
ジェフ・ベゾス氏、月着陸船「Blue Moon」を発表 47
ストーリー by headless
着陸 部門より
着陸 部門より
AC0x01 曰く、
Amazonのジェフ・ベゾス氏の宇宙企業Blue Originは9日、同社が開発を進めている月着陸船「Blue Moon」の詳細を明らかにした(Blue Originのニュース記事、 TechCrunch Japanの記事、 Gigazineの記事、 Yahooニュースの記事、 発表会動画、 イメージ動画)。
Blue Moonは大きな燃料タンクが特徴的な月着陸船で、最大6.5トン(発表会で公開されたバージョンは最大3.6トン: 発表会動画の34分過ぎ)のペイロードを搭載することができるという。月の水から燃料を生産することも想定し、液体水素/液体酸素を使用するBE-7エンジンを搭載する。開発は3年前から進められていたという事で、米政府が進める「2024年までに再び月へ」という目標をサポートするものになる。
発表会で登壇したベゾス氏は、地球を遠く離れるのではなく、オニール・シリンダーのような宇宙コロニーを建造したいとの展望を(発表会動画の13分過ぎから)語っており(Popular Mechanicsの記事)、月はその第一歩なのかもしれない。
ベゾス氏は宇宙コロニー構想を発表するにあたり、月や火星は地球よりも小さく、重力も小さいほか、地球から遠いため人類の移住先には適さないことを理由に挙げている。
オニール・シリンダー (スコア:3, おもしろおかしい)
「宇宙で人間が住むコロニー」の話をするとき、オニール・シリンダーの姿や性質を適切にイメージできたり、「やたら長い橋があって~」とか「天気はコントロールされてるから天気予報ではなく天気予定表で生活する」とかをすんなり受け入れられる人が、日本人にはやたら多いらしい。あと「ラグランジュ点」の説明すら不用とか。
その方面の学者がびびってた。文系の大学生とかでも、用語の解説なしに普通に話についてくる生徒が普遍的に居ると。
Re:オニール・シリンダー (スコア:2)
「宇宙空間に作った巨大な円筒の内側に住めるのか?」って点についてはもう多くの人が懐疑的なのだそうだ。
「技術的な特異点を突破しないとムリじゃね?」というのが宇宙移民を推進してきたL5協会の結論
Re:オニール・シリンダー (スコア:2)
1990年代後半、かつてL5協会で活躍した人々は、スペースコロニーや本格的な人類の宇宙での活動は技術的特異点以前にはあり得ないだろうという見解でほぼ一致している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/L5%E5%8D%94%E4%BC%9A [wikipedia.org]
これは技術的特異点、またの名をシンギュラリティ(電子計算機が知的能力でヒトを越え、人類の実行環境が計算機上に移行する日と信じられている、宗教的に預言されている日)がコロニー技術完成より先に来るって意味ですよ。
突破しないと無理なんじゃなくて、審判の日が先に来るってこと。
Re: (スコア:0)
人類が計算機上の楽園に旅立ったら宇宙に進出する必要自体がなくない?
Re: (スコア:0)
> (電子計算機が知的能力でヒトを越え、人類の実行環境が計算機上に移行する日と信じられている、宗教的に預言されている日)
いや、そんな定義はあんた独自のものだからw
Re: (スコア:0)
僕はWも好きです!
Re: (スコア:0)
これは、日本人なら小学生でもミノフスキー物理学について知っている、的な流れなの?
Re: (スコア:0)
これは状況しだいでガンハラになる事例ですね。
以前後輩とくっちゃべってた時に、「子供の頃、どんなロボットアニメ見てた世代?」って聞いたら
「ロボットアニメなんてやってませんでした。シティーハンターとか見てました」って返された
ことならあります。本当にその頃にロボットアニメやってなかったのかの検証はしていませんが、
後輩の言うことが正しければロボットアニメの一部であるガンダムも放送していなかった世代が
存在することになりますね。
(まあガンダムによってはミノフスキー関係ないし、逆にガンダムでないけどミノフスキー出てくる
「アベニールを探して」なんてのもあったけどさ)
Re: (スコア:0)
パクツイはTwitterでやれ
Re: (スコア:0)
宇宙コロニーと言えばガンダムが有名ですが、好みとしてはラストエグザイルのほうが好きです
Re: (スコア:0)
コロニーといったら「未来の二つの顔」だな 作品のなかではAIやドローンがたくさんでてくる ようやく時代が追いついた
ような作品
Re: (スコア:0)
エリジウムを劇場で見たとき、頭の中に勝手に「人類が、増え過ぎた人口を宇宙に・・・」と聞こえてきました。
#デーッテレレー デーレレー テレレレレー ジャジャーン
液体水素/液体酸素を使用するBE-7エンジンを搭載する (スコア:1)
打ち上げ数日後に使用する月着陸船、及び更に数日以上(場合によっては数ヶ月)後に使用する月打ち上げ船に使用する燃料に、揮発性が高く極低温保存が必要な、液体水素/液体酸素を使用するのは妥当なのかね?
