんが、潮汐と地熱を優先してほしい。

        • by Anonymous Coward

          火力発電所の敷地にばかでかいメガソーラーを設置したことでそこに火力発電にまつわる施設を設置できないってのは一応既存発電所と競合が発生してる事例になるのかな

      • by Anonymous Coward

        そこで補助金商売の天才イーロン・マスク君がやってくるわけですね。傘下のパネルメーカーとバッテリメーカーを安月給でこき使い、
        でかでかとロゴを印刷したメガソーラーとメガ電池を設置してガッポリ税金を頂いていくわけです。声の大きい人たちもエコで安心。

        • by Anonymous Coward

          その補助金がなくなりそうなんだから、真っ青になっていることだろう。

      • by Anonymous Coward

        地下に巨大なオイルヒータ埋めるような感じで蓄熱するというのはやっぱり無理筋だよなぁ
        # 貯冷・蓄熱が低コストでできればいろいろ便利そうなのに
        ## 熱がエネルギーの最終形態(エネルギーに戻しにくい)なのは理解しているつもり

  • by Anonymous Coward on 2017年10月11日 16時24分 (#3294071)

    これだけ、人間の経済活動で大量に放出されている二酸化炭素は、どこに消えてるんだろう? 植物だって、最後は腐敗して酸素を消費する。二酸化炭素を完全に固定しているわけじゃない。だいたい、大量の酸素だって、どこから来ているのかわかってないぞ。

    責任者出て来い!>地球

    • 空中元素固定装置 [wikipedia.org]で固定してるんじゃないかなあ

      # 足りない?じゃあ増やそう (゚∀゚) ! (まちなさい

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      だから大気中の二酸化炭素が増えて地球温暖化・・・・って話になってるんでしょ?

      大量の酸素ったって大量の水(海水)の大部分は酸素だし、地殻の主成分も二酸化珪素ですし、誤差の範囲でしょう。
      そもそも大気の21%は酸素だし。

      • by Anonymous Coward

        ちなみに、産業革命以前(1750年ごろ)280ppmぐらいだった大気中のCO2が2011年には390ppmになったといわれてる。
        増分は110ppmだからその分酸素が大気から減ったとしても20.9586%⇒20.9476%・・・誤差ですな
        #酸素・二酸化炭素の値は2011年(Wikipediaより [wikipedia.org])

    • by Anonymous Coward

      サンゴ虫とかが炭酸カルシウムとして固定している

    • by Anonymous Coward

      海洋が吸収しますよ。
      全地球・地質学的観点から見れば、海洋が吸収してしまうので、温暖化が暴走して金星みたいになることは無いんで安心。

      ただ、人類の立場で見ると、海洋に吸収していない部分での温暖化だけでも深刻だし、海洋で吸収するにしても、二酸化炭素で酸性化してしまうので、動植物への影響が大きい。
      具体的にはお魚が減る。

      • by Anonymous Coward

        海洋が吸収した二酸化炭素のせいで、海水温度が上がって、異常気象を引き起こしているなんてことは無いのだろうか?

      • by Anonymous Coward

        海水温が上昇すると気体炭酸ガスの吸収は下がるのでは?
        逆に放出される可能性も。

      • by Anonymous Coward

        海洋の二酸化炭素吸収は遅い [pik-potsdam.de]って話もあるからあまりアテにできない

  • by Anonymous Coward on 2017年10月11日 18時33分 (#3294141)

    業界団体がいくら騒いだところで
    石炭が過去のものという事実はひっくり返らないだろ
    日本だとお友達製鋼コベルコが熱心だけど
    昔はウラン濃縮工場のそばに大型石炭火力発電所が建設され
    原子力って石炭で発電しているようなものなどというひどい陰口が…
    一応今でも水力に次ぐ低コストということになってるけど
    環境対策を徹底的にすると必ずしも安いと言い切れなくなる
    事業としての魅力はほぼ無い
    アメリカや中国、中東では未だにソーラーバブルがはじけない以上
    規制撤廃したからってそうそう投資は集まらないだろ?
    日本の原子力共産主義じゃあるまいし
    自由市場で政府のコントロールと言うのはかなり難しいと思う

    • by Anonymous Coward

      問題は石炭そのものではなくCO2排出量ですが、排気からのCO2回収が実用的になってきてますよ。
      鉄屋さんのおかげで。
      高炉は石炭以外には現実的な選択肢がないですから、一番熱心です。

      規制を先行して導入して技術開発進めれば国外に対して売り出すチャンスなのに、それを放棄とは悪手に思えます。

    • by Anonymous Coward

      アメリカや中国、中東では未だにソーラーバブルがはじけない以上

      国土に大砂漠を抱えている国は太陽光発電向きだからね

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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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