Re:液体水素/液体酸素を使用するBE-7エンジンを搭載する (スコア:3, すばらしい洞察)
妥当かどうかはともかく 月の水資源から燃料をつくるのであれば、水素と酸素になるのでは
Re: (スコア:0)
実験として燃料生成をやるなら、一号機の着陸船を液体燃料にしなきゃならないことはない。作った燃料は捨ててってもいいんだ。
月に水資源があるか、あるとして採掘可能か、そのへんまだ手探りなのに、現地調達を前提にする計画は妥当と言えんわな。
Re:液体水素/液体酸素を使用するBE-7エンジンを搭載する (スコア:1)
サイトを見ると「燃料電池搭載」とあるので、長期滞在のための電源としての酸素/水素なのだろう(電力の一部でタンク冷却用の冷凍機を運転していると思われる。)
Re: (スコア:0)
大気の無い真空の月面なら、太陽光などを遮蔽すれば地球上よりはるかに極低温維持が可能。
Re:液体水素/液体酸素を使用するBE-7エンジンを搭載する (スコア:1)
液体水素は完全に熱を遮蔽しても勝手に蒸発するんだよ。
水素分子には二つの水素原子核(陽子)の核スピンのそろったオルト水素と互い違いのパラ水素がある。オルト水素のほうがエネルギー的に安定なのでパラ水素はオルト水素に姿を変えようとする。その時熱を放出するので液体水素は勝手に蒸発する。じゃあパラ水素をなくせばいいかと言えばそうはいかず、量子揺らぎによってパラ水素は常に自然発生するので蒸発は止められない。なので液体水素の長期保存は冷凍機が不可欠。
どうやって月まで行く予定か、月からの離陸能力は? (スコア:0)
夢のないことをと言われるかもしれないが、月まで行くためのロケットと月から地球へ帰るためのロケットはあてあるんだろうか。
Re:どうやって月まで行く予定か、月からの離陸能力は? (スコア:2, 参考になる)
ブルーオリジンはニューグレンというLEOに45tの打ち上げ能力を持つ超大型ロケットを開発中です(2021年打ち上げ予定)。
とはいえ、月旅行にはこれでも足りないようで、ニューアームストロングというさらに大型のロケットも開発中とのこと(こちらは詳細不明)。
低軌道から月に向かうためのオリオン宇宙船に相当するモノは、まだ名前が出ていない気がします(昔ちらっと絵は出ましたけど、仮っぽくて不明)。
月からの離陸は今回のブルームーンに含まれそうなので、全コンポーネント計画はあるようです。
Re:どうやって月まで行く予定か、月からの離陸能力は? (スコア:2)
今までの月着陸ベンチャーとは逆のパターンで、Blue Originの本業はまだまだ開発中ですがロケットとロケットエンジンです。最初の打ち上げ機になる予定のNew Glennロケットのコンセプト動画 [youtube.com]はこちら。
米国で初めて宇宙飛行士バッジを手にしたAlan ShepardにあやかってNew Shepard, 初めて周回飛行を遂げたJohn GlennにあやかってNew Glenn, という命名法を取っています。ジェフ・ベゾスとイーロン・マスクの間でそそり立つ計画ロケットの高さ比べという下らない宇宙開発競争が発生した理由の火付け側でもあります。
Re: (スコア:0)
月は空気抵抗も大してないし重力も小さいので離脱速度は大して必要ないので
ロケットって言うほど大仰な物は必要ないですよ
Re: (スコア:0)
少なくとも、アポロ計画で使われたもの [wikipedia.org]はロケットって言うほど大仰な物です。
Re: (スコア:0)
それより月まで行くためのロケットを作る資金のあてがあるんだろうか。
当然、月から地球へ帰るためのロケットを作るにも金は必要だ。
ところで、巨大なサターンロケットを使っても人間2人+αのペイロードを月に送って地球に戻すことしか出来なかったことを知らない人が多いのだろうか?
Re: (スコア:0)
ジェフベゾスの総資産は10兆円越えだよ。
Re: (スコア:0)
今作るには、安全に振り切らなきゃならない上に予算削減されるから、開発は大変なんだろうなあ。
思えばアポロ計画って危険性も予算も無茶苦茶だったんだな。あの時代だからできたのか。
スキンヘッドは (スコア:0)
ブルース・ウィリスの影響だったのか
ピカード役のほうが似合いそうだが
Re: (スコア:0)
ブルー・ムーン探偵社のころはフサだったなぁ
昭和、遠くなったなぁ(元号って便利だな)
重力が小さいことのデメリット (スコア:0)
重力が小さいことのデメリットってなんだろう?>月、火星
Re: (スコア:0)
地球に戻ってこないのであれば特に問題ないように思える
生物の適応能力って結構馬鹿にできないので、1G前提の第一世代には健康被害が多少出るかもしれないが数代経てば問題なくなるでしょ
Re: (スコア:0)
だからそれは1G前提の体+無重力下(ほぼ無重力)が影響出てるんでしょ
初めから低重力(1/6重力など)下で生まれ成長した個体とは影響度合いが違う
宇宙メダカや海中生物見てみろよ
Re: (スコア:0)
初めから低重力(1/6重力など)下で生まれ成長した個体とは影響度合いが違う
はじめから低重力下で生まれたところで、遺伝子構造は地球で生まれた個体と(すくなくとも1世代や2世代では)何ら変わらないだろうから、人間の機能として低重力に対応していない部分での機能低下はあると思う。
というかきちんと育つかすら不明。
たとえば幼児の間に、モノを飲み込むのをうまくできなくて、窒息して死ぬ可能性とかね。
そういう点では、1G前提であっても、ある程度成長している大人のほうが安全・影響が少ないだろう。
Re:重力が小さいことのデメリット (スコア:1)
先天的なものではなく、後天的な幼少期の環境の影響ってのはありえるんじゃないかな。
「幼少期の屈折異常で脳の視機能が発達しそこねると弱視になり、成長してから屈折異常を治しても弱視の回復は難しい」みたいな感じで。
幼少期に低重力下で育つと、何らかの制御系機能が低重力に最適化された状態になっちゃって、
成長してから筋トレやっただけでは1G重力下に適応できなくなっちゃうとか。
#1Gで生まれ育った人間が、6Gの環境下で6倍のアシストをするパワードスーツを着たとしても、自分の体は動かせても周辺環境に適応できないような気がする。
Re: (スコア:0)
生物は地球上で進化したんだ。地上での重力というのは短期間では変動しないもの。
生物が進化の歴史の中で、低重力にも「慣れる」ことができるような能力を獲得したと考えられる理由はない。
なんでも「生物の適応能力すごい」で片づけるな。
気温や気圧、大気成分の変化や食糧難など、地球の歴史で大きく変動があったようなものには
生物には適応する「用意」がある。それ以外の種類の環境変動に対しては、新たに進化して適応を獲得するしかない。
それはつまり、突然変異の発生と淘汰による何百万年のスケールの時間の中で行われる話だ。
Re: (スコア:0)
大気が薄い~無いから、宇宙塵・宇宙線すら地表直撃。
結局地下に潜るしかない。
Re: (スコア:0)
しかし、地下でくすぶっているような俺たちじゃあない。
筋さえ通れば金次第で何でもやってのける命知らず。
Re: (スコア:0)
でも、飛行機だけは勘弁な。
# ロケットは飛行機に含まれるのか?
Re: (スコア:0)
大きいのは垂れるから小さいほうがいい、という言い訳が出来なくなる(謎
Re: (スコア:0)
そういやプラネテスだと月育ちの少女がやけに成長してるとかって話あったなあ
ロリ好きには月は地獄だ!無慈悲な夜の女王様だ!
Re: (スコア:0)
女王様ならむしろご褒美では?
ベゾスとマスクの違い (スコア:0)
ベゾスが宇宙世紀推しでマスクがオルフェンズ推しか。把握したわ。
Space Colony (スコア:0)
って動画で普通に言ってるのな。
「Colonyでは植民地の意味だからよくない!
Space SettlementとかSpace Habitatと言い換えるべき」
とどこかで聞いたんだけど。
でも英語版Wikipediaの題名はSpace habitat - Wikipedia [wikipedia.org]か。
Re:Space Colony (スコア:1)
Re: (スコア:0)
気にしなくなったんかな。
いまだに植民地なんて騒ぐのは、もう「韓国」ぐらいだろうから。
Re: (スコア:0)
別に「植民地」という言葉に、「先住民がいる場所を侵略して奪い取って住み始めた地」という意味はないし、
コロニーには集団で生活する場という意味もある。
生物学の分野では、動物や菌類が集団を形成している場所・様子を「コロニー」と呼ぶ。
過剰にポリティカルコレクトネスを振り回すのは、何の益もない